この記事のまとめ
サーチコンソール(Search Console)に入れたのに自分のサイトが出ないときは、まず開いている Google アカウントを確かめます。プロパティの中を見られるのは、権限を持っている Google アカウントで開いたときだけです。別のアカウントで開くと一覧に出てこないか、出ても「未確認」になり、サイトが消えたように見えます。同じアカウントなのに見えなくなったなら、所有権の確認が外れた、所有者に権限を外された、確認済み所有者がいなくなった、のどれかを疑います。Search Console ヘルプによると、戻す方法は所有者に権限をもらい直すか、自分で所有権を確認するかの2つです。Google アカウントそのものに入れない場合は、Google アカウント ヘルプの復元の手順を使います。
サーチコンソールを久しぶりに開いたら、自分のサイトが一覧に無い。あるいは、人から権限をもらったはずなのに、どこにも出てこない。この場合、サイトや登録が消えたとは限りません。サーチコンソールのプロパティの中は、権限のある Google アカウントで開いたときにしか見られないので、開いているアカウントが違うだけでも同じ見え方になります。
この記事では、「ログインできない」を、Google アカウントに入れない場合と、入れたのにサイトが出ない・中を見られない場合に分け、後者の原因を Search Console ヘルプの原文で確かめた範囲で順に見ていきます。パスワードや確認コードなど Google アカウントそのものの話は、Google の案内に渡します。
Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。
「ログインできない」は2つに分けて考える
同じ「ログインできない」でも、止まっている場所が違えば、見るところも違います。
- Google のログイン画面から先に進めない。パスワードを忘れた、確認コードが届かない、といった場合です。これは Search Console ではなく Google アカウントの問題なので、Google アカウントや Gmail を復元する方法(Google アカウント ヘルプ)の手順に沿ってください。この記事では扱いません。
- Google には入れたが、サーチコンソールに自分のサイトが無い・中を見られない。この記事が扱うのはこちらです。原因は、どの Google アカウントで開いているかと、そのアカウントにどんな権限があるかの2つに絞れます。
まず、見えている状態から当たりをつけます。
| 見えている状態 | 先に疑うこと | 次にやること |
|---|---|---|
| Google のログイン画面から先に進めない | Google アカウントそのものに入れていない | Google アカウント ヘルプの復元の手順へ(この記事では扱わない) |
| 入れたが、一覧に自分のサイトが無い | 登録・確認したのとは別の Google アカウントで開いている | 登録したアカウントに切り替えて開き直す |
| 権限をもらったのに、一覧に出てこない | 所有者が追加したメールアドレスと、開いているアカウントが違う | 追加されたアカウントで開き、プロパティ セレクタで選ぶ |
| 前は見られたのに、見られなくなった | 所有権の確認が外れた/所有者に外された/確認済み所有者がいなくなった | 所有者に権限をもらい直すか、自分で所有権を確認し直す |
| 開けるが、[設定] に [ユーザーと権限] が無い | 自分の役割が所有者ではなくユーザー | 異常ではない。人を追加したいなら所有者に頼む |
「先に疑うこと」は、下で引く公式ヘルプの仕組みから私が並べたもので、どれが多いかの順ではありません。
サイトが出ないなら、まず開いている Google アカウントを確かめる
サーチコンソールのプロパティは、Google アカウントに付いています。プロパティを追加するの公式ヘルプは、人から権限をもらった場合についてこう書いています。
他のユーザーからプロパティへのアクセス権が付与されている場合は、Search Console を開き、プロパティ セレクタを使用してプロパティを選択するだけで済みます。
つまり、権限のあるアカウントで開けば、プロパティ セレクタ(サイトを選ぶ欄)にそのプロパティが出てきます。逆に言えば、権限の無いアカウントで開いていると、セレクタに出てこないか、出ても未確認のままで中を見られません。仕事用と個人用、ブログ用に作ったアカウントなど、Google アカウントを複数持っているなら、まずここを疑ってください。
