この記事のまとめ
Googleの検索結果に出るサイト名は、記事ごとではなくサイト(ドメインまたはサブドメイン)に1つで、Googleがホームページの内容とウェブ上の参照元を考慮して自動で決め、手動では変えられません。希望を伝えるいちばん重要な材料は、ホームページに置く WebSite 構造化データの name(と予備の alternateName)で、Googleは通常それを使おうとしますが、指定した名前が出るとは限らず、根拠が弱いと判断されると他の材料から作られたり、ドメイン名が出たりすることがあります。サブディレクトリ(example.com/blog のような場所)には別のサイト名を付けられません。出ない・違うときは、ホームページの構造化データの中身とエラー、title や og:site_name などとの表記の食い違い、ホームページがクロールできるか、wwwあり・なしなどの重複ページを確かめ、直したら再クロールを待ちます(数日から数週間かかる場合があります)。
検索結果のサイト名が出ない・違う名前になるのは、サイト名をGoogleがホームページの内容とウェブ上の参照元をもとに自動で決めていて、こちらが伝えた希望がその材料の1つでしかないからです。
自分の記事を検索したら、ファビコンの横の名前がブログ名ではなくドメイン名だった、改名前の旧名のままだった、略した別の名前になっていた。どこを直せば変わるのか分からずにいる人に向けて書いています。
読み終えたときには、それが本当に「サイト名」の問題なのかを切り分けて、ホームページで何を確かめ、何を直し、どれくらい待つかまで決められるはずです。
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書いたブログ名と違う名前が出るのは、Googleが自動で決めているから
Google 検索セントラルのGoogle 検索に対してサイト名を指定する(日本語版の最終更新日は2026年2月20日。2026年10月6日に取得して原文を確かめました)は、サイト名の決まり方をこう書いています。
Google 検索の検索結果ページに表示されるサイト名は、サイトのホームページのコンテンツとウェブ上の参照元ページを考慮して、自動的に生成されます。
材料はホームページと、ウェブ上でそのサイトを指している側です。そのうえで、こちらから希望を伝える手段も書かれています。
希望するサイト名を指定するには、ホームページに WebSite 構造化データを追加します。Google のサイト名システムでは、og:site_name、<title>、見出し要素の内容や、ホームページ上のその他のテキストも考慮されますが、希望するサイト名を指定するためには WebSite 構造化データが最も重要です。
つまり、構造化データは「この名前にしてほしい」という希望で、決めるのはGoogleです。同じページには「Google では自動生成されたサイト名を手動で変更することはできません。」ともあります。指定した名前が使われない場合についても、はっきり書かれています。
Google のシステムは通常、WebSite 構造化データでご希望のサイト名が指定されている場合、そのサイト名を使用します。ただし、指定された名前を採用する十分な根拠がない場合は、他のソースを使用してサイト名を生成するか、ドメイン名またはサブドメイン名を表示することがあります。
英語版の同じ箇所は「Our system generally tries to use a preferred site name from WebSite structured data, when indicated.」で、「使用します」ではなく「使おうとする」という書き方です。英語版のほうが控えめなので、こちらに寄せて読みます。構造化データを書いても、その名前が出るとは限りません。ドメイン名が出ているのも、旧名が残っているのも、この「十分な根拠がない」側に入っている可能性があります。
直す前に、それが本当に「サイト名」の話かを切り分ける
検索結果の1件には、名前やURLや見出しが何種類も並んでいます。サイト名はそのうちの1つで、記事ごとではなくサイトに1つです。公式も「サイト名はページごとのタイトルリンクとは異なります(タイトルリンクは各ウェブページに固有ですが、サイト名はサイト全体で一つです)。」と書いています。違和感のある場所によって、読むべきものが変わります。
| 違和感のある場所 | 何の話か | 直す場所 |
|---|---|---|
| ファビコンの横の名前(どの記事でも同じ名前が出る) | サイト名(この記事) | ホームページ |
