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ブログの文体は「です・ます」と「だ・である」どっち?SEOへの影響と決め方

ブログの文体を「です・ます」にするか「だ・である」にするかでSEOに差があるという記述は、Googleの公式ページを読んだ範囲では見つかりませんでした。文体は読者と記事の性格で決め、1本の中で混ぜないのが私の決め方です。どの記事から直すかはサーチコンソールの数字で選びます。

この記事のまとめ

ブログの文体は、「です・ます」(敬体)でも「だ・である」(常体)でも構いません。どちらにするかは、SEO の点数ではなく、読者が誰か、記事がどんな性格かで決め、1本の記事の中では混ぜない、というのが私の決め方です。です・ますは丁寧で話しかける調子、だ・であるは言い切る調子になります。1本の中で文末がぶれると、読む人は書き手の立ち位置をつかみにくくなる、と私は考えています。

Google の SEO スターター ガイドに書かれているのは「わかりやすく自然な言葉を使い」というところまでです。2026年10月9日に読んだ公式の3ページ(日本語版・英語版)には「文体」「です・ます」「敬体」「常体」という言葉が1回も出てこず、文体によって SEO に有利・不利があるという記述は見つかりませんでした。混ぜないことは、文化庁の「公用文作成の考え方」にも書かれています(公用文の手引きで、ブログや検索順位の決まりではありません)。どの記事から直すかは、サーチコンソールで表示はあるのにクリックや順位が伸びない記事から選びます(これは私の判断です)。

人のブログを読むと、「〜です」「〜ます」で丁寧に書かれたものもあれば、「〜だ」「〜である」で言い切るものもある。自分はどちらで書けばいいのか。SEO に有利なのはどちらなのか。書いているうちに混ざってしまったけれど、それはまずいのか。そんな疑問を持って検索した人に向けて書いています。

先に答えを書くと、私は文体を、読んでほしい人と記事の性格で選び、1本の記事の中では揃えています。SEO のためにどちらかを選ぶことはしていません。Google の公式に何が書かれていて、何が書かれていないかを確かめたうえで、読み終えるころには、自分のブログの文体をどちらにするか、混ざった記事をどこから直すかを決められるはずです。

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結論: 文体は読者と記事の性格で決め、1本の中で混ぜない

私が読んだ公式の3ページには、「です・ます」と「だ・である」のどちらが SEO に良いかの答えは見つかりませんでした。そこに書かれているのは、わかりやすく自然な言葉で、誤字やスタイルの問題が無いように書くことまでで、文末をどちらにするかの決まりは出てきません。だから、文体は読む人にとってどちらが読みやすいかの問題として決めます。

決めるときに私が見ているのは2つです。1つは読者が誰か。始めたばかりの人に手順を案内するのか、同じ分野の人に意見を言うのか。もう1つは記事の性格。やり方を説明する記事なのか、考えを述べる記事なのか、日記に近いのか。そして、どちらに決めたとしても、1本の記事の中では文末を揃えます。ここまでが私の結論で、以下はその理由と、決め方の具体です。

あわせて、文体を変えるだけで検索結果のクリック率や順位が上がるとは、私は見ていません。文体は、記事を開いた人が読み続けられるか、書き手を信じて読めるかの側の話だと考えています。

「です・ます」と「だ・である」は何が違うか

文末を「です」「ます」で終える書き方を敬体、「だ」「である」で終える書き方を常体と呼びます。ブログでの使われ方について、私の見方を表にすると次のとおりです。どちらが正しいという表ではなく、それぞれがどんな調子になりやすいか、の整理です。

です・ます(敬体)だ・である(常体)
読んだときの調子丁寧で、読者に話しかける調子言い切る調子。短く締まる
合いやすい記事(私の見方)手順の案内、初めての人向けの説明、問い合わせに答えるような記事意見・考察、論を積み上げる記事、日記やエッセイ
気を付けること(私の見方)「〜です。」「〜ます。」が何文も続くと単調になる初めての読者には冷たく、偉そうに聞こえることがある
文字数文末が長くなる分、やや長くなる同じ内容なら、やや短く書ける

文体と丁寧さの関係について、文化庁の文化審議会が2022年(令和4年)にまとめた「公用文作成の考え方」の解説に、次の一文があります。官公庁が書く文書のための手引きで、ブログ向けの文書ではありませんが、文体を選ぶときの考え方として参考になります。

