本文へ移動
リライトレーダーRewrite Radar
メニュー

公開

買い切りのSEOツールはどこまで使えるか、月額と分かれる条件

SEOツールが買い切りで成立するかは、そのデータを誰が取り続けるかで決まります。提供側が集め続けるクラウド型は料金が続き、利用者側で取得が完結する形は料金が月額に固定されません。ただし固定されないことと買い切りであることは別です。

この記事のまとめ

SEOツールが買い切りで成立するかどうかは、そのツールが見るデータを誰が取り続けるかで決まります。提供側が取り続ける形は、利用者が使っていない日も取得が要るので費用が続きます。

一方、利用者が持ち込んだデータをその場で解釈する道具と、利用者の端末が取りに行く形(インストール型)は、提供側に継続的な取得がありません。そのぶん料金の形が月額に固定されません。ただし固定されないことと買い切りであることは別で、私が料金ページを1つ確認した範囲では、インストール型でも月払い・年払いの自動更新で売られているものがありました。

つまり見るべきは用途そのものではなく、そのデータを誰が取り続けるかです。クラウドで提供側が集め続ける形だと料金も続く形になり、利用者側で取得が完結する形だと買い切りの余地が出ます。

買い切りで済むかどうかは、探し方ではなく、そのデータを誰が取り続けるかで決まります。同じ用途でも、提供側が集め続ける形か、利用者の端末で取得が完結する形かで答えが変わります。

この記事は、月額の固定費を増やしたくないが、買い切りで足りる用途とそうでない用途の線が引けない人に向けて書いています。

読み終えると、自分が使いたい道具が「誰がデータを取り続ける形か」を見分けられるようになり、買い切りを探す価値があるかどうかを判断できるようになります。なお、この記事では他社製品の名前や価格は扱いません(最後に自分のツールの話だけ書きます)。

次に直す記事を自分のデータで調べる

Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。

誰がデータを取り続けるかで、月額か買い切りの余地が決まる
図は左右にスクロールして読めます。

料金の形を決めているのは、データを誰が取り続けるか

SEOツールの料金構造を見るときは、データを誰が取得するかで3つに分けられます。

提供側が取り続けるデータ利用者の端末が取りに行く(インストール型)利用者が持ち込むデータ
例自分のサイトが出ていない語の順位、競合サイトの状況、検索語ごとの需要(クラウドで提供される場合)同じ用途を、利用者のPCが実行のたびに取りに行く形自分のSearch Consoleから書き出した数値
更新の主体提供側。利用者が使っていない日も取得が要る利用者の端末。動かした日だけ取りに行く利用者。使いたいときに書き出す
費用の発生取得を続けるかぎり続くデータを取り続ける費用は提供側に続かない。取得の手間は利用者側に移る。ただし検索エンジン側の仕様変更に追随する費用は残る実行のたびに発生し、そこで終わる
成立しやすい料金月額・年額買い切り(恒久型)もあれば、月額・年額のものもある買い切り(恒久型)、または回数・期間が決まった形

「提供側が取り続ける」形では、利用者が使っていない期間にもコストが発生し続けます。順位の推移を見せるには、毎日取得して貯めておく必要があるからです。その継続コストが、月額・年額の料金になりやすい理由です。

「利用者の端末が取りに行く」形は、提供側の継続取得コストを抑えられる一方、仕様変更への追随は残るため、買い切りに限られません。「利用者が持ち込む」形は実行ごとに完結するため、回数・期間を決めた料金や恒久型の買い切りと組み合わせやすくなります。

「買い切りが安い」とは限らない

買い切りは、月額より安いとは限りません。決まるのは使う回数です。

一度払えば回数無制限で使える恒久型なら、使う回数が増えるほど1回あたりの費用は下がり続けます。逆転が起きるのは、1回分・数記事分ずつ買う形(このサイトのツールもこれにあたります)のほうです。何度も使うなら、そのつど払う金額の合計が月額を超えることがあります。どちらが得かは、買い切りの中身と自分の使用頻度の両方を見ないと決まりません。