| 青いリンクの見出しが、自分で書いた記事タイトルと違う | タイトルリンクの書き換え | その記事の title タグなど(Googleにタイトルを書き換えられたときの対処) |
| URLの後ろに「› カテゴリ名」のような階層が出る・出ない | 表示URLのパンくずリスト | パンくずの構造化データ(パンくずリストの構造化データは何を出すもの?) |
| ブログ名で検索したとき、下に別ページへのリンクが並ぶ・並ばない | サイトリンク | 指定する手段は無い(サイトリンクの表示は指定できない) |
記事の title タグに「| ブログ名」を付けているかどうかは、記事のタイトルリンクの話です。サイト名を変えたいときに個々の記事の title を書き直す必要はなく、手を入れるのはホームページです。 名前の横のアイコン(ファビコン)もサイト名と同じく記事ごとではなくホスト名に1つで、公式の条件を満たしても表示されるとは限らず、出ない・変わらないときに確かめることは検索結果にファビコンが出ないのはなぜ?にまとめました。
サイト名を指定する場所は、ホームページの WebSite 構造化データ
指定に使うのは WebSite という種類の構造化データで、必須の項目は name(サイトの名前)と url(ホームページのURL)の2つです。略称などの予備の名前を伝えたいときは、任意で alternateName を足します。JSON-LD で書くとこうなります(名前とURLは自分のものに置き換えます)。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "WebSite",
"name": "ブログ名",
"alternateName": "略称",
"url": "https://example.com/"
}
</script>置く場所はホームページだけで足ります。公式は「サイトのすべてのページにこのマークアップを追加する必要はありません。追加する必要があるのはホームページだけです。」と書いていて、ここでいうホームページはドメインかサブドメインの一番上のURLです。url には、そのホームページの正規のURLを入れます。
書き足す前に、ホームページのソースで「WebSite」を検索してください。WordPress などでは、テーマやSEOプラグインがすでに WebSite 構造化データを出していることがあります。公式は、すでにある場合は同じノードに名前を入れ、「可能であれば、ホームページに別の WebSite 構造化データのブロックを追加しない…」よう求めています。2つ目を足すのではなく、出している側の設定で名前を直します。構造化データ全体をどの順番で入れるかは構造化データのSEO効果は順位ではない、個人ブログがJSON-LDを入れる順番にまとめています。
このサイトの場合
このサイト(rewrite-radar.com)は、全ページ共通の部分から WebSite 構造化データを出しています。2026年10月6日にトップページを取得して確かめると、name が「リライトレーダー」、alternateName が「Rewrite Radar」で、WebSite のノードは1つでした。トップページの title 要素の末尾と og:site_name も「リライトレーダー」で、名前の表記はそろえてあります。www 付きのURLでも同じ内容のページが返り、同じ構造化データが入っていることも確かめました。
全ページに出しているのは、共通部分に置いたほうが実装が1か所で済むからで、公式上は必須ではありません。なお、Googleの検索結果にこのサイトのサイト名が実際にどう出ているかは、この記事では確かめていません。
出ない・違うときに確かめる順番
公式の「希望するサイト名が選択されなかった場合の対応」には、確認する項目が並んでいます。個人ブログで当たりやすい順に並べ直すと、次のとおりです。
1. ブログのURLがサブディレクトリではないか
最初に確かめるのは、自分のブログに別のサイト名が付けられる場所かどうかです。
現在、Google 検索はドメインまたはサブドメインで定義されたサイトにつき 1 つのサイト名のみサポートしています。Google 検索はサブディレクトリ レベルのサイト名をサポートしていません。
https://example.com/blog/ のように、ドメインの下の階層(サブディレクトリ)にブログを置いている場合、そのブログだけの名前は付けられません。ブログサービスで、URLがサービスのドメインの下に自分の名前が続く形になっている場合も、同じくサブディレクトリにあたるかをURLで確かめてください。blog.example.com のようなサブドメインなら、独自のサイト名を指定できます。なお、www と m で始まるサブドメインは通常、ドメインと同じものとして扱われます。
