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過去記事を読み返すのが恥ずかしいとき、直す順番は「下手な順」では決まらない

過去記事が恥ずかしいと感じても、その感覚は直す順番の判断には使えません。恥ずかしさは書いた本人の記憶で決まり、どの記事が読まれているかは検索する人の側で決まるからです。このサイトの実測では、2026年8月14日からの28日間で検索結果に一度でも出たのは135本中64本でした。

この記事のまとめ

過去記事を読み返して恥ずかしいと感じるとき、その感覚は直す順番の判断には使えません。どの記事を恥ずかしいと感じるかは書いた本人の記憶で決まり、どの記事が読まれているかは検索する人の側で決まるからです。

このサイトの実測では、公開していた135本のうち、2026年8月14日から9月11日の28日間で検索結果に一度でも出たのは64本でした。露出しているのは一部で、どれが露出しているかは書いた本人の感覚では分かりません。

やることは、Search Consoleで期間を過去12か月にして表示回数の多い順に並べ、表示回数100回以上で掲載順位が4.0〜10位に入るページのタイトルだけを見ることです。過去12か月で100回以上のページが1本も無ければ、まだこの手順を使う段階ではありません。

過去記事が恥ずかしいときに変えるのは、文章ではなくどの記事から開くかの決め方です。

この記事は、リライトしようとして古い記事を開いたものの、自分の文章が稚拙に見えて手が止まっている人に向けて書いています。

読み終えると、感情を無理に押し殺さずに、今日直す1本を決められるようになります。

次に直す記事を自分のデータで調べる

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感情ではなく露出を軸にすると、直す順番を決められる
図は左右にスクロールして読めます。

恥ずかしさは、直す順番の判断には使えない

過去記事を開いて手が止まるとき、頭の中では「この記事はひどいから直さないといけない」という判断が起きています。この判断には、誰がその記事を読んでいるかという情報が入っていません。

どの記事を恥ずかしいと感じるかを決めているのは、書いたときの自分の記憶です。文章の癖、調べ方の甘さ、当時の背伸び。これは書いた本人にしか見えません。

一方、どの記事が読まれているかを決めているのは、検索する人の側です。どんな語で検索され、その結果に自分のページが並び、選ばれるかどうか。ここに書き手の記憶は関与しません。

つまり恥ずかしさと露出は、別々の仕組みで決まっています。片方を順番の基準にすると、もう片方は考慮されないまま作業が進みます。

露出しているのは一部で、それがどれかは感覚では分からない

このサイトで測った数字があります。2026年8月10日から約1か月で135本を公開し、2026年9月13日にSearch Consoleで直近28日間(8月14日〜9月11日)を見たところ、その期間に検索結果へ一度でも出たのは135本中64本でした。平均掲載順位は31.9位です。この数字の内訳は 100記事書いてもアクセスがないのはなぜ?135本公開して分かった増える数字と増えない数字にまとめています。

書いた本人として、どの64本が出ているかを事前に当てられたかというと、当てられません。自信のあった記事が表示0で、あとから足した短い記事に表示が付いていることがあります。

恥ずかしさと露出が無関係かどうかを測ったわけではないので、そこは断定しません。言えるのは、露出しているのは一部であり、それがどれかは書いた本人の感覚では分からないということです。

だから感情を順番の基準にすると、誰も見ていないページから着手する可能性が残り続けます。

全文を読み直すから、手が止まる

もう1つ、手が止まる理由があります。開いたときに本文を最初から読んでしまうことです。

読み返せば直したい箇所は増えるので、1本の作業がどこで終わるのか分からなくなります。この増え方の仕組みが本体なのは ブログのリライトがめんどくさいのは、作業が増えていく形になっているからのほうです。この記事で扱うのは、そもそもどのページを開くかという順番です。

直す記事と作業内容を決める

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順番を決める軸を取り替える

やることは1つで、並べ替えの基準を恥ずかしさから表示回数に替えます。

  1. Search Consoleの検索パフォーマンスで「ページ」を開き、期間を過去12か月にして表示回数の多い順に並べる
  2. 表示回数が100回以上で、掲載順位が4.0〜10位に入っているページを選ぶ。11位以下のページは先に直す場所がタイトルではないので、この回では飛ばす
  3. ただし過去12か月の掲載順位は、その期間全体の平均です。10位前後のページは、飛ばすと決める前にSearch Console側で直近の順位を見てください。12か月平均で11位でも直近は6位、ということが起こります(期間の選び方は サーチコンソールの期間はどれくらいで見るか、3か月と12か月で結論が変わる)
  4. 記事の編集画面は開かない。記事一覧の画面で、そのページのタイトルだけを見る
  5. そのタイトルが、検索語に対する答えを示しているかだけを確認する
  6. 直すならタイトル1箇所にする。本文はこの回では触らない

3番目で本文を開かないことが、恥ずかしさを回避する実務的な方法になります。読まなければ、その感情は発生しません。

2番目の順位の条件を入れているのは、順位帯によって直す場所が変わるからです。順位帯ごとの対応は リライトはどこから手をつけるか、何を直すかは順位帯で決まるにまとめられています。

タイトルだけを直したときに何がどこまで変わるかは タイトルだけのリライトで効果が出ない?直す前にクリック増加の上限を確認で、上限まで含めて確認できます。

消したくなったときは

恥ずかしさが強いと、直すより消すほうに気持ちが向きます。ただし消す判断の確認事項は、検索以外の流入・外部からのリンク・サイト内の導線・統合できる中身の4つで、表示回数は入っていません。 古い記事を削除するとSEOの評価は上がるのか、消す前に確認する4つを先に読んでください。この記事では消す判断そのものは扱いません。

