この記事のまとめ
検索結果に出るタイトル(タイトルリンク)はGoogleが自動で決めており、公式ドキュメントには、個別のサイトのタイトルリンクを手動で変更することはできないと書かれています。書き換えを止める手段も案内されていません。対処は、titleタグの中身そのものを直すことだけです。公式が挙げる書き換えの原因は、サイト名の重複・タイトルの一部が空・中身と合っていない・どれが主見出しか分からないの4つが中心です。そしてどれにも当てはまらない場合、公式は「検索結果に出ているタイトルのほうが、その検索語に合っていないか検討せよ」と書いています。つまり書き換えは、検索語とのズレを教えてくれる情報として読めます。
自分で書いたタイトルと、検索結果に出ているタイトルが違う。Googleがタイトルを書き換えるのは、珍しいことではありません。
先に結論を書きます。書き換えを止める設定はありません。Google公式のドキュメントには、タイトルリンクの生成は完全に自動であり、個別のサイトのタイトルリンクを手動で変更することはできない、と書かれています。できる対処は1つだけで、titleタグの中身そのものを直すことです。そして書き換えられていること自体が、「そのタイトルは検索語に合っていない」という情報になります。
そもそもどのページのタイトルから直すべきかを先に決めたい場合は、自動で判定する手もあります。ただ、まずは書き換えの仕組みから読んでください。ここを知らないと、直しても書き換えが止まらない場所を触ることになります。
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Googleがタイトルを書き換えるのはなぜか
検索結果に出ているあの青い見出しには、Google公式の呼び名があります。「タイトルリンク(title link)」です。HTMLのtitleタグとは別のものだと考えてください。
公式ドキュメントには、こう書かれています。
Google's generation of title links on the Google Search results page is completely automated and takes into account both the content of a page and references to it that appear on the web.
(タイトルリンクの生成は完全に自動で、ページの内容と、ウェブ上でそのページに言及しているものの両方を考慮している)
ここが最初のつまずきどころです。titleタグは「候補のひとつ」であって、そのまま出る保証はありません。Googleがタイトルリンクを作るときに見ている情報源は、公式に列挙されています。
- titleタグの中身
- ページ上に表示されている主タイトル
- h1などの見出し要素
og:titleメタタグの中身- スタイルによって大きく目立っているテキスト
- ページ内のそのほかのテキスト
- ページ上のアンカーテキスト
- そのページを指すリンクのテキスト(他サイトからのリンクを含む)
WebSite構造化データ
9つあります。自分が書いたのは、このうちの1つだけです。他の8つがtitleタグと食い違っていれば、そちらが採用されることがあるという構造です。
そして、書き換えが起きる条件についても公式は書いています。ページ側に「問題」を検出したときです。原文では、issue を検出した場合にアンカーテキストやページ内のテキストなど他の情報源からタイトルリンクを生成しようとする、という書き方になっています。
出典はGoogle公式のタイトルリンクのドキュメントです。この記事で「公式に書かれている」と書いているのは、すべてこのページの記述です。
タイトルが書き換えられる原因は4つ
公式は「よくある問題(Common issues)」として具体例を挙げています。個人ブログで当たるのは、ほぼ次の4つです。

| 原因 | 何が起きているか | 直し方 |
|---|---|---|
| サイト名の重複 | 検索結果にはサイト名がすでに別枠で出ている。 titleタグにも同じサイト名が入っていると重複する | titleタグ側のサイト名を外すか、末尾に1回だけにする。公式は、重複する場合にサイト名を省くことがあると書いている |
| タイトルの一部が空 | <title>| サイト名</title> のように、肝心の部分が入っていない。テンプレートの変数が空のまま出ている | 記事ごとの中身を必ず入れる。空の場合、Googleは見出しや目立つテキストから補う |
| 中身と合っていない・古い | titleタグがページの実際の内容を表していない。公式の例は「2020年」のまま更新されていないタイトル | いま書いてある内容に合わせて書き直す。年や数字を入れているなら、本文を直したときに一緒に直す |
| 主見出しがはっきりしない | 同じ大きさの見出しが複数あると、どれが主タイトルか判断できない。公式は「最初の見出しを使うことがある」と書いている | h1を1つにして、ページで最も目立たせる。他の見出しと文字の大きさや階層を明確に変える |
公式のリストには、このほかにページ内で同じ定型文が繰り返されている場合と、titleタグの言語や表記が本文と一致していない場合(日本語のページなのにタイトルが英語やローマ字、など)も挙がっています。
4つを見て気づくと思いますが、どれも「titleタグ側の不備」です。Googleがページを嫌っているのでも、順位を下げようとしているのでもありません。titleタグを見ても内容が分からないので、分かる場所から取ってきているだけです。
