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HTMLサイトマップは必要?XMLサイトマップとの違いと、どこからもリンクされていない記事で決める考え方

HTMLサイトマップは読者向けの記事一覧ページで、Search Consoleに送るXMLサイトマップとは別物です。Googleが送信用に挙げる形式にHTMLは入っていません。作るかを、どこからもリンクされていない記事の有無で決める考え方と、一覧ページのURLを送ってしまったときの確かめ方をまとめました。

この記事のまとめ

「サイトマップ」には2種類あります。Search Consoleに送るXMLサイトマップは、Googleがクロールに使うファイルです。HTMLサイトマップ(サイトマップページ)は、記事へのリンクを読者向けに並べた、ふつうのページです。Googleの「サイトマップの作成と送信」が送信用にサポートする形式として挙げるのはXML、RSS・mRSS・Atom 1.0、テキストの3つで、HTMLは入っていません。記事一覧ページのURLは、Search Consoleに送るサイトマップにはなりません。HTMLサイトマップが要るかについては、私が読んだGoogleの文書(日本語版・英語版の4ページ)に記述がなく、必要とも、順位に効くとも書かれていません。書かれているのは、大事なページには同じサイトの少なくとも1つの別のページからリンクを張ること、というところまでです。なので、作るかどうかは、どこからもリンクされていない記事があるかで決めるのが分かりやすいと私は考えています。カテゴリやアーカイブ、本文中のリンクで全記事にたどり着けるなら、急いで作るものではありません。

HTMLサイトマップは、読者向けに記事のリンクを並べたページです。Search Consoleに送るXMLサイトマップとは別物で、要るかどうかはサイトの内部リンクの状態で決まります。

「サイトマップを作りましょう」と読んで調べたら、記事の一覧ページを作る話と、Search Consoleに送るファイルの話が混ざっていて、どちらを作ればいいのか分からなくなった。一覧ページを作るとSEOに効くのか知りたい。一覧ページのURLを送ってみたらエラーになった。そんな方に向けて書いています。

読み終えたときには、2つのサイトマップの違いと、自分のブログにHTMLサイトマップが要るかの決め方、間違えて送ったときに見る場所が分かるはずです。Googleの文書とSearch Consoleのヘルプは、2026年10月9日に日本語版と英語版の原文で確かめました。HTMLサイトマップを作れば順位が上がる、とはこの記事では書きません。そう書かれた公式の文書が見つからなかったからです。

次に直す記事を自分のデータで調べる

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結論:サイトマップは2種類。Googleに送るのはファイルで、HTMLサイトマップは読者向けの一覧ページ

同じ「サイトマップ」という名前でも、読む相手と置き方が違います。違いを先に表にします。

XMLサイトマップHTMLサイトマップ(サイトマップページ)
読む相手検索エンジン(Googlebotなど)サイトを訪れた人
中身URLの一覧と、最終更新日などの情報を決まった書式で書いたファイル記事へのリンクを並べた、ふつうのウェブページ
Search Consoleに送るか送れる(サイトマップ レポート)送るものではない。受け付ける形式に入っていない
Googleの文書での扱い「サイトマップについて」「サイトマップの作成と送信」に説明がある私が読んだ4ページには、HTMLのサイトマップという語が出てこない

Googleの「サイトマップについて」は、サイトマップを「サイトマップとは、サイト上のページや動画などのファイルについての情報や、各ファイルの関係を伝えるファイルです。」と説明しています(英語版も "A sitemap is a file where you provide information about the pages, videos, and other files on your site" で、ファイルだと書いています)。Googleの文書で「サイトマップ」と言えば、こちらのファイルのことです。

Googleが送信用にサポートする形式に、HTMLは入っていない

「サイトマップの作成と送信」は、形式についてこう書いています。

Google は、サイトマップ プロトコルで定義されているサイトマップ形式をサポートしています。
— Google 検索セントラル「サイトマップの作成と送信」(日本語版の最終更新2026年7月13日)

続く比較表に並ぶのは「XML サイトマップ」「RSS、mRSS、Atom 1.0」「テキスト サイトマップ」の3つです(英語版、最終更新2026年7月8日も "XML sitemap" "RSS, mRSS, and Atom 1.0" "Text sitemap" の3つ)。HTMLのページは、この3つのどれにも当たりません。

紛らわしいのはテキスト サイトマップの説明で、「最もシンプルな形式のサイトマップで、登録できるのは、HTML などのインデックス登録可能なページの URL のみです。」とあります。これは、HTMLで書かれたページのURLを1行ずつ並べたテキストファイルのことで、HTMLのページそのものをサイトマップとして送れるという意味ではありません。

Googleの文書に、HTMLサイトマップはどう書かれているか

HTMLサイトマップが要るかを確かめるため、サイトマップの2ページに加えて、SEO スターター ガイドと「Google のリンクに関するベスト プラクティス」を日本語版と英語版で読みました。4ページのどれにも、HTMLのサイトマップ("HTML sitemap")という語は出てきません。作るべきだとも、作らなくていいとも、順位に効くとも書かれていません。SEO スターター ガイドに出てくるサイトマップはファイルの話で、それも送信は必須ではない、という書き方です。

