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サーチコンソールのモバイルユーザビリティは廃止されました

モバイルユーザビリティレポートは、モバイルフレンドリーテストツールとともに2023年12月1日に提供終了しました。代わりはChromeのLighthouseです。ただしGoogleは「重要でないから提供を終了するわけではありません」と明記しており、無くなったのはレポートであって評価ではありません。

この記事のまとめ

サーチコンソールのモバイルユーザビリティレポートは、モバイルフレンドリーテストツールとともに2023年12月1日に提供を終了しました。ただしGoogleは「モバイル ユーザビリティが重要でないから提供を終了するわけではありません」と明記しています。 Search Console に残っているのはCore Web Vitals レポートと HTTPS レポートだけで、 モバイル対応の合否を出す画面はありません。代わりに案内されているのはChrome の Lighthouseです。

モバイル対応の重要性まで消えたわけではない
図は左右にスクロールして読めます。

解説記事のとおりにサーチコンソールの「エクスペリエンス」を開いたのに、モバイルユーザビリティという項目が見当たらない。

結論を先に書きます。サーチコンソールのモバイルユーザビリティは廃止されました。2023年12月1日に、モバイルフレンドリーテストツールと一緒に提供が終了しています。 探しても見つからないのは、設定でも権限でもなく、もう無いからです。

モバイルユーザビリティレポートとは、テキストの大きさやタップ要素の間隔など、スマホでの読みにくさをURLの一覧で示していたサーチコンソールの機能です。いまは、その一覧を出す画面がありません。

ただし「モバイル対応はもう関係ない」という話ではありません。公式はそこをわざわざ否定しています。何が消えて、何が残ったのかを分けて書きます。

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モバイルユーザビリティはいつ廃止されたのか

2023年12月1日です。終わったのは3つで、Google検索セントラルブログの書き方はこうです。

なお、2023 年 12 月 1 日以降、Search Console の「モバイル ユーザビリティ」レポート、モバイル フレンドリー テストツール、Mobile-Friendly Test API については提供を終了する予定です。
— Google検索セントラルブログ

つまり「Search Console で見る画面」も「単体で試すテストツール」も「APIで自動取得する口」も、まとめて無くなりました。どれかに逃げ道があるわけではありません。

公式ヘルプのページ自体が、もう残っていません。かつてのモバイル ユーザビリティ レポートのヘルプURL(support.google.com/webmasters/answer/6101188)を開くと、2回リダイレクトされてChromeのLighthouseのドキュメントに着きます(2026年8月30日に実際に確認しました)。ヘルプの行き先そのものが、代わりに使うものを指しています。

「モバイル対応が重要でなくなった」わけではない

公式は、レポートを終了する理由が「重要でなくなったから」ではないと、はっきり否定しています。ここが誤解されやすいところです。

ただし、Google 検索でのランキングを上げるうえでモバイル ユーザビリティが重要でないから提供を終了するわけではありません。モバイル ユーザビリティは、かつてないほど頻繁にモバイル デバイスを利用しているユーザーにとって重要なことです。そのため、現在でもページ エクスペリエンスに関するガイダンスに記載されています。
— Google検索セントラルブログ

終了の理由として挙げられているのは、もっと良い道具が他に出てきたことです。

しかしながら、このレポートを最初に導入してからこの 10 年近くの間に、Chrome の Lighthouse など、モバイル ユーザビリティを評価する優れたリソースが他にも多く登場しています。
— Google検索セントラルブログ

「Googleが評価をやめた」ではなく「Googleが結果を見せる画面をやめた」と読むのが正確です。

Search Console に残っているのは2つだけ

残っているのは Core Web Vitals レポートと HTTPS レポートの2つです。同じ発表でページエクスペリエンスレポートも作り替えられ、残るものが名指しされました。

いま公式がランキングの仕組みとして何を挙げていて、何が消えたのかはページエクスペリエンスは順位に効く?公式がランキングで使うと名指ししている要素はCore Web Vitalsだけにまとめました。この記事は、モバイルユーザビリティレポートの廃止だけを扱います。

