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ブログのリライト手順とやり方、5工程の全体像と、各工程で詰まる点

ブログのリライト手順は①CSVを落とす②直す記事を選ぶ③タイトルか本文・見出しを切り分ける④1箇所直す⑤3〜4週間待って測るの5工程です。数字で判断できるのは掲載順位4.0〜20.5位かつ表示回数100回以上のページだけ。全体像と各工程で詰まる点を整理しました。

この記事のまとめ

ブログのリライトの手順は5工程です。①サーチコンソールからCSVを落とす ②直す記事を選ぶ ③タイトルを確認するか本文・見出しを確認するかを切り分ける ④1箇所だけ直す ⑤3〜4週間待って測る。やり方でつまずく人の多くは、工程②を飛ばして「気になる記事」から直し始めています。数字で選べるのは掲載順位が4.0〜20.5位、かつ表示回数が100回以上のページだけで、それ以外は直しても効いたかどうかを測れません。ただし古い事実や誤った手順は時期にかかわらず直します。この記事は各工程の全体像と詰まる点だけを書き、細かいやり方は工程ごとの記事にリンクで渡します。

ブログのリライトのやり方を調べると、「見出しを増やす」「情報を新しくする」といった作業の話ばかり出てきます。しかし実際に手が止まるのは、作業のやり方ではなく「どの記事から直すか」を決めるところです。

この記事は、リライトを5つの工程の通しの手順として並べます。 ①CSVを落とす ②直す記事を選ぶ ③タイトルか本文・見出しを切り分ける ④直す ⑤3〜4週間待って測る。新しいテクニックは出てきません。書くのは順番と全体像です。各工程の細かいやり方は、それぞれを詳しく書いた記事へリンクします。

工程②の選ぶところだけ機械にやらせる手もありますが、まずは全体の流れから書きます。どこにいるか分からないまま自動化しても、出てきた結果を使えません。

次に直す記事を自分のデータで調べる

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ブログのリライトが「手順」にならない理由

リライトが続かない原因は、やる気でも文章力でもありません。工程が分かれていないことです。

1人で運営していると、リライトは「思い出したときにやる作業」になります。管理画面を開いて、目についた記事を開いて、なんとなく書き足して、公開する。これは選ぶ・直す・測るの3つが、1回の作業に混ざっている状態です。混ざっていると、あとから「効かなかったのは選び方が悪かったのか、直し方が悪かったのか」が分かりません。

もうひとつ、順番そのものにも理由があります。効いたかどうかを数字で確かめられるのは、すでに表示されているページだけです。検索結果にほとんど出ていないページも、中身を厚くすれば新しく順位が付くことはあります。ただしその結果を測る材料が手元に無いので、直しても手応えが得られないまま次に進むことになります。だから「どこに余地があるか」を先に確かめる工程が、直す工程より前に来ます。逆にしている限り、手応えのない書き直しが続きます。

工程に分けると、詰まった場所が名前で言えるようになります。「CSVが開けない」「選ぶ基準が無い」「直したけど測れない」—— どれも別々の問題で、対処も別々です。以下、その5工程を順に見ます。

ブログのリライト手順は5工程

ブログのリライト手順の5工程。CSVを落とす、直す記事を選ぶ、タイトルか中身かを切り分ける、1箇所だけ直す、3〜4週間待って測る。各工程の下に詰まりやすい点を並べた図
工程やること詰まりやすい点
① 落とすサーチコンソールからページ単位のCSVを出す期間の設定と、開いたときの文字化け
② 選ぶ直す価値のあるページを数字で絞る「気になる記事」から始めてしまう
③ 切り分けるタイトルを確認するか、本文・見出しを確認するかを決める両方いっぺんに直す
④ 直す③で決めた1箇所だけを直すついでに他も直してしまう
⑤ 測る3〜4週間空けてから同じ数字を見る1週間で「効かなかった」と判断する

この順番は入れ替えられません。②は①のデータが無いと決められず、③は②で選んだページが無いと切り分けられず、 ⑤は④で「何を変えたか」が1つに絞れていないと読み取れないからです。

工程① サーチコンソールからCSVを落とす

最初にやるのは、書き直すことではなくデータを出すことです。サーチコンソールの「検索パフォーマンス」から、ページ単位の一覧をCSVでエクスポートします。

ここで見るのは、ページごとのクリック数・表示回数・CTR・平均掲載順位の4つです。画面上でも見られますが、並べ替えや計算をするならCSVのほうが早く終わります。

詰まる点は「期間」です。既定のまま落とすと、工程②で使うには短すぎたり、直近の変化が埋もれるほど長すぎたりします。期間の設定はエクスポートの画面ではなく、その前の画面の設定がそのまま乗ります。

