この記事のまとめ
note の記事も、note.com のページとして Google の検索結果に出ることがあります(note は sitemap.xml を自動で出し、robots.txt 経由で Google に知らせているとヘルプに書いています)。自分のドメインに書く場合との違いは、検索で強いか弱いかではなく、検索のデータを自分で見られるかと、記事のURLを自分で持っているかです。通常の note では、ダッシュボードの「記事の流入元」で Google などから開かれた回数は見られますが、どの検索語で何位に出ているかを見る Search Console は、note pro かつ独自ドメインを適用したアカウントでしか使えません。記事のURLも note.com の下にあり、通常の note には独自ドメインを適用する機能がありません。note 自身は「独自ドメインの設定有無によってSEOの効果が上がるとは、弊社としては断定できません。」と書いています(2026年10月6日に noteヘルプセンターで確認)。どちらに書くかは、検索のデータを見て直したいか、URLを持ち続けたいか、note の中の読者に届けたいかで決めます。
note の記事も Google の検索から読まれることはあります。ただし出るのは note.com のページとしてで、どの検索語で何位に出ているかを一覧で見る Search Console は、通常の note では使えません。
「noteはSEOに強い」「いや弱い」の両方を見かけて、このまま note に書き続けるか、自分のドメインのブログに書くかを決められずにいる人に向けて書いています。
読み終えたときには、note と自分のドメインで何が違うのかを note の公式ヘルプの記述で確かめたうえで、自分の記事をどちらに置くか(または両方をどう使い分けるか)を決められるはずです。
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「noteはSEOに強いか弱いか」を調べても決まらない理由
note の公式ヘルプ「SEOに関するよくあるご質問」は、冒頭で「Googleのアルゴリズムは常に変化し、正確に把握することが難しいため、SEOに関するお問い合わせにお答えすることは困難です。」と書いています。そのうえで、AI検索についての問いには次のように答えています。
note(note.com)はSEOだけでなくAI検索にも強い特徴を持っており、今後も多くの人に読まれるプラットフォームであると考えています。…
同じ回答の末尾には「※本回答は「note.com」ドメイン全体での傾向に基づいています。」という注記が付いています。これは note.com というドメイン全体についての note 自身の見方で、自分が書いた1本の記事が検索で読まれることを約束するものではありません。一方で、独自ドメインと note.com のどちらが有利かという問いには、同じページで「独自ドメインの設定有無によってSEOの効果が上がるとは、弊社としては断定できません。」と答えています。
つまり note 自身も、どこに書けば検索で上に出るかを断定していません。「強い・弱い」で比べている限り、答えは出ません。比べられるのは、書いたあとに自分の手元に何が残るかのほうです。
違いは、検索のデータが見えるかと、URLを持っているか
note の公式ヘルプ6ページ(2026年10月6日に確認。出典は本文中の各所にリンクしています)に書かれていることを、通常の note・note pro(独自ドメインを適用)・自分のドメインのブログで並べました。自分のドメインのブログの列は、ブログを置くサーバーやサービスによって変わるので、一般的な形として書いています。
| 通常の note | note pro(独自ドメインを適用) | 自分のドメインのブログ | |
|---|---|---|---|
| 記事のURL | note.com の下 | 自分のドメインの下 | 自分のドメインの下 |
| Google から何回開かれたか | ダッシュボードの「記事の流入元」で見られる | ダッシュボードは3プランとも◯(機能一覧) | アクセス解析を入れれば見られる |
| どの検索語で何位に出ているか(Search Console) | 使えない | 使える(確認はTXTレコード) | 登録すれば使える |
| 別の場所へ移すときの転送 | 私が見た6ページには、設定の説明が無い | 独自ドメインを解除すると note.com のURLに戻る。外部からのリンクは自分で直すか転送する | 自分で設定する |
通常の note で分かるのは「Google から何回開かれたか」まで
note のダッシュボードには「記事の流入元」があり、「ダッシュボードで記事の流入元をみる」には「アクセス状況のページのいちばん下では、あなたの記事を開いた読者が、どこから記事にたどりついたかを確認できます。」とあります。表示される名称の例として note.com・X・Facebook・Google・Instagram・search.yahoo.co.jp が挙がっていて、ここに「Google」や「search.yahoo.co.jp」が出ていれば、検索エンジンの側から記事が開かれています(ヘルプは「Google」に検索・Discover などのどれが入るかまでは書いていません)。数えているのは「流入元は、記事のページが開かれた回数(ページビュー)をもとに集計しています。」とあるとおりページビューで、「※note内から記事にたどりついた分は「note.com」と表示されます。多くの場合、これがもっとも多くなります。」とも書かれています。note のアクセス状況が何を数えているかはブログのアクセス数はどこで調べる?にまとめています。