2. ホームページの name が希望の名前で、構文エラーが無いか
ホームページの WebSite 構造化データの name に、出したい名前がそのまま入っているかを見ます。改名したなら、テーマやプラグインの設定欄に旧名が残っていないかも見ます。
構文のエラーは、スキーマ マークアップ検証ツールのような汎用の検証ツールで確かめます。ここで間違えやすいのがリッチリザルトテストを使ってしまうことで、公式は「リッチリザルト テストではサイト名はサポートされていません。」と明記しています。
3. ホームページの他の場所と、名前の表記がそろっているか
構造化データだけ直しても、ホームページの title 要素、og:site_name、見出し、その他のテキストに別の表記が残っていれば、Googleが参照する材料どうしが食い違います。公式は、構造化データで使う名前が「…ホームページの他のソースで使用するサイト名と一致している必要があります。」と書いています。改名したなら、ホームページの title 要素の末尾、ヘッダーのブログ名、フッターの表記まで新しい名前にそろえます。
4. 名前そのものが選ばれにくい形になっていないか
公式の「サイト名を決定する」には、名前の選び方の注意があります。「一般的な名称は使用しないでください。」とあり、「アイオワで一番の歯医者」のような名前は、有名なブランド名でない限り選ばれる可能性が低いとされています。また、Googleは通常、世界規模の2つの別サイトに同じサイト名を使わず、正式名より略称のほうが知られていると判断することもある、とも書かれています。長さに上限はありませんが、端末によっては途中で切れます。「〇〇のブログ」「初心者のためのSEO講座」のような一般的な言葉だけの名前なら、ここが原因になっているかもしれません。
5. ホームページをGoogleが読めるか
ホームページがブロックされて中身にアクセスできないと、Googleはサイト名を生成できないことがあります。Search Console の URL 検査ツールでホームページを調べ、robots.txt、noindex、ログイン要件でブロックされていないことを確かめます。
6. httpとhttps、wwwあり・なしで中身がそろっているか
同じ内容のホームページが複数のURLで見られる場合(http と https、www ありとなし)、公式は「正規ページだけでなく重複するすべてのページで同じ構造化データを使用してください。」と書いています。転送(リダイレクト)している場合は、転送が意図どおりに動いているかを確かめます。公式によると、Googlebot が見られるページへ転送されるなら「…サイト名にはリダイレクト先が反映されます。」。
7. 直したあと、再クロールを待っているか
構造化データを直しても、反映はGoogleがホームページを読み直してからです。公式は「…クロールには数日から数週間かかる場合があります。」と書いていて、URL 検査ツールから再クロールをリクエストできます。リクエストしても、その場で名前が変わるわけではありません(インデックス登録をリクエストしても反映されないのはなぜ?)。ホームページではもう新しい名前が出ているのに、記事のページだけ旧名のままなら、記事のページが読み直されるまで待つよう公式は案内しています。
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それでも希望の名前にならないときの3段階
上の確認をすべて済ませても選ばれないときのために、公式は手を3つ、この順で挙げています。
- alternateName で代替名を足す。略称など、第1希望が使えないときに考慮してほしい名前を、優先したい順に並べます
- ドメイン名を代替名の最後に足す。
example.comのようにすべて小文字で書きます(公式は、希望として検出できるようExample.comではなくexample.comと小文字で書くよう求めています) - 最終手段として、ドメイン名を
nameそのものにする
3つ目について公式は「希望するサイト名としてドメイン名またはサブドメイン名を指定すると、Google のシステムは通常それを選択します(ただし、これは最終手段としてのみ行うことをおすすめします)。」と書いています。ここでも「通常」で、英語版も「generally」です。ブログ名ではなくドメイン名が出る形を自分から選ぶことになるので、1と2を試してからにします。手順を試しても解消しないときは、Google 検索セントラル ヘルプ コミュニティに投稿するよう案内されています。