なお、文末を「です・ます」にするのは柔らかい表現によって読み手に対して丁寧さと親しさを示すためであり、それによって直ちに内容が理解しやすくなり読み手との距離が近づくという単純な話ではない。

です・ますにすれば、それだけで分かりやすい記事になるわけではない、ということです。同じ解説は、公用文の常体には「である」の形を使うとしたうえで、「だ・だろう・だった」の形を、広く一般に示す解説や広報の文書で親しみやすさを示すために使う場合もある、と書いています。どちらの文体でも、読みやすいかどうかは中身の書き方で決まる、と私は受け取っています。

このブログは、本文をです・ますで書いています(まとめの箇条書きは短く言い切る形にしています)。読者の多くが、サーチコンソールを開いたばかりの個人ブロガーだと考えているからです。手順を一緒に追ってもらう記事が多いので、話しかける調子のほうが合う、というのが私の判断です。

文体は SEO に関係ある? Google の公式に書かれている範囲

「です・ますのほうが SEO に有利」「だ・であるのほうが専門的に見えて評価される」といった説を見かけます。2026年10月9日に、Google 検索セントラルのドキュメントのうち、文章の書き方や検索結果の説明文に触れている3つのページを日本語版と英語版で取得して確かめました。

SEO スターター ガイド: わかりやすく自然な言葉を使う

SEO スターター ガイドには、魅力的で役に立つコンテンツに共通する点の1つとして、こう書かれています。

文章が読みやすく、よく整理されている: 文章をよく練り、わかりやすく自然な言葉を使い、誤字脱字や文法的な誤りをなくします。長い文章は段落や章などに分け、全体を見通せるように見出しを付けてください。

英語版では "Write content naturally and make sure the content is well written, easy to follow, and free of spelling and grammatical mistakes." です。求められているのは、自然でわかりやすい言葉で書くことで、文末をどちらにするかではありません。日本語版の「自然な言葉」も、です・ますとだ・であるのどちらかを指した言葉としては書かれていません。同じ一文の後半の、段落や章に分ける話はブログの改行が多いのはなぜ?に書きました。

有用なコンテンツの自己評価: スタイルの問題、雑に作られた印象

有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成には、自分のコンテンツを見直すための質問が並んでいます。そのうち、文章の作りに近いのは次の2つです。

コンテンツに誤字やスタイルに関する問題はありませんか。

コンテンツは適切に制作されていますか。雑に、または急いで制作されたような印象を与えるものではありませんか。

英語版は "Does the content have any spelling or stylistic issues?" と "Is the content produced well, or does it appear sloppy or hastily produced?" です。どちらも、です・ますやだ・であるを名指しした質問ではありません。私はこれを、読む人が「雑に作られた」と感じない作りになっているかを自分に問う質問として読んでいます。どちらの文体を選んだかより、1本の中で文末がぶれていないかのほうが、この問いには近いと私は考えています。文末が段落ごとに入れ替わる記事は、急いで継ぎはぎしたように見えやすい、と私は感じます。

検索結果の説明文: 本文から作られる

検索結果に出る説明文(スニペット)について、スニペットのドキュメントは「スニペットは主にページのコンテンツ自体から作成されます。」と書いています。本文の一部が説明文として抜き出されることがあるので、記事の文体は、検索結果の説明文にもそのまま出ることがあります。ただし、このページには、文体によって説明文に選ばれやすさが変わる、という記述は見つかりませんでした。説明文に出る文の中身をどう書くかは記事の書き出し(リード文)はSEOで重要かに書きました。

「です・ますと だ・であるで SEO に差がある」は、公式の記述が見つからなかった

3つのページを日本語版で「文体」「です・ます」「敬体」「常体」「口調」、英語版で "tone" "polite" "formal" と検索すると、本文にはどれも0件でした。です・ますとだ・であるで SEO に差がある、という説はありますが、私が読んだ公式のページには、そうした記述は見つかりませんでした。文体が混ざると順位が下がる、という記述も見つかっていません。

書かれているのは、わかりやすく自然な言葉で書くこと、誤字やスタイルの問題が無いこと、雑に見えないこと、までです。どれも読む人の側から見た話なので、文体も、読む人の側から決めるのが筋だと私は考えています。

