この記事のまとめ
Google の検索結果に出る記事の日付(署名日)は、こちらが指定した値がそのまま出るものではなく、Google が複数の要素から推定した日付です。手がかりとしてこちらから渡せるのは、ページ上の目立つ位置にあるラベル付きの日付と、構造化データの datePublished・dateModified です。Google はそれ以外も含む複数の要素から推定するので、本文やサイドバーの別の日付が選ばれることもあります。日付がおかしいときは、出ている日付がページのどの日付と一致するかを先に特定すると、見る場所が決まります(画面の表示、構造化データ、本文やサイドバーの別の日付、未来の日付、タイムゾーン)。直したあとも、出る日付を選ぶことはできず、署名日が必ず表示されるとも限りません。私が見た Google の2ページには、検索結果の日付を出さないようにする指定は書かれていません。
Google の検索結果に出る日付は、こちらが指定した値ではなく Google が推定した日付なので、ページの中の想定と違う日付が拾われたり、直す前の状態のまま残ったりすると、おかしな日付が出ます。
自分の記事を検索したら、先週リライトしたのに何年も前の日付が出ている、記事と関係のない日付が出ている、まだ来ていない日付が出ている、という状態で、どこを直せばいいのか、そもそも直せるものなのかが分からない人に向けて書いています。
読み終えたときには、出ている日付がどこから来たのかを自分のページで突き止め、直せる場所と、直しても変えられない部分を分けられるはずです。
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検索結果の日付は、指定した値ではなく Google の推定
検索結果に出る記事の日付を、Google は「署名日」と呼んでいます。Google 検索で署名日に影響を与えるの冒頭の定義はこうです。
「署名日」とは、ウェブページが更新または公開されたと Google が推定した日付のことです。
続けて、推定のしかたも書かれています。
1 つの日付要素だけに依存すると問題が生じやすいため、Google は複数の要素を基に判定しています。つまり、複数の要素を検討して、ページが公開された日または大幅に更新された日をできるだけ正確に推定するようにしています。
つまり、構造化データに書いた日付や、記事の上に出している日付が、そのまま検索結果に写されるわけではありません。Google は複数の手がかりから日付を1つ推定しています。「おかしい」と感じる日付は、ページの中の別の日付など、想定していなかった手がかりが拾われた結果のことがあります。
同じドキュメントが、こちらから渡せる手がかりとして挙げているのは2つです。
- ページ上の日付。「ユーザーに表示される日付をページに追加し、目立つ位置に配置します。」とあり、「公開日」「最終更新日」のようなラベルを付けるよう書かれています
- 構造化データの日付。Article や BlogPosting などで「…datePublished フィールドと dateModified フィールドの両方またはいずれかを指定することをおすすめします。」とあります
また、日付を出すかどうかも Google が決めます。冒頭には「ウェブページや動画の署名日を Google が判定できる状態にあり、この情報がユーザーの役に立つと判断された場合は、検索結果にこの情報が表示されることがあります。」とあり、おすすめの方法の節では、ページ上の日付でも構造化データでも、署名日が必ず検索結果に表示されるとは限らないと書かれています。
直す前に、出ている日付がページのどの日付かを特定する
いきなり設定を触る前に、検索結果に出ている日付をメモして、自分の記事を開き、同じ日付がページのどこにあるかを探します。一致する場所が見つかれば、Google がどの手がかりを拾ったのか見当が付きます。見る場所はそこで決まります。
| 検索結果に出ている日付 | 考えられること | 見る場所 |
|---|---|---|
| 公開日のまま(リライトした日が出ない) | 更新日が画面に出ていない、ラベルが無い、構造化データの dateModified が古い、まだ読み直されていない | 記事の上の日付表示と、ページのソースの dateModified |
| 本文に書いた別の日付(イベントの日、法改正の日、「◯年◯月追記」など) | 記事の日付より、本文の日付のほうが目立っている | 本文の日付の数と置き場所 |
