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「動画再生ページに動画がありません」は直す?記事自体は登録済み

Search Consoleの「動画再生ページに動画がありません」は、動画が無いのではなく、そのページが動画再生ページではないという判定です。公式ヘルプは動画がテキストを補完するブログ投稿をその例に挙げ、このレポートに載るのは登録済みのページだけ。動画機能に出す必要が無ければ直さなくて構いません。

この記事のまとめ

Search Console の動画のインデックス登録レポートに出る「動画再生ページに動画がありません」は、動画が見つからないという意味ではなく、そのページが「動画再生ページ」(1つの動画を見せることが主な目的のページ)ではないので、動画をインデックスに登録しなかったという意味です(英語の理由名は "Video isn't on a watch page")。Google公式ヘルプは、動画がテキストを補完しているブログ投稿を、動画再生ページではない例として挙げています。このレポートに載るのはインデックス登録済みのページだけなので、例に並んだ記事は、ページとしてはすでに登録されています。その動画を自分のページから動画検索結果などの動画機能に出す必要が無いなら、直さなくて構いません(公式がこの行を名指しして直さなくてよいと書いているわけではありません)。出したい場合は、ビジネスに合っていれば専用の動画再生ページを作る、というのが公式の案内です(作っても登録されるとは限りません)。

記事に埋め込んだ動画に「動画再生ページに動画がありません」と出ていても、その記事がページとしてインデックスから外れたという意味ではありません。このレポートに載るのはインデックス登録済みのページだけで、この行が言っているのは、このページは動画が主役のページではない、ということです。

YouTube などの動画を記事に貼っているのに、Search Console に「動画がありません」と出て、記事ごと検索に出なくなったのか、直さないといけないのかが分からずにいる人に向けて書いています。

読み終えたときには、例に並んだ自分の記事を見て、そのままにしてよいのか、動画のために手を入れるのかを決められるはずです。

次に直す記事を自分のデータで調べる

Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。

「動画がありません」は、動画が見つからないという意味ではない

この行の名前は、日本語だけ読むと「ページに動画が無い」と言われているように見えます。英語版ヘルプの理由名は "Video isn't on a watch page"、つまり「動画が動画再生ページ(watch page)の上にない」です。日本語版ヘルプの説明文も、理由名より英語に近い書き方をしています。

動画が動画再生ページにないようです。動画再生ページの主な目的は、ユーザーに 1 つの動画を表示することにあります。インデックスに登録できるのは、動画再生ページにある動画のみです。以下に、動画がテキスト コンテンツの補完で、動画再生ページではないページタイプの例を示します。
— Google公式ヘルプ「動画のインデックス登録レポート」

Google は動画そのものは見つけています。見つけたうえで、そのページを、動画を見せるためのページとは判断しなかった、というのがこの行です。日本語版ヘルプの末尾には、AI 技術で翻訳された内容が含まれている場合があるという注記があるので、理由名は英語版と突き合わせて読みました。

例のURLをクリックして出てくる詳細にも、同じ判定が出ます。「動画再生ページ上のものですか?」という欄が「いいえ」なら、公式ヘルプの説明は「ページには、動画のほかに、追加のテキスト、グラフィック、追加の動画などの有意なコンテンツが含まれています。」です。

ブログ記事の埋め込み動画で出るのは、公式が挙げている例そのものだから

動画再生ページではないページとして、公式ヘルプがこの行の説明に挙げている例は次の3つです。

  • 動画がページの主なコンテンツではなくテキストを補完するものであるブログ投稿
  • 補完的な動画を含む商品の詳細ページ
  • 複数の動画を同等の視認性で一覧表示している動画カテゴリページ

Search Central の「動画の SEO ベスト プラクティス」にも、動画再生ページではない例として「埋め込み動画をレビューするブログ投稿」が載っています。動画再生ページの例として並んでいるのは、動画リンク先ページ、テレビ番組のエピソードの動画プレーヤー ページ、ニュース動画の動画再生ページ、スポーツ ハイライト ページ、イベント クリップページです。どれも、訪れる人の目的がその動画を見ることにあるページです。

文章で説明して、補足に動画を1本埋め込む、というブログ記事の書き方は、2つの公式ページがそろって「動画再生ページではない」側に置いている形です。だからブログに動画を貼っていれば、この行が出るのは不具合ではなく、想定どおりの判定と読めます。