この記事が当てはまらない場合

書かれている情報が事実として間違っている場合は、恥ずかしさとは別の問題です。終了したサービスや古い価格が載っているなら、表示回数に関係なく直す対象になります。 直す優先順位は 古い記事の情報を更新するリライトの方法、優先順位は3段階、日付だけ変えても意味がないにまとめられています。1年以上更新が止まっているブログ全体の立て直し手順は 1年放置したブログの復活は何から?料金・連絡先を先に直し、残りは検索結果に出ている順に戻すを参照してください。

手順1のとおり過去12か月で数えても、表示回数が100回以上のページが1本も無いなら、この並べ替えは使えません。上で挙げた135本のサイトが、2026年9月13日に測った時点ではその段階でした(このサイトは2026年8月10日開設で、12か月ぶんのデータがそもそも無く、直近28日間ではページ別で最も多いページでも32回です)。0本のときの判断は 表示回数が少ないブログは何をリライトする?候補が0件のときの判断にまとめられています。

よくある質問

読者は文章の下手さを気にしていないということですか

そこまでは言えません。検索から来た読者が何を見て離脱しているかを、このサイトでは測っていないからです。この記事が言っているのは、恥ずかしさは直す順番を決める基準にならないということだけです。文章を直すこと自体を否定はしていません。

恥ずかしい記事を非公開にしてから直すのはどうですか

表示回数が立っているページを非公開にすると、その露出は失われます。直している間の流入も止まります。表示回数が0でも、検索以外の経路や外部リンクから読まれていることがあるので、非公開にする前の確認は消すときと同じです。

昔の記事を全部書き直したほうが、サイト全体の評価が上がりませんか

本数や書き換えた量とサイト全体の評価の関係は、この記事では扱いません。Google公式ドキュメントに何が書かれ、何が書かれていないかは ブログの更新頻度とSEOの関係、順位ではなく記事の本数が効いているで確認しています。この記事で言えるのは、作業量に対して確かめられる効果が小さいので、表示回数のあるページから1本ずつ進めるほうが結果を読める、ということまでです。

文章力が上がった実感があります。全部直す価値はありますか

価値の有無はここでは判断しません。判断できるのは、直した効果を確かめられるかどうかです。表示回数が立っていないページは、直しても数字で確認できません。確認できない作業を続けると次の判断材料が増えない理由は リライトしないという判断はいつ正しいか、測れないページを触らない理由に書きました。

まとめ

  • 恥ずかしさは書いた本人の記憶で決まり、露出は検索する人の側で決まる。どちらかからもう片方は分からない
  • このサイトの実測(2026年9月13日取得、8月14日〜9月11日の28日間)では135本中64本しか検索結果に出ていない。どれが出ているかは書いた本人の感覚では分からない
  • 開いたときに本文を読み返すと直したい箇所が増え、1本の終わりが決まらなくなる
  • 並べ替えの基準を恥ずかしさから表示回数に替え、期間を過去12か月にして表示回数100回以上・掲載順位4.0〜10位のページのタイトルだけを見る。過去12か月で100回以上が1本も無ければ、まだこの手順の段階ではない
  • 事実として間違っている記述は、表示回数に関係なく直す対象になる

どのページから開くかを決めるところを省きたい場合

ここからは、私が作っているツールの宣伝です。どのページから開くかを決める表計算の作業を省けるものを作りました。ただし出てくる集合は、この記事の手順1〜2と同じではありません(違いは次の段落に書きます)。Search Consoleの「ページ」CSVを貼ると、順位ごとの期待値をCTRが下回っているページだけが、改善余地スコアの大きい順に並び、そのページで先に触る場所まで出ます(「今は変更せず様子を見る」と出る行もあり、その行には触る場所もタイトル案も出ません)。表示回数の多い順ではありません。この数は確認する順番を決めるための目安で、直せばその分クリックが増えるという意味ではありません。

出てくるのは、掲載順位4.0〜20.5位・表示回数100回以上で、実際のCTRが順位ごとの期待値を下回っているページだけです。範囲が20.5位までなので、この記事の手順2で「飛ばす」と決めた11位以下も候補に並びます。ただし10位までの行にも2種類あります。実際のCTRと期待CTRの差がその期待値の半分以上ある行は「タイトルの確認候補」、半分に満たない行は「今は変更せず様子を見る」と出ます。この記事の手順どおりタイトルだけを見るなら、前者の行だけを使ってください。様子を見ると出た行はタイトル案も出ないので、この手順の対象から外れます(11位以下の行は、先に触る場所が本文だと出ます)。逆に、4.0〜10位・表示回数100回以上でもすでにCTRが期待値を満たしているページは候補に出ないので、手順2を通るページが全部並ぶわけでもありません。候補が0件のときは、どの理由で何ページ外れたかの内訳が出ます。そのうち「表示回数100回以上のページが1本も無い」だった場合は、まずSearch Consoleの期間を過去12か月(または16か月)に延ばして出し直してください。同じページの表示回数が積み上がって条件に届くことがあります。それでも届かないなら、この道具の出番はまだありません。記事を増やすべきかどうかは、ページ単位のCSVだけでは決められません。感情ではなく数字で選ぶので、恥ずかしい記事が候補に出ないこともあります。

判定と候補3記事の改善余地スコアの確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料です。有料は2,980円(税込)の買い切りで、判定に出た候補のうち今月確認する上位3記事分の診断カードが対象です。月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。

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この記事を書いた人

みやこし

ブログのリライトで「どの記事を直すか」を数字で決めるSEOライター向けツールを作っています。 掲載順位ごとの平均クリック率、AI Overviewによるクリック減の補正、タイトルの直し方など。

noteQiitaZenn

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