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GA4のデータ保持期間とは?設定と変更の手順、既定の2か月で探索に古いデータが出ない理由

GA4のデータ保持期間は、探索とファネルのレポートにだけ効く設定です。既定は2か月で、無料のプロパティで選べるのは2か月か14か月。延ばしても、すでに消えたデータは戻りません。設定と変更の手順、Search Consoleの16か月との違い、それより前を残すCSVの保存まで、ヘルプの原文で確かめました。

この記事のまとめ

GA4(Google アナリティクス)のデータ保持期間は、ユーザー単位・イベント単位のデータを何か月でアナリティクスのサーバーから消すかを決める設定です。ヘルプによれば、既定は2か月で、無料(標準)のプロパティで選べるのは2か月か14か月です。有料のアナリティクス 360 なら、イベントデータは26か月・38か月・50か月も選べます。この設定が効くのはデータ探索とファネルのレポートだけで、[レポート] の標準の集計レポートには影響しません。探索で古い期間を指定しても空になるのは、保持期間を超えた分が表示されないからです。設定の場所は [管理] の [データの収集と修正] にある [データの保持] で、変えるには編集者のロールが要り、反映まで24時間かかります。延ばした場合に変更が適用されるのは、すでに収集していて、まだ削除していないデータです。2か月のまま消えた分は戻らない、と私は読んでいます。Search Consoleのデータは、これとは別の仕組みで過去16か月ぶんが残ります。それより前の検索の数字を残したいなら、Search Consoleのページ別のCSVを月ごとに保存しておくのが、手元でできるいちばん簡単な方法です。

GA4の探索で去年の数字を出そうとして、グラフも表も空だったことはありませんか。データが壊れたわけではなく、多くの場合は「データ保持期間」という設定のせいです。初めから2か月になっていて、探索ではそれより前が出てきません。

保持期間はどこで変えるのか、変えたら消えたデータは戻るのか、[レポート] の数字まで消えてしまうのか。Search Consoleの数字はどこまで残るのか。この記事は、そこが分からずに手が止まっている方に向けて書いています。

読み終えたときには、選べる期間と、その設定が効く画面・効かない画面、変える前に知っておきたい3つのこと、Search Consoleの16か月との違い、それより前の数字を残す方法が分かるはずです。Google アナリティクス ヘルプとSearch Centralの文書は、2026年10月10日に日本語版と英語版の原文で確かめました。アナリティクス ヘルプの日本語版には、AI 技術で翻訳した内容を含む場合がある、という注記が付いていたので、言い回しが気になる箇所は英語版と並べて読んでいます。

なお、どの語で検索されて何位に出ているかはGA4では見られないので、Search Consoleで見ます。GA4の開き方と、ブログでまず見る3か所はGA4の見方は?ブログで見るのはページ・流入元・期間の3つだけにまとめました。この記事はその続きで、データ保持期間の設定だけを扱います。

次に直す記事を自分のデータで調べる

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結論:保持期間が効くのは探索とファネルだけ。既定は2か月で、無料なら14か月まで延ばせる

データの保持(Google アナリティクス ヘルプ)は、この機能を、保存されたユーザー単位とイベント単位のデータが自動的に削除されるまでの期間を設定するもの、と説明しています。ブログで押さえておきたいのは次の4つです。

  • 既定は2か月。無料(標準)のプロパティで選べるのは2か月か14か月です
  • 効くのはデータ探索とファネルのレポートだけ。[レポート] にある標準の集計レポートには影響しません
  • 延ばしても、すでに消えたデータは戻らない(と私は読んでいる)。変更が適用されるのは、まだ削除していないデータです
  • Search Consoleの16か月とは別の仕組み。GA4の設定を変えても、Search Consoleの残る期間は変わりません

GA4のデータ保持期間で選べる期間

既定は2か月

既定の値は、データの保持のページではなく、データ探索ツールを使ってみるのヘルプに書かれています。

デフォルトでは、Google アナリティクス 4 のプロパティは 2 か月分のデータを保持します。
— Google アナリティクス ヘルプ「データ探索ツールを使ってみる」

英語版は "By default, Google Analytics properties retain 2 months of data." です。GA4を入れたときに何も触っていなければ、探索で見られるのは2か月ぶんだと考えておくとよいです。