例に並んだ記事は、ページとしてはインデックス登録済み

いちばん気になるのは「記事ごと検索に出なくなったのか」だと思います。公式ヘルプは、このレポートの対象を最初にこう限定しています。

レポートに表示されるのは、インデックス登録済みのページだけです。ページがなんらかの理由でインデックスに登録されなかった場合(非正規ページであるなどの場合)は、このレポートに表示されません。
— Google公式ヘルプ「動画のインデックス登録レポート」

つまり、例に並んでいる記事は、ページとしてはインデックスに登録されています。登録されなかったのは、そのページの中の動画のほうです。同じヘルプは、「インデックス登録された動画はありません」の数が多い場合について、「動画のインデックス登録に問題がある(ページのインデックス登録の問題ではない)ことを意味します。」とも書いています。

ページそのものが登録されているかどうかは、別の「ページのインデックス登録」レポートで見るもので、そちらに出る理由の仕分けはインデックスに登録されなかった理由は全部直す?15行の仕分けにまとめています。ここでの行は、そのどれとも別物です。1本の記事が今どうなっているかを確かめたいなら、URL 検査で見られます(表示ごとの読み方はサーチコンソールでインデックスを確認する方法)。公式ヘルプによると、ページで動画が検出されていれば、URL 検査の結果に「動画のインデックス登録」の欄が出ます。

直す記事と作業内容を決める

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直すか、そのままにするかは「動画機能に出したいか」で決める

公式は、動画再生ページを作る条件に「ビジネスに合っている場合」と付けています。

動画機能(メインの検索結果ページの動画検索結果、動画モード、 主な出来事 、 LIVE バッジ 、他のリッチ形式など)を利用するには、ビジネスに合っている場合、各動画専用の動画再生ページを作成します。
— Google 検索セントラル「動画の SEO ベスト プラクティス」

英語版は "if it makes sense for your business" です。動画機能に出すことが目的でないなら、専用ページを作ることは求められていません。同じページには、動画再生ページ以外のページでも「テキスト検索結果 や 動画バッジ付きの Google 画像検索結果 として表示される場合があります。」とあります。

そこで分かれ目は1つです。その動画を、自分のページから動画検索結果などの動画機能に出したいかどうか。

例に並んだページどうするか公式の根拠
文章が主役で、補足に動画を埋め込んだブログ記事動画機能に出す必要が無いなら、そのままでよいブログ投稿は動画再生ページではない例。専用ページは「ビジネスに合っている場合」
その動画を自分のサイトから動画検索結果に出したいビジネスに合っていれば、その動画専用の動画再生ページを作る(作っても動画が登録されるとは限らない)インデックスに登録できるのは動画再生ページにある動画のみ
1つの動画を見せるために作ったページなのに出ているURL 検査でレンダリングされた HTML に動画が出ているかを確かめ、動画コンテナを HTML の上のほうへ移してみるこの行の説明にある公式の対処

埋め込み元のページで動画が登録されることもある

YouTube などから埋め込んでいる場合、公式ドキュメントは「Google ではその動画を、ウェブページとサードパーティ プラットフォームの対応するページの両方でインデックス登録することがあります。」と書いています。自分の記事で動画が登録されなくても、埋め込み元のページの側で登録されることはあり得ます。ただし「ことがあります」で、必ず登録されるとは書かれていません。

専用ページを作っても、動画が登録されるとは限らない

動画機能に出したくて動画再生ページを作る場合も、公式が挙げる要件はそれだけではありません。「動画の SEO ベスト プラクティス」のインデックス登録の要件には、「動画がインデックス登録される前に、インデックス登録された動画再生ページが検索で良好なパフォーマンスを示している。」とあり、続けて「動画再生ページがインデックス登録されているからといって、動画もインデックス登録されるわけではありません。」と書かれています。作ればこの行が消えて動画検索に出る、とは考えないほうが安全です。

この行のためにやらなくていいこと

ブログ記事の補足として動画を貼っていて、動画機能に出すつもりもない場合に、手を動かす前に知っておきたいことが3つあります。

「修正を検証」を押す必要はない

このヘルプの検証の節には、「ウェブサイトに関する問題によっては、修正して検証することに常に意味があるとは限りません。」「各問題への対処の必要性については、状況に応じてご判断ください。」とあります。例として挙がっているのは robots.txt によるブロックで、この行を名指しして「直さなくてよい」と書かれているわけではありません。記事の形を変えないなら、押す理由もありません。

構造化データを足しても、動画再生ページになるとは書かれていない

私が読んだ2ページ(動画のインデックス登録レポートのヘルプと、動画の SEO ベスト プラクティス)には、構造化データや動画サイトマップを足せば動画再生ページと見なされる、という記述はありません。トラブルシューティングで動画構造化データの追加が挙がっているのは、ページに動画があるのに Google が動画を検出しない場合の対処です。構造化データの効果をどこまで期待するかは構造化データのSEO効果は順位ではないに書きました。

