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アドセンス収益が下がった原因は?PVとページRPMのどちらかで分ける

アドセンスの収益が下がったら、レポートで同じ期間・同じ条件のページビューとページRPMを並べ、どちらが減ったかを先に分けます。レポートの見積もり収益額はこの2つに必ず分けられます。PV減ならSearch Consoleで記事を特定し、RPM減なら確定額・無効なトラフィック・ポリシー センターを確かめます。

この記事のまとめ

AdSense のレポートの見積もり収益額は、同じレポートの「ページビュー ÷ 1,000 × ページRPM」に必ず分けられます。ページRPMは、AdSense のヘルプでは見積もり収益額をページビュー数で割って1,000を掛けた値で、この式はその定義を並べ替えただけだからです。収益が下がったら、AdSense のレポートでページビューとページRPMを同じ長さの期間で比べ、どちらが減ったかを先に決めます。ページビューが減っていれば Search Console でクリック数の落ちた記事を特定して直し、ページRPMだけが下がっていれば記事を直しても戻るとは限らないので、見積もりの確定、無効なトラフィック、ポリシー センターを確かめます。RPMの平均や目安の値は、この記事では出しません。

アドセンスの収益が下がったときは、原因を探す前に、広告が出たページの表示が減ったのか、表示1,000回あたりの収益が減ったのかを分けます。直す場所がまったく違うからです。

先月より明らかに少ない数字を見て、記事を直すべきか、待つべきか、何か規約に触れたのかと迷っている人に向けて書いています。RPMの平均や「◯円なら普通」といった目安は、この記事で引いた AdSense のヘルプに載っておらず、私も確かめられる記録を持っていないので、1つも出しません。比べる相手は、他人のブログではなく自分の前の期間です。

読み終えたときには、AdSense のレポートで2つの数字を並べ、自分の減少がどのパターンかを決めて、次に開く画面が Search Console なのか AdSense なのかが分かるはずです。

次に直す記事を自分のデータで調べる

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レポートの見積もり収益額は、同じレポートの「ページビュー ÷ 1,000 × ページRPM」に必ず分けられる

AdSense のページのインプレッション収益のヘルプでは、ページRPM(日本語版のヘルプでは「ページのインプレッション収益」)を次のように定義しています。

ページのインプレッション収益(RPM)は、見積もり収益額をページ ビュー数で割り、1,000 を掛けた値です。

この式を並べ替えると、見積もり収益額 = ページビュー ÷ 1,000 × ページRPMになります。ページRPMは、同じレポートの見積もり収益額とページビューから計算される値なので、AdSense のレポートで同じ期間・同じ条件で並べた3つの数字の間では、必ずこの関係が成り立ちます。そのため、レポートの見積もり収益額が下がったときは、ページビューとページRPMのどちらか(または両方)の変化として必ず表れます。ホームの金額やほかの製品の収益と突き合わせるのではなく、レポートに並べた数字どうしで比べてください。表示されるページRPMは丸めた値なので、掛け直すとわずかにずれることがあります。

ここでの「ページビュー」は、GA4 や Search Console の数字とは数えているものが違います。AdSense のページ ビューのヘルプには「ページ ビューは、Google 広告を掲載しているページが表示されるたびにレポートでカウントされます。」とあり、1ページに広告がいくつあっても1回と数えます。検索から来た人も SNS から来た人も入りますが、広告を掲載していないページの表示は入りません。

PVと収益の関係そのもの(PVに何を掛けているか、記事ごとに掛ける側が違いうること)はブログのPVと収益の関係は?に書きました。この記事は、収益が下がったときにどちら側が動いたかを分けるところだけを扱います。

AdSense のレポートで、ページビューとページRPMを同じ長さの期間で並べる

2つの数字は、AdSense のレポートで並べて見られます。レポートの指標を選択するヘルプには「使用可能なすべての指標がデフォルトで表示されるわけではありません。」とあり、レポートを開いた状態で編集アイコンを押し、[統計情報を選択] で指標を選んで [適用] を押すと列が足されます。見積もり収益額、ページビュー、ページRPMの3つが並んでいれば足ります。