画面のどこを押すか、何が落ちてくるかは →サーチコンソールのCSVエクスポート手順。開いて日本語が崩れていた場合は →CSVが文字化けする理由と直し方(ファイルは壊れていません)。数字そのものの読み方は →サーチコンソールの見方

工程② 直す記事を選ぶ(ここが手順の中心)

5工程のうち、結果をいちばん左右するのがここです。直し方が多少ぎこちなくても、選び方が合っていれば数字は動きます。逆に、選び方が外れていると、どれだけ丁寧に直しても動きません。

数字で判断できるのは、掲載順位が4.0〜20.5位、かつ表示回数が100回以上のページです。上位すぎるページは伸びしろが小さく、下位すぎるページはそもそも見られていないので直しても差が出ません。表示回数が少ないページは、CTRがクリック1個で大きく振れるため、良いのか悪いのかを判断できません。

絞ったあとの並べ方にも決まりがあります。順位ごとの期待CTR(AI Overview によるクリック減を織り込んだ補正後の値)と実際のCTRの差を出し、そこに表示回数を掛けた「改善余地スコア」の大きい順に並べます。

詰まる点は、CTRの差だけで選んでしまうことです。差が大きくても表示回数が小さければ、取り返せるクリックはわずかです。逆に差が小さくても、表示回数が多ければ上に来ます。直す順番を決めるのは差の大きさではなく、差 × 表示回数です。

絞り込みと並べ替えを手作業で再現する手順は →リライトする記事の見つけ方。そもそも直すべきか、統合か、削除かで迷う場合は →リライトか、統合か、削除か

工程③ タイトルを確認するか、本文・見出しを確認するかを切り分ける

直すページが決まったら、次に決めるのは「どこを直すか」です。ここを飛ばすと、工程④で全部いっぺんに書き直すことになります。

切り分けの軸は掲載順位です。順位はそれなりに取れているのにクリックされていないなら、検索結果に並んだときの見え方——タイトルや説明文を確認する候補になります。順位そのものが低いなら、検索結果でのクリック率以前に、検索意図と内容が合っているか本文や見出しを見直す番です。

この切り分けは、順位帯ごとにもっと細かく線を引けます。リライトはどこから手をつけるか、何を直すかは順位帯で決まるでは、4.0〜10位は期待CTRが3.15%から1.19%まで大きく動くのでタイトルと説明文から、11〜20.5位は0.93%以下でほぼ平らなので本文から、という順位帯ごとの判断を数字で示しています。

詰まる点は「両方直す」ことです。一度にタイトルも本文も変えると、3〜4週間後に数字が動いたときにどちらが効いたのか分からなくなります。動かなかったときも同じで、次に何を試せばいいかが残りません。

表示回数はあるのにクリックされない場合の原因の切り分けは →表示回数は多いのにクリックされない原因

工程④ 決めた1箇所だけを直す

ここでようやく書く作業に入ります。直すのは工程③で決めた1箇所だけです。

タイトル側だと決めたなら、検索結果で読まれる位置に要点を置き、中身のほうは触らずに置いておきます。中身側だと決めたなら、検索している人が知りたいことに答えているかを見直します。どちらの場合も、変えた箇所と日付を控えておいてください。工程⑤で必要になります。なお、事実誤認や壊れたリンク・古い手順を発見した場合は、工程や時期にかかわらず該当箇所を速やかに直します。

詰まる点は「ついで」です。本文を開くと、気になる箇所が目に入ります。直したくなりますが、ここで手を広げると工程⑤が読めなくなります。気になった箇所はメモしておいて、次の周回に回すほうが結果的に早く進みます。

タイトル側を直すときのチェック項目は →クリックされるタイトルの付け方

工程⑤ 3〜4週間待って、同じ数字を測る

直した直後は、まだ何も分かりません。判断できるようになるまで3〜4週間かかります。

理由は待ち時間が二重にかかるからです。変更が検索結果に反映されるまでに時間がかかり、反映されたあとも表示回数がある程度たまらないとCTRの変化が誤差に埋もれます。母数が小さいうちの上下は、変化ではなく揺れです。

詰まる点は、1週間で判断してしまうことです。効いていないと思って別の箇所も直すと、そこから先は何が効いたのかを永久に切り分けられなくなります。測り終えたら、工程②のリストの次のページに移ります。ここで手順が1周します。