見積もるときに使えるのは、これまでリライトを何回やったかという実績のほうです。やろうと思っている回数ではありません。

提供側が取り続ける形になりやすい用途

次の用途は、クラウドで提供される形なら買い切りが成立しにくくなります。提供側が取り続ける必要があるためです。

  • 自分のサイトがまだ出ていない語まで含めて、検索順位を毎日記録したい
  • 競合サイトが何で上位に出ているかを継続して追いたい
  • 検索語ごとの月間の需要を調べたい

これらは、利用者のSearch Consoleだけでは埋まりません。提供側が集め続けたものを見せる仕組みであれば、費用の構造がそのまま料金の形になります。ただし同じ用途でも、利用者のPCが実行のたびに取りに行くインストール型なら、料金の形は月額に固定されません。提供側に取得の費用が続かないからです。とはいえインストール型が必ず買い切りというわけでもありません。私が料金ページを1つ確認した範囲では、この形のツールが月払い・年払いの自動更新ライセンスで売られていました(製品名はこの記事の方針で出しません)。提供側には取得の代わりに、検索エンジン側の仕様変更に追随し続ける費用が残ると私は読んでいます。この形は、利用者の端末を動かしている間しか取得できないことと、検索エンジン側の仕様変更で取得そのものが止まりうることが引き換えになります。

直す記事と作業内容を決める

Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。

買い切りや無料で足りる用途

一方、次の用途は自分のデータだけで完結します。

  • 自分のどのページを直すかを決める
  • そのページで先に触る場所を決める
  • 直した後に、同じ条件で数字を比べる

自分のページの実績値(表示回数・クリック数・CTR・掲載順位)はSearch Consoleから無料で書き出せます。比べる相手になる順位ごとの期待CTRだけは外部の調査値が要りますが、これは毎日取り直すものではありません。つまり手作業でもできる範囲です(期待CTRの表と比べ方は ブログのCTRが平均より低いか確認する方法、改善余地スコアで並べる)。ツールを使う理由は、できないことをできるようにすることではなく、並べ替えと計算の時間を減らすことになります。

どの工程を道具に任せるかの分け方は リライトツールは無料で足りるか、SEOツールの比較は4工程で分けるにまとめました。自分が詰まっている工程が分かると、探すものが絞られます。

このサイトのツールが買い切りにできている理由

私が作っているツールは買い切りです。ただし恒久ライセンスではなく、1回の購入で3記事分の診断カードを出せて、生成の利用期限は購入から7日間という形です。上の分類では「回数・期間が決まった買い切り」にあたります。月額にしなかったのは、利用者のためにデータを取り続けていないからです。

利用者がSearch ConsoleのCSVを貼り、その場で処理して結果を返します。次に使うまで何も動いていません。順位を毎日記録する機能も、競合を追う機能もありません。だから月額にする理由がありませんでした。

裏を返すと、推移を継続して見たい用途には向きません。そこは月額の道具の領分になります。

人に頼む場合との比較

道具ではなく人に見てもらうという選択肢もあります。料金の形ではなく守備範囲で選ぶ話になるので、 ココナラでブログ診断を頼むべきか、人に聞くこととツールで出すことの境目を参照してください。

月額のコンサルティングを検討している場合は SEOコンサルの見積もりは何を見るか、発注前に確認する3点に、発注のタイミングの判断を書きました。

よくある質問

おすすめの買い切りツールを教えてください

この記事では製品名を出しません。他社の機能や価格は、こちらで一次情報を確認し続けることができず、古い情報を書くと読者にも相手にも不利益になるためです。判断の軸として使えるのは、上に書いた「データを誰が取り続けるか」になります。候補が見つかったら、その道具の料金ページを開いて、恒久ライセンスなのか、期間や回数が決まった形なのか、自動更新があるのかを自分で確かめてください。

