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アドセンス合格後にやることは?広告を貼る前後で比べる数字と設定

アドセンス合格後は、ads.txt・自動広告・プライバシーとメッセージ・お支払いの4つを確かめます。広告を入れて自分のブログの順位がどう動くかは公式に書かれていないので、入れた日をサーチコンソールの注釈に残し、前後の同じ長さの期間で掲載順位・CTR・CLSを比べる手順をまとめました。

この記事のまとめ

アドセンスに合格したあと、AdSense のヘルプで手順を確かめられる設定は、ads.txt、広告の設定(自動広告)、プライバシーとメッセージ、お支払い(本人確認・住所確認の PIN を含む)の4つです。ads.txt はヘルプで「必須ではありません」が「強くおすすめ」とされ、反映に最長1か月ほどかかることがあります。広告を入れて自分のブログの順位がどう動くかは公式に書かれていないので、入れた日を Search Console の注釈に残し、前後の同じ長さの期間で掲載順位・CTR・ウェブに関する主な指標を比べます。web.dev は広告をレイアウト シフトの最大の原因の一つとしています。合格後に収益を伸ばすために自分の記事で手を入れやすいのはページビューの側で、検索から来るブログなら Search Console で、表示はあるのにクリックされていない記事から直します。金額や記事数の目安は、この記事では出しません。

アドセンスに合格したら、まず ads.txt を置き、次に広告を入れる日を決めて、その日を記録してから広告を出します。設定の手順は AdSense のヘルプにありますが、広告を入れて自分のブログの表示や検索の数字がどう変わるかは、ヘルプには書かれていないからです。

合格の通知のあと、管理画面に ads.txt の警告や「プライバシーとメッセージ」「お支払い」といった見慣れない項目が並び、どれから手を付ければいいか迷っていませんか。広告を貼ったら表示が遅くなって順位が下がるのでは、と心配している人もいると思います。この記事では、ヘルプで確かめられる手順と、自分で確かめるしかないことを分けて書きます。「◯PVで月◯円」のような金額や、何記事あればいいかの目安は、引いたヘルプに無く、私も確かめられる記録を持っていないので出しません。

読み終えるころには、今日やる設定と、広告を入れたあと何日目に何を見比べればいいかが決まっているはずです。審査にまだ通っていない場合は、アドセンス審査に通らない?記事数より先にサイトに届くかを見るを先に読んでください。

次に直す記事を自分のデータで調べる

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合格後にまず確かめる設定は4つ

合格後に開くことが多く、AdSense のヘルプに手順がある設定のうち、この記事では次の4つを扱います。右の「いつ」の列は公式の順番ではなく、私の整理です。

設定やることいつ
ads.txt自分のパブリッシャー ID を書いたファイルをサイトのルートに置く最初に。反映に時間がかかることがある
広告の設定(自動広告)広告を出す場所と形式を決めて、サイトに適用する入れる日を決めてから。その日を記録する
プライバシーとメッセージ規制に応じた同意のメッセージを作る欧州経済領域・英国・スイス(や米国の一部の州)の読者がいるなら
お支払い税務情報、本人確認・住所確認(PIN)、お支払い方法画面で求められたとき。PIN は郵送で届く

この4つは、やれば終わる作業です。一方で、広告を入れたことで読者の体験や検索の数字が変わったかどうかは、ブログごとに違い、ヘルプにも答えがありません。こちらは後の節で、比べ方として書きます。

ads.txt は必須ではないが、最初に置く

ads.txt に関するガイドには次のようにあります。

ads.txt は必須ではありませんが、使用することを強くおすすめします。

ads.txt は、自分のサイトの広告枠を売ってよい販売者を宣言するテキスト ファイルです。ヘルプの手順では、AdSense の [サイト] から対象のサイトを開いてスニペットをコピーし、それを書いたファイルをサイトのルート ディレクトリ(example.com/ads.txt の位置)に置きます。置いたら、ブラウザでその URL を開いて中身が表示されるかを確かめます。

最初に置くのは、反映に時間がかかるからです。ヘルプには、変更が反映されるまで数日かかる場合があり、「サイトの広告リクエストが多くない場合は、最長で 1 か月ほどかかることがあります。」とあります。置いたあとに [アップデートを確認] で再チェックを頼めることも書かれています。

ブログサービスを使っている場合、ルートにファイルを置けるかどうか、どこから設定するかはサービスによって違います。ヘルプも、置き場所が分からないときはサイトビルダーの手順を見るか、ホスティングのサービスに聞くように書いています。