期間は、期間を比較するヘルプの手順で、[+ 比較を追加] から「前の期間」「前年」「カスタム」のどれかを選びます。ヘルプには「比較できるのは同じ単位の期間(月間、年間など)のデータに限られます。」とあります。月と月でも日数は最大3日違うので、合計で比べるなら日付を指定して同じ日数にそろえます。ページRPMは1,000ページビューあたりの値なので、期間の長さの影響を受けません。期間比較で間違えやすいことはサーチコンソールの期間比較で間違えやすいことにまとめました。考え方は AdSense でも同じです。

画面の配置は確かめていないので、項目名が見当たらないときはヘルプを確かめてください。

どちらが減ったかで、3つのパターンに分かれる

前の期間を1として、今の期間が何倍になったかで考えると分かりやすくなります。収益の倍率は、ページビューの倍率とページRPMの倍率を掛けたものです。倍率は説明用の仮の値です。

パターンページビューページRPM見積もり収益額次に見ること
ページビューが減った0.8倍1.0倍0.8倍Search Console で、クリック数が減った記事を特定する
ページRPMが下がった1.0倍0.8倍0.8倍検索流入のためのリライトより先に、見積もりの確定・無効なトラフィック・ポリシー センターを確かめる
両方が下がった0.9倍0.9倍0.81倍ページビュー側から先に見る(自分で手を入れられるのはこちら)。同時に、ポリシー センターに広告配信に関わる問題が出ていないかも確かめる

※倍率はサンプルデータの数字です。

たとえば1行目は 0.8 × 1.0 = 0.8 で、収益の減り方はページビューの減り方と同じです。3行目は 0.9 × 0.9 = 0.81 で、どちらも1割ずつしか減っていないのに、収益は2割近く減ります。両方が少しずつ下がると、収益の減り方は大きく見えます。

3つの行の「次に見ること」は、公式の手順ではなく、私が直す場所を決めるときの判断です。両方が下がっているときにページビューから見るのは、自分の記事で手を入れられるのがそちらだからです。

直す記事と作業内容を決める

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ページビューが減ったなら、Search Console でクリック数の落ちた記事を特定する

ページビューが減っているときに知りたいのは、どの記事に来る人が減ったかです。検索から来る人が多いブログなら、見る場所は Search Console の「検索パフォーマンス」→「ページ」タブのクリック数です。クリック数は検索パフォーマンス レポートのヘルプの定義では「ユーザーが Google 検索の検索結果からサイトをクリックした回数。」です。

  1. AdSense で比べたのと同じ長さの2つの期間を、Search Console の日付フィルタの比較で選ぶ
  2. 「ページ」タブで、クリック数の差が大きい順に並べる
  3. 上から数本の記事で、減ったのが表示回数か、CTRか、掲載順位かを見る

3つ目の分け方は順位は同じなのにクリックが減ったら?に手順があります。順位が落ちていて、時期が Google のアップデートと重なるなら、コアアップデートで順位が下がったときの対応で、直す前に待つかどうかを決めます。

AdSense のページビューは減っているのに、Search Console のクリック数はほとんど変わっていない、ということもありえます。上で書いたとおり AdSense のページビューは広告を掲載しているページの表示なので、検索以外の経路(SNS など)から来る人が減ったか、広告が出ているページの数そのものが変わったか(広告コードを外した、自動広告の設定を変えたなど)を疑います。ここは公式に書かれた手順ではなく、2つの数字の数え方の違いから私が考えた順番です。自動広告の設定を変えるときに、変えた日を記録して前後で比べるやり方はアドセンス合格後にやることは?広告を貼る前後で比べる数字と設定に書きました。

どのページの収益が動いたかを AdSense の側から見たいときは、ページ URL の内訳が使えます。ヘルプには「ページ URL の内訳には、過去 30 日間で特に閲覧の多いページの収益化パフォーマンスが表示されます。」とあり、表示回数が一定に満たないページは出ないこと、表に [すべて] の行が無いことも書かれています。全ページの合計とは一致しない前提で使います。また、ヘルプには「この内訳は、コンテンツ向け AdSense のみでご利用いただけます。」ともあります。

ページRPMだけが下がったなら、記事を直しても戻るとは限らない

ページビューは変わらず、ページRPMだけが下がっているなら、来る人の数ではなく、表示1,000回あたりの見積もり収益が減っています。検索からの流入を増やすためのリライトは、主にページビューの側を動かす手で、ページRPMを戻すための手ではありません。ページRPMは見積もり収益額から後で計算される値で、広告主が払う額は広告主が決めるもの(PVと収益の記事でクリック単価のヘルプを引きました)なので、自分の記事の外で決まる部分があります。