この新しいページにはページ エクスペリエンスに関する一般的なガイダンスへのリンクのほか、Core Web Vitals レポートや HTTPS レポートのダッシュボードが含まれる予定です。なお、Core Web Vitals レポートと HTTPS レポートは、これまでどおり Search Console に残されます。
— Google検索セントラルブログ
Search Consoleでの扱いもの
残っているCore Web Vitals レポート / HTTPS レポート
無くなったモバイル ユーザビリティ レポート / モバイル フレンドリー テスト / Mobile-Friendly Test API

つまり、モバイル対応の合否を出す画面はもうありません。残った2つは速度と暗号化の話で、かつてモバイルユーザビリティが挙げていた項目とは別物です。

そのモバイルユーザビリティが挙げていたエラーは6つでした。いまは公式ヘルプごと消えているので、アーカイブに残る旧ヘルプから項目名だけ引いておきます。

  • 互換性のないプラグインを使用しています
  • ビューポートが設定されていません
  • ビューポートが「デバイスの幅」に収まるよう設定されていません
  • コンテンツの幅が画面の幅を超えています
  • テキストが小さすぎて読めません
  • クリックできる要素同士が近すぎます

ただし、この6つがそのままLighthouseに引き継がれたわけではありません。いまのLighthouseの既定の診断に残っているのはビューポート周りと、タップ要素の間隔だけです。 プラグイン・文字サイズ・コンテンツ幅の診断はLighthouse側でも削除されました(Lighthouseの既定設定を2026年8月30日に確認)。

残りの3つは、目で見て確かめることになります。古い解説が名指ししているエラー名は、たいていこの6つのどれかです。

Core Web Vitals が検索順位にどこまで効くのかはページ表示速度はSEOに効くかに書いています。この記事では速度の議論には踏み込みません。

では、モバイル対応をどう確認するか

公式が名前を挙げているのはChrome の Lighthouseです。ブラウザに最初から入っています。Chromeでページを開いて検証ツール(DevTools)を出し、Lighthouse のタブを選ぶと使えます。

Lighthouse のドキュメントは、廃止されたヘルプページのリダイレクト先でもあります。Googleが「代わりにこれを見てほしい」と示した先だと考えて差し支えありません。

ただし点数の意味は、以前とは違います。モバイルユーザビリティレポートは「あなたのサイトのどのURLに問題があるか」を Googleの側から一覧で出してくれるものでした。Lighthouseは1ページずつ自分で測る道具です。「サイト全体を自動で見張ってくれる画面」は、代わりが用意されていません。

もっと軽い確認もあります。同じChromeの検証ツールでデバイスモード(画面をスマホの幅に切り替える機能)に入れば、 自分の記事が実際にどう見えるかをその場で確かめられます。点数を出さずに、目で見て判断するやり方です。

「直したことが数字に出るもの」と「出ないもの」の仕分けはSEO内部対策とは何をすればいいかに書きました。

モバイルの点検を軽く済ませたら、残りの時間は数字に出る改善へ回せます。

直す記事と作業内容を決める

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古い解説どおりに直そうとすると、時間を失う

この廃止は2023年です。それより前に書かれた解説記事は大量に残っていて、いまも「モバイルユーザビリティのエラーを直しましょう」と案内しています。 画面はもう無いので、探す時間がそのまま消えます。

実害はもう1つあります。「エラーが0件になった」という達成の形が無くなったことです。 以前はGoogleが出したエラー一覧を潰しきるという、終わりの見える作業でした。 いまは自分で1ページずつ測って、自分で判断するしかありません。

だから、モバイル対応にかける時間は決めておくほうが安全です。Lighthouseで自分のブログの記事ページを1本測って、赤が出なければそこで終わりにする。 テーマを触っていないなら、残りの記事も同じ作りなので、1本で足ります。

スマホとPCで読者の反応がどう違うかはスマホとPCでCTRは違うに、毎週サーチコンソールで見る画面はサーチコンソールの使い方にまとめています。

よくある質問

サーチコンソールのモバイルユーザビリティはどこにありますか

モバイルユーザビリティはサーチコンソールにありません。Google検索セントラルブログが「2023 年 12 月 1 日以降、Search Console の「モバイル ユーザビリティ」レポート、モバイル フレンドリー テストツール、Mobile-Friendly Test API については提供を終了する予定です」と告知しています。 メニューの奥に隠れているのではなく、レポートそのものが廃止されています。