自動広告は、入れる日を決めてから入れる

自動広告についてのヘルプによると、自動広告はサイトの全ページに1つのコードを置き、Google がページを分析して広告を配置する仕組みです。インテント重視、オーバーレイ、ページ内などのフォーマットがあり、ヘルプは次のように説明しています。

オーバーレイ広告とは、レイアウトに影響を与えずにページのコンテンツの上に重ねて配置される広告です。

ページ内広告は、ページのレイアウトとコンテンツの量に基づいて、ページのエリア内に配置されます。

オーバーレイには、画面の上か下に固定されるアンカー広告、ページを移るあいだに出る全画面広告などがあります(全画面広告は、日本語版では「ページの読み込み中に」と訳されていますが、英語版は "between page loads" です)。ページ内広告は本文の中に入るので、本文の位置が動きうるのはこちらだと私は読んでいます。

サイトに自動広告を設定するのヘルプの手順では、[広告] で対象サイトの編集アイコンを押すとプレビューが開き、そこで [自動広告] をオンにして、形式ごとのオン・オフ、ページ内広告の広告掲載数、除外エリア、ページ除外を決めてから [サイトに適用] を押します。適用のときに「最初にテストを実施」を選ぶこともでき、ヘルプには「AdSense は、サイトのトラフィックの 50% を対象に 90 日間のテストを行います。十分なデータが収集されたらテストは終了します。」とあります。

ここで大事なのは、適用した日を記録しておくことです。Search Console の注釈に「AdSense 自動広告を適用(ページ内:オン)」のように、何を変えたかまで書いておきます。注釈の付け方と、比較モードでは消える制約はサーチコンソールの注釈の使い方は?にまとめました。同じ時期にリライトやデザインの変更を重ねると、あとで何が効いたのか分からなくなるので、私は広告を入れる前後の数週間は他の大きな変更を避けます。テストを選んだ場合は、広告が出るのは一部の読者だけなので、Search Console の数字ではテストの効果を分けて見られない、と考えておきます。

直す記事と作業内容を決める

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広告を入れる前後で比べるのは、掲載順位・CTR・レイアウトのずれ

広告を貼ると順位が下がるのか、という問いに、この記事で引いた AdSense ヘルプは答えていません。Google 検索のページ エクスペリエンスのドキュメントは、自己評価の質問の1つに「コンテンツに、主要なコンテンツを妨害したり注意をそらしたりするほどの大量の広告を掲載することを回避できていますか。」を挙げていますが、広告を入れたら何位動くかは書いていません(ページ エクスペリエンスと順位の関係はページエクスペリエンスは順位に効く?公式がランキングで使うと名指ししている要素はCore Web Vitalsだけに書きました)。分かるのは、自分のブログで入れる前と後に何が起きたかだけです。web.dev の CLS の最適化の記事は、次のように書いています。

広告は、ウェブ上のレイアウト シフトの最大の原因の一つです。

同じ記事は、広告のための場所をあらかじめ確保しておけばずれは防げるが、広告は高さが決まっていないので必要な場所を正確には確保しきれないことがあり、大きめに確保すればそのぶん空白が増える、とも書いています。読んでいる途中で本文が下に押し出されるのは、読者にとって分かりやすい不便です。そこで、入れた日を境に次の3つを比べます。

見る場所数字確かめたいこと
Search Console 検索パフォーマンス掲載順位・CTR・クリック数検索での見え方と、選ばれ方が変わったか
Search Console ウェブに関する主な指標CLS(レイアウトのずれ)ほか広告で本文がずれるようになっていないか
実際のページ(スマートフォン)目で見たずれ・重なりデータが足りないブログでも確かめられる

検索パフォーマンスは、入れた日の前の28日と後の28日のように、同じ長さで曜日もそろう期間で比べます。直近の数日は数字がまだ確定していないので、後ろの期間は少し待ってから取ります。比べ方の注意はサーチコンソールの期間比較で間違えやすいことに書きました。

ウェブに関する主な指標のレポートは、過去28日間の実際の訪問のデータで判定するので、入れてすぐには変わりません。アクセスの少ないブログでは「データがありません」のことも多く、そのときはスマートフォンで実際の記事を開き、広告が出たときに本文がずれないか、広告が本文に重ならないかを目で確かめます。レポートの読み方はウェブに関する主な指標レポートの見方は?にあります。

前後で順位が下がっていても、それが広告のせいとは限りません。同じ時期に Google のアップデートがあれば、そちらの影響と区別できないからです。ずれがはっきり見えた記事は、ページ内広告の掲載数を減らす、除外エリアを使うなど、上の設定で調整するのが、私の考える手です。調整したらその日も注釈に残します。

