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カテゴリとタグの整理とSEO、一覧ページは記事より多くなる、消す順番は3つ

カテゴリとタグは読者の回遊のための仕組みで、増やすほど中身の薄い一覧ページが増えます。1記事にしか付けないタグの一覧は、1件しか載らないページになります。整理の順番は①1〜2記事しかないタグを消す②カテゴリの階層を深くしない③noindexは最後、の3つ。一律にnoindexにすべき根拠は確認できていません。

この記事のまとめ

カテゴリとタグは読者が次の記事にたどり着くための仕組みで、増やすほど中身の薄い一覧ページが増えます。タグを1記事にしか付けなければ、そのタグの一覧ページは1件しか載っていないページになります。整理は①1〜2記事しか無いタグを消す ②カテゴリの階層を深くしない ③一覧ページを noindex にするかは最後に決める、の順で進めてください。一覧ページを一律に noindex にすべきという根拠は確認できていないので、Search Console でその一覧ページに表示回数が付いているかを見てから決めます。

カテゴリとタグを整理する目的は、検索対策そのものより先に読者が次の記事にたどり着けるかどうかです。ここを外して数だけ減らしても、消した理由を自分で説明できない状態になります。

そして分類を1つ作るたびに、一覧ページのURLが1つ増えます。増えた一覧に載っている記事が1本だけなら、それは読者にとって記事本体への遠回りでしかありません。整理の判断はここから逆算します。

自分のサイトの一覧ページに実際どれくらい表示回数が付いているかは、Search Console の数字を見れば分かります。見方は後の章に書きます。

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カテゴリとタグとは、分類ごとに一覧ページを自動で作る仕組み

カテゴリとタグとは、記事を分類して、その分類ごとに記事の一覧ページを自動で作る仕組みです。多くのブログツールでは、分類を1つ登録した時点で /category/seo/ や /tag/rewrite/ のようなURLが1つ生まれます。

2つの違いは、使われ方の想定にあります。カテゴリは記事を1つの箱に入れる大分類として、タグは箱をまたいで横断的に付けるラベルとして使われることが多いものです。

ただし整理を考えるうえで効いてくるのは、この違いではありません。どちらも「1つ作るとURLが1つ増える」という点では同じで、増え方だけがまったく違う、ということです。

カテゴリは自分で数を決めて作ります。タグは記事を書くたびに、その記事のことを考えながら付けるので、意識しないと自動的に増え続けます。

なぜ、増やすほど中身の薄い一覧ページが増えるのか

ここがこの記事の中心です。現象ではなく、増え方の構造を見ます。

タグは記事を書いている最中に付けます。そのとき考えているのは「この記事は何の話か」であって、「このタグを他の記事にも使うか」ではありません。だから、その記事にぴったりの語がそのままタグになります。

結果として、タグの多くは1回しか使われません。使われた回数が1回のタグは、そのタグの一覧ページに記事が1件しか載らないということです。

数で見ると分かりやすくなります。次はサンプルの数字です。

項目数
記事80本
1記事あたりのタグ(平均)3個
タグを付けたのべ回数80 × 3 = 240回
実際に登録されているタグ150個
1タグあたりの平均使用回数240 ÷ 150 = 1.6回

※サンプルデータの数字です。

平均1.6回ということは、多くのタグが1回か2回しか使われていないということです。そして注目してほしいのは別のところで、記事80本に対して一覧ページが150枚できている状態になっています。

記事より一覧ページのほうが多い。これが「タグを整理したほうがいい」と言われるときに、実際に起きていることです。

記事からカテゴリとタグが増えて薄い一覧ページが生まれる構造と、3つの整理手順を示した図

さらに、1本の記事は複数の分類に載ります。カテゴリ1つとタグ3つなら、同じ記事が4枚の一覧に出ていることになります。同じ記事の並びが別のURLから何通りも見える状態は、正規URL(canonical)の話とつながっています。

ただし一覧ページどうしは、記事本文が丸ごと重複しているわけではありません。技術的な重複と正規URLの決まり方はcanonicalタグの記事にまとめてあるので、そちらを見てください。この記事は一覧ページの枚数が増えることだけを扱います。

⚠️ 整理する理由は「クロールの無駄」ではない

タグの整理は「クロールバジェットが無駄になる」という理由で語られがちです。ここは公式ドキュメントに当たったほうが早いので、確認した内容をそのまま書きます。

Google のクロールバジェット管理ガイド(日本語版)が対象にしているのは、「大規模(重複のないページが 100 万以上)で、コンテンツが中程度に(1 週間に 1 回)更新されるサイト」と「中規模以上(重複のないページが 1 万以上)で、コンテンツがかなり頻繁に(毎日)更新されるサイト」、そして規模で書かれていない3つ目として「Search Console で URL の大部分が検出- インデックス未登録に分類されるサイト」です。

そして小規模で更新頻度が低いサイトについては、「このガイドを読む必要はありません」と書かれています。同じページに、これらの数値は「大まかな目安です。正確なしきい値ではありません」とも明記されています。

