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アフィリエイトはSEOで不利?公式が問題にする「薄い」ページの線引き

Googleのスパムポリシーが問題にするのは、販売元の説明をコピーし独自の価値を加えない「薄い」アフィリエイトページで、参加サイトがすべて薄いわけではないとも書いています。確認した公式4ページに、リンクがあるだけで順位を下げる記述も「不利ではない」と言い切る記述も無く、分かれ目は販売元に無い情報があるかです。

この記事のまとめ

Google のスパムに関するポリシーがアフィリエイトについて問題にしているのは「内容の薄いアフィリエイト サイト」で、商品の説明やレビューを販売元からそのままコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えずにアフィリエイトリンクを載せるページのことです。同じ節は「アフィリエイト プログラムに参加しているサイトが、すべて内容の薄いアフィリエイト サイトというわけではありません」とも書いています。私が確認した Google 公式の4ページに、アフィリエイトリンクがあること自体で順位を下げるという記述は見当たりませんでした。ただし、同じ4ページに「不利ではない」と言い切った箇所もありません。分かれ目は、販売元のページに無い情報が記事にあるかで、公式は価格の追加情報・独自の商品レビュー・厳格なテストと評価・商品の比較などを例に挙げています。アフィリエイトリンクには rel="sponsored"(または nofollow)を付けます。

アフィリエイトのリンクを貼っているからといって、それだけで問題にされるとは、私が確認した Google 公式の4ページには書かれていません。公式が名指しで問題にしているのは、販売元の商品説明を写しただけで、記事を書いた人ならではの情報が無いページです。 「アフィリエイトはSEOで不利」「もうオワコン」という記事を読んで、自分のレビュー記事を消すべきか迷っているなら、先に公式の線がどこに引かれているかを確かめてください。 読み終えるころには、自分の記事に販売元のページに無い情報がどれだけあるかを、販売元のページと並べて確かめられるようになります。

直す記事が多くて、どれから手を付けるか決められない場合の道具は、記事の最後に書きます。

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「アフィリエイトは不利」は、Google の公式にどう書かれているか

私が見た範囲で、Google がアフィリエイトについて節を立てて書いているのは、スパムに関するポリシーの「内容の薄いアフィリエイト サイト」の節です。affiliate-programs という名前の付いた古い公式ドキュメントのURL(…/guidelines/affiliate-programs)を開いても、いまはこの節に転送されます(2026年10月6日に確かめました)。節の最初の段落はこうです。

内容の薄いアフィリエイト サイトとは、商品の説明やレビューを元の販売者からそのままコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えない状態で、商品のアフィリエイト リンクを含むコンテンツを掲載する行為です。

問題にされている条件は2つ重なっています。販売元の説明やレビューをそのままコピーしていること、そして独自のコンテンツや付加価値が無いことです。アフィリエイトリンクを含むこと自体は、この定義の中で「どんなページの話か」を指す部分にとどまっています。

2段落目は、同じ内容が多くのサイトに配られる形を挙げています。「アフィリエイト ページが、独自の価値を付加することなくアフィリエイト ネットワークでコンテンツを配信するプログラムの一部である場合、内容が薄いと判断されます。」日本語版は「判断されます」と言い切っていますが、英語版は "can be considered thin" で、薄いとみなされることがある、という書き方です。

そして3段落目に、こう続きます。

ただし、アフィリエイト プログラムに参加しているサイトが、すべて内容の薄いアフィリエイト サイトというわけではありません。優れたアフィリエイト サイトは、有意義なコンテンツや機能を提供することで新たな価値を加えています。たとえば、価格、独自の商品レビュー、厳格なテストと評価、商品やカテゴリのナビゲーション、商品の比較などに関する追加情報を提供しています。

公式がわざわざ「すべて…というわけではありません」と書いているので、アフィリエイトに参加していることと、薄いページであることは、公式の中で分けて扱われています。私が確認した Google 公式の4ページ(スパムに関するポリシー、有用なコンテンツの作成、質の高いレビューを書く、アウトバウンド リンクの関係性を伝える)には、アフィリエイトリンクがあること自体で順位を下げるという記述は見当たりませんでした。

一方で、「アフィリエイトの記事は不利にならない」と言い切った箇所も、この4ページにはありません。言えるのは、公式が問題として書いているのは薄いページのほうだ、というところまでです。薄いと判断された場合については、スパムに関するポリシーの冒頭に「Google のポリシーに違反しているサイトは、検索結果での掲載順位が下がったり、まったく表示されなかったりすることがあります。」とあります。