そのうえで、自分で確かめられることは4つあります。

1. 見積もりと確定額を比べていないか

収益の推定額と確定額のヘルプには次のようにあります。

アカウントの [パフォーマンス レポート] タブに表示される推定収益額は確定額ではなく、実際の収益額は、Google による無効なクリックおよびインプレッションの確認、調整が行われる月末まで確定しません。

レポートの数字は見積もりで、確定した額は後から別の画面(ヘルプの表記では [お支払い] タブと [料金の履歴] タブ)に出ます。ヘルプには、無効なアクティビティによる減額で見積もりと確定額が一致しなくなる場合があること、1日あたりやサイトごとの調整の詳細は知らせられないことも書かれています。確定した額だけが減っているなら、レポートの数字をいくら見比べても、どの日の何が引かれたかまでは分かりません。片方が確定額(調整後)で、もう片方がレポートの見積もりなら、同じ種類の数字どうしで比べ直します。

2. 無効なトラフィックの兆候が無いか

無効なトラフィックのヘルプには「お客様のトラフィックの品質を確認できない場合は、広告の配信を制限するか、広告の配信を無効にすることがあります。」とあります。収益の推定額と確定額のヘルプは、無効なアクティビティを見つけて減らす手順として、Google アナリティクスで過去90日間のトラフィック ソースの変化を調べ、不明なソースからの急増が無いかを確かめること、AdSense のポリシーと広告のプレースメントのポリシーを読むこと、連絡フォームで報告することを挙げています。

3. ポリシー センターに、広告配信に関わる問題が出ていないか

配信制限の内訳のヘルプには、ポリシーに関する問題による広告配信の制限はこの内訳に含まれず、アカウントのポリシー センターで、問題と広告配信への影響を確かめるように、と書かれています。ページRPMが下がった時期と、ポリシー センターに問題が出た時期が重なっていないかを見ます。

4. 配信制限の内訳で、パーソナライズされない広告が増えていないか

同じ配信制限の内訳のヘルプには「レポートで配信制限の内訳を使用すると、パーソナライズド広告と非パーソナライズド広告を比較できます。この内訳では、広告がパーソナライズされない原因となる制限と、それらの制限が収益に与える影響を把握できます。」とあります。ページRPMが下がった期間と前の期間で、この内訳を見比べます。

4つとも当てはまらないなら、検索流入を増やすためのリライトでページRPMが戻るとは考えにくい、と私は判断します。ただし、記事の内容によってページRPMが違いうることはブログのPVと収益の関係は?に書いたとおりで、ページRPMが何によってどれだけ動くかの内訳は、この記事で引いたヘルプには書かれていないので、原因は断定しません。

下がっていないのに、下がって見えることもある

比べ方のせいで、下がっていない収益が下がって見えることもあります。ホームページのレポートのヘルプによると、ホームの推定収益額は「今日、昨日、今月(現時点まで)、先月について表示されます。」。月の途中で「今月」と「先月」を並べると、日数の違う2つを比べることになり、今月のほうが少なく見えて当然です。比べるなら、レポートで同じ長さの期間を選び直します。

日別の数字が上下するのを見て下がったと感じたときも、まずは同じ長さの期間の合計で比べます。順位の上下がどこから本物の変化かの考え方は検索順位の変動は一時的かに書きました。

よくある質問

ページRPMとは何ですか

表示1,000ページビューあたりの見積もり収益額です。AdSense のヘルプでは、見積もり収益額をページビュー数で割り、1,000を掛けた値と定義されています。ここでのページビューは、Google 広告を掲載しているページの表示の回数です。先に決まっている単価ではなく、出た見積もり収益額から後で計算される値です。

アドセンスのRPMの平均はどのくらいですか

この記事では出しません。この記事で引いた AdSense のヘルプには平均や目安の値が載っておらず、私も確かめられる記録を持っていないからです。収益が下がったかどうかを判断するのに、他人の平均は要りません。比べる相手は、自分の前の期間のページRPMです。