| サイドバーの新着記事・関連記事・コメントの日付 | 記事の外側の日付を拾っている | テーマのサイドバー・記事下の一覧・コメント欄 |
| まだ来ていない日付 | 公開日の欄に先の日付が入ったまま公開している、本文で扱っている先の予定の日付が拾われている | 公開日の設定と、構造化データの datePublished |
| 公開日や更新日と1日だけずれている | 時刻・タイムゾーンの扱いが疑う候補 | 構造化データの日時の書き方 |
| ページのどこにも無い日付 | 画面には出ていない値(ソースの中の日付)や、前に読まれたときの状態 | ページのソース全体を、その日付で検索する |
| 日付が出ていない | 署名日は必ず表示されるとは限らない | 下の手順で手がかりが揃っていれば、それ以上こちらで決められることは少ない |
「考えられること」の列は、署名日のドキュメントのおすすめの方法から私が当てはめたもので、Google がこの表のとおりに日付を選ぶと書いているわけではありません。原因を1つに決める表ではなく、どこから見るかを決める表として使ってください。
日付がおかしいときに確かめる順番
どの日付を拾われたかの見当が付いたら、署名日のドキュメントのおすすめの方法に沿って、自分のページを次の順に見ていきます。上ほど、記事を書いている本人がすぐ確かめられる場所です。
1. 記事の日付が、目立つ位置にラベル付きで出ているか
記事のタイトルの近くに日付が出ているか、その日付に「公開日」「更新日」のようなラベルが付いているかを見ます。テーマによっては日付を出していなかったり、日付だけを裸で置いていたりします。記事の日付が目立たず、ほかの日付のほうが目立っていれば、そちらを拾われる余地が生まれます。
リライトした日を出したいのに公開日しか出していない、という場合は、更新日を画面に出すかどうかから決めることになります。どの程度直したら更新日を新しくするかはリライトしたら更新日は変える?に私の線引きを書きました。
2. 画面の日付と、構造化データの日付が同じか
署名日のドキュメントは、ページ上の日付と構造化データの日付が整合するように求めています。画面には新しい更新日が出ているのに、ソースの dateModified が古いまま、ということがあると、手がかりどうしが食い違います。ページのソースで datePublished・dateModified を探して画面の日付と比べる手順は、リライトしたら更新日は変える?の「自分の記事で確かめる手順」にまとめています。
3. 記事の日付と紛らわしい日付が、ページに多すぎないか
表の2行目・3行目に当てはまったときに見るところです。署名日のドキュメントには次の項目があります。
ページ内の他の日付情報は最小限にとどめる: おすすめの方法を取り入れても別の日付が選ばれてしまう場合は、ページ内の他の日付を全部または一部削除することを検討してください。
「おすすめの方法を取り入れても」という条件が付いていることに注意してください。先に1と2を整え、それでも別の日付が選ばれるときに、ほかの日付を減らすことを検討する、という順番です。私が見るのは次の場所です。
- 本文の「2024年3月追記」のような追記の日付や、扱っている出来事の日付
- サイドバーの新着記事・人気記事の一覧に付いている日付
- 記事の下の関連記事の一覧に付いている日付
- コメント欄の投稿日
どれも読者に必要な日付なら、消すかどうかはサイトの判断です。ドキュメントの言い方も「検討してください」で、消せば直るとは書かれていません。
4. 未来の日付や、本文の出来事の日付を指定していないか
まだ来ていない日付が出ているときに見るところです。署名日のドキュメントには、こう書かれています。
未来の日付、またはページに記載されているイベントなどの日付は指定しない: ここで指定する日付はページの公開日または更新日であり、ページに記載されているニュースやイベントの日付ではありません。…
公開日の欄に先の日付が入ったまま公開している、イベントの告知記事で開催日を datePublished に入れている、といった形が当てはまります。公開日の設定と、構造化データの datePublished の値を見ます。
このサイトでも、2026年8月11日に、7本の記事の公開日が8月14日〜22日の未来の日付になったまま、ブログの一覧とサイトマップに出ていたことがあります。その日のうちに、当時の全10本を実際に書いた日に揃え直しました。それ以来、未来の日付は入れないことにしています。
