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リライトしても順位が変わらないときの4段階、見る順番が決まっています

リライトしても順位が変わらないときは、①未反映②表示回数不足③直した箇所が違う④変化が小さすぎる、の4段階のどこで止まっているかを順に確認します。見る順番が決まっているので、順番を飛ばすと原因を取り違えます。

この記事のまとめ

リライトしても順位が変わらないときは、「変わらない」を4つの段階に分けて、上から順に確認します。 ①まだ検索結果に反映されていない(site: 検索で確認する) ②反映されたが表示回数が足りず、そもそも測れない(目安は100回) ③測れているが、直した箇所が原因ではなかった ④原因は合っていたが、変化が小さすぎて見えない。見る順番が決まっているのが大事なところで、 ①を飛ばして「タイトルが悪かったのか」を考えても答えは出ません。 ④は、期待CTRとの差に表示回数を掛けてそもそも増えうるクリック数の上限を先に出せば、「効かなかった」のか「もともと増える余地が無かった」のかを分けられます。

リライトしても順位が変わらない。この状態には4つの段階があって、どこで止まっているかで打ち手がまったく違います。

そして見る順番が決まっています。いちばん多い失敗は、まだ検索結果に反映されてもいないのに「タイトルの付け方が悪かったのか」と考え始めてしまうことです。順番を飛ばすと、答えの出ない議論を延々とすることになります。

切り分けの後半(どのページに、どれだけ余地があるか)は機械にやらせる手もありますが、まず自分で①から順に確認できるように書きます。ここが分かっていないと、出てきた結果の意味も分かりません。

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「リライトしても変わらない」は4つの段階に分かれる

「変わらない」とひとことで言っても、中身は同じではありません。次の4つは、まったく別の状態です。

段階いま起きていることどこを見るか結論
①まだ検索結果に反映されていない検索結果そのもの(site: 検索)まだ測れない
②反映されたが、表示回数が足りないサーチコンソールの表示回数まだ測れない
③測れているが、直した箇所が原因ではなかった直した箇所と、動いた数字の対応直す場所を変える
④原因は合っていたが、変化が小さすぎる期待CTRとの差 × 表示回数もともと余地が小さかった
リライトしても順位が変わらないときの4段階。①まだ反映されていない②表示回数が足りず測れない③直した箇所が原因ではなかった④変化が小さすぎて見えない。それぞれで見る場所が違う

なぜ順番が決まっているのか

後ろの段階は、前の段階が通っていることを前提にしているからです。

  • ③「直した箇所が原因だったか」を議論するには、②が通っている(=判断できるだけの表示回数がある)必要があります
  • ②「表示回数が足りているか」を見るには、①が通っている(=直したものが検索結果に出ている)必要があります

逆から見れば、①でつまずいているなら、③と④の話は全部保留です。まだ古いタイトルが検索結果に出ている状態でCTRを見ても、それは直す前のタイトルの成績です。

段階①: リライトがまだ検索結果に反映されていない

ここで見るのはサーチコンソールの数字ではありません。検索結果そのものです。

Google の検索窓に site: に続けて、直したページのURLを入れて検索します。そのページが検索結果に出てくるので、そこに表示されているタイトルが、新しいほうか古いほうかを見てください。

site:example.com/blog/your-article

  → 出てきたタイトルが古いまま  = まだ反映されていない(段階①)
  → 新しいタイトルに変わっている = 次の段階へ進んでよい

古いままなら、やることは「待つ」だけです。直し直したり、もう一度公開ボタンを押したりしても早くはなりません。むしろ変更を重ねると、あとで何が効いたのか分からなくなります。

なお、新しいタイトルに変わったのに、自分が書いた文字列と違うことがあります。これは反映されていないのではなく、Google が検索結果上のタイトルを別の文字列に置き換えている状態です。待っても自分の文字列には戻りません。

反映までにどれくらいかかるのか(再クロール → 検索結果への反映 → 数字が溜まるまで)の内訳と、Google に書き換えられていた場合の扱いはリライトの効果はいつ分かるのかに分けて書いています。期間の話はそちらが本編です。

段階②: 反映されたが、表示回数が足りなくて測れない

検索結果に新しいほうが出ているのを確認したら、次はサーチコンソールを開きます。ただし、最初に見るのはCTRでも順位でもありません。表示回数です。

CTRは「クリック数 ÷ 表示回数」です。分母が小さいと、クリック1個で値が大きく動きます。

表示回数クリック0回のCTRクリック1回のCTRクリック2回のCTR
17回0%5.9%11.8%
60回0%1.7%3.3%
100回0%1.0%2.0%
1,000回0%0.1%0.2%