1本の記事の中では、です・ますとだ・であるを混ぜない

どちらの文体を選ぶかより、私が気を付けているのは混ぜないことです。上で引いた文化庁の「公用文作成の考え方」の解説には、こう書かれています。

一つの文書内では、文末表現に敬体と常体とを混合して用いない。どちらか一方のみで統一する。ただし、引用や従属節、箇条書にする部分に異なる文末表現が現れるのは問題ない。

くり返しになりますが、これは公用文のための手引きで、ブログの書き方や検索順位について書かれた文書ではありません。それでも私がこの考え方に従っているのは、文末が入れ替わると、読む人が書き手の立ち位置をつかみ直すことになるからです。丁寧に話しかけていた人が、次の段落で急に言い切る調子になると、同じ人が書いているのか、どこかから貼り付けたのかと引っかかります。

一方で、ただし書きにあるとおり、引用や箇条書きまで同じ文末に揃える必要はない、と書かれています。私も、本文はです・ますで書き、まとめの箇条書きや表の中は「〜で決める」「〜しない」のように短く言い切る形にしています。揃えるのは、地の文の文末だと考えると、迷う場面が減ります。

混ざりやすいのは、あとから書き足した段落

私の場合、文末が混ざるのは、たいていあとから書き足したときです。別の日に書いた段落、メモから貼った段落、ほかの記事から移した段落は、そのときの調子で書かれています。リライトで段落を足した記事ほど、文末がぶれていないかを見直す価値があります。

見つけ方は単純です。記事の編集画面や下書きのテキストで「だ。」「である。」「だった。」と検索し、です・ますの記事の中に紛れた常体の文末を探します(だ・であるの記事なら「です。」「ます。」で探します)。引用や箇条書きの中で見つかったものは、そのままで構いません。最後に、上から声に出すつもりで読み、調子が切り替わる場所が無いかを確かめます。

自分のブログの文体の決め方: 3つの問い

ここからは私のやり方です。文体に正解は無いので、次の3つを順に考えて決めます。

問いです・ますに寄る答えだ・であるに寄る答え
読んでほしいのは誰かそのテーマを始めたばかりの人、困って検索してきた人同じ分野ですでに詳しい人、書き手の考えを読みに来る人
記事は何をするものか手順を案内する、質問に答える意見を述べる、考えを積み上げる、日々の記録を残す
今のブログの記事は、どちらが多いかです・ますの記事が多いだ・であるの記事が多い

3つ目の問いを入れているのは、ブログを読み歩く人にとって、記事ごとに調子が変わるより揃っているほうが読みやすいと考えているからです。ただ、これは1本の中で混ぜないことほど強い決まりではありません。ハウツーはです・ます、エッセイはだ・である、のようにカテゴリごとに分けて決めているなら、それも1つのやり方だと思います。

一人称と語尾も、文体と一緒に決めておく

文体と一緒に迷いやすいのが一人称です。「私」「僕」「筆者」のどれにするかについても、今回読んだ公式の3ページには「一人称」「筆者」という言葉が出てきませんでした。私は、です・ますなら「私」、だ・であるなら「私」か「僕」が合わせやすいと感じていますが、これも好みの範囲です。決めたら、1本の中では変えないようにしています。

です・ますで書くと、「〜です。」「〜ます。」が何文も続いて単調になりがちです。私は、同じ文末が3文続いたら、1文を「〜でしょうか。」のような問いかけにするか、2つの文を1つにつなげるかで、続きを崩しています。これも私の目安で、決まりではありません。

どの記事から直すかは、サーチコンソールの数字で選ぶ

文体を揃えると決めても、過去の記事を全部読み直すのは大変です。どこから直すかは、サーチコンソールで、表示はあるのに、4〜10位でクリックが伸びていないか、11〜20位あたりで順位が伸びていない記事から選びます。これは私の判断です。表示が1回も無い記事は、文体を揃えても、検索から読みに来る人がまだいません。書いた本人が読み返して気になる記事と、検索で読まれている記事は、一致するとは限りません。この順番の話は過去記事が恥ずかしいときの直す順番に書きました(あちらはタイトルを直す回の話で、ここでは本文も含めて見直します)。

