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アドセンス審査に通らない?記事数より先にサイトに届くかを見る

アドセンス審査に通らないとき、記事を足す前にサイトに届くかを見ます。AdSenseヘルプが挙げる「広告表示の準備が完了していない」理由4つを原文で読み分け、robots.txt・ログイン・公開設定と、URL検査で分かる範囲を確かめます。合格に要る記事数は公式に書かれていません。

この記事のまとめ

AdSense のヘルプは、サイトが広告を出せる状態にならない理由を、広告コード・サイトに届かない・独自性のあるコンテンツの不足や使いにくさ・ポリシー違反の4つに分けています。合格に必要な記事数や文字数は、私が読んだ AdSense ヘルプのどこにも書かれていません。記事を足す前に確かめたいのはサイトに届かない側で、URL の誤り・未公開・ログイン必須・robots.txt での遮断・SSL 証明書は、記事を何本増やしても直りません。このうち検索のクローラでも同じように失敗するもの(未公開・ログイン・サーバーの応答・robots.txt での遮断)は、Search Console の URL 検査(公開 URL のテスト)で自分で確かめられます。ただし AdSense のクローラは Google 検索のクローラとは別なので、Search Console で問題が無くても AdSense 側まで通っている証明にはなりません。AdSense のクローラだけを止める行は、robots.txt の中身(ブラウザか robots.txt レポートで開けます)を読んで確かめます。

アドセンスの審査に通らないとき、記事を足す前に確かめたいのは、そもそもサイトに届くか(AdSense が申し込んだサイトを取りに来られるか)です。 「30記事で合格した」「1記事2,000文字は必要」といった体験談を見て記事を書き足しているのに、また「要確認」で戻ってきた、あるいは「準備中」のまま動かない、ということはないでしょうか。 読み終えるころには、AdSense ヘルプが挙げる、サイトが広告表示の準備を終えられない理由のうち、どれが記事の数や中身と無関係で、どれを Search Console で自分で確かめられるかが分かり、次に直す場所を1つに絞れるようになります。

Search Console をまだ登録していない場合は、先にサーチコンソールの登録方法は?ブログサービスで決まる種類と確認方法を済ませておくと、この記事の確認をそのまま進められます。

次に直す記事を自分のデータで調べる

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AdSense ヘルプが挙げる理由は4つ。記事数で直るのは一部だけ

サイトで広告表示の準備が完了していない場合の対処方法のヘルプ(以下の「4つ」は、すべてこのページの見出しです)は、準備ができていない理由を4つの見出しに分けています。右の列は、それぞれが記事を増やして直るものかどうかの私の読みです。

ヘルプの見出し記事を増やして直るか(私の読み)
広告コードが存在しないか、不完全です直らない。申し込んだサイトの <head> と </head> の間にコードがあるかの問題
お客様のサイトにリーチできません直らない。URL・公開設定・ログイン・robots.txt・SSL 証明書の問題(次の章)
サイトに独自性のあるコンテンツが不足しているか、ユーザーにとっての利便性が欠けています数ではなく中身と作りの問題。足す前に、今ある記事の独自性とナビゲーションを見る
サイトにポリシー違反があります直らない。違反しているページを直すか外す

4つのうち3つは、記事の本数とは関係がありません。そして「サイトにリーチできません」は、中身がどれだけ良くても、読みに来た Google が中身にたどり着けなければ同じ結果になる、という種類の理由です。 なお、具体的な理由は人によって違います。AdSense アカウントが承認されませんでしたのヘルプは、自分の理由を確かめるには AdSense にログインするか、届いたメールを見るように書いています。こちらのヘルプは、アカウントの重複と、サイトのコンテンツの問題(量が不十分・質・ポリシー違反・サイトの操作性・トラフィック・サポートされていない言語)という分け方で、上の4つとは別の整理です。アカウントの重複のように、サイトの外の理由もあります。

「有用性の低いコンテンツ」はポリシーにある言葉。中身の側の問題

審査に落ちたときによく話題になる「有用性の低いコンテンツ」という言葉は、Google パブリッシャー向けポリシーにあります。「次のような画面には、Google が配信する広告を配置できません。」として挙げられているのが、「パブリッシャーのコンテンツが含まれていない、または有用性の低いコンテンツを含んでいる」画面と、「作成中である」画面です。中身の側の問題です。