表示17回のページで「リライト前0%、リライト後5.9%」と出ても、それはクリックが1個入っただけです。逆も同じで、 1個減っただけで「効かなかった」に見えます。

このサイトのツールが判定に載せる下限も表示回数100回で、それ未満は最初から候補に入れていません。判断できないものを判断させないためです。

この段階で言えるのは「変わらない」ではなく「まだ分からない」です。分母が溜まるまで待つか、そもそも表示回数が増えない記事なら、リライトより先にやることがあります。

比べるときは、リライト前とリライト後で同じ長さの期間を取ってください。「直す前の28日」と「直したあとの12日」を比べると、表示回数もクリック数も当然少なく出ます。これで「減った」と読むのは事故です。

段階③: 測れているが、直した箇所が原因ではなかった

ここでようやく「効いたか」の話になります。まず、直した箇所と、動くはずの数字が対応しているかを見ます。

直した箇所先に動きうる数字順位が変わらなくてもよいか
タイトル・ディスクリプションCTRよい
本文の中身・不足していた論点掲載順位 → 表示回数ここが動かないなら効いていない
見出しの構成・情報の並び掲載順位ここが動かないなら効いていない

いちばん多いのがこれです。タイトルだけを直して、順位が変わらないと言っている。

タイトルとディスクリプションの書き換えは、検索結果でどう見えるかを変える手当てです。だから先に動くとしたらCTRで、順位が変わらないこと自体は失敗のしるしではありません。このとき見るべきは順位ではなくCTRのほうです。

逆に、順位を動かしたかったのにタイトルしか直していないなら、それは「効かなかった」のではなくまだ手をつけていないのと同じです。

順位帯によって、直すべき場所が違う

もう1つ、いまの掲載順位で打ち手が変わります。このサイトのツールは、掲載順位4.0〜20.5位のページだけを判定に載せたうえで、順位帯で処方を分けています。

  • 4〜10位で、CTRが期待の半分以下 — 順位は取れているのにクリックされていない状態。タイトルとディスクリプションの問題として扱います
  • 11位以下 — そもそも順位が低い状態。中身(網羅性・検索意図との一致)の問題として扱います。ここでタイトルだけ直しても、順位は動きにくい場所です
  • 4〜10位で、CTRが期待に近い — 取りこぼしが小さい状態。他のページを先に見たほうが割がよいと扱います

つまり「11位のページのタイトルを直したのに順位が変わらない」は、段階③で止まっているということです。原因の側を直していません。

どのページから直すべきかの選び方そのものはブログのリライトが効果ない本当の理由に書いています。順位が下がってしまった場合の戻し方はリライトで順位が下がったときの戻し方のほうです。この記事は「変わらない」だけを扱っています。

段階④: 原因は合っていたが、変化が小さすぎて見えない

①②③を全部通ったのに、それでも数字が動いていない。ここで最後に確認するのが「そもそも、どれだけ増える余地があったのか」です。

タイトルを直して増えうるクリック数には上限があります。表示回数が同じままなら、増える分は「その順位で普通に取れるCTR」と「いまのCTR」の差までです。

順位ごとの期待CTRは、日本市場の実測値(seoClarity「2021 CTR Study」)に AI Overview によるクリック減を補正して使っています。

掲載順位期待CTR(補正後・判定に使う値)
4位3.15%
6位2.05%
8位1.52%
10位1.19%

⚠️ 生の実測値と、補正後の値は別の数字です。調査そのものの1位の値は13.94%ですが、 AI Overview の分を差し引いた9.90%のほうを判定に使っています。補正の根拠と限界は推定の根拠と限界にすべて書いています。

自分のページで計算してみてください。サーチコンソールの表示回数・掲載順位・CTRの3つがあれば出ます。

表示回数        : 1,200
掲載順位        : 8.0
いまのCTR       : 0.8%
その順位の期待値 : 1.52%   ← 上の表から

上限 = 1,200 × (1.52 − 0.8) ÷ 100
     = 約 9 クリック

この例では、うまくいっても増えるのは約9クリックです。期間が28日なら、1日あたり0.3クリック。グラフを見て気づける大きさではありません。

つまりこの場合、「リライトが効かなかった」のではなく「もともと増える余地が9クリックしかなかった」のです。この2つは、同じ「変わらない」でも意味がまったく違います。