記事80本・一覧150枚のブログは、この目安から見ると桁が2つ以上足りません。つまりクロールを理由に整理を始めると、根拠のない前提から動き出すことになります。

では、何が理由になるのか。残るのは次の3つです。

  • 読者が迷う。1件しか載っていない一覧を踏むと、読者は「次に読むもの」を選べません。記事本体へ戻る手間が増えるだけです
  • 自分が管理できなくなる。150個のタグは、次に記事を書くときに「前に似たタグを作ったか」を思い出せない数です。ここから先はタグがさらに増えます
  • 検索結果に出たときの第一印象になる。一覧ページが検索から拾われることはあります。そのとき初めて来た読者が最初に見るのが、1件しか載っていないページになります

3つとも読者と運営者の側の理由で、順位の話ではありません。だからこの整理は「SEOのため」より「読める状態に戻すため」と考えたほうが、判断を間違えません。

整理の順番は、消す・広げる・決めるの3つ

手をつける順番が決まっています。逆にすると、戻せない判断から先にやることになります。

① 1〜2記事しか無いタグを消す

最初はここです。載っている記事が1〜2本のタグは、一覧としての役割を果たしていません。判断の基準はひとつで、そのタグの一覧を実際に開いて、読者が次に読む記事を選べるかどうかです。

目安として、載る記事が3本に満たないタグは残す理由が弱いと考えています。3本あれば「別の切り口で読み進める」形になりますが、1本だと記事本体を開いたほうが早いからです。

消す前にひとつだけ確認します。そのタグの一覧ページに表示回数が付いているかです。付いていれば、それは検索からの入口として実際に機能しているので、消すと入口が1つ減ります。

表示回数が付いている一覧ページを消すと、そのURLは存在しなくなります。転送するかどうかの判断は301リダイレクトの記事に書いてあります。

② カテゴリの階層を深くしない

カテゴリを親子にすると、階層を1段増やすごとに一覧ページの枚数が増えます。親4個の下に子を2個ずつ置けば、4 + 8 = 12枚です。記事80本に対して12枚なら1枚あたり平均6.7本で、まだ一覧として読めます。

ここでもう1段足すと、子の下にさらに孫ができて枚数が増え、1枚あたりに載る記事は減ります。階層を深くする行為は、一覧を細かく割る行為と同じです。

なお、Google の URL 構造のドキュメントには過度に複雑なURLの例は載っていますが、このページに階層の深さの基準は書かれていません。だから階層を浅く保つ理由は順位ではなく、1枚の一覧に十分な本数が載るかどうかだと考えてください。

③ 一覧ページを noindex にするかは、最後に決める

①と②は分類そのものを減らす手です。③は分類は残したまま検索結果から外す手なので、性質が違います。次の章で分けて書きます。

一覧ページを noindex にするかの決め方

一覧ページを一律に noindex にすべきという根拠は、確認できていません。絞り込みや並び替えで生成されるページについて Google が挙げている手は、確認した限りrobots.txt での禁止・URLフラグメントの利用・rel="canonical"・rel="nofollow"の4つで、そのページに noindex は出てきません(noindex 自体は別のドキュメントで説明されています)。

そして noindex のドキュメントには、Googlebot がそれを検出すると「そのページを Google 検索結果から完全に削除します」と書かれています。完全に削除、です。その一覧ページが検索から人を集めていたなら、その入口を自分で閉じることになります。

取り得る手を並べると、こうなります。

手何が起きるか向いている状況
そのまま残す検索結果にも読者の回遊にも出るその一覧に表示回数が付いている
タグごと消すURLが無くなる。回遊の導線も消える載る記事が1〜2本で、表示回数も付いていない
noindex にする検索結果から完全に削除される。サイト内の回遊には残る読者の導線としては要るが、検索から拾われても役に立たない
並び替え・絞り込みのURLだけ抑える一覧そのものは残し、派生URLを増やさない一覧にパラメータ付きのURLがぶら下がっている

どれを選ぶかは、そのページの数字を見てからです。判断材料はひとつで、Search Console でその一覧ページに表示回数とクリックが付いているかを見ます。付いていないなら、消すか noindex にするかを自由に選べます。付いているなら、閉じると失うものがあります。

なお robots.txt でブロックしたページには、クローラが noindex を認識できません。公式ドキュメントに「robots.txt ファイルでページがブロックされている場合、またはクローラがページにアクセスできない場合、クローラは noindex ルールを認識しません」と書かれています。両方を同時にかけると、狙った結果になりません。

直す記事と作業内容を決める

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「ページ」CSVに一覧ページが出てきたときの扱い

Search Console の検索パフォーマンスから落とす「ページ」CSVは、URL単位で表示回数・クリック・CTR・掲載順位が並んだ表です。一覧ページも1つのURLなので、記事と同じ行として混ざって出てきます。

CSVの側に「これは記事」「これは一覧」という区別はありません。URLを見て人が判断する以外にないので、/category/ や /tag/ を含む行は自分で見分ける必要があります。逆に言えば、URLの共通部分でまとめれば、ディレクトリ単位の成績も出せます。

判定ツールに通す場合も同じです。掲載順位4.0〜20.5位・表示回数100回以上という条件を満たせば、一覧ページも候補として上がってきます。条件はURLの種類を見ていないからです。