管理画面やメールで「サイトの停止またはアクセス不可」という表示を見たという話もありますが、この文字列は今回読んだ AdSense ヘルプには日本語版・英語版とも無く、管理画面も確かめていません。届かない側に当たるかどうかは、次の章の5項目で確かめてください。

合格に必要な記事数・文字数は、公式には書かれていない

AdSense の審査に通るための記事数や文字数は、私が読んだ AdSense ヘルプ(資格要件、承認されなかった場合、準備が完了していない場合、コンテンツとユーザー エクスペリエンスなど)には、日本語版・英語版とも書かれていません。「〇記事で合格」は、その人のサイトで通ったという記録であって、基準ではありません。

ヘルプが書いているのは、数ではなく状態です。承認されなかった場合のヘルプの「コンテンツの量が不十分」の項には、テキストが少なすぎるか「作成中」とみなされている、とあり、「コンテンツには、タイトルだけでなく、完全な文章や段落を含める必要があります。」と続きます。画像や動画が大半を占めるサイト、テンプレートのままのサイト、広告コード以外が空白のテストページも、承認されない例として挙がっています。

もう1つ大事なのは、審査されるのが申し込んだ URL だけではないことです。同じヘルプの英語版は、広告コードを置いた申し込みの URL だけでなく、サイトのすべてのページを審査することがある(may review all pages)と書いています(英語版。日本語版は「審査の対象となるのは…すべてのページ」と言い切った訳になっています)。書きかけの下書きを公開したままにしていないか、中身の無いカテゴリやタグのページばかりが並んでいないかも、本数を足す前に見ておきたいところです。

記事を足す前に、サイトに届くかを確かめる

「サイトにリーチできません」の項で、準備が完了していない場合のヘルプが確認を求めているのは次の5つです。どれも記事の中身とは関係がありません。

  • 申し込んだ URL に間違いはないか(間違えたなら、サイトリストから削除して正しい URL で追加し直す)
  • サイトの設定が済んで公開されているか
  • パスワードなしでサイトに入れるか(ログインで保護されているなら、一時的に解除を検討する)
  • robots.txt ファイルで AdSense のクローラをブロックしていないか
  • HTTPS を使っているなら、正規の認証局が発行した有効な SSL 証明書があり、HTTP から HTTPS へリダイレクトしているか

URL の誤りや未公開は、ブラウザのシークレット ウィンドウ(ログインしていない状態)で申し込んだ URL を開けば、ある程度は分かります。残りの「Google 側から取れるか」は、Search Console で確かめられる部分があります。

先に知っておくこと: AdSense のクローラは検索のクローラとは別

AdSense 広告クローラについてのヘルプは、Mediapartners-Google という名前の AdSense のクローラについて「AdSense クローラは Google クローラとは異なります。」と書き、「AdSense クロールの問題を解決しても、Google クロールの問題の解決にはなりません。」とも書いています。ここでの Google クローラ(検索のクローラ)と、AdSense のクローラは別物です。サイトを AdSense に追加したときは、Google-Display-Ads-Bot という別のクローラでも確認する、という注もあります。

ですから、Google クローラ(検索のクローラ)で見る Search Console で問題が無くても、AdSense のクローラまで通っているという証明にはなりません。それでも先に Search Console を見るのは、サイトが落ちている、ログインが要る、サーバーが応答しない、といったサイト側の問題なら、検索のクローラでも同じように取得に失敗するはずだからです(私の考えです)。サイト側で止めていないかを確かめる場所、として使います。

URL 検査で「公開 URL をテスト」し、2つの項目を見る

Search Console のURL 検査ツールに、申し込んだトップページの URL と、記事を2〜3本入れて、[公開 URL をテスト] を押します。ライブテストの結果で見るのは次の2つです。

項目ヘルプの説明ここが失敗しているとき
クロールを許可?Google にクロールを許可しているか、robots.txt のルールでブロックしているかrobots.txt を見直す(次の節)
ページの取得Google がページをサーバーから実際に取得できたかどうか公開設定・ログイン・サーバーの応答を疑う

「クロールを許可?」で許可されていても、Mediapartners-Google や Google-Display-Ads-Bot だけを止める行は、ここには出ません。