ブラウザで複数のアカウントに同時にログインしているときは、特に取り違えやすくなります。Google アカウント ヘルプの複数のアカウントに同時にログインするには、次の2文があります。
複数のアカウントに同時にログインしている場合、使用しているアカウントがどれか Google で判断できなくなることがあります。
多くの場合、デフォルトのアカウントとは、最初にログインしたアカウントになります。
このヘルプが例に挙げているのは設定や Google Play で、Search Console についての文ではありません。ただ、意図していないアカウントで Google のサービスを開いてしまうことがある、という前提はここから読めます。切り替えは、Google のページの右上にあるプロフィール画像(またはイニシャル)から、使うアカウントを選ぶ、と同じヘルプに書かれています(Search Console の画面については、下のよくある質問で引く Ameba のヘルプが「画面右上のアイコン」から確かめるよう書いています。私は実際の画面を確かめていません)。
どのアカウントで登録したか覚えていない場合は、登録したときの方法が手がかりになります。所有権の確認に使う HTML ファイルや HTML タグについて、サイトの所有権を確認するのヘルプは、ユーザーごとに異なり、各ユーザーの Gmail アカウントに関連付けられていると書いています。Blogger の場合は、要件として次の1文があります。
ブログの管理に使用しているのと同じアカウントで Search Console にログインしていることを確認します。
Google アナリティクスやタグ マネージャー、Google サイトで確認した場合も、それらを管理しているのと同じ Google アカウントを使うことが要件として並んでいます。ブログやアナリティクスを管理しているアカウントで開き直すと、出てくることがあります。
入れたあとは、自分の権限が何かを確かめる
サイトは出てくるのに、思っていた操作ができない、設定の一部が見当たらない、という場合は、自分の権限を確かめます。所有者、ユーザー、権限の管理のヘルプによると、役割は所有者とユーザーの2種類で、自分の権限レベルは [設定] ページを開き、[所有権の確認] の行で確かめられます。
人を追加したり外したりする [設定] > [ユーザーと権限] は、同じヘルプの手順の中に「このページは、プロパティの所有者にのみ表示されます。」とあります。権限をもらって見ている側(ユーザー)なら、このページが無いのは正常です。どの権限で何ができるかの表や、人を追加・削除する手順はサーチコンソールの権限、見せるだけならフルユーザーで足りますに書きました。
前は見られたのに見られなくなったときに疑う3つ
いつも使っているアカウントで開いているのに、昨日まで見えていたプロパティに入れなくなった。この場合は、アカウントではなく権限の側が変わっています。公式ヘルプから読める原因は、次の3つです。
1. 自分の所有権の確認が外れた
所有権の確認は、一度通れば終わりではありません。所有権の確認のヘルプによると、Search Console は確認トークン(サイトに置いたファイルやタグ、DNS のレコードなど)が残っていて有効かを定期的にチェックし、確認できなくなると通知を出し、解決されなければ一定の猶予期間の後に権限が失効します(期間の長さは書かれていません)。たとえば、テーマを変えて確認用のタグが消えた場合です(ヘルプにも、アナリティクスで確認していた場合の例として、誰かがテンプレートを変更してタグを除去したケースが載っています)。どこに何を置いたかを確かめて確認し直す手順はサーチコンソールの所有権の確認ができないのはなぜ?自分に使える方法の決まり方にまとめています。
2. 所有者に権限を外された
外注先や前の運営者のプロパティを見せてもらっていた場合は、所有者の側で外された可能性があります。プロパティを削除するのヘルプには、所有者が他の人の一覧からプロパティを消すことについて、こうあります。
他のユーザーのアカウントからプロパティを削除すると、そのプロパティへのアクセス権も削除されます。
自分の側からは「急に一覧から消えた」としか見えないので、心当たりがあれば所有者に聞くのが早道です。
3. 確認済み所有者が誰もいなくなった
自分はユーザーとして見ていただけ、という場合でも、所有者側の変化で入れなくなることがあります。権限の管理のヘルプは、前提をこう書いています。
プロパティには 1 人以上の確認済み所有者が必要です。ユーザーは確認済み所有者のいないプロパティにはアクセスできません。
所有権の確認のヘルプにも、同じ趣旨の1文があります。