なお、キーワードの詰め込みは、公式の「よくある問題」のリストには入っていません。推奨されない書き方として別に書かれている(結果がスパムっぽく見える)だけです。「詰め込んだから書き換えられた」とは公式は書いていないので、ここは分けて考えてください。ただし、詰め込んだタイトルは3つ目の「中身と合っていない」に該当しやすいのは確かです。
サーチコンソールと実際の検索で、書き換えを確認する
書き換えられているかどうかは、実際に検索して見るしかありません。サーチコンソール(Search Console)には「タイトルが書き換えられた」を知らせる画面はありません。
手順は3つです。
- サーチコンソールの「クエリ」で、そのページの表示回数が一番多い検索語を確認する
- その語で実際にGoogleを検索し、自分のページのタイトルを見る
- ページのソースのtitleタグと文字列を突き合わせる(ブラウザでページを開き、ソースを表示して
<title>を探す)
ここで大事なのが2番目です。公式ドキュメントには、よくある問題に当てはまらない場合として「検索結果のタイトルリンクのほうが、そのクエリに合っているかどうかを検討してください」と書かれています。クエリ(検索語)を基準に判断せよ、という書き方です。だからどの語で検索したかを揃えずに見比べても、判断材料になりません。
ちなみに site: 検索(site:example.com/page のようにURLを指定する検索)は、検索語が実質的に無い状態です。インデックスされているかの確認には使えますが、狙っている語での見え方を確かめる用途には向きません。
タイトルの書き換えへの対処は、titleタグを直すことだけ
ここが結論です。できることは、titleタグの中身を直すことだけです。
公式ドキュメントには、こう書かれています。
While we can't manually change title links for individual sites, we're always working to make them as relevant as possible.
(個別のサイトのタイトルリンクを手動で変更することはできませんが、できるだけ関連性の高いものにするよう常に取り組んでいます)
つまり「このタイトルで出してください」と申請する窓口はありません。タグやメタ情報で書き換えを拒否する方法も、公式ドキュメントには書かれていません。書かれているのは、ベストプラクティスに従って「希望を示すことはできる」までです。
だから対処は、次の順番になります。
- 上の4つの原因のどれに当たるかを見る — サイト名の重複が最も多い
- titleタグを、狙っている検索語が入った、内容を表す文に書き直す
- h1がtitleタグと大きく食い違っていないかを見る — 別物の文言なら揃える
- 再クロールを待つ — 公式は数日から数週間かかると書いている
それでも書き換えが続くことはあります。公式が「よくある問題に当てはまらないなら、検索結果のタイトルのほうがそのクエリに合っていないか検討せよ」と書いているのは、そういう状態を指しています。
書き換えは、検索語とのズレを教えてくれる
ここが、この記事で一番言いたいところです。書き換えられていること自体が、情報として読めます。
Googleが自分の書いたタイトルではなく、ページ内の別の見出しやテキストを選んで出しているとしましょう。Googleは、その語で検索した人にはそちらのほうが合うと判断したということです。
だから、書き換えられたタイトルは読み捨てるものではなく、ヒントです。
| 検索結果に出ている文字列 | 読み取れること | やること |
|---|---|---|
| 書いたtitleタグのまま | Googleは問題を検出していない | タイトルは触らない。CTRが低いなら別の原因を探す |
| サイト名だけが消えている | 重複とみなされた。内容そのものは評価されている | titleタグからサイト名を外し、その分の文字数を内容に使う |
| ページ内の見出しが使われている | その見出しのほうが検索語に合っている | その見出しの語をtitleタグに入れる |
| 他サイトから呼ばれている名前が出ている | ページ内に、内容を表す明確な文字列が見つかっていない | h1を1つにして、内容を表す文に直す |
「Googleが選んだ文字列」は、無料で手に入る確認材料です。自分のタイトルより、そちらのほうが検索語に近いと判断されたわけですから、その語を自分のtitleタグに取り込むのが、いちばん確実な直し方になります。
ただし直したあとすぐに結果は出ません。公式は、変更を反映するには再クロールと再処理が必要で数日から数週間かかると書いています。いつ判定すればいいかはリライトの効果はいつ分かるのかに書きました。この記事は「何を直すか」、あちらは「いつ判断するか」です。
説明文の書き換えとは、直す場所が違う
タイトルの下に出る説明文(メタディスクリプション)も、よく書き換えられます。ただし、直す場所がまったく違います。ここを混同すると、直しても効かない場所を触ることになります。
| 書き換えられたもの | 意味 | 直す場所 |
|---|---|---|
| タイトル | titleタグが内容や検索語を表していない | titleタグそのもの |
| 説明文 | その検索語には、本文の別の箇所のほうが合う | 本文(冒頭の段落) |
言い換えると、説明文の書き換えは本文の問題、タイトルの書き換えはtitleタグの問題です。説明文のほうは、Googleが検索語ごとにスニペットを生成するためそもそもゼロにできません。
説明文の書き換えの扱いはメタディスクリプションは書く意味があるかに全部書いています。タイトルがどこで切られるか(文字数)はこの記事では扱いません。記事タイトルの文字数は何文字が適切かのほうが担当です。