書かれているのは、ページへのリンクの張り方です。リンクのベスト プラクティスには、内部リンクについてこうあります。

関心のあるすべてのページに、同じサイト上の少なくとも 1 つ以上の別のページからのリンクがあることが推奨されます。
— Google 検索セントラル「Google のリンクに関するベスト プラクティス」(日本語版の最終更新2025年12月31日)

英語版(最終更新2025年12月10日)は "Every page you care about should have a link from at least one other page on your site." です。「サイトマップについて」も、ページの見つかり方を同じ向きで書いています。

サイトの各ページが適切にリンクされていれば、Google は通常、サイトのほとんどのページを検出できます。適切にリンクされているというのは、なんらかのナビゲーション(ページに配置したサイトのメニューやリンクなど)によって重要なすべてのページに移動できる状態を指します。
— Google 検索セントラル「サイトマップについて」(日本語版の最終更新2025年12月18日)

英語版は "be that your site's menu or links that you placed on pages" で、メニューでもページ内のリンクでもいい、という書き方です。HTMLサイトマップは、この「なんらかのナビゲーション」の1つの形だと私は読んでいます。記事へのリンクを並べたページなので、記事がそこから少なくとも1つのリンクを受けることになります。ただ、それはカテゴリの一覧ページや、本文中のリンクでも同じです。文書の上では、HTMLサイトマップだけが特別な扱いを受けているわけではありません。

HTMLサイトマップは必要か:どこからもリンクされていない記事があるかで決める

ここからは私の判断です。文書に書かれているのが、大事なページには同じサイトの別のページからリンクを張ること、なので、HTMLサイトマップが要るかは、今のブログに、どこからもリンクされていない記事があるかで決めるのが分かりやすいと考えています。

ブログの状態HTMLサイトマップ(私の見方)
カテゴリ・アーカイブ・本文中のリンクから、全記事にたどり着ける急いで作るものではない。足しても、すでにあるリンクがもう1本増えるだけ
どこからもリンクされていない記事があるまずは関係の近い記事の本文からリンクを張る。一覧ページはそのあとの手段の1つ
記事を話題ごとに並べた案内ページが、読者に要る読者のために作る価値はある。検索のためというより、案内のため

どこからもリンクされていない記事(孤立ページと呼ばれることがあります)に一覧ページからリンクを1本張るより、内容の近い記事の本文からリンクを張るほうが、読者が実際に押す場所に置けます。本文中のどこに張るかは内部リンクはどこに貼るか、記事末尾のリンク集より本文中が押されるに書きました。カテゴリやタグの一覧ページも、記事へのリンクを並べたページという点ではHTMLサイトマップと同じ働きをしています。一覧ページが増えすぎたときの整理はカテゴリとタグの整理とSEO、一覧ページは記事より多くなる、消す順番は3つに、トップページから記事への案内の作り方はサイト型ブログはSEOに有利?Googleのガイドに「有利」とは書かれていない。トップページの作り方と、サーチコンソールで見る行にあります。

XMLサイトマップのほうが要るかは別の問いで、Googleの文書は、小さなサイトで内部リンクが全ページを網羅しているなら必要ない可能性がある、という書き方をしています。条件の原文と、個人ブログで困りにくい理由はサイトマップは必要か・robots.txtの書き方、個人ブログは無くても困りにくいにまとめました。

どこからもリンクされていない記事は、リンクレポートの末尾で探す

Search Consoleのリンクレポートには内部リンクの表があり、自分のサイトの中から多くリンクされているページの順に並びます。表の末尾や、表に出てこない記事が、内部リンクの少ない記事の候補です。ただしこの表はすべてのリンクを数えたものではなく、行数にも上限があります。読み方の注意はサーチコンソールのリンクレポートの見方、被リンクより内部リンクの表を見るにまとめています。

直す記事と作業内容を決める

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作るなら確かめること3つ

作ると決めたときに、作り方より先に確かめておきたいことを挙げます。

1. リンクは、ふつうの <a href> のリンクにする

リンクのベスト プラクティスは「通常、リンクが href 属性を持つ <a> HTML 要素(アンカー要素とも呼ばれます)である場合のみ、Google はリンクをクロールできます。」と書いています(英語版は "Generally, Google can only crawl your link if it's an <a> HTML element (also known as anchor element) with an href attribute.")。押すとスクリプトで移動するだけのボタンや、開くまで中身が出てこない並べ方だと、読者には見えていても、Googleがリンクとして拾えないことがあります。ブログサービスやCMSの記事一覧の機能を使うなら、ブラウザでページのソースを開き、記事のURLが <a href="…"> の形で並んでいるかを見ておくと安心です。

2. 手で作るなら、更新し続けられるか

手で書いた一覧は、記事を足すたびに直さないと古くなります。新しい記事ほど一覧から漏れやすく、どこからもリンクされていない記事を減らすために作ったのに、新しい記事がまた漏れる、ということが起きます。CMSやプラグインには一覧を自動で作るものがありますが、個別の機能はこの記事では確かめていません。使っているサービスのヘルプで、記事を足したときに一覧が自動で増えるかを確かめてください。