アドセンスの収益が反映されない、確定額が見積もりと違うのはなぜですか

レポートの数字は見積もりで、月末の調整を経て確定するからです。収益の推定額と確定額のヘルプでは、無効なクリックやインプレッションの調整が月末に行われ、確定額はお支払いの画面に出るとされています。また、推定収益額はアカウントのタイムゾーン、確定額とお支払いは米国/ロサンゼルスのタイムゾーンで計算されるので、わずかな差が出ることがある、とも書かれています。

ページビューもページRPMも変わっていないのに、収益だけ下がりました

同じレポートの同じ期間・同じ条件で並べた見積もり収益額どうしなら、表示の丸めによる小さなずれを除いて起きません。レポートの見積もり収益額は、同じレポートのページビュー ÷ 1,000 × ページRPMなので、2つが変わらなければ同じです。下がって見えるなら、比べている期間の長さが違うか、ホームの金額や別の条件のレポートと比べているか、見積もりではなく確定した額(調整後)を見ている可能性があります。

まとめ

  • AdSense のレポートの見積もり収益額は、同じレポートのページビュー ÷ 1,000 × ページRPMに必ず分けられる。ページRPMの定義(見積もり収益額 ÷ ページビュー数 × 1,000)を並べ替えただけ
  • AdSense のページビューは、Google 広告を掲載しているページの表示の回数。検索以外から来た人も入る
  • 収益が下がったら、AdSense のレポートでページビューとページRPMを同じ長さの期間で比べ、どちらが減ったかを先に決める
  • ページビューが減ったなら、Search Console の「ページ」タブでクリック数の落ちた記事を特定し、表示回数・CTR・掲載順位のどれが減ったかを見る
  • ページRPMだけが下がったなら、記事を直しても戻るとは限らない。見積もりの確定、無効なトラフィック、ポリシー センター、配信制限の内訳を確かめる
  • 月の途中の「今月」と「先月」は長さが違う。下がって見えるだけのこともある
  • RPMの平均や目安の値は、引いたヘルプに無いので出していない。比べる相手は自分の前の期間

この記事で引いた AdSense ヘルプは、ページのインプレッション収益、ページ ビュー、収益の推定額と確定額、ホームページのレポート、無効なトラフィック、配信制限の内訳、レポートの指標を選択する、期間を切り替えて他の期間と比較する、ページ URL の内訳の9ページと、Search Console の検索パフォーマンス レポートのヘルプです(2026年10月8日に日本語版と英語版の本文を取得して原文と照合しました)。画面の配置は確かめていません。


ページビューの側が減っていたとき、次に要るのは「検索結果でもう少し押されるはずの記事」を見つけることです。その切り分けのために私が作ったツールがあるので、ここから宣伝として書きます。

サーチコンソールのエクスポートをZIPのまま置くだけで、4.0〜20.5位のページを、表示回数100回以上は通常判定、30〜99回は参考判定、30回未満は本文中心の監査に分け、この順に、同じ区分の中ではCTR機会差(表示回数 ×(期待CTR − 実CTR)で出す「回相当」の数)の多い順に並べて出します。順位が20.5位より下に落ちてしまった記事は対象の外です。 判定と候補3記事のCTR機会差の確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料です。有料は2,980円(税込)の買い切りで、無料の1件を除いた3記事分の診断カードが対象です。3記事分が揃うとき(判定に出た候補が4件以上のとき)だけご案内します。生成の利用期限は購入から7日間で、月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。 CSVファイルそのものはブラウザの外に出ませんが、診断カードを出すときは選んだ1ページぶんの数値(URL・キーワード・順位・表示回数・CTR)を、タイトル取得を押したときは最大10件のURLを送ります。

⚠️ このツールは AdSense のデータを読みません。ページRPMや収益は AdSense の画面で見てください。置いた1つの期間のエクスポートを見るだけなので、クリック数が減ったかどうかも判定しません(減った記事の特定は、上の手順で Search Console の比較を使って行ってください)。置いた期間の平均の順位で判定するので、その期間の終わりのほうで順位が落ちた記事は、実際より上の順位として扱われ、診断を誤ることがあります。減った記事を特定する作業は、Search Console の比較で先に済ませてください。並べ替えるだけで、CTR・順位・収益が上がることを約束するものではなく、直したあとの効果を自動で追いかける機能もありません。また、掲載順位4.0〜20.5位に入るページが無いブログでは、候補が0件になることがあります。

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この記事を書いた人

みやこし

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noteQiitaZenn

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