確認済みのすべての所有者が Search Console のプロパティに対するアクセス権を失った場合、すべてのユーザーがそのプロパティにアクセスできなくなります。
唯一の確認済み所有者のトークンが消えて確認が外れた場合も、最後の確認済み所有者がプロパティを自分の一覧から消した場合も、見ていた人全員が入れなくなります。後者で何が起きるかはサーチコンソールのプロパティ削除、他の人とデータはどうなる?に書きました。
中に入れるようになったら、止まっていた記事の見直しを再開できます。そのときに直す順番を決める方法は、記事の最後で紹介します。
Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。
戻す方法は2つ: 所有者に権限をもらうか、自分で確認するか
公式ヘルプから読める戻り方は2つです。外された人について、プロパティを削除するのヘルプはこう書いています。
アクセス権を回復するには、削除されたユーザーが所有者から Search Console へのアクセス権を再付与してもらうか、確認の説明にあるように自分自身を確認する必要があります。
| 自分の立場 | 戻し方 |
|---|---|
| サイトを持っておらず、見せてもらっていた(外注先など) | 所有者に、自分の Google アカウントを追加してもらう |
| サイトの持ち主で、サーバーやドメインの設定を触れる | 自分で所有権を確認し直す(自分の一覧から消してしまった場合の戻り方はサーチコンソールのプロパティ削除、他の人とデータはどうなる?) |
| サイトの持ち主だが、確認の方法が使えない | ほかに所有者がいれば、その人に権限をもらう(使える確認方法はサーチコンソールの所有権の確認ができないのはなぜ?自分に使える方法の決まり方の「ファイルを置く」ができないときの節) |
確認済み所有者が誰もいない状態では、先に誰かが所有権を確認し直さないと、所有者に頼んでも権限はもらえません。
3つ目の行は、所有権の確認のヘルプの冒頭にある案内です。
なんらかの理由でサイトの所有権を確認できない場合は、現在の所有者に依頼して、Search Console でそのプロパティにアクセスするための権限を付与してもらってください。
所有者に頼むときは、追加してほしい Google アカウントのメールアドレスを、こちらから正確に伝えてください。権限の管理のヘルプでは、所有者はユーザーを追加するときに、相手の Google アカウント名(メールアドレス)を入力します。普段使っていないアドレスを伝えると、上の「別のアカウントで開いている」状態をもう一度作ることになります。
自分のサイトなのに確認済み所有者が誰もいない、たとえば以前サイトを任せていた人だけが確認していた、という場合は、自分で確認するのが筋です。所有権の確認のヘルプには、次の1文があります(英語版では should が付いた書き方です)。
確認済みの唯一の所有者がチームから離れた場合は、所有権の確認を行って、プロパティへのアクセスを維持(または回復)する必要があります。
プロパティそのものが一覧から消えていて、もう一度追加するところから始める場合は、プロパティの種類と確認方法の選び方をサーチコンソールの登録方法は?ブログサービスで決まる種類と確認方法で確かめてください。
この記事で引いた公式のページは、Search Console ヘルプのプロパティを追加する、サイトの所有権を確認する、所有者・ユーザー・権限の管理、プロパティを削除するの4ページと、Google アカウント ヘルプの複数のアカウントに同時にログインする、Google アカウントや Gmail を復元する方法の2ページ、Ameba ヘルプの Search Console の設定のページ1つ、あわせて7つです(2026年10月8日に日本語版と英語版(Ameba は日本語版のみ)の本文を取得して原文と照合しました)。Search Console の実際の画面は確かめていません。
よくある質問
サーチコンソールのログイン方法は、ほかの Google のサービスと同じですか
Google アカウントでログインします。プロパティは Google アカウントごとに見えるので、ログインそのものより、どのアカウントで入るかのほうが大事です。サイトを登録・確認したアカウント、または所有者に追加してもらったアカウントで開いてください。
Google アカウントのパスワードを忘れて入れません
