この記事のまとめ
ブログが続かない理由の1つは、書いた記事への反応が見えない期間が長いことです。クリック数やPVだけを見ていると、記事が検索結果に出始めていても「反応なし」に見えます。
このサイト(2026年8月11日公開)でも、8月16日から9月12日までの4週間はクリックが合わせて7回でしたが、同じ4週間の表示回数は382回ありました(2026年10月6日に Search Console で取得した1サイトの実測です)。
クリックは検索結果に表示されたリンクからしか生まれないので、表示回数は、クリックが0のうちから記録されます。Search Console で記事ごとの表示回数と検索語を見ると、その記事がどの語で検索結果に載り始めたかを、クリックが来る前に確かめられます。ただし表示回数は読まれた回数ではありません。
ブログが続かない理由の1つは、書いた記事に反応があるのかどうかが、長いあいだ見えないことです。そしてその期間は、見ている数字をクリック数から表示回数に変えると短くできます。
この記事は、記事を何本か出したのにクリック数やPVがほとんど0のままで、「誰にも読まれていないのに書き続ける意味があるのか」と手が止まりかけている人に向けて書いています。
このサイトでクリックがほぼ止まって見えた4週間に、表示回数がどう動いていたかを見せたうえで、自分の記事の手応えを Search Console の画面で見つける手順を書きます。
Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。
クリックだけを見ていた4週間、表示回数は動いていた
このサイトは2026年8月11日に公開しました。公開した日は、Google で site:rewrite-radar.com と検索しても1件も出ない状態でした。最初の表示は公開2日後の8月13日で、その日に2回のクリックもありました。
ところが、その後の8月16日から9月12日までの4週間、クリックは合わせて7回しかありません。1回も来なかった週もあります。クリック数の欄だけを見ていれば、1か月近く「ほとんど誰にも届いていない」ように見える期間です。
同じ4週間の表示回数は382回でした。表示回数が0だった週は1つも無く、クリックが0回だった8月23日からの週も、表示は134回ありました。記事は検索結果に載り始めていて、クリックの欄にそれが出ていなかっただけです。
クリックが週に5回以上ずつ来るようになったのは9月13日の週からで、そこからの3週間でクリックは19回になりました。週ごとの数字と、その間に平均掲載順位がどう変わったかはブログの検索流入はいつから?公開から表示・クリックまでの実測にまとめています。
これは1つのサイトの、1回の実測です。公開から約1か月で135本を出した新しいドメインの数字で、毎月数本ずつ書くブログで同じ日数になるとは限りません。9月にクリックが増えた理由が時間なのか、記事を直したり足したりしたことなのかも、この数字では分けられません。言えるのは、クリックが止まって見えた4週間にも、表示回数には毎週動きがあった、ということです。 ただし、9月13日からクリックが増えたとき、週あたりの表示回数は2割ほどしか増えていません。大きく変わっていたのは平均掲載順位で、その推移も「ブログの検索流入はいつから?公開から表示・クリックまでの実測」に載せています。表示回数は、記事が検索結果に載っているかどうかを確かめる数字で、クリックが増える時期を知らせる数字ではありません。
クリックが0の週にも表示回数があるのは、クリックが表示されたリンクからしか生まれないから
検索から人が来るまでには順番があります。記事が検索結果に載り(表示)、それを見た人が押して(クリック)、記事が開かれます。クリック数やPVは、この順番のいちばん後ろの数字です。Search Console のヘルプも、表示回数が大事な理由をこう書いています。
ユーザーがプロパティをクリックしてアクセスするにはリンクを閲覧する必要があるため、表示回数は重要です。ただし、表示回数を増やすだけでなく、意味のある表示回数になるようにする必要があります。
英語版も "someone needs to see a link to your property in order to click to visit it" と、クリックの前にリンクが見られる必要がある、という同じ順番で書いています(2026年10月6日に日本語版と英語版を取得して確認)。