「ページの取得」についてヘルプは、クロールを許可していても、さまざまな理由で取得できないことがある、と書いています。トップは取れるのに記事は取れない、あるいはその逆なら、サイト全体ではなく一部の設定を疑います。 URL 検査のほかの表示(登録済みかどうか、前回のクロールの情報など)の読み分けはサーチコンソールでインデックスを確認する方法、URL検査の表示ごとに次の一手が違うに書きました。

robots.txt で Mediapartners-Google を止めていないか

robots.txt ファイルで AdSense クローラにアクセスを許可するのヘルプは、AdSense のクローラを拒んでいると広告を配信できないとして、次の2行を robots.txt から削除するように書いています。

User-agent: Mediapartners-Google

Disallow: /

自分の robots.txt は、ブラウザで「サイトのURL/robots.txt」を開けば読めます。Search Console のrobots.txt レポートでも、Google が前回取得したファイルの中身を開けます(ドメイン プロパティか、パスの無い URL プレフィックス プロパティでのみ使えるレポートです)。 プラグインやサーバーの設定で、自分で書いた覚えのない行が入っていることもあるので、一度は中身を見ておきます。

なお、クローラのヘルプには、User-agent: * の行でクロールを止めているページでも、広告を出していれば AdSense のクローラはクロールを続ける、という注があります。広告を掲載しているページについての注なので、審査前のサイトにそのまま当てはまるとは言えません。robots.txt では、Mediapartners-Google と Google-Display-Ads-Bot の名前が付いた Disallow の行が無いかを見ておきます。robots.txt の表示が Search Console に出たときの読み方は「robots.txtによりブロックされました」は取りに行かなかったという報告ですにあります。

ほかに、届かない原因になりうるもの

AdSense クローラの問題を解決するのヘルプは、ログイン ページへのリダイレクト、地域や IP アドレスでの制限、ウェブ アプリケーション ファイアウォール(WAF)による遮断、送った URL が 404 になる、サーバーが応答しない、といった原因も挙げています。セキュリティ系のプラグインやサーバーの「海外からのアクセス制限」を入れているなら、ここも確かめる場所です。

直す記事と作業内容を決める

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中身の問題と言われたら、ヘルプが書いていること

届かない側に問題が無く、理由が中身の側(独自性・利便性・有用性)なら、ここで初めて記事に目を向けます。ただし直す方向は「数を足す」ではありません。Google AdSense のコンテンツとユーザー エクスペリエンスのヘルプが挙げているのは、次のようなことです。

  • 同じようなテーマを扱うほかのサイトと比べて、十分な価値や独自の内容があるか
  • ほかのサイトの文章をそのまま、または語句を言い換えただけで載せていないか。動画や画像を埋め込んだだけのページになっていないか
  • サイトの中で、ほとんど同じ内容のページが並んでいないか(あるなら、充実させるか1つにまとめる)
  • メニューでトピックやカテゴリごとに整理され、読者が目的の情報にたどり着けるか。表示されないページや、関係のないページへのリンクが無いか

ほかのサイトにない内容をどう作るか、薄いページとは何を指すかは、検索の側の話としてアフィリエイトはSEOで不利?公式が問題にする「薄い」ページの線引きにまとめています。Search Console の「クロール済み - インデックス未登録」が多いのを見て「質が低いと判定された」と結びつけたくなるかもしれませんが、あの表示を品質の判定と読めるかどうかは「クロール済み - インデックス未登録」は品質が低いという判定?で確かめたとおり、公式には言い切れません。AdSense の審査とも別の仕組みです。

直したら、審査をリクエストし直す。『準備中』の間は削除して出し直さない

AdSense サイトのステータスを確認するのヘルプによると、サイトリストの承認状況は次のように分かれます。

ステータスヘルプの説明(要約)
審査が必要まだチェックされていない。必要なタスクを済ませてから [審査をリクエスト] を押す
要確認広告を出せる状態にするために、解決すべき問題がある
準備中Google がチェックしている最中
準備完了広告を表示できる状態

「要確認」なら、上の章で見つけた問題を直してから、[サイト] で該当のサイトを開き、コードが入っていることを確かめて [審査をリクエスト] を押します(準備が完了していない場合のヘルプの手順)。「準備中」のときは待ちます。ステータスのヘルプは「審査の遅れの原因となるため、サイトを削除して再送信しないようにしてください。」と書いています。