欧州などの読者がいるなら「プライバシーとメッセージ」を開く

プライバシーとメッセージについてのヘルプでは、この画面は GDPR や米国の州のプライバシー法などの規制に基づいて、読者から同意やオプトアウトの意思を集めるメッセージを作るためのものと説明されています。さらに同意管理に関する要件のヘルプは、欧州経済領域・英国・スイスのユーザーにパーソナライズド広告を配信する場合、TCF と統合した Google 認定の同意管理プラットフォーム(CMP)を使う必要があるとしています。日本語の読者がほとんどのブログでも、これらの地域からのアクセスがあるかは Search Console の「国」で確かめられます。

プライバシーポリシーに何を書くかは別の話で、ブログにプライバシーポリシーは必要?AdSenseとGA4の規約が求めることにまとめました。

お支払いは、本人確認と PIN を後回しにしない

お支払い基準額のヘルプは、支払いに関わる基準額を、税務情報、認証(本人確認と住所確認)、お支払い方法の選択、お支払い、利用停止時の5つに分けています。「こうした基準額は、アカウントのレポート通貨によって異なります。」とあるので、金額は自分のアカウントの通貨でヘルプの表を確かめてください。地域によっては、広告の掲載と支払いの受け取りを始める前に本人確認が要る、とも書かれています。

住所確認は、PIN を使用した住所確認のヘルプによると、収益が認証の基準額に達すると6桁の PIN が支払い先の住所に国際郵便で届き、それをアカウントに入力する流れです。届くまで通常3週間ほどで、追跡番号はありません。ヘルプには次の注意があります。

PIN を 3 回間違えて入力すると、アカウントでの広告掲載が停止されます。

PIN の発行日から 4 か月以内に住所確認の手続きを完了してください。4 か月以内にお支払い先住所の確認の手続きが完了しないと、ページに広告が表示されなくなります。

支払いの時期はお支払いスケジュールのヘルプのとおりで、前月の見積もり収益額が3日に確定し、「残高は 20 日の時点でお支払い基準額に達している必要があります。」。お支払い情報の変更も20日までに済ませる必要があり、銀行振込なら21〜26日に支払いが処理されます。基準額に届かない月は、残高が翌月に繰り越されます。

ポリシー センターは、ときどき開く

合格したあとも、サイトがポリシーに合っているかは見られ続けます。広告配信に影響を与えるポリシー違反を解決するのヘルプには「ポリシーに関する問題は修正する必要があります。」とあり、ポリシー センターで問題の詳細を見て、直したらサイトごとに審査をリクエストする手順が書かれています。広告を手で貼るなら、広告のプレースメントに関するポリシーの「誤クリックの回避」の項目も読んでおきます。ポリシー センターに出た問題と収益の関係は、アドセンス収益が下がった原因は?でも触れました。

合格後に手を入れやすいのは、ページビューの側

AdSense の見積もり収益額は、ページビューとページRPM(表示1,000回あたりの見積もり収益額)に分けられます。分け方はアドセンス収益が下がった原因は?に書きました。ページRPMには広告主が払う額のように自分の記事の外で決まる部分があるので、合格後に自分で動かしやすいのはページビューの側です。PVと収益の関係そのものはブログのPVと収益の関係は?にまとめました。

検索から来る人が多いブログなら、ページビューを増やす入り口は Search Console です。新しく記事を書く前に、すでに検索結果に出ているのにクリックされていない記事を探します。

  1. 「検索パフォーマンス」→「ページ」タブで、直近の3か月などの期間を選ぶ
  2. 掲載順位が1ページ目の下のほうから2ページ目あたりで、表示回数がある記事を拾う
  3. その中で、順位のわりに CTR が低い記事から、タイトルと説明文、本文を見直す

順位がすでに上のほうの記事は伸びしろが小さく、順位がずっと下の記事は表示回数が少なくて変化が見えにくい、というのが私がこの範囲から選ぶ理由です。ここも公式の手順ではありません。

よくある質問

合格したのに広告が表示されません

設定の直後なら、まず時間を置きます。ads.txt のガイドには、ads.txt のステータスが [承認済み]、サイトのステータスが [準備完了] で、広告を設定している場合は広告の掲載が始まり、「なお、ページに広告が表示されるまで 1 時間ほどかかる場合があります。」とあります。自動広告の設定のヘルプも、サイトのすべてのページにコードが入っているかを確かめるよう書いています。本人確認を求められている場合は、それが済むまで広告が出ないこともあります。