そこで出てきたときの扱いを決めておきます。

  • リライトの対象からは外す。一覧ページの中身は記事を1本足すたびに変わります。直しても、次に見るときには内容が違うページなので、記事の改善リストに混ぜると計算が合わなくなります
  • タイトルを直すなら、作業の種類が違う。一覧ページのタイトルは多くの場合テンプレートから自動生成されています。直すのは記事ではなくテーマ側の設定で、1本直すと全部の一覧に効きます
  • 数字は、そのタグを残すかどうかの材料として使う。表示回数が付いている一覧は入口として働いています。整理のときに真っ先に消す対象ではありません

つまり一覧ページは「直す対象」ではなく「残すかどうかを決める対象」です。この2つを分けておくと、CSVを開いたときに迷いません。

よくある質問

タグは何個まで作っていいですか

数で決めるものではありません。見るのは総数ではなく、そのタグの一覧を開いて、読者が次に読む記事を選べるかで判断してください。載っている記事が1本なら選べないので、そのタグは一覧として働いていません。目安として載る記事が3本に満たないタグは、残す理由が弱いと考えています。記事80本に対してタグが150個あるなら、それは記事より一覧ページのほうが多い状態です。

タグ一覧ページは noindex にすべきですか

一律の正解はありません。絞り込みで生成されるページについて Google が挙げている手は robots.txt・URLフラグメント・rel="canonical"・rel="nofollow" の4つで、そのドキュメントに noindex は出てきません。また noindex を入れると、公式ドキュメントの表現で「そのページを Google 検索結果から完全に削除します」という状態になります。先に Search Console でその一覧ページの表示回数を見てください。付いていないなら閉じても失うものはありませんが、付いているなら入口を1つ閉じる判断になります。

タグを整理すると、回遊が減りませんか

1〜2本しか載っていないタグを消しても、回遊はほとんど減りません。その一覧を踏んだ読者は、もともと1本の記事しか選べなかったからです。減るのは3本以上載っていた一覧を消したときなので、そこは残します。回遊の入口は一覧ページだけではなく、本文中のリンクもあります。そちらの考え方は内部リンクの記事にまとめてあります。

タグを減らせば、記事どうしの食い合いも解消しますか

別の問題です。この記事で扱っているのは一覧ページの枚数が増えることで、記事どうしが同じ検索意図で競合することは原因も対処も違います。後者はキーワードカニバリゼーションの記事を見てください。タグを消しても、記事の中身は変わりません。

まとめ

  • カテゴリとタグとは、分類ごとに記事の一覧ページを自動で作る仕組み。分類を1つ作るとURLが1つ増える
  • タグは記事を書きながら付けるので1回しか使われないものが増える。1回しか使われないタグの一覧は1件しか載っていないページになる
  • 整理する理由はクロールの無駄ではない。公式のクロールバジェットガイドは1万ページ以上・毎日更新などを対象にしていて、小規模で更新頻度が低いサイトには「このガイドを読む必要はありません」と書かれている(ただしURLの大部分が「検出 - インデックス未登録」なら規模に関係なく対象)
  • 順番は①1〜2記事しか無いタグを消す ②カテゴリの階層を深くしない ③noindex にするかは最後。①②は分類を減らす手、③は残したまま検索から外す手で性質が違う
  • 一覧ページを一律に noindex にすべきという根拠は確認できていない。noindex は検索結果から完全に削除されるので、Search Console でその一覧ページの表示回数を見てから決める
  • 「ページ」CSVには一覧ページも記事と同じ行として混ざる。直す対象ではなく、残すかどうかを決める対象として扱う

ここから先は、私が作ったツールの話です。

Search Console の「ページ」CSVから、掲載順位4.0〜20.5位・表示回数100回以上のページだけを拾い、改善余地スコア(表示回数 × 期待CTRとの差)の大きい順に並べるツールを作りました。エクスポートしたZIPをそのまま入れるだけで、解凍もファイル選びも要りません。判定と候補3記事の改善余地スコアの確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料で、残りの診断カードが2,980円(税込)の買い切りです。月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。CSVファイルそのものはブラウザの外に出ません(診断カードを出すときに選んだ1ページのURL・数値・入力したキーワードを、「ページタイトルを取得する」を押したときに判定に出たページのURLを最大10件送ります)。

⚠️ ただしこの記事の話は、このツールでは判定できません。「ページ」CSVにはURLと数字しか入っていないので、どれがタグ一覧でどれが記事かをツールは区別しません。一覧ページが候補に混ざったら、外すのは読む人の仕事です。カテゴリ設計そのものを診断する機能はありません。分類を整理したい段階の人には、このツールは役に立ちません。役に立つのは、記事のタイトルとディスクリプションを直す順番を決めたいときです。

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この記事の内容をツールにしています

Search Console の「ページ」CSVを貼ると、改善余地のある記事を順番に出します。 判定とご自分の記事1件分の診断カードは無料です。ログイン不要。CSVファイルはアップロードせず、ブラウザ内で解析します。

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この記事を書いた人

みやこし

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noteQiitaZenn

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