この記事のまとめ
Googleの検索結果に出るファビコンは、記事ごとではなくサイト(ホスト名)に1つで、Googleがホームページの <link rel="icon"> などの指定を読み、画像も取りに行ってから使います。公式の条件は、ホームページと画像がクロールできること、正方形で8x8ピクセル以上(48x48ピクセルより大きいものを推奨)、BMP・GIF・ICO・PNG・JPEG・PPM・TIFFのいずれかの形式、URLを頻繁に変えないことなどです。サブディレクトリ(example.com/blog のような場所)には別のファビコンを設定できません。条件をすべて満たしても表示されるとは限らず、変えた場合の反映はGoogleがホームページを再クロールしてからで、数日から数週間かかる場合があります。
検索結果のファビコンが出ない・古いままなのは、Googleがホームページを読み直して指定された画像を取りに行くまで切り替わらず、条件を満たしていても表示されるとは限らないからです。
ブラウザのタブには新しいアイコンが出ているのに、検索結果では既定のアイコンや以前のアイコンのまま。設定が間違っているのか、待てばいいのか分からずにいる人に向けて書いています。
読み終えたときには、ホームページのソースと画像のどこを確かめ、何を直し、直したあとどれくらい待つかまで決められるはずです。
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タブには出るのに検索結果に出ないのは、Googleがホームページを読み直すまで切り替わらないから
Google 検索セントラルの検索結果に表示されるファビコンを定義する(日本語版の最終更新日は2026年9月9日、英語版は2026年8月28日。2026年10月6日に両方を取得して原文を確かめました)は、最初の1文からこう書いています。
サイトにファビコンが設定されている場合、Google 検索の検索結果に表示されることがあります。
「表示されます」ではなく「表示されることがあります」です。ガイドラインの節にも「ただし、すべてのガイドラインに準拠していても、ファビコンが Google 検索の検索結果に表示されるとは限りません。」とあり、英語版も「A favicon isn't guaranteed to appear」と同じ立場です。
そのうえで、公式が書いている指定のしかたは <link> タグです。「ホームページのヘッダーに次の構文の <link> タグを追加します。」として、次の例が載っています。
<link rel="icon" href="/path/to/favicon.ico">ブラウザは開いたページの指定を読むので、設定するとタブのアイコンはすぐ変わることが多いです(ブラウザに古いアイコンが残っている場合を除きます)。検索結果のほうは、Googleがホームページをクロールし直して、この指定を処理してからです。公式はそこにかかる時間をこう書いています。
Google が再クロールして、ホームページの新しい情報を処理する時間を考慮してください。Google のシステムは、そのコンテンツをどのくらいの頻度で更新する必要があるかを判断します。その頻度に応じて、クロールには数日から数週間かかる場合があります。URL 検査ツールを使用して、ホームページのインデックス登録をリクエストすることができます。
タブに出ているのに検索結果が古いままのとき、考えられるのは、まだこの待ち時間の中にいるか、Googleが指定や画像を読めていないか、条件を満たしていても表示されない側に入っているかです。自分で直せるのは真ん中だけなので、そこから確かめます。
直す前に、それが本当に「ファビコン」の話かを切り分ける
検索結果の1件の上のほうには、アイコン、サイト名、URLが並んでいます。ファビコンはそのうちのアイコンだけで、隣の名前やURLの後半は別の仕組みで決まります。
| 違和感のある場所 | 何の話か | 読むもの |
|---|---|---|
| 名前の横のアイコンが出ない・古い | ファビコン(この記事) | このまま下へ |
| アイコンの横の名前がブログ名と違う | サイト名 | 検索結果のサイト名が出ない・違うのはなぜ?ホームページで確かめる7つ |
| URLの後ろの「› カテゴリ名」のような階層 | 表示URLのパンくずリスト | パンくずリストの構造化データは何を出すもの? |
| 青いリンクの見出しが、書いた記事タイトルと違う | タイトルリンクの書き換え | Googleにタイトルを書き換えられたときの対処 |
| 記事の横に出る写真・サムネイル | 記事ごとの画像 | アイキャッチはSEOに効く?検索結果の画像はGoogleが選ぶ |
サイト名もファビコンも、記事ではなくホームページで指定するところは同じです。ただ、サイト名は主に WebSite 構造化データ、ファビコンは <link> タグと画像ファイルで、確かめる場所が違います。
公式の条件を1枚にすると
ガイドラインの節に並んでいる6項目と、実装の節に書かれている指定のしかたを、1つの表にまとめました。
| 条件 | 公式の書き方(要約) | 確かめる場所 |
|---|---|---|
| 指定する場所 | ホームページのヘッダーに <link> タグ。rel は icon(ほか shortcut icon・apple-touch-icon・apple-touch-icon-precomposed) | ホームページのソース |