無料のプロパティは2か月か14か月。360は50か月まで

選べる期間は、データの保持のヘルプと、Google アナリティクス 360(Google アナリティクス 4 プロパティ)のヘルプの上限表で同じでした。

データの種類無料(標準)のプロパティアナリティクス 360(有料)
ユーザー単位のデータ(キーイベントのデータにも適用)2か月 / 14か月2か月 / 14か月
それ以外のイベントデータ2か月 / 14か月2か月 / 14か月 / 26か月 / 38か月 / 50か月
年齢・性別・インタレスト カテゴリ設定に関係なく、常に2か月設定に関係なく、常に2か月

データの保持のヘルプは、26か月・38か月・50か月に「アナリティクス 360 のみ」と付けています。360の上限表では、標準のプロパティは「最長 14 か月」、360のプロパティは「最長 50 か月」です。どちらのヘルプにも、イベントの量が多い大きなプロパティは2か月に制限される、という但し書きがあります(データの保持のヘルプの訳では「プロパティ(大)」「プロパティ(特大)」)。個人ブログでそこまで大きくなることは、まず無いと思います。

年齢・性別のデータが2か月より前で出ないのは、保持期間の設定を14か月にしていても同じです。ヘルプには「年齢、性別、インタレスト カテゴリのデータには、設定に関係なく常に 2 か月の保持期間が適用されます。」とあります。

保持期間が効く画面・効かない画面

[レポート] の標準の集計レポートには影響しない

データの保持のヘルプは、設定が効く範囲を次のように書いています。

データ保持の設定は、データ探索とファネルのレポートにのみ影響します。
— Google アナリティクス ヘルプ「データの保持」

英語版は "The data retention setting only affects explorations and funnel reports." です。直前の文では、標準の集計レポート(プライマリとセカンダリのディメンションを含む)には、レポートで比較を作っても影響しない、と書かれています。

つまり、保持期間が2か月のままでも、[レポート] の「ページとスクリーン」などで去年の期間を選べば、記事ごとの表示回数(GA4 のビュー)は出てくるはずです。一方で、自由形式などの探索で同じ期間を選ぶと出てきません。同じGA4の中で、画面によって見える期間が違うのは、このためです。標準のレポートで何年前までさかのぼれるかの年数は、私が読んだヘルプには書かれていませんでした。

探索で保持期間より長い期間を選ぶと、はみ出た分だけ表示されない

ヘルプは、探索で長い期間を選んだときのことを例で書いています。

たとえば、保持期間を 14 か月に設定し、レポートの期間を 14 か月 + 1 日に指定すると、保持期間を超えた 1 日分のデータはレポートに表示されません。
— Google アナリティクス ヘルプ「データの保持」

エラーが出るわけではなく、はみ出た日の分が空になるだけです。探索で前の年と比べようとして、片方だけ数字が小さい・0になっているときは、選んだ期間が保持期間からはみ出していないかを先に疑ってください。

データ保持期間の設定と変更の手順

データの保持のヘルプによれば、設定を変えるには、そのプロパティで編集者のロールが要ります。場所は、データ探索ツールのヘルプの書き方では、[管理] の [データの収集と修正] にある [データの保持] です(データの保持のヘルプの手順は「[プロパティ] 列で [データ設定] > [データの保持]」という書き方のままでした)。画面は私が確かめたものではないので、[データの収集と修正] が見当たらなければ [データ設定] の下も探してください。

  1. GA4の [管理] を押し、変えたいアカウントとプロパティが選ばれているかを確かめる
  2. [データの収集と修正] の [データの保持] を開く
  3. [イベントデータの保持] で、2か月か14か月を選ぶ
  4. [新しいアクティビティのユーザーデータのリセット] のスイッチは、変えたいときだけ切り替える
  5. [保存] を押す

ヘルプの手順に出てくる項目は、上の [イベントデータの保持] とリセットのスイッチです。ユーザー単位のデータの期間も2か月か14か月から選べる、と同じページの前半に書かれています。リセットのスイッチは、同じユーザーから新しいイベントがあるたびに、そのユーザーの識別子の保持期間を数え直すもので、ヘルプによればユーザー単位のデータにだけ効きます。探索で古い期間を見たい、という目的なら、変えるのは [イベントデータの保持] のほうです。

変える前に知っておきたい3つのこと

1. 反映まで24時間かかり、その間は戻せる。ヘルプには「保持期間を変更すると、変更が適用されるのに 24 時間かかります。この間は変更を元に戻すことができ、データには影響しません。」とあります。