見られないのは、どの検索語で表示され、何位に出て、何回クリックされたかです。これを見る道具が Search Console で、「Google Search Consoleの利用について」には「Google Search Console は、note proで、かつ独自ドメインを適用したアカウントであれば利用できます。」とあります。「noteとnote proの機能一覧」でも、独自ドメインの適用は通常の note と noteプレミアムが「×」、note pro だけが「◯」です。登録の手順と条件はサーチコンソールの登録方法は?に書きました。
つまり通常の note では、検索から読まれているかどうかは分かっても、どの記事のどこを直せば検索から読まれる回数が増えるかを、検索語と順位から決めることはできません。書いて出したあとに検索の数字を見て直したい人にとっては、ここがいちばん大きな違いです。
記事のURLは note.com の下にある
通常の note の記事は note.com のドメインの下に公開されます。note pro で独自ドメインを適用した場合については、「noteから、note proへのアップグレードは可能ですか?その逆も可能ですか?」が、適用すると「もとのnote.com/note ID 形式のURLにアクセスすると、自動的に独自ドメインに切り替わります。」、解除すると「もとのnote.com/note ID 形式のURLに戻ります。」と書いています。解除したときに外部サイトや SNS に置いた独自ドメインへのリンクは、自分で直すか転送を設定しない限りアクセスできなくなる、とも書かれています。
通常の note の記事URLから別のサイトへ転送する設定については、私が見た6ページ(SEOに関するよくあるご質問、Google Search Consoleの利用について、機能一覧、note proへのアップグレード、記事の流入元、検索したときに表示されるページ)には書かれていませんでした。note.com のドメインを管理しているのは note なので、利用者の側で転送を設定する手段は無いものと私は読んでいます。通常の note のままでは、あとから自分のドメインのブログに移したくなったときに、note の記事のURLを新しいURLへつなぐ方法が見当たらない、ということです。note pro で独自ドメインを適用すれば note.com の URL は独自ドメインに切り替わりますが、これは note pro の上で続ける場合の話で、解除すると note.com の URL に戻ると上のヘルプに書かれています。
自分のドメインどうしの引っ越しなら、旧URLから新URLへ自分で転送を置けます。Search Console で何をするかはサイト移転でサーチコンソールは何をする?に、転送で評価がどう扱われるかは301リダイレクトのやり方に書きました。
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「noteの検索」と「Googleの検索」は別のもの
「note 検索 流入」と調べたときに混ざりやすいのが、note の中の検索です。記事の流入元で「note.com」と表示されるのは、note のホームや note 内の検索結果など、note の中から記事にたどりついた分で、Google の検索とは別に数えられています。
note の中の検索の仕組みは、2026年9月に変わっています。「検索したときに表示されるページについて」には「2026年9月15日からは、一部のハッシュタグでキーワードページが表示されます。」とあります。キーワードページは「noteのAIが記事の内容から関連すると判断した記事が表示されるページ」で、自分の記事をキーワードページに表示させられるかという問いへの答えは「できません。」です。
note の中で読まれる経路(ホーム・ハッシュタグ・キーワードページ)は note の中の仕組みで、Google の検索とは別物です。とくにキーワードページに載るかどうかは、ヘルプによると note の AI が判断し、自分では設定できません。note に書く利点は、この note の中の読者に届く経路があることで、Google の検索での順位とは分けて考えます。
どちらに書くかは、3つの問いで決める
ここまでの違いから、置き場所は次の3つの問いで決められます。
| 問い | 「はい」なら |
|---|---|
| 検索語と順位を見て、記事を直していきたいか | Search Console が使える場所(自分のドメインのブログ、または note pro で独自ドメイン) |
| 何年も先まで、記事のURLを自分で持ち続けたいか | 自分のドメイン(移すときに自分で転送を置ける) |
| 検索より先に、note の中の読者(ホームやハッシュタグ、フォロワー)に届けたいか | note |
3つとも「はい」なら、どちらか1つに決める必要はありません。次の節のように、役割を分けて両方に書く方法があります。逆に、まだ書くことに慣れる段階で、検索の数字を見て直すところまで手が回らないなら、note の中で読まれる経路があるぶん、note から始める理由はあります。
自分のドメインに書いても、すぐに検索から読まれるわけではありません。インデックスされて順位が付くまでには時間がかかり、このサイトもそれを前提に記事を置いています。検索と SNS などで人が来る時期がどう違うかはブログ集客の方法は?に、このサイトの公開直後の数字と一緒に書きました。
このサイトは、記事本体を自分のドメインに置き、noteには別の切り口で書いている
このサイトの記事は、すべて rewrite-radar.com に置いています。サイトを作るときに、Zenn や note に書いた記事の評価は向こうのドメインに溜まり、自分のドメインに置けば自分に残る、と私は判断しました。Google が「評価はドメインに溜まる」と書いているわけではなく、私の判断です。決め手になったのは、上で見た2つの違い、つまり Search Console で検索語と順位