だから、上限は直す前に出しておくのがいちばん効きます。9クリックと分かっていれば、そのページに半日かけるかどうかを先に決められます。

上限の出し方と、順位ごとの上限一覧はタイトルだけのリライトに効果はあるかに詳しく書いています。計算の本編はそちらです。

4段階を通しても順位が変わらないとき

①〜④を全部通って、それでも動かない。そのとき次にやることは、同じ記事をもう一度直すことではありません。

  • 同じテーマの記事が他にもないか — 自分のサイト内で似た記事が複数あると、どれも中途半端な位置に留まることがあります
  • 検索結果の顔ぶれが変わっていないか — 上位が公式サイトや大手メディアで埋まっている検索語では、個人ブログ側の手当てで動かせる幅は小さくなります
  • 他に、もっと余地の大きいページがないか — 段階④の計算を全ページでやると、たいていもっと上限の大きいページが他にあります

1本に粘るより、余地の大きい順に手を動かすほうが結果は早く出ます。

この上限の計算を全ページぶんまとめてやるツールも作ったので、面倒なら使ってください。詳しくは記事の最後に書きます。

直す記事と作業内容を決める

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よくある質問

リライトしても順位が変わらないのは、何日待ってから判断すべきですか

3〜4週間です。再クロールされ、検索結果に反映され、そのあと数字が溜まるまでに、それぞれ時間がかかるためです。1週間で判断すると、段階①か②で止まっているものを「効かなかった」と読み違えます。期間の内訳はリライトの効果はいつ分かるのかに書いています。

順位は変わらないのに、クリック数だけ増えました。効いたのですか

タイトルやディスクリプションを直したのなら、想定どおりの動き方です。クリック数は「表示回数 × CTR」で決まるので、順位(と表示回数)が同じままCTRが上がれば、クリック数だけが増えます。このとき見るべき数字は順位ではなくCTRです。順位を動かしたい場合は、直す場所が本文の側に変わります。

表示回数が少ないページは、リライトしても意味がないということですか

意味がないのではなく、効いたかどうかを測れない、ということです。表示回数が少ないとCTRが偶然で大きく振れるため、前後の比較そのものが成立しません。このサイトのツールも、表示回数100回未満のページは判定に載せていません。表示回数が全体的に少ない段階では、リライトより記事を増やすほうが先になりやすいです。

まとめ

  • 「リライトしても順位が変わらない」は4つの段階に分かれる。どこで止まっているかで打ち手が違う
  • 見る順番が決まっている。 ①検索結果に反映されたか → ②表示回数は足りているか → ③直した箇所は合っていたか → ④そもそも余地はあったか
  • ①で見るのはサーチコンソールではなく検索結果そのもの。 site: 検索で、新しいタイトルが出ているかを見る
  • ②で表示回数が100回に届いていないなら、「変わらない」ではなく「まだ分からない」
  • ③は直した箇所と動くはずの数字の対応を見る。タイトルを直したなら、見るのは順位ではなくCTR
  • ④は上限(期待CTRとの差 × 表示回数)を先に出す。「効かなかった」のか「余地が無かった」のかが分かれる

止まっている段階さえ分かれば、やることは1つに決まります。分からないまま同じ記事を直し続けるのが、いちばん時間を使います。


ここから先は、私が作ったツールの話です。

段階④の計算(期待CTRとの差 × 表示回数)を、全ページぶんまとめてやるツールを作りました。 Search Console のエクスポートをZIPのまま入れるだけで、改善余地スコアの多い順に記事が並びます。解凍もファイル選びも要りません。文字コードが Shift_JIS でもそのまま読みます。判定と候補3記事の改善余地スコアの確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料で、残りの診断カードが2,980円(税込)の買い切りです。月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。 CSVファイルそのものはブラウザの外に出ませんが、診断カードを出すときは、選んだ1ページぶんの数値(URL・キーワード・掲載順位・表示回数・CTR)を送ります。タイトルを取得するボタンを使った場合は、最大10件ぶんのURLを送ります。

⚠️ ただし、次に当てはまる方には向きません。判定に載るのは掲載順位4.0〜20.5位で、表示回数が100回以上のページだけなので、表示回数がまだ少ないブログでは1件も出ないことがあります。また、判定に使うのは順位と表示回数とCTRだけなので、「いつリライトしたか」を覚えておく機能はありません。リライトの履歴管理まで求めている方には物足りないはずです。

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この記事の内容をツールにしています

Search Console の「ページ」CSVを貼ると、改善余地のある記事を順番に出します。 判定とご自分の記事1件分の診断カードは無料です。ログイン不要。CSVファイルはアップロードせず、ブラウザ内で解析します。

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この記事を書いた人

みやこし

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noteQiitaZenn

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