直す前に、直す価値があるかを見る
ここまで読んで「全記事のタイトルを点検しよう」と思ったなら、いったん止めてください。
書き換えられていること自体は、悪いことだとは限りません。公式も「よくある問題に当てはまらないなら、そのタイトルのほうがクエリに合っていないか検討せよ」と書いています。Googleが選んだほうが良い場合もあるということです。
判断材料になるのは、そのページのCTRが順位に対して低いかどうかです。 CTRは絶対値ではなく、順位ごとの期待値と比べます。AI Overview の影響を補正した期待CTRは4位で3.15%、8位で1.52%です。8位でCTRが1.2%なら妥当で、同じ1.2%でも4位なら期待の半分を下回っています。
書き換えられていて、かつCTRが期待を大きく下回っているページ。ここが直す価値のあるページです。書き換えられているだけのページを直しても、増えるクリックはわずかです。
CTRが低い原因はタイトルだけではありません。切り分けは表示回数は多いのにクリックされない原因が担当しています。この記事はタイトルが書き換えられている場合だけを扱っています。
このCTRの比較を自動でやるツールも作りました。詳しくは記事の最後に書きます。
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よくある質問
Googleのタイトルの書き換えを止める設定はありますか
公式ドキュメントには、止める手段は書かれていません。書かれているのは、タイトルリンクの生成は完全に自動であること、そして個別のサイトのタイトルリンクを手動で変更することはできないということです。できるのはベストプラクティスに従って希望を示すことまで、という説明になっています。対処はtitleタグの中身を直すことだけだと考えてください。
投稿タイトルとSEOタイトルのどちらがtitleタグになるのか分かりません
どちらの欄がtitle要素として出力されるかは、お使いのテーマとプラグインの構成で決まります。テーマ本体がmetaタグを出力しない設計になっていることもあります。自分の環境で確かめる手順は SEOタイトルと投稿タイトルの違いは何か、どちらが検索結果に出るかを自分で確かめるに書きました。
titleタグを直したら、いつ検索結果に反映されますか
数日から数週間です。Google公式は、タイトルリンクの材料になる情報の更新に気づくにはページの再クロールと再処理が必要で、数日から数週間かかることがあると書いています。公式は再クロールをリクエストする方法も案内していますが、リクエストしたからといって即時に反映されるわけではありません。直した翌日に検索結果を見て「変わっていない」と判断しないでください。
タイトルが書き換えられると、順位も下がりますか
公式ドキュメントは、タイトルリンクの書き換えと順位の関係については書いていません。書かれているのは、タイトルリンクは検索結果での表示のされ方の話だということだけです。したがって「書き換えられたから順位が下がる」とも「下がらない」とも言えません。分かるのは、タイトルが検索結果でどう見えているかと、そのページのCTRが順位に対して妥当かどうかです。判断材料はこの2つに絞ってください。
まとめ
- 検索結果のタイトル(タイトルリンク)はGoogleが自動で決めている。 titleタグは9つある情報源のうちの1つ
- 公式は個別サイトのタイトルリンクを手動で変更することはできないと明記している。書き換えを止める手段は公式ドキュメントに書かれていない
- 書き換えの原因はサイト名の重複・タイトルの一部が空・中身と合っていない・主見出しがはっきりしないの4つが中心。どれもtitleタグ側の不備
- 対処はtitleタグを直すことだけ。反映には数日から数週間かかる
- 確認はサーチコンソールで表示回数が一番多い検索語を調べ、その語で実際に検索する。
site:検索は向かない - Googleが選んだ文字列は、検索語に近いと判断された語。それをtitleタグに取り込むのが確実
書き換えは、失敗の通知ではありません。「その検索語に対して、あなたのタイトルはこう見えている」という情報です。止めようとするより、読み取って使うほうが早いです。
ここから先は、私が作ったツールの話です。
「どのページのタイトルから直すか」を自動で出すツールを作りました。サーチコンソールのエクスポートをZIPのまま落とすだけで、順位に対してクリックを取りこぼしているページが、改善余地スコアの多い順に並びます。解凍もファイル選びも要りません。判定と候補3記事の改善余地スコアの確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料で、残りの診断カードが2,980円(税込)の買い切りです。月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。CSVファイルそのものはブラウザの外に出ませんが、診断カードを出すときは、選んだ1ページぶんの数値(URL・キーワード・順位・表示回数・CTR)を送ります。タイトル取得のボタンを使う場合は最大10件ぶんのURLを送ります。
⚠️ ただしこのツールは、タイトルが書き換えられているかどうかは判定しません。検索結果の実物と突き合わせないと分からないので、そこは手で確認してください。判定の対象になるのは掲載順位4.0〜20.5位・表示回数100回以上のページだけです。そのため表示回数が少ないブログでは、判定できるページが出ません。まずは記事を増やすほうが先の段階なら、このツールは向きません。
Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。