2. 縮めると、次の月の処理で消える。ヘルプは、保持期間を短くすると「影響を受けるデータは次の月のプロセス中に削除されます。」と書いています。14か月から2か月に戻すと、2か月より前の探索のデータは、次の月の処理で消えると読めます。うっかり縮めたときは、24時間のうちに戻してください。

3. 延ばしても、すでに消えた分は戻らない。日本語版は、延ばすと「すでに収集したデータとまだ削除していないデータに変更が適用されます。」と書いています。英語版は "applied to data that you have already collected and that you have not already deleted." で、対象は、すでに収集していて、なおかつ、まだ削除していないデータです。データは保持期間が終わると月単位で消えていくので、2か月のまま消えた分は、14か月に延ばしても戻らない、と私は読んでいます。

3つ目から言えるのは、今日14か月に変えても、探索で前の年の同じ月と並べられるのは、おおよそ10か月〜1年後からだということです(私の読みです)。去年の数字を探索で見たくなってから変えても、間に合いません。探索を使うつもりがあるなら、私は先に14か月にしておきます。保持期間を延ばすことの不利益は、私が読んだヘルプの範囲には書かれていませんでした。

直す記事と作業内容を決める

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Search Consoleのデータは16か月。GA4の保持期間とは別の仕組み

検索の順位や表示回数は、GA4ではなくSearch Consoleに残っています。こちらはGA4の保持期間の設定とは別の仕組みで、GA4の設定を変えても残る期間は変わりません。Search Console を Google アナリティクスに接続する(Google アナリティクス ヘルプ)には、次の1文があります。

Search Console では、過去 16 か月間のデータが保持されます。
— Google アナリティクス ヘルプ「Search Console を Google アナリティクスに接続する」

英語版は "Search Console keeps data for the last 16 months." です。Search CentralのGoogle 検索トラフィックの減少をデバッグするでも、検索パフォーマンス レポートで「[過去 16 か月] を選択します。」と案内しています。今回、Search Console ヘルプの「検索パフォーマンス レポート(検索結果): 概要と基本設定」と「パフォーマンス レポート(検索結果): 高度なフィルタリングと比較」も日本語版・英語版で開きましたが、16か月という記述は見つかりませんでした。確かめられたのは、上の2つの文書です。

どこの数字か残る期間GA4の保持期間の設定で変わるか
GA4 のデータ探索・ファネル保持期間の設定のとおり(既定は2か月)変わる(無料なら2か月か14か月、360ならイベントデータは50か月まで)
GA4 の [レポート] の標準の集計レポート保持期間の設定の影響を受けない影響しない
Search Console の検索パフォーマンス過去16か月関係しない(別の仕組み)。それより前は自分で保存する

16か月あっても、前の年と丸ごと並べられる期間には限りがあります。直近の何か月までなら前年と比べられるかは検索ボリュームの季節変動を見分ける3手順、落ちたのか、毎年落ちる時期なのかで計算しました。

16か月より前を残すなら、Search ConsoleのCSVを月ごとに保存する

さきほどのSearch Centralの文書には、続けて「期間を 16 か月以上に延長したいのであれば、Search Analytics API や一括データ エクスポートを使用してデータを取得し、システムに保存できます。」とあります。APIや一括エクスポートは個人ブログには大げさなことが多いので、私は検索パフォーマンスの「ページ」のタブを月に1回エクスポートして、ファイル名に月を入れて保存しています。これは私のやり方で、Googleが勧めている手順ではありません。

  • 毎月、前の月の1か月ぶんを出す。期間をそろえておくと、あとで月どうしを並べやすくなります
  • 保存するのはZIPごと。中のページ.csvだけでも足りますが、あとで別の切り口が欲しくなることがあります
  • 貯め始める前にはさかのぼれない。今日から始めても、残せるのは16か月前から先です

エクスポートの手順と、画面からは1,000行までしか出ないことはサーチコンソールのCSVエクスポート手順、落ちてくるのはZIPで、使うのは1枚だけに書きました。保存した数字を記事ごとの一覧に貼って毎月見る方法はブログの記事管理はスプレッドシートで足りる?全記事の台帳に置く7列と、毎月の更新手順に、手を動かさずに自動で貯める方法とその注意はサーチコンソールのBigQueryエクスポートは必要?過去データと費用の注意点にまとめています。