モバイルフレンドリーテストのURLを開いても表示されません

モバイルフレンドリーテストツールは2023年12月1日に提供終了しています。公式ブログの告知で、レポート・テストツール・APIの3つがまとめて挙げられています。モバイル ユーザビリティ レポートの旧ヘルプページも、いまはChromeのLighthouseのドキュメントへリダイレクトされます。

廃止されたということは、モバイル対応はもうSEOに関係ないのですか

モバイル対応は、いまも検索での評価に関係があります。公式ブログは「Google 検索でのランキングを上げるうえでモバイル ユーザビリティが重要でないから提供を終了するわけではありません」と明記し、「現在でもページ エクスペリエンスに関するガイダンスに記載されています」としています。無くなったのはレポートであって、評価ではありません。

モバイルユーザビリティレポートの代わりに何を使えばいいですか

モバイルユーザビリティの確認先として公式が名前を挙げているのは、ChromeのLighthouseです。公式ブログは「Chrome の Lighthouse など、モバイル ユーザビリティを評価する優れたリソースが他にも多く登場しています」としています。 ただしLighthouseは1ページずつ自分で測る道具で、サイト全体のURLを一覧で出してくれるレポートの代わりにはなりません。

サーチコンソールのページエクスペリエンスには何が残っていますか

サーチコンソールのページエクスペリエンスに残っているのは、Core Web Vitals レポートと HTTPS レポートの2つです。公式ブログは「Core Web Vitals レポートと HTTPS レポートは、これまでどおり Search Console に残されます」としています。 なお同じページのFAQで、ランキングに使う「単一のシグナルはありません」とも書かれています。

昔、モバイル ユーザビリティの問題を知らせるメールが届いていました。対応すべきですか

モバイル ユーザビリティの問題を知らせるメールに、いま対応する必要はありません。この通知はモバイルユーザビリティレポートが出していたもので、レポート自体が2023年12月1日に提供終了しています。通知の元になっている画面が、もうありません。気になる場合は、そのページをLighthouseで測り直してください。

まとめ

  • モバイルユーザビリティレポートは2023年12月1日に提供終了。モバイルフレンドリーテストツールとMobile-Friendly Test APIも同時に終了
  • 旧ヘルプページを開くとChromeのLighthouseのドキュメントにリダイレクトされる(2026年8月30日に実測)
  • 「モバイル対応が重要でなくなったから」ではない。公式がその理由を明確に否定している
  • Search Console に残るのはCore Web Vitals レポートと HTTPS レポートの2つ。モバイル対応の合否を出す画面は無い
  • 代わりはChrome の Lighthouse。ただし1ページずつ自分で測る道具で、 サイト全体を見張るレポートの代わりにはならない
  • 2023年より前の解説は、まだ「エラーを直せ」と書いている。探す時間がそのまま消える
  • 最低限やることは1つ。Lighthouseで自分の記事ページを1本測り、赤が出なければモバイル対応はそこで終わりにしてよい。残りの時間は数字に出る改善へ回す

ここから先は、私が作ったツールの話です。

リライトレーダーは、モバイル対応とは別の側——すでに検索結果に出ているのに、クリックされていない記事を見つけるほうを扱います。 Search Console のエクスポートをZIPのまま落として貼るだけで、掲載順位4.0〜20.5位・表示回数100回以上のページだけを拾い、改善余地スコアの大きい順に並べます。判定と候補3記事の改善余地スコアの確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料で、残りの診断カードが2,980円(税込)の買い切りです。月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。CSVファイルそのものはブラウザの外に出ません(送るのは、診断カードを出すときは選んだ1ページのURL・数値・入力したキーワード、「ページタイトルを取得する」を押したときは判定に出たページのURL最大10件です)。

⚠️ ただし、向かない人がいます。サイトの技術的な状態を点検したい人には向きません。モバイル対応もCore Web Vitalsも構造化データも測っていません。読むのはSearch Consoleの4つの数字だけです。 また、表示回数が2桁で止まっているサイトにも向きません。判定の条件が表示回数100回以上なので、対象になるページが1つも出ないからです。

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この記事の内容をツールにしています

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この記事を書いた人

みやこし

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