表示が出始めてもクリックがすぐに来ないのは、表示の多くが検索結果の下のほうにあるうちは、押す人がほとんどいないからだと私は読んでいます。このサイトのツールが使っている期待CTR(AI Overview の影響を補正した値)では、10位でも約1.19%で、100回表示されて平均1クリックほどです。クリックが0だった8月23日からの週の表示134回でも、0回は起こりうる数です。順位とクリックの関係をこのサイトの数字で追ったものは、上の「ブログの検索流入はいつから?」の記事にあります。
ただし、ヘルプの2文目にあるとおり、表示回数は増やすこと自体が目的の数字ではありません。表示回数は「読まれた回数」でもなく、検索結果のページにリンクが載った回数です。どこまでを1回と数えるかはサーチコンソールの表示回数とは?見られたとは限らない数え方と例外に書きました。表示回数から言える手応えは、「この記事は、この語で、このくらいの順位に載り始めた」というところまでです。
書いた記事の手応えを、表示回数で見つける
クリック数の代わりに見るのは、記事ごとの表示回数と、その記事が表示された検索語です。Search Console の「検索パフォーマンス」で、次の順に見ていきます。
- 表の「ページ」タブで、書いた記事のURLの行を探す。行があれば、その記事はその期間に一度以上検索結果に載っている
- その行をクリックして絞り込み、「クエリ」タブに切り替える。その記事がどの検索語で表示されたかが並ぶ
- グラフの上で「平均掲載順位」もオンにして、検索語ごとに何位あたりに出ているかを見る
- 前と比べるときは、同じ長さの期間どうしで比べる
見えたものによって、次にすることが分かれます。
| 見えたもの | 読み方 | 次にすること |
|---|---|---|
| 「ページ」タブに記事の行が無い、または表示回数が0 | まだ検索結果に載っていないか、載っていても行として出ていない | 登録されているかを確かめ、原因を切り分ける(下のリンク) |
| 表示回数はあるが、クリックは0〜数回 | 検索結果には載り始めている。このサイトの4週間と同じ段階 | どの検索語で何位かを見る。狙った語で出ているかを確かめる |
| 狙っていない語で表示されている | Google はその記事を、その語に関係があると見ている | その語に近い記事を書き足すか、本文でその語に答えているかを見直す |
| 表示回数も順位も、前の同じ長さの期間より増えた・上がった | クリックが来る前の段階で、記事が前に進んでいる | 同じ見方で、次の期間も比べる |
1行目に当たるときは、表示回数の欄では手応えを見つけられません。原因の分け方はサーチコンソールで表示回数が0のとき、表示されない原因を3つに切り分けるに書いています。なお、Search Console の数字はその日のうちには出そろわないので、公開した翌日に0でも慌てなくて大丈夫です。反映の遅れはサーチコンソール データ反映はいつ、遅い理由と数字の歪み方にまとめました。
3行目の「狙っていない語で出ている」は、見落とされやすい手応えです。すでに表示を拾っている語から次の記事を選ぶ方法はロングテールキーワードの選び方、探すのではなく、すでに拾っている語から選ぶに書きました。表示はあるのに数が少なく、何を直せばいいか迷うときは表示回数が少ないブログは何をリライトする?候補が0件のときの判断が受け持っています。
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表示回数を見ても、まだ手が止まるとき
反応が見えないことは、ブログが続かない理由の1つでしかありません。表示回数で手応えを見つけても手が止まるなら、別の理由が重なっていることがあります。このサイトで別に書いたものを挙げます。
- 書く時間が取れない →ブログを更新する時間がないときどうするか、空き時間には終わりが決まった作業を入れる
- 「毎日更新しないと不利」と思って無理をしている →ブログの更新頻度とSEOの関係、順位ではなく記事の本数が効いている
- 書いた記事を直す作業が重い →ブログのリライトがめんどくさいのは、作業が増えていく形になっているから
- 直したことの記録が続かない →リライトの記録が続かないのは面倒だからではない、読み返す日が決まっていないから
よくある質問
ブログが続かない人は、どのくらいの割合ですか