5. 時刻とタイムゾーンをどう書いているか
公開日や更新日と1日だけずれているときに見るところです。署名日のドキュメントは、日付は必須で時刻は任意としたうえで、「精度を高めるためにマークアップで時刻とタイムゾーンを指定することをおすすめします。」と書いています。記事(Article、NewsArticle、BlogPosting)の構造化データのドキュメントには、datePublished・dateModified のどちらにもこうあります。
…タイムゾーン情報を提供することをおすすめします。提供されない場合は、デフォルトで Googlebot が使用するタイムゾーンが適用されます。
日本時間の深夜や早朝に公開した記事で日付が1日ずれて見えるなら、ここが疑う候補になります。ただし、私が見た2ページには、Googlebot のタイムゾーンがどこか、それで日付がどうずれるかは書かれていません。原因と決めつけず、タイムゾーンを付けて書けるなら付けておく、という程度に考えています。
何時に公開するかが検索順位に関係するのかは、ブログの投稿時間はSEOに関係ある?何時がいいかを公式で確かめたに分けて書きました。
6. 直したあと、Google がページをクロールし直したか
直した手がかりは、Google がページをもう一度クロールしてからでないと読まれません。記事の構造化データのドキュメントには、トラブルシューティングの項目に次の注意があります。構造化データ全般についての項目で、日付だけに向けた記述ではありません。
再クロールとインデックスの再登録にかかる時間を考慮してください。ページを公開した後、Google がそのページを検出してクロールするまで数日かかる場合があることにご注意ください。…
Search Console のインデックス登録のリクエストで何が早くなり、何が早くならないかはインデックス登録をリクエストしても反映されないのはなぜ?に書きました。
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検索結果の日付を消したいとき
古い日付のせいで記事が古く見えるので、検索結果から日付を消したい、という人もいるはずです。私が見た Google の2ページ(署名日のドキュメントと、記事の構造化データのドキュメント)には、検索結果に日付を出さないようにする指定は書かれていません。どちらも、日付を正しく伝えるための書き方の説明です。
記事の日付をページから全部消せば検索結果からも消える、とも読まないでください。署名日のドキュメントが「削除することを検討してください」と書いているのは、記事の日付以外の「他の日付」で、別の日付が選ばれてしまう場合の話です。記事の日付そのものを隠しても、Google は複数の要素から日付を推定するので、出なくなるとは限りませんし、読者はいつの情報かを判断できなくなります。
古く見えるのが気になる記事は、日付ではなく中身が古くなっていないかを先に見ます。中身を直さずに日付だけ新しくしても意味がない理由は古い記事の情報を更新するリライトの方法に書きました。
このサイトの日付の出し方
参考までに、このブログが日付をどう出しているかを書いておきます。署名日のドキュメントの2つの手がかりに沿った形です。
- 記事のタイトルの上に「公開」の日付を出し、更新した記事にだけ「更新」の日付を並べています。一度も更新していない記事には「更新」を出しません。どちらも HTML の time 要素で囲んでいます
- 構造化データは BlogPosting で、datePublished に公開日、dateModified に更新日(更新していなければ公開日)を入れています。画面と同じ値から作っているので、2か所が食い違いません
- 記事の下の関連記事の一覧は、タイトルと説明文だけで、各記事の公開日・更新日は出していません(説明文の中に日付を書いている記事はあります)。コメント欄もありません。本文と説明文の外で画面に出る日付は、フッターの「© 2026」という年の表記だけです
一方で、日付は「2026-10-06」の形で、時刻とタイムゾーンは書いていません。署名日のドキュメントは日付だけでもよいとしたうえで、時刻とタイムゾーンを付けることを勧めているので、ここはおすすめの方法をすべて満たしてはいない部分です。このサイトの記事が検索結果でどの日付で出ているかは、記録を取っていないので書けません。画面と構造化データを同じ値から作る仕組みは構造化データのSEO効果は順位ではない、個人ブログがJSON-LDを入れる順番に書きました。