よくある質問

アドセンスの審査はどのくらいかかりますか

ヘルプには「通常、審査の手続きは数日で終了しますが、2~4 週間ほどかかる場合もあります。」とあります。それより長く「準備中」が続くときは、ステータスのヘルプの注を確かめてください。必要なアカウント設定のタスク(お支払い情報の設定など)を済ませずに審査をリクエストすると、サイトは審査されず「準備中」のままになる、と書かれています。AdSense のホーム画面に残っているタスクが無いかを見ます。

Search Console に登録されていない記事があると、審査に落ちますか

インデックスに登録されていることを審査の条件とする記述は、私が読んだ AdSense ヘルプにはありませんでした。登録されていないこと自体を理由と決めつけず、その記事が URL 検査の「ページの取得」で失敗していないか(届かない側)、中身の無いページではないか(中身の側)、のどちらに当たるかで見ます。

<head> にコードを貼り付けたくない場合でも申し込めますか

準備が完了していない場合のヘルプには、<head> にコードを貼りたくない場合や ads.txt を作りたくない場合に、Search Console でサイトの所有権を確認する方法もある、と書かれています。Search Console で所有権の確認が検出されれば、広告を表示できるかのチェックが続く、とのことです。使っているサービスで Search Console の確認ができるかは、サービス側の案内を確かめてください。 なお資格要件のヘルプは、申し込むサイトの HTML ソースコードにアクセスできる必要がある、と書いています。Blogger などのホスト パートナーを使っている場合は、そのサービスから申し込む道もあります。

PV が少ないと審査に落ちますか

PV やアクセス数の下限は、私が読んだ AdSense ヘルプには書かれていません。ヘルプが「トラフィックに関する問題」として挙げているのは、有償のクリック サービスや未承諾メールなど、特定の出どころからのトラフィックで、量の少なさについては書かれていません。

まとめ

  • AdSense ヘルプは、準備ができていない理由を、広告コード・サイトにリーチできない・独自性のあるコンテンツ不足や利便性・ポリシー違反の4つに分けている。記事を増やして直る可能性があるのは中身の側だけ
  • 合格に必要な記事数・文字数は、ヘルプに書かれていない。書かれているのは、文章や段落があること、作成中やテンプレートのままではないこと。申し込みの URL 以外のページも審査されることがある
  • 記事を足す前に、URL・公開設定・ログイン・robots.txt・SSL 証明書を確かめる。Search Console の URL 検査(公開 URL をテスト)の「クロールを許可?」「ページの取得」で検索のクローラが止められていないかは分かるが、AdSense のクローラだけを止める行は、robots.txt の中身(ブラウザか robots.txt レポートで開ける)を読んで確かめる
  • AdSense のクローラは検索のクローラとは別。Search Console で問題が無くても、AdSense 側が通った証明にはならない
  • 中身の問題なら、数ではなく独自性・重複・ナビゲーションを見る。直したら審査をリクエストし直し、「準備中」の間はサイトを削除して出し直さない

この記事で引いた AdSense ヘルプは、サイトで広告表示の準備が完了していない場合の対処方法、AdSense アカウントが承認されませんでした、AdSense サイトのステータスを確認する、AdSense 広告クローラについて、robots.txt ファイルで AdSense クローラにアクセスを許可する、AdSense クローラの問題を解決する、AdSense の資格要件、Google AdSense のコンテンツとユーザー エクスペリエンス、Google パブリッシャー向けポリシーの9ページ、Search Console ヘルプは URL 検査ツールと robots.txt レポートの2ページです(2026年10月8日に日本語版と英語版の本文を取得して原文と照合しました)。AdSense の管理画面は確かめていないので、項目名が見当たらないときはヘルプを確かめてください。 合格したあとに ads.txt・自動広告・お支払いで何をするか、広告を入れる前後で何を比べるかはアドセンス合格後にやることは?広告を貼る前後で比べる数字と設定に書きました。 審査に通ったあとの、PV と収益の関係はブログのPVと収益の関係は?1万PVの目安より先に見る2つの数字に書きました。 広告を出すときにプライバシーポリシーへ書く項目は、パブリッシャー向けポリシーと AdSense ヘルプ「必須コンテンツ」を引いてブログにプライバシーポリシーは必要?AdSenseとGA4の規約が求めることにまとめました。


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この記事を書いた人

みやこし

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noteQiitaZenn

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