月ごとに保存しておくと、リライトの前後で同じ記事の数字を比べたいときにも使えます。どの記事を直すかを決めるときは、1か月ぶんではなく、もう少し長い期間で出した表を見ます。表示回数があり、平均掲載順位が4.0〜20.5位にいる記事は、検索結果には出ているのにクリックまで届いていないかもしれない記事なので、私はそこから見ます。判定に使う期間の決め方はサーチコンソールのページCSVは何か月で出す?リライト判断の期間設定にあります。

よくある質問

GA4の探索で、去年のデータが出ないのはなぜですか

保持期間が既定の2か月のままだと、探索ではそれより前のデータが表示されません。[レポート] の標準のレポートは保持期間の影響を受けないので、去年の記事ごとの表示回数を見たいだけなら、そちらで期間を選んでみてください。

14か月に変更したら、消えた過去のデータは戻りますか

戻らないと私は読んでいます。ヘルプは、延ばしたときの変更は、すでに収集していて、まだ削除していないデータに適用されると書いています。2か月の設定で消えた分は、その対象に入りません。

無料のGA4で、14か月より長くする方法はありますか

ヘルプの選択肢では、無料(標準)のプロパティの上限は14か月です。26か月・38か月・50か月は、有料のアナリティクス 360 のプロパティだけの選択肢です。検索の数字を長く残したいなら、上のとおりSearch ConsoleのCSVを月ごとに保存するほうが手軽です。

年齢や性別のデータだけ、2か月より前が出ません

ヘルプによれば、年齢・性別・インタレスト カテゴリのデータには、保持期間の設定に関係なく常に2か月が適用されます。14か月にしていても、ここは変わりません。

探索の結果を手元に残しておけますか

データ探索ツールのヘルプによれば、探索はGoogle スプレッドシート・TSV・CSV・PDFでエクスポートできます。保持期間が過ぎる前に書き出しておけば、その時点の表は手元に残ります。

まとめ

  • GA4のデータ保持期間は、既定が2か月。無料(標準)のプロパティで選べるのは2か月か14か月で、360は50か月まで
  • 効くのはデータ探索とファネルのレポートだけ。[レポート] の標準の集計レポートには影響しない
  • 探索で保持期間より長い期間を選ぶと、はみ出た分だけ表示されない
  • 設定は [管理] の [データの収集と修正] にある [データの保持]。編集者のロールが要り、反映まで24時間
  • 延ばしても、すでに消えた分は戻らない(と私は読んでいる)。探索を使うなら、早めに14か月にしておく
  • Search Consoleは別の仕組みで過去16か月。それより前を残すなら、ページ別のCSVを月ごとに保存する

以下は、すでに届いている記事のほうだけを扱う、私が作った有料ツールの宣伝です。

保存したSearch Consoleのエクスポートから、どの記事を直すかを拾う作業を機械にやらせるツールを作りました。ZIPのまま置くと、掲載順位が4.0〜20.5位のページを拾い、表示回数100回以上は通常判定、30〜99回は参考判定、30回未満は本文中心の監査に分けます。並び順は、通常判定 → 参考判定 → 本文中心の監査の順。前2つの中は CTR機会差の多い順、30回未満は表示回数の多い順です。 判定と、そのうち1記事分の診断カードまでは無料です。有料は2,980円(税込)の買い切りで、無料の1件を除いた3記事分の診断カードが対象です。3記事分が揃うとき(判定に出た候補が4件以上のとき)だけご案内します。生成の利用期限は購入から7日間で、月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。 CSVファイルそのものはブラウザの外に出ませんが、診断カードを出すときは選んだ1ページぶんの数値(URL・キーワード・順位・表示回数・CTR)を、タイトル取得を押したときは最大10件のURLを送ります。

⚠️ 判定に使うのは、Google検索のページごとの平均掲載順位・表示回数・CTRです(診断カードでは選んだ1ページの本文を読みます)。GA4の数字は読まないので、GA4のデータ保持期間の設定は判定に関係しません。読むのはページ.csvの5列で、日付の列は無いため、どの期間の数字で判定するかはツールではなく、エクスポートのときに選んだ期間で決まります(おすすめは過去12か月です)。一度に判定するのは1つのページ.csvで、月ごとに保存したCSVどうしを並べて比べる機能はありません。1か月ぶんだけのCSVだと表示回数が少なくなり、30回未満の本文中心の監査に回る記事が増えます。表示回数が0の行は読み込み時に除くので、検索結果に出ていない記事は候補に出てきません。並べ替えるだけで、順位やクリック数が上がることを約束するものではなく、掲載順位4.0〜20.5位に入るページが無いブログでは、候補が0件になることがあります。

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みやこし

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