行を消すために動画を外す必要はない

動画は読者の役に立つから貼っているはずで、上に書いたとおり、この行が出ていても記事はページとしては登録済みです。埋め込みがページの重さに響いているかは別の問題で、速度をどこまで気にするかはページ表示速度はSEOに効くかで扱っています。

よくある質問

動画を貼った覚えのない記事が例に出ています

公式ヘルプは、動画の詳細を取得する元として、構造化データ・サイトマップの動画タグ・Open Graph プロトコル・HTML タグ(<embed>、<video> など)・mRSS などを挙げています。自分で貼った覚えがなくても、こうしたタグがページに入っていれば、Google が動画として拾っている可能性があります。例のURLをクリックすると、そのページで検出された動画の URL が出るので、どの動画を指しているかはそこで確かめられます。

件数が増えてきました。放っておいて大丈夫ですか

動画を貼った記事が増えれば、この行の件数も増えます。件数が増えたこと自体は、記事のインデックス登録が減ったことを意味しません。記事が登録されているかを見たいなら、ページのインデックス登録レポートのほうを見ます。

自分で撮った動画を検索に出したいときは

その動画1本を見せるためのページを作り、そのページに動画を置きます。公式の「動画の SEO ベスト プラクティス」には、各動画再生ページにその動画に固有のタイトルと説明を付けること、同じ動画を他の情報と一緒に別のページにも載せて問題ないことが書かれています。登録されるかは、上に書いた要件次第です。

まとめ

  • 「動画再生ページに動画がありません」は、動画が見つからないという意味ではなく、そのページが動画再生ページ(1つの動画を見せることが主な目的のページ)ではないので、動画をインデックスに登録しなかったという判定。英語の理由名は "Video isn't on a watch page"
  • 公式ヘルプは、動画がテキストを補完しているブログ投稿を、動画再生ページではない例に挙げている。ブログ記事の埋め込み動画で出るのは想定どおり
  • このレポートに載るのはインデックス登録済みのページだけ。例に並んだ記事は、ページとしては登録されている
  • その動画を自分のページから動画機能に出す必要が無いなら、直さなくて構わない。出したいなら、ビジネスに合っていれば専用の動画再生ページを作る(作っても動画が登録されるとは限らない)
  • 1つの動画を見せるためのページなのに出ているなら、URL 検査でレンダリングされた HTML に動画が出ているかを確かめ、動画コンテナを HTML の上のほうへ移してみる
  • 私が読んだ2ページには、構造化データや動画サイトマップで動画再生ページと見なされるという記述は無い

ここからは、私が作ったツールの話になります。

動画の行がそのままでよいと分かったら、次に時間を使う先は、すでにインデックスされて検索に出ている記事のどれを直すかです。そこを自動でやるツールを作りました。サーチコンソールのエクスポートをZIPのまま置くだけで、4.0〜20.5位のページを、表示回数100回以上は通常判定、30〜99回は参考判定、30回未満は本文中心の監査に分け、この順に、同じ区分の中ではCTR機会差の多い順に並べて出します。 判定と候補3記事のCTR機会差の確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料です。有料は2,980円(税込)の買い切りで、無料の1件を除いた3記事分の診断カードが対象です。3記事分が揃うとき(判定に出た候補が4件以上のとき)だけご案内します。生成の利用期限は購入から7日間で、月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。 CSVファイルそのものはブラウザの外に出ませんが、診断カードを出すときは選んだ1ページぶんの数値(URL・キーワード・順位・表示回数・CTR)を、タイトル取得を押したときは最大10件のURLを送ります。

⚠️ このツールは、動画のインデックス登録レポートやページのインデックス登録レポートは読みません。読むのは検索パフォーマンスのページごとの平均掲載順位・表示回数・CTRです。また、掲載順位4.0〜20.5位に入るページが無いブログでは、候補が0件になることがあります。

Search ConsoleのZIPで無料判定する

Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。

この記事の内容をツールにしています

Search Console の「ページ」CSVを貼ると、改善余地のある記事を順番に出します。 判定とご自分の記事1件分の診断カードは無料です。ログイン不要。CSVファイルはアップロードせず、ブラウザ内で解析します。

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この記事を書いた人

みやこし

ブログのリライトで「どの記事を直すか」を数字で決めるSEOライター向けツールを作っています。 掲載順位ごとの平均クリック率、AI Overviewによるクリック減の補正、タイトルの直し方など。

noteQiitaZenn

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