待ち時間の内訳と、待っている間に確認できることは →リライトの効果はいつ分かるのか。同じ記事をもう一度直したくなったときは →リライトの頻度はどれくらいか

工程②を毎回やるのが面倒な場合

5工程のうち、①③④⑤は自分でやるしかありません。唯一、機械にやらせやすいのが工程②です。絞り込みも並べ替えも決まった計算なので、判断が入りません。

表計算ソフトでも再現できます。ただし、記事が数十本あると、順位ごとの期待値を1件ずつ引き当てる作業が毎回発生します。私はここで毎回30分ほど使っていました。

工程②だけを自動でやるツールも作ったので、面倒なら使ってください。詳しくは記事の最後に書きます。

直す記事と作業内容を決める

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よくある質問

ブログのリライトは何本まとめてやっていいですか

本数に決まりはありませんが、1本につき変える箇所は1つにしてください。別々の記事を同時に直すぶんには、効果は記事ごとに分けて測れます。問題になるのは同じ記事の中で複数箇所を同時に変えることです。ただし、まとめて直すと工程⑤の測定日が全部同じ時期に来るので、 1回に手をつける本数は自分が3〜4週間後に見返せる量に収めるのが現実的です。

WordPressでは、どの画面を開いて直せばいいですか

記事の編集画面を開くと本文が全部見えるため、直す箇所を探す作業から始まってしまいます。投稿一覧のクイック編集は編集できる項目が決まっていて、その中に本文がありません。 WordPressのクイック編集でタイトルだけ変える手順、本文を開かず作業範囲を固定するに、同じ画面にある触ってはいけない欄とあわせてまとめました。

リライトの手順のうち、どこから始めればいいですか

工程①からです。例外はありません。「直したい記事がもう決まっている」場合でも、先にCSVを落としてください。そのページの表示回数が100回未満だったり、掲載順位が4.0位より上や20.5位より下だったりすると、直しても効果を測れないことが先に分かります。測れないと分かってから直すのと、直したあとに気づくのとでは、使う時間が違います。

公開したばかりの記事もリライトの対象ですか

数字がたまるまでは対象になりません。公開直後は表示回数が少なく、CTRも順位も安定しないためです。ただしこれは公開日で判断しているのではなく、表示回数と掲載順位で判断しています。サーチコンソールのページ単位のCSVには公開日の列が無いので、データ上は「まだ数字が足りないページ」として同じ扱いになります。

まとめ

  • ブログのリライトの手順は①落とす ②選ぶ ③切り分ける ④直す ⑤測るの5工程
  • 順番は入れ替えられない。②はデータが無いと決められず、 ⑤は変えた箇所が1つでないと読み取れない
  • 結果を最も左右するのは工程②。数字で判断できるのは掲載順位4.0〜20.5位・表示回数100回以上のページだけ
  • 直す順番はCTRの差ではなく、差 × 表示回数で決まる。差が小さくても表示回数が多ければ先に直す
  • 工程④で変えるのは1箇所だけ。3〜4週間待ってから測ると、次に何をすればいいかが残る
  • 誤った情報や壊れた手順は例外。時期や工程にかかわらず、見つけた時点で直す

やり方を増やすより、いまどの工程にいるかが分かっているほうが手は止まりません。詰まったら、その工程だけを詳しく書いた記事に戻ってください。


ここから先は、私が作ったツールの話です。

この5工程のうち、工程②(選ぶ)を自動でやるツールを作りました。サーチコンソールのエクスポートをZIPのまま置くだけで、4.0〜20.5位・表示回数100回以上のページに絞り、改善余地スコアの多い順に並べて出します。解凍もファイル選びも要りません。判定と候補3記事の改善余地スコアの確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料で、残りの診断カードが2,980円(税込)の買い切りです。月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。 CSVファイルそのものはブラウザの外に出ませんが、診断カードを出すときは選んだ1ページぶんの数値(URL・キーワード・順位・表示回数・CTR)を、タイトル取得を押したときは最大10件のURLを送ります。

⚠️ 判定しているのは掲載順位と表示回数だけです。統合するか消すかの判断や、工程④の書き直しそのものは対象外です。また、公開したばかりで表示回数が少ないブログでは、判定できるページが0件になることがあります。候補が出ない理由は表示回数の不足だけとは限りません。まずは期間を延ばして再確認し、理由を確かめてから記事の追加や既存記事の修正を検討してください。

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この記事を書いた人

みやこし

ブログのリライトで「どの記事を直すか」を数字で決めるSEOライター向けツールを作っています。 掲載順位ごとの平均クリック率、AI Overviewによるクリック減の補正、タイトルの直し方など。

noteQiitaZenn

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