無料のツールだけで足りますか

自分のページを選んで直すという用途なら、Search Consoleの数値と、順位ごとの期待CTRの表があれば足ります。期待CTRだけは外部の調査値が要りますが、毎日取り直すものではありません。手間は増えますが、できないことはありません。ツールは時間を減らすためのものと考えてください。

買い切りのツールは、買ったあと更新されなくなりませんか

恒久ライセンス型なら、提供が続くかどうかがそのまま使えるかどうかになります。こちらでは保証できません。判断材料としては、その道具が外部のデータに依存しているかどうかを見ておくと差が出ます。手元のデータを処理するだけの道具は、外部の仕様変更の影響を受けにくくなります。なお回数・期間が決まった形なら、買った枚数と期限の早いほうまでが対象になります。このサイトのツールであれば3記事分・購入から7日間で、未使用分が残っていても期限を過ぎると生成できません。

年に1回しか使わない場合はどうすればいいですか

使う回数が少ないほど、使わない期間に払う形は割高になります。都度払いか買い切りのほうが計算は合いますが、まず自分が年に何回使ったかを実績で確かめてください。

まとめ

  • 買い切りで成立するかは、そのツールが見るデータを誰が取り続けるかで決まる
  • 順位の推移や競合の状況も、提供側が集め続けるクラウド型なら料金が続く形になる。同じ用途でも、利用者の端末が取りに行くインストール型なら料金の形は月額に固定されない(ただし必ず買い切りというわけではない)
  • 利用者が持ち込んだデータを処理する道具は実行のたびに完結するので、買い切りが成立する
  • 買い切りが安いとは限らない。逆転が起きるのは回数・期間が決まった形のほうで、恒久型は使うほど割安になる
  • 自分のページを選んで直す用途は、Search Consoleの数値と順位ごとの期待CTRの表があれば手作業でできる

買い切りで済む側の用途を試す

ここからは、私が作っているツールの宣伝です。上の3つの用途のうち、どのページを直すかと、そのページで先に触る場所までを担当します。直した後の比較は担当しないので、そこはSearch Consoleで手作業になります。Search Consoleの「ページ」CSVを貼ると、掲載順位4.0〜20.5位・表示回数100回以上で順位に対してCTRが低いページだけを拾い、改善余地スコア(表示回数 × 期待CTRとの差)の大きい順に並べ、そのページで先に触る場所まで出します。この数は確認する順番を決めるための目安で、直せばその分クリックが増えるという意味ではありません。

順位を毎日記録する機能も、競合を調べる機能もありません。そこが必要な場合は、月額かインストール型の道具を探すことになります。表示回数100回以上のページが1本も無いサイトでは、候補が1件も出ません。その場合はまずSearch Consoleの期間を過去12か月(または16か月)に延ばして出し直してください。同じページの表示回数が積み上がって、条件に届くことがあります。それでも届かないなら、この道具の出番はまだありません。記事を増やすべきかどうかは、ページ単位のCSVだけでは決められません。候補が0件のときは、どの理由で何ページ外れたかの内訳が出ます。

判定と候補3記事の改善余地スコアの確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料です。有料は2,980円(税込)の買い切りで、無料の1件を除いた上位3記事分の診断カードが対象です。3記事分が揃うとき(判定に出た確認候補が4件以上のとき)だけご案内します。生成の利用期限は購入から7日間で、月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。

Search ConsoleのZIPで無料判定する

Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。

この記事の内容をツールにしています

Search Console の「ページ」CSVを貼ると、改善余地のある記事を順番に出します。 判定とご自分の記事1件分の診断カードは無料です。ログイン不要。CSVファイルはアップロードせず、ブラウザ内で解析します。

リライトレーダーで無料診断する

関連する記事

この記事を書いた人

みやこし

ブログのリライトで「どの記事を直すか」を数字で決めるSEOライター向けツールを作っています。 掲載順位ごとの平均クリック率、AI Overviewによるクリック減の補正、タイトルの直し方など。

noteQiitaZenn

ブログの一覧に戻る