この記事では、割合の数字を使っていません。「◯割が1年以内にやめる」といった数字はよく見かけますが、私は元の調査を一次ソースで確かめられませんでした。確かめられない数字で自分のブログを測っても、次にすることは決まりません。自分のブログについてなら、Search Console の表示回数で今どの段階にいるかを確かめられます。
表示回数も0のままです。やめたほうがいいですか
やめるかどうかを決める前に、記事がGoogleに登録されているかを確かめてください。登録されていなければ、待っていても表示が出ないことがあります。このサイトでは最初の表示は公開2日後でしたが、これは1サイトの例で、何日で出るとは言えません。どこで止まっているかの見分け方はブログの検索流入はいつから?公開から表示・クリックまでの実測に書いています。
自分のアクセス数が少ないのか普通なのか、比べる目安はありますか
他人の平均と比べるより、自分の表示回数と順位から目安を作るほうが、次にすることが決まります。作り方はブログのアクセス数の目安は?他人の平均より自分の表示回数で出すにまとめました。
表示回数を増やすことを目標にすればいいですか
続けるための手応えとして見るのには向いていますが、それ自体を目標にする数字ではありません。上で引いたとおり、公式ヘルプも「表示回数を増やすだけでなく、意味のある表示回数になるようにする必要があります。」と書いています。狙った語で、狙った記事が表示されているかまで見てください。
まとめ
- ブログが続かない理由の1つは、書いた記事への反応が見えない期間が長いこと。クリック数やPVだけを見ていると、その期間が実際より長く見える
- このサイト(2026年8月11日公開)では、8月16日から9月12日までの4週間でクリックは7回だったが、表示回数は382回あった。1サイト・1回の実測で、ほかのブログに当てはまるとは限らない
- クリックは検索結果に表示されたリンクからしか生まれないので、表示回数は、クリックが0のうちから記録される。公式ヘルプも、クリックしてアクセスするにはリンクを閲覧する必要がある、と書いている
- Search Console の「ページ」タブで記事の行を探し、「クエリ」タブで表示された語と順位を見ると、クリックが来る前に、記事がどの語で検索結果に載り始めたかが分かる
- 表示回数は読まれた回数ではなく、増やすこと自体が目的の数字でもない。言える手応えは「この語で、この順位に載り始めた」まで
反応が無いように見える時期に、本当に何も起きていないのかは、見る数字を1つ手前に移すだけで確かめられます。クリックの欄が0でも、表示回数の欄に記事の行があれば、その記事はもう検索結果の中にいます。
ここからは、私が作ったツールの話になります。
表示回数が積み上がり、平均掲載順位が4.0〜20.5位に入る記事が出てくると、次の判断は「どの記事から直すか」になります。そこを自動でやるツールを作りました。サーチコンソールのエクスポートをZIPのまま置くだけで、4.0〜20.5位のページを、表示回数100回以上は通常判定、30〜99回は参考判定、30回未満は本文中心の監査に分け、この順に、同じ区分の中ではCTR機会差の多い順に並べて出します。 判定と候補3記事のCTR機会差の確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料です。有料は2,980円(税込)の買い切りで、無料の1件を除いた3記事分の診断カードが対象です。3記事分が揃うとき(判定に出た候補が4件以上のとき)だけご案内します。生成の利用期限は購入から7日間で、月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。 CSVファイルそのものはブラウザの外に出ませんが、診断カードを出すときは選んだ1ページぶんの数値(URL・キーワード・順位・表示回数・CTR)を、タイトル取得を押したときは最大10件のURLを送ります。
⚠️ このツールは、表示回数の推移を毎日追いかけたり、直したあとの数字を記録したりはしません。この記事の手順は Search Console の画面でやってください。また、掲載順位4.0〜20.5位に入るページがまだ無いブログでは、候補が0件になることがあります。
Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。