よくある質問
リライトして更新日を新しくしたのに、検索結果の日付が変わりません
まず、画面の更新日と構造化データの dateModified が両方新しくなっているかを確かめ、そのうえで Google がページをクロールし直すのを待ちます。それでも変わらないことはあります。署名日は Google の推定で、必ず表示されるとも、こちらが新しくした日付が選ばれるとも限りません。中身を直さずに日付だけ新しくしても意味がない理由は古い記事の情報を更新するリライトの方法に書きました。
検索結果の日付が古いと、順位やクリックに影響しますか
私が見た Google の2ページには、検索結果に出る日付と順位の関係は書かれていません。クリックへの影響も、このサイトでは測っていません。クリックが減っていて日付のせいに見えるときも、先に順位が落ちていないか、検索結果に AI Overview などが入っていないかを確かめてください。その順番は表示回数は多いのにクリックされない?に書きました。
WordPress で日付がおかしいときは、どこを見ればいいですか
公開日を設定する場所と、テーマが更新日を画面に出しているかの2か所です。WordPress の公式ドキュメントで確かめた範囲はリライトしたら更新日は変える?にまとめています。テーマやプラグインが構造化データに何を入れているかは製品ごとに違うので、ページのソースで datePublished と dateModified を探して確かめます。
タイトルや説明文も、書いたものと違って出ています
日付と同じく、検索結果のタイトルや説明文も、書いたものがそのまま出るとは限りません。タイトルが違って出る原因と直し方はGoogleにタイトルを書き換えられたときの対処に書きました。
まとめ
- 検索結果の日付(署名日)は、こちらが指定した値ではなく、Google が複数の要素から推定した日付
- こちらから渡せる手がかりは、ページ上の目立つ位置にあるラベル付きの日付と、構造化データの datePublished・dateModified。Google はほかの要素も合わせて推定する
- おかしいときは、出ている日付がページのどの日付と一致するかを先に特定し、見る場所を決める
- 確かめる順番は、画面の日付とラベル → 構造化データとの一致 → 紛らわしい日付の数 → 未来の日付・出来事の日付 → 時刻とタイムゾーン → クロールし直されたか
- ほかの日付を減らすのは、おすすめの方法を取り入れても別の日付が選ばれる場合に「検討」するもの
- 私が見た Google の2ページには、検索結果の日付を出さないようにする指定は書かれていない。整えても、出る日付は選べず、必ず表示されるとも限らない
ここから先は、私が作ったツールの話です。
日付が気になって記事を見直すなら、その前に「どの記事から直すか」を数字で決めておくと迷いません。そこを自動でやるツールを作りました。サーチコンソールのエクスポートをZIPのまま置くだけで、4.0〜20.5位のページを、表示回数100回以上は通常判定、30〜99回は参考判定、30回未満は本文中心の監査に分け、この順に、同じ区分の中ではCTR機会差の多い順に並べて出します。診断カードには、今回まとめて反映することの一覧と、変更前の控えをコピーするボタンがあります。 判定と候補3記事のCTR機会差の確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料です。有料は2,980円(税込)の買い切りで、無料の1件を除いた3記事分の診断カードが対象です。3記事分が揃うとき(判定に出た候補が4件以上のとき)だけご案内します。生成の利用期限は購入から7日間で、月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。 CSVファイルそのものはブラウザの外に出ませんが、診断カードを出すときは選んだ1ページぶんの数値(URL・キーワード・順位・表示回数・CTR)を、タイトル取得を押したときは最大10件のURLを送ります。
⚠️ このツールは、記事の公開日や更新日、検索結果に出ている日付を見ていません。サーチコンソールのページ単位のCSVに日付の列が無いためです。この記事で書いた日付の確認は、自分のページで行ってください。また、掲載順位4.0〜20.5位に入るページが無いブログでは、候補が0件になることがあります。
Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。