よくある質問
記事ごとに違うサイト名を出せますか
出せません。サイト名はドメインまたはサブドメインに1つで、記事ごとに変わるのはタイトルリンク(青いリンクの見出し)のほうです。記事によって見出しが自分の書いたものと違う、という悩みならGoogleにタイトルを書き換えられたときの対処、原因4つと直し方が近い話です。
Googleに頼んでサイト名を直してもらえますか
公式は「Google では自動生成されたサイト名を手動で変更することはできません。」と書いています。こちらでできるのは、ホームページの WebSite 構造化データと、ホームページ上の表記をそろえて希望を伝えることです。このドキュメントで Search Console が出てくるのは、URL 検査ツールでホームページを確かめたり再クロールを頼んだりする場面です。
ブログ名の代わりにドメイン名が出ているのはエラーですか
エラーとは限りません。公式は、指定された名前を採用する十分な根拠がない場合に「…ドメイン名またはサブドメイン名を表示することがあります。」と書いています。上の「出ない・違うときに確かめる順番」を順に見て、直すところが無ければ、再クロールを待つか、alternateName を足す段階です。
ブログ名を変えたのに、旧名のまま出ています
まず、ホームページの構造化データの name、title 要素の末尾、og:site_name、ヘッダーやフッターに旧名が残っていないかを見ます。どれもそろっているなら、Googleがホームページを読み直すのを待つ段階です。公式は、再クロールに数日から数週間かかる場合があると書いています。
まとめ
- 検索結果のサイト名は記事ごとではなく、ドメインまたはサブドメインに1つ。サブディレクトリには別のサイト名を付けられない
- サイト名はGoogleがホームページの内容とウェブ上の参照元を考慮して自動で決め、手動では変えられない
- 希望を伝えるいちばん重要な材料は、ホームページの WebSite 構造化データの name(必須は name と url、予備は alternateName)。Googleは通常それを使おうとするが、出るとは限らず、根拠が弱いと他の材料から作られたり、ドメイン名が出たりすることがある
- 出ない・違うときは、サブディレクトリでないか → name と構文エラー(リッチリザルトテストは非対応) → title・og:site_name・見出しとの表記 → 名前が一般的すぎないか → ホームページがクロールできるか → http/https・wwwの重複 → 再クロール待ち、の順に確かめる
- それでも選ばれないときは、alternateName → 小文字のドメイン名を代替名に → 最終手段としてドメイン名を name に。最後の手でも公式の書き方は「通常」
以下は私が作ったツールの宣伝として読んでください。
サイト名はサイトに1つなので、ホームページを直せば全部の記事に効きます。一方で、検索結果で記事ごとに違うタイトルと説明文は、1本ずつ直すしかありません。どの記事から直すかを決めるところを自動でやるツールを作りました。サーチコンソールのエクスポートをZIPのまま置くだけで、4.0〜20.5位のページを、表示回数100回以上は通常判定、30〜99回は参考判定、30回未満は本文中心の監査に分け、この順に、同じ区分の中ではCTR機会差の多い順に並べて出します。 判定と候補3記事のCTR機会差の確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料です。有料は2,980円(税込)の買い切りで、無料の1件を除いた3記事分の診断カードが対象です。3記事分が揃うとき(判定に出た候補が4件以上のとき)だけご案内します。生成の利用期限は購入から7日間で、月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。 CSVファイルそのものはブラウザの外に出ませんが、診断カードを出すときは選んだ1ページぶんの数値(URL・キーワード・順位・表示回数・CTR)を、タイトル取得を押したときは最大10件のURLを送ります。
⚠️ このツールは、検索結果のサイト名や構造化データは調べません。この記事で書いた確認は、ホームページのソースと Search Console の URL 検査ツールで行ってください。また、掲載順位4.0〜20.5位に入るページが無いブログでは、候補が0件になることがあります。
Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。