| 単位 | ホスト名ごとに1つ。サブドメインは別に設定できるが、サブディレクトリは不可 | ブログのURL |
| クロール | 画像用 Googlebot が画像を、Googlebot がホームページをクロールできること | robots.txt、URL 検査ツール |
| 見た目 | サイトのブランドを視覚的に表したもの。不適切なものは既定のアイコンに置き換えられる | 画像そのもの |
| 形とサイズ | 正方形(1:1)で8x8ピクセル以上。48x48ピクセルより大きいものを推奨 | 画像ファイル |
| 形式 | BMP、GIF、ICO、PNG、JPEG、PPM、TIFF | 画像ファイルの種類 |
| URL | 固定されていること(頻繁に変えない)。自分のサイト以外(CDNなど)に置いてもよい | ソースの href |
表の「形式」は、公式の一覧をそのまま写したものです。最近は SVG のファビコンを使うサイトもありますが、2026年10月6日に取得したこのページの対応形式の一覧に SVG は入っていませんでした(日本語版・英語版とも)。SVG だけを指定していて検索結果に出ないなら、一覧にある PNG などの画像も併せて指定しておくと、少なくとも形式の条件は外れません。
出ない・変わらないときに確かめる順番
個人ブログで当たりやすい順に並べます。上から順に見て、引っかかったところを直します。
1. ブログのURLがサブディレクトリではないか
最初に、自分のブログに独自のファビコンを設定できる場所かどうかを見ます。
Google 検索でサポートされるファビコンは 1 つのサイトにつき 1 つだけです。サイトはホスト名によって定義されます。
公式の例では、https://example.com(ドメインのホームページ)と https://news.example.com(サブドメインのホームページ)はそれぞれ設定できますが、https://example.com/news(サブディレクトリのホームページ)は対象外で、ドメインのファビコンがそのまま当てはまります。ブログサービスを使っていて、URLがサービスのドメインの下に自分の名前が続く形になっているなら、サブディレクトリにあたるかをURLで確かめてください。その場合、公式の書き方では、ドメインに設定された1つのファビコンがサブディレクトリにも適用されます。
2. ホームページのソースに <link rel="icon"> が出ているか
ブラウザでホームページを開き、ページのソースを表示して rel="icon" を検索します。見るのは記事のページではなくホームページです。公式の指定場所が「ホームページのヘッダー」だからです。
見つかったら、href のURLをブラウザで直接開き、画像が表示されるかも確かめます。ここで404になるなら、タグはあっても画像が無い状態です。
WordPress には「サイトアイコン(Site Icon)」という標準の機能があります。WordPress.org のCreate a Favicon(最終更新 2025年4月25日)によると、バージョン6.5以降は General Settings、4.3〜6.4 は Appearance > Customize > Site Identity に設定欄があり、用意する画像は正方形で、縦横512ピクセル以上とされています(原文は「It must be square, having a height and width of at least 512 px.」)。テーマやプラグインが別にファビコンを出していることもあるので、設定画面だけで判断せず、ホームページのソースで実際に出ているタグを確かめます。
3. 画像が正方形で、8x8ピクセル以上、対応形式か
公式の言葉はこうです。
ファビコンは正方形(アスペクト比 1:1)で、8x8 ピクセル以上のサイズが必要です。最小サイズは 8x8 ピクセルですが、さまざまな場所で適切に表示されるように、48x48 ピクセルより大きなファビコンを使用することをおすすめします。Google 検索では、BMP、GIF、ICO、PNG、JPEG、PPM、TIFF のファビコン ファイル形式がサポートされています。
横長のロゴをそのまま指定している場合はここに当たります。SVG だけを指定している場合も、対応形式の一覧に無い形式なので、ここを疑います。必須は「正方形」と「8x8ピクセル以上」で、48x48ピクセルより大きいものは推奨です。
4. ホームページと画像を、Googleがクロールできるか
画像用 Googlebot がファビコン ファイルをクロールでき、Googlebot がホームページをクロールできることが必要です(クロールをブロックしないでください)。
robots.txt で、画像を置いているフォルダやホームページを Disallow していないかを見ます。ホームページについては、Search Console の URL 検査ツールでホームページのURLを調べれば、ブロックされていないかが分かります。robots.txt でブロックされたときに Search Console で何が起きるかは「robots.txtによりブロックされました」は取りに行かなかったという報告ですに書きました。
Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。
5. ファビコンのURLを何度も変えていないか
公式は「ファビコンの URL は固定されている必要があります(URL は頻繁に変更しないでください)。」と書いています。アイコンを作り直すたびにファイル名を変え、タグの href も書き換えている場合は、ここに当たる可能性があります。一度決めたら、同じURLのまま置いておきます。
6. 直したあと、再クロールを待っているか
1〜5で直すところが無い、または直し終えたなら、残りはGoogleがホームページを読み直すのを待つ段階です。冒頭で引いたとおり、公式は「…クロールには数日から数週間かかる場合があります。」と書いていて、URL 検査ツールからホームページのインデックス登録をリクエストできます。リクエストはクロールの順番待ちに入れる操作で、押した瞬間にアイコンが変わるわけではありません(インデックス登録をリクエストしても反映されないのはなぜ?)。
7. それでも出ないとき
条件をすべて満たしていても表示されるとは限らない、というのが公式の前提です。わいせつな表現やヘイト表現に関連するシンボルなど不適切と判断されたものは、「…デフォルトのアイコンに置き換えられます。」とも書かれています。
ページの最後には、検索結果のファビコンの扱いについて送るフィードバック フォームが案内されています。ただし「…個別に対応することを保証するものではありません。」とあるので、自分のサイトを直してもらう窓口ではなく、意見を伝える窓口と考えておきます。
このサイトの場合
このサイト(rewrite-radar.com)は Next.js で作っていて、app/icon.png(512x512ピクセルのPNG)を置いています。2026年10月6日にトップページを取得すると、<head> に出ていたファビコンの指定は次の1本でした。
<link rel="icon" href="/icon.png?icon.3omjrh38tsf0d.png" sizes="512x512" type="image/png"/>表と照らすと、正方形・48x48ピクセルより大きい・PNG という条件に入っていて、指定はホームページの <head> にあります。このURLを開くと画像が返り、robots.txt で塞いでいるのは /api/ だけです。URLの ? 以降に付いている文字列は、取得した2回とも同じでした。一方、/favicon.ico は404で、ファイル自体を置いていません。公式のこのページが書いている指定方法は <link> タグなので、ここは問題にしていません。なお、Googleの検索結果にこのサイトのファビコンが実際にどう出ているかは、この記事では確かめていません。
よくある質問
記事ごとに違うファビコンを出せますか
出せません。公式はファビコンを「…1 つのサイトにつき 1 つだけ…」とし、サイトはホスト名で決まると書いています。記事ごとに変えられるのはタイトルや説明文、記事の画像のほうです。
アイコンを変えたのに、検索結果は前のアイコンのままです
まず、ホームページのソースの href が新しい画像を指していて、そのURLで新しい画像が返るかを見ます。ここまでそろっていれば、Googleがホームページを再クロールするのを待つ段階です。公式は、クロールには数日から数週間かかる場合があると書いています。
サイト名も一緒に変わらないのは同じ原因ですか
ホームページの再クロールを待つところは共通ですが、サイト名はホームページの内容とウェブ上の参照元をもとに決まり、希望は WebSite 構造化データで伝える、別の仕組みです。名前のほうは検索結果のサイト名が出ない・違うのはなぜ?で確かめる項目をまとめています。
まとめ
- 検索結果のファビコンは、記事ごとではなくホスト名(ドメインまたはサブドメイン)に1つ。サブディレクトリには別のファビコンを設定できない
- 指定はホームページのヘッダーの <link rel="icon"> など。Googleはホームページを読み直し、画像を取りに行ってから使う
- 条件は、ホームページと画像がクロールできる、正方形で8x8ピクセル以上(48x48ピクセルより大きいものを推奨)、BMP・GIF・ICO・PNG・JPEG・PPM・TIFF のいずれか、URLを頻繁に変えない、サイトのブランドを表したもの
- 出ない・変わらないときは、サブディレクトリでないか → ホームページのソースにタグがあり画像が開けるか → 形・サイズ・形式 → クロールできるか → URLを変え続けていないか → 再クロール待ち、の順に確かめる
- 条件をすべて満たしても表示されるとは限らず、反映には数日から数週間かかる場合がある
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⚠️ このツールは、検索結果のファビコンやホームページの <link> タグは調べません。この記事で書いた確認は、ホームページのソースと Search Console の URL 検査ツールで行ってください。また、掲載順位4.0〜20.5位に入るページが無いブログでは、候補が0件になることがあります。
Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。