「薄い」と「価値を足している」の線は、販売元のページと並べると見える

公式の定義は、販売元の説明をそのままコピーしていることと、独自のコンテンツや付加価値が無いことの2つです。裏返すと、自分の記事を販売元の商品ページと並べて、販売元のページに書かれていないことが記事に何があるかを数えれば、どちら側に寄っているかが見えます。

有用なコンテンツの作成についての公式ページも、自己評価の問いの中で同じところを突いています。

コンテンツが他のソースを参考にしたものである場合は、単なるコピーや書き換えではなく、付加価値とオリジナリティを十分に示すものですか。

同じページは、検索エンジンを第一に考えた作り方を見直すための問いとして「価値を付加することなく、主に他の人の意見を要約していますか。」も挙げています。販売元の説明を言い換えただけの記事や、通販サイトのレビュー欄をまとめただけの記事は、この問いに「はい」と答えることになります。なお、これらは自分で確かめるための問いで、当てはまると順位が下がると書かれているわけではありません。

公式の「優れたアフィリエイト サイト」の例(価格、独自の商品レビュー、厳格なテストと評価、商品やカテゴリのナビゲーション、商品の比較)を、個人ブログの1記事に当てはめると次のようになります。左の列は公式の例、右の2列は私の当てはめです。

公式が挙げる例販売元のページと同じになりやすい書き方販売元のページに無い情報になる書き方
独自の商品レビュー商品ページの特長の箇条書きを言い換える自分で使って分かったこと。合わなかった点、想定と違った点も含めて
厳格なテストと評価メーカーの公称値をそのまま載せる自分の使い方で測った数字と、その測り方
商品の比較1つの商品だけを紹介してリンクを置く候補にした他の商品と、選ばなかった理由
価格販売ページの価格を写す買った時期・プランの違いなど、価格を比べるときに迷う点の整理
商品やカテゴリのナビゲーション商品リンクを並べるだけのページ用途別に「どれから見ればいいか」を案内する一覧

公式の例は「たとえば」で始まっていて、これで全部というわけではありません。ただ、どの例も販売元の商品ページを写しただけでは出てこない情報という点で共通しています。使った人の感想、自分で測った数字、他社の商品との比較は、販売元の商品ページには載っていないことが多い情報です。

レビュー記事なら、公式の「質の高いレビュー」の項目で足りないものを探す

アフィリエイトリンクを貼る記事の多くは、商品やサービスのレビューです。Google には質の高いレビューを書くというページがあり、書き手の例に「独自の意見を発信するブロガー。」を挙げたうえで、おすすめの方法を並べています。そのページ自身が「レビューにはアフィリエイト リンクが使用されていることが多く、…」と書き、「アフェリエイト プログラムに対する Google の見解」(原文の表記のまま)へのリンクを置いています。リンク先は、前の節で引いた「内容の薄いアフィリエイト サイト」の節です。

おすすめの方法のうち、個人ブログで手を付けやすい主なものを抜き出します。

画像、音声、またはレビュー内容に関する自分自身の体験談へのリンクなど、専門知識を示し、レビューの信頼性を裏付ける情報を提供します。

競合商品との差別化要因について説明します。

独自の調査に基づいて、対象のメリットやデメリットについて述べます。

全体的に最も優れているもの、あるいは特定の用途に対して最適なものをおすすめする場合は、そう考える理由と、その裏付けとなる自分自身の体験を記載します。

読者が任意の販売者から購入できるように、複数の販売者へのリンクを記載することを検討します。

もう1つ、販売元との違いをいちばんはっきり言っている項目があります。英語版では "Describe key choices in how a product has been designed and their effect on the users beyond what the manufacturer says." で、商品の作りの主な選択と、それが使う人にどう効くかを、メーカーが言っていることを超えて説明する、という意味です。日本語版は「商品の設計とその効果について、メーカーから与えられる情報以外の主な選択肢を示します。」となっていて、英語版とは読み取れる意味がずれています。

同じページは最後に「レビューを書く際には、その長さではなく質と独自性を重視し、上記のおすすめの方法をできるだけ多く実践してください。」と書いています。全部そろえることが条件ではなく、長さを足すより、自分にしか書けない情報を足す方向です。有用なコンテンツのページも、商品レビューの例として、テストした商品数・テストの結果・テストの実施方法を、写真などの証拠とともに示すことを挙げています。