自動広告と、手で貼る広告ユニットのどちらがいいですか

この記事では、どちらがいいかは決めません。引いたヘルプには、どちらが収益や読者の体験に有利かの比較は載っていません。自動広告は設定画面で形式や掲載数、除外エリアを調整できます。どちらを選んでも、入れた日を記録して前後で比べる、というやり方は同じです。

ads.txt の警告が消えません

ブラウザで example.com/ads.txt の位置を開き、中身が表示されるかを先に確かめます。表示されれば AdSense もそのファイルを検出できるはず、とヘルプにあります。表示されているのに警告が残るなら、反映には最長1か月ほどかかることがあるので、[アップデートを確認] で再チェックを頼みつつ待ちます。

広告を貼ると検索順位は下がりますか

広告を入れたら下がる・下がらない、とは公式に書かれていません。Google 検索のドキュメントは、主要なコンテンツを妨げるほどの大量の広告や煩わしいインタースティシャルを避けているかを、ページ エクスペリエンスの自己評価の質問に挙げています。 分かるのは自分のブログで起きたことだけなので、入れた日を注釈に残し、前後の同じ長さの期間で掲載順位と CTR を比べます。表示速度と順位の関係はページ表示速度はSEOに効くかに書きました。

まとめ

  • 合格後にまず確かめる設定は、ads.txt、広告の設定(自動広告)、プライバシーとメッセージ、お支払いの4つ
  • ads.txt は必須ではないが強くおすすめとされ、反映に最長1か月ほどかかることがある。最初に置く
  • 自動広告は入れる日を決め、Search Console の注釈に残してから適用する。ページ内広告は本文の中に入る
  • 入れる前後の同じ長さの期間で、掲載順位・CTR・ウェブに関する主な指標を比べる。データが無ければスマートフォンで目で確かめる。差を広告のせいと決めつけない
  • 欧州経済領域・英国・スイスの読者がいるなら、プライバシーとメッセージと認定 CMP の要件を確かめる
  • お支払いは本人確認と PIN を後回しにしない。PIN は3回間違えると広告掲載が止まる。支払いの判定は毎月20日の残高
  • 収益を伸ばすために自分の記事で手を入れやすいのはページビューの側。Search Console で、表示はあるのにクリックされていない記事から直す

この記事で引いた AdSense ヘルプは、ads.txt に関するガイド、自動広告について、サイトに自動広告を設定する、プライバシーとメッセージについて、同意管理に関する要件(パブリッシャー様向け)、お支払い基準額、PIN を使用した住所確認について、AdSense のお支払いスケジュール、広告配信に影響を与えるポリシー違反を解決する、広告のプレースメントに関するポリシーの10ページと、Google 検索のドキュメント1ページ(ページ エクスペリエンスが Google 検索の検索結果に与える影響について)、web.dev の CLS の最適化の記事です(2026年10月8日に日本語版と英語版の本文を取得して原文と照合しました)。AdSense の管理画面は確かめていないので、項目名が見当たらないときはヘルプを確かめてください。


合格後に決めることの1つが、上の最後の節の「表示はあるのにクリックされていない記事を、どれから直すか」の並べ替えです。ここから先は、その並べ替えを機械にやらせる自作ツールの宣伝です。

サーチコンソールのエクスポートをZIPのまま置くだけで、4.0〜20.5位のページを、表示回数100回以上は通常判定、30〜99回は参考判定、30回未満は本文中心の監査に分け、この順に、同じ区分の中ではCTR機会差(表示回数 ×(期待CTR − 実CTR)で出す「回相当」の数)の多い順に並べて出します。 判定と候補3記事のCTR機会差の確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料です。有料は2,980円(税込)の買い切りで、無料の1件を除いた3記事分の診断カードが対象です。3記事分が揃うとき(判定に出た候補が4件以上のとき)だけご案内します。生成の利用期限は購入から7日間で、月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。 CSVファイルそのものはブラウザの外に出ませんが、診断カードを出すときは選んだ1ページぶんの数値(URL・キーワード・順位・表示回数・CTR)を、タイトル取得を押したときは最大10件のURLを送ります。

⚠️ このツールは AdSense のデータも、ページの表示速度やレイアウトのずれも読みません。広告を入れる前後の比較もしません(置いた1つの期間のエクスポートを見るだけです)。並べ替えるだけで、順位やクリック数、広告の収益が上がることを約束するものではなく、直したあとの効果を自動で追いかける機能もありません。また、掲載順位4.0〜20.5位に入るページが無いブログでは、候補が0件になることがあります。

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この記事を書いた人

みやこし

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noteQiitaZenn

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