ただし、表示があるのにクリックされない記事で、先に疑うのは文体ではありません。押されるかどうかでまず見直すのは、タイトルと説明文(本文から抜き出される部分を含む)の側です。文体が関わるのは、主に、クリックされて記事を開いたあとに読み続けてもらえるかの側です。この「出ていない・押されていない・開いてから離れている」の分け方はブログが読まれないのはなぜ?出ない・押されない・離れるの3段で分けるに書きました。

だから私は、選んだ記事を開いたら、文体だけを直すのではなく、タイトル・書き出し・本文をまとめて見直し、そのついでに文末のぶれも直します。文体だけを直して数字が動くとは考えていないので、直した日を控えて、前後の期間をサーチコンソールで比べ、数字が動いたかを確かめます。

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よくある質問

です・ますとだ・であるで、検索順位は変わりますか

変わる、という記述は、今回読んだ公式のページには見つかりませんでした。書かれているのは、わかりやすく自然な言葉で、誤字やスタイルの問題が無いように書くことまでです。私は、順位のためではなく、読者と記事の性格でどちらかを選んでいます。

途中で文体を変えたくなりました。過去記事も全部直すべきですか

全部を一度に直す必要は無いと私は考えています。まず、これから書く記事を新しい文体で揃え、過去記事は、サーチコンソールで表示があるのに伸びていない記事を直すときに、ついでに揃えます。ブログ全体で揃っていない期間があっても、1本の記事の中で揃っていれば、読む人が引っかかることは少ないと考えています。

体言止めや箇条書きは、混ざっていることになりますか

文化庁の「公用文作成の考え方」(官公庁の文書のための手引きで、ブログの決まりではありません)の解説は、引用や従属節、箇条書きの部分に異なる文末表現が現れるのは問題ない、としています。私も、箇条書きや表の中は短く言い切る形にしています。本文で体言止めを続けると調子が変わって見えるので、地の文では使いすぎないようにしています。

一人称は「私」「僕」「筆者」のどれがいいですか

今回読んだ公式の3ページには、一人称についての記述は見つかりませんでした。私は、読者との距離と文体に合わせて選び、1本の中で変えないことだけを決めています。

文体を揃える前に、先にやることはありますか

私は、文体を整える前に、その記事で何に答えるかを1つに絞れているかを見ます。答えが絞れていない記事は、文末をいくら揃えても、話があちこちに飛びます。書く前の絞り込みの話はSEOライティングのコツは3段階に分かれるに書きました。

まとめ

  • ブログの文体は、SEO の点数ではなく、読者が誰か・記事がどんな性格かで決め、1本の記事の中では混ぜない(私の判断)
  • です・ますは丁寧で話しかける調子、だ・であるは言い切る調子。です・ますにするだけで分かりやすくなるわけではない(公用文の手引きである文化庁の「公用文作成の考え方」の解説も同じ趣旨)
  • SEO スターター ガイドに書かれているのは「わかりやすく自然な言葉を使い」まで。読んだ公式の3ページ(日本語版・英語版)に「文体」「です・ます」「敬体」「常体」は出てこない。文体で SEO に差があるという説はあるが、公式の記述は見つからなかった
  • 混ぜないことは、公用文の手引きである文化庁の「公用文作成の考え方」に書かれている。引用や箇条書きの部分は別でよい。ブログや順位の決まりではない
  • 混ざりやすいのは、あとから書き足した段落。「だ。」「である。」などで検索して探し、地の文の文末を揃える
  • 直す記事は、サーチコンソールで表示はあるのにクリックや順位が伸びない記事から選ぶ(私の判断)。押されていないなら先にタイトルと説明文、文体は開いたあとの読みやすさの側として一緒に直す

この記事で引いた公式の情報は、Google 検索セントラルの3ページ(SEO スターター ガイド。日本語版・英語版/有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成。日本語版・英語版/検索結果のスニペットのドキュメント。日本語版・英語版)と、文化庁 文化審議会の「公用文作成の考え方(建議)」(令和4年1月7日。PDF、付属の解説を含む)です。いずれも2026年10月9日に取得し、引用は原文と照合しました。


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この記事を書いた人

みやこし

ブログのリライトで「どの記事を直すか」を数字で決めるSEOライター向けツールを作っています。 掲載順位ごとの平均クリック率、AI Overviewによるクリック減の補正、タイトルの直し方など。

noteQiitaZenn

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