「使った体験」が個人ブログの強みになる理由と、E-E-A-T との関係はE-E-A-Tは個人ブログでどこまで作れるか、順位の直接要素ではない前提からに書きました。

ここまでで、直す方向は「販売元に無い情報を足す」と決まります。アフィリエイト記事が何本もあって、どれから直すかを決めかねているなら、検索の数字で順番を付ける方法を記事の最後で紹介します。

直す記事と作業内容を決める

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リンクには rel="sponsored" を付け、広告の表記は契約先の規約で確かめる

記事の中身とは別に、アフィリエイトリンクそのものの扱いも公式に書かれています。スパムに関するポリシーのリンクスパムの節は、最後にこう書いています。

Google は、リンクの売買も、広告やスポンサー活動を目的として行われる限り、ウェブ上での通常の経済活動の一環だということを理解しています。こうしたリンクは、rel="nofollow" 属性や rel="sponsored" 属性を <a> タグに設定している限り、Google ポリシーに対する違反にはなりません。

同じページのサイトの評判に関するポリシーの節では、違反と見なされない例の1つに「ページ全体での適切に処理されたリンクでのアフィリエイト リンクの使用、…」が挙がっていて、「適切に処理されたリンク」は上のリンクスパムの節を指しています。これは他人のコンテンツを載せるサイトについての節の例ですが、アフィリエイトリンクと rel の扱いが公式の中でつながっていることは読み取れます。リンクの関係性を伝える公式ページは、広告や有料プレースメントのリンクを sponsored でマークアップするよう書いています。

Google の公式ブログ(2019年)は、アフィリエイトのような広告リンクには sponsored をすすめつつ、nofollow でも同じように扱うとしています。すでに付けてある nofollow を書き換える必要はありません。(Evolving "nofollow" の記事。ブログが書いているのは「広告やスポンサー リンク」で、アフィリエイトという語はありません。対価の支払われる契約で貼るリンクなので、ここに入ると私は読んでいます。上の4ページとは別に、rel の扱いを確かめるために読んだページです) 値の選び方と、ASPのコードに最初から rel が入っていることがある話は普通のリンクにrelは要らない、nofollow・sponsored・ugcの使い分けにまとめています。

記事に「PR」「広告」と書くかどうかは、検索の話とは別の、法律と契約の話です。消費者庁のステルスマーケティングの説明ページは「広告であるにもかかわらず、広告であることを隠すことがいわゆる「ステルスマーケティング」です。」と説明し、令和5年10月1日から景品表示法違反になったとしています。同じページには「規制の対象となるのは、商品・サービスを供給する事業者(広告主)です。 企業から広告・宣伝の依頼を受けたインフルエンサー等の第三者は規制の対象とはなりません。」ともあります。一方で、同じページは注記で「広告には、企業がインフルエンサー等の第三者に依頼・指示するものも含まれます。」とも書いていて、依頼を受けて書いた記事が広告主の広告に当たることがあります。

規制の対象は広告主ですが、そのために広告主や ASP が、紹介する側に広告であることの表記を規約で求めていることがあります。参加している ASP と広告主の規約で、広告であることの表記をどう求めているかを確かめてください。この記事で確認した Google 公式の4ページには、広告の表記が順位にどう影響するかの記述はありませんでした。

自分のアフィリエイト記事を、販売元のページと並べて確かめる手順

公式の定義から逆算すると、確かめ方は単純です。1記事ずつ、次の順で見ていきます。

  1. 記事でリンクしている商品の販売元のページ(公式サイトや通販サイトの商品ページ)を横に開く
  2. 記事の段落ごとに、販売元のページに同じことが書かれているかを見る。同じなら、その段落は販売元の情報の写しか言い換えです
  3. 販売元のページに無い段落だけを数える。自分で使った感想、自分で測った数字、比べた他の商品、合わなかった点などです
  4. その数がほとんど無い記事から、上の表の右の列にあるような情報を足す。足せる情報が無い商品なら、その商品を紹介する記事を書くかどうかから考え直す

見るのは「リンクの数」ではなく「販売元のページに無い段落の数」です。リンクの本数について公式が何本までと書いた箇所は、私が確認した4ページにはありませんでした。

手を付ける記事は、1回のリライトで足す情報をまとめて反映し、反映した日と変えた項目を控えておくと、あとで検索の数字と見比べられます。その前に、変更前のタイトルと本文を控えておけば、数字が下がったときに丸ごと戻せます。