3. そのページのURLを、Search Consoleのサイトマップに送らない

HTMLサイトマップは、ほかの記事と同じふつうのページです。Search Consoleの「サイトマップ」レポートに入れるのは、XMLなどのファイルのURLのほうです。送ってしまったときのことは、次の節に書きます。

間違えてHTMLのページを送ったとき、Search Consoleで起きること

サイトマップ レポートのヘルプは、送信の手順の中で「受け入れられるサイトマップ形式のいずれかを使用する必要があります。」と書いています(英語版は "The sitemap must use one of the acceptable sitemap formats.")。HTMLのページは上の3つの形式に入らないので、この形式の条件を満たしません。

ヘルプのエラーの一覧で、形式にかかわるものには「サポートされていない形式」があります。説明は「サイトマップがサポートされていない形式です。」の1文です(英語版は "Unsupported format" "Your sitemap is not in a supported format.")。また、表の「タイプ」の欄については「不明: 送信されたファイルが既知のタイプのサイトマップではないか、サイトマップがまだ処理されていないことを示します。」と説明されています。

ヘルプ自身も、このエラーの一覧はすべてのエラーを網羅しているわけではないと書いています。どんな表示が出た場合でも、確かめることは同じで、送ったURLが、XMLなどのファイルではなくふつうのページ(HTML)になっていないかです。

  1. 送ったURLをブラウザで開き、ページのソースの先頭を見る。ヘルプは別のエラーの説明で「XML ファイルの先頭には、使用する XML バージョンを指定した XML 宣言を記述する必要があります。」と書いています。先頭が <?xml で始まらず、<!DOCTYPE html や <html で始まっていれば、送ったのはHTMLのページです。XMLサイトマップでも、見た目を整えてブラウザに表示するものがあるので、画面の見た目ではなくソースで見てください
  2. XMLサイトマップのURLを探して、そちらを送り直す。多くのCMSは自動でXMLサイトマップを作っています。URLは仕組みごとに違うので、使っているサービスやプラグインの説明で確かめます
  3. 間違えて送った行は、レポートから削除してよい。削除してもレポートの一覧から消えるだけで、記事が検索から消えるわけではありません

送信の手順と、送ったあとのステータスごとの見方はサーチコンソールのサイトマップ登録は?ステータス別の次の一手にまとめています。

よくある質問

HTMLサイトマップを作ると、検索順位は上がりますか

上がるとも上がらないとも言えません。私が読んだGoogleの文書には、HTMLのサイトマップについての記述がありませんでした。書かれているのは、大事なページに同じサイトの別のページからリンクを張ること、までです。どこからもリンクされていない記事にリンクが付くことには意味がありますが、それはHTMLサイトマップでなくても、本文中のリンクやカテゴリの一覧でもできます。

サイトマップの種類には、何がありますか

Googleに送るファイルの形式としては、「サイトマップの作成と送信」がXML サイトマップ、RSS・mRSS・Atom 1.0、テキスト サイトマップの3つを挙げています。これとは別に、読者向けの一覧ページをHTMLサイトマップやサイトマップページと呼ぶことがあります。画像・動画・ニュースの情報を足すXMLサイトマップの拡張もありますが、個人ブログで最初に気にするのはXMLサイトマップがあるかどうかです。

HTMLサイトマップがあれば、XMLサイトマップは要りませんか

役割が違うので、片方があればもう片方が要らない、という関係ではありません。XMLサイトマップはSearch Consoleに送ってGoogleにURLを伝えるファイルで、HTMLサイトマップは読者と、リンクをたどるクローラーのためのページです。XMLサイトマップの要否はサイトマップは必要か・robots.txtの書き方、個人ブログは無くても困りにくいで考えてください。

サイトマップページは、読者に使われますか

ブログによって違うので、作ったあとに自分の数字で見るのが確かです。アクセス解析でそのページの閲覧数を見て、ほとんど開かれていないなら、読者の案内は本文中のリンクやトップページに任せる、という判断もできます。

まとめ

  • XMLサイトマップはGoogleに送るファイル、HTMLサイトマップ(サイトマップページ)は読者向けに記事のリンクを並べたふつうのページ
  • Googleが送信用にサポートする形式は、XML サイトマップ、RSS・mRSS・Atom 1.0、テキスト サイトマップの3つで、HTMLは入っていない
  • 私が読んだGoogleの文書4ページ(日本語版・英語版)には、HTMLのサイトマップという語が無い。書かれているのは、大事なページには同じサイトの少なくとも1つの別のページからリンクを張ること、まで
  • 作るかどうかは、どこからもリンクされていない記事があるかで決める(私の判断)。あるなら、まず内容の近い記事の本文からリンクを張る
  • 一覧ページのURLは、Search Consoleが受け付ける形式に入っていない。送ってしまったら、ソースの先頭を見て、XMLサイトマップのURLを送り直す

HTMLサイトマップの話は、まだ見つけてもらえていない記事のほうの話でした。以下は、すでに届いている記事のほうだけを扱う、私が作った有料ツールの宣伝です。

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みやこし

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