Google アカウント ヘルプの復元の手順を使ってください。パスワードや確認コードは Search Console ではなく Google アカウントの話なので、手順はGoogle アカウントや Gmail を復元する方法にあります。アカウントに入れるようになったら、この記事の「サイトが出ない」以降に戻ってきてください。
権限を追加してもらったのに、一覧に出てきません
所有者が入力したメールアドレスと、開いているアカウントが同じかを確かめてください。同じなら、プロパティを追加するのヘルプのとおり、プロパティ セレクタから選べば開けるはずです。別のアドレスで追加されていたら、そのアカウントに切り替えるか、所有者に追加し直してもらいます。
アメブロで連携したのに、サーチコンソールで未確認と出ます
連携したときの Google アカウントと、いま開いているアカウントが違う可能性があります。Ameba のSearch Console の設定のヘルプに「未確認にブログURLが表示される場合は、現在開いているGoogleアカウントとは異なるGoogleアカウントで連携をされている可能性があります。」とあり、画面右上のアイコンから、別のアカウントで連携していないかを確かめるよう案内されています。登録作業の直後は未連携の状態になる場合があり、しばらくしてから開き直すように、とも書かれています。ほかのブログサービスでの確認方法はサーチコンソールの登録方法にまとめました。
中には入れるのに、データが0のままです
入れているなら、ログインや権限より先に、開いているプロパティを確かめてください。URL プレフィックスのプロパティは http と https、www の有無で別のサイトとして数えられるので、データの入っていないほうを開いていることがあります。見分け方はサーチコンソールのhttpとhttps、データが無いのはどちら?にあります。
まとめ
- 「ログインできない」は、Google アカウントに入れない場合と、入れたのにサイトが出ない場合に分ける。前者は Google アカウント ヘルプの復元の手順へ
- プロパティの中は、権限のある Google アカウントで開いたときにしか見られない。サイトが無い・未確認と出るときは、まず開いているアカウントを確かめる
- Blogger やアナリティクス、タグ マネージャーで確認した場合は、それを管理しているのと同じアカウントで開く
- 自分の権限は [設定] の [所有権の確認] の行で分かる。[ユーザーと権限] は所有者にだけ表示されるので、ユーザーなら無いのが正常
- 前は見られたのに入れなくなったら、所有権の確認が外れた・所有者に外された・確認済み所有者がいなくなった、のどれかを疑う
- 戻し方は、所有者に権限をもらい直すか、自分で所有権を確認するかの2つ
サーチコンソールに入れないとき、サイトやデータが消えたと考える前に、「どのアカウントで開いているか」と「そのアカウントに権限があるか」の2つを順に確かめれば、どこで止まっているかの見当がつきます。
サーチコンソールに入れるようになったら、検索パフォーマンスのページの中から、直せば伸びる記事を順に並べるところまで進めます。ここから先は、その並べ替えを機械にやらせる自作ツールの宣伝です。
サーチコンソールのエクスポートをZIPのまま置くだけで、4.0〜20.5位のページを、表示回数100回以上は通常判定、30〜99回は参考判定、30回未満は本文中心の監査に分け、この順に、同じ区分の中ではCTR機会差(表示回数 ×(期待CTR − 実CTR)で出す「回相当」の数)の多い順に並べて出します。 判定と候補3記事のCTR機会差の確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料です。有料は2,980円(税込)の買い切りで、無料の1件を除いた3記事分の診断カードが対象です。3記事分が揃うとき(判定に出た候補が4件以上のとき)だけご案内します。生成の利用期限は購入から7日間で、月額課金や自動更新はありません。ツールへのログインも不要です。 CSVファイルそのものはブラウザの外に出ませんが、診断カードを出すときは選んだ1ページぶんの数値(URL・キーワード・順位・表示回数・CTR)を、タイトル取得を押したときは最大10件のURLを送ります。
⚠️ このツールは Search Console にはつながず、ログインや権限の問題は解決しません。エクスポートは、この記事の手順で入れるようになったアカウントから、ご自分で書き出してください。また、掲載順位4.0〜20.5位に入るページが無いブログでは、候補が0件になることがあります。
Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。