ポリシーに違反していると判断されたときは、手動による対策が取られることもあると、スパムに関するポリシーの冒頭に書かれています。自分のサイトに対策が出ていないかの確認はサーチコンソールの「手動による対策」の見方、確認は30秒で終わりますで手順を書いています。アフィリエイト記事とそれ以外の記事で検索の数字に差があるかを見たいなら、記事を種類ごとに分けて並べる方法を雑記ブログはSEOで不利?自分のサーチコンソールでジャンル別に確かめるに書きました。

よくある質問

アフィリエイトはSEOではもうオワコンですか

私が確認した Google 公式の4ページに、アフィリエイトだから評価しないという記述はありませんでした。スパムに関するポリシーが問題にしているのは、販売元の説明やレビューをそのままコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えないページです。同じ節は「アフィリエイト プログラムに参加しているサイトが、すべて内容の薄いアフィリエイト サイトというわけではありません」と書いています。ただし、アフィリエイト記事が不利にならないと言い切った記述もないので、自分の記事の検索の数字で確かめてください。

アフィリエイトリンクの数が多いと順位は下がりますか

本数について書いた記述は、私が確認した4ページにはありませんでした。公式の定義で問題になっているのは、リンクの数ではなく、独自のコンテンツや付加価値が無いことです。リンクには rel="sponsored"(または nofollow)を付けておきます。

販売元の商品説明を記事に載せてもいいですか

公式が問題にしているのは、販売元の説明をそのままコピーし、そのうえで独自のコンテンツや付加価値が無い状態です。商品の仕様のように販売元の情報を使う場面はあっても、それだけで記事が終わっていないかを見てください。有用なコンテンツの公式ページも、他のソースを参考にした場合に「単なるコピーや書き換えではなく、付加価値とオリジナリティを十分に示すものですか。」と問いかけています。

記事に「PR」や「広告」と書くと、SEOで不利になりますか

この記事で確認した Google 公式の4ページには、広告の表記が順位にどう影響するかの記述はありませんでした。表記をどうするかは検索ではなく法律と契約の話なので、消費者庁のステルスマーケティングの説明と、参加している ASP・広告主の規約で確かめてください。

アフィリエイト記事でどれくらい稼げますか

金額はブログや記事ごとに違うので、この記事では目安を出しません。紹介リンクの収益が何で決まるかと、先に見る数字はブログのPVと収益の関係は?1万PVの目安より先に見る2つの数字に書きました。

まとめ

  • Google のスパムに関するポリシーが問題にしているのは「内容の薄いアフィリエイト サイト」。販売元の説明やレビューをそのままコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えずにアフィリエイトリンクを載せるページのこと
  • 同じ節は「アフィリエイト プログラムに参加しているサイトが、すべて内容の薄いアフィリエイト サイトというわけではありません」と書いている。私が確認した4ページに、リンクがあること自体で順位を下げるという記述は無かったが、「不利ではない」と言い切った記述も無い
  • 公式が価値を足している例として挙げるのは、価格の追加情報、独自の商品レビュー、厳格なテストと評価、商品やカテゴリのナビゲーション、商品の比較など(網羅ではない)
  • 確かめ方は、記事を販売元のページと並べて、販売元のページに無い段落を数えること。レビュー記事なら公式の「質の高いレビューを書く」の項目を、長さではなく質と独自性の方向でできるだけ多く満たす
  • アフィリエイトリンクには rel="sponsored"(または nofollow)。広告の表記は、消費者庁の説明と ASP・広告主の規約で確かめる

「アフィリエイトは不利か」という問いは、公式の書き方に合わせると「自分の記事に、販売元のページに無い情報があるか」という問いに置き換わります。こちらなら、記事を1本開けば自分で答えを出せます。


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⚠️ このツールは、記事が内容の薄いアフィリエイトに当たるかどうかを判定しません。アフィリエイト記事だけを選んで並べる機能もなく、サイト全体から順番を出します。リライトの効果を自動で追跡する機能もありません。また、掲載順位4.0〜20.5位に入るページが無いブログでは、候補が0件になることがあります。

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この記事を書いた人

みやこし

ブログのリライトで「どの記事を直すか」を数字で決めるSEOライター向けツールを作っています。 掲載順位ごとの平均クリック率、AI Overviewによるクリック減の補正、タイトルの直し方など。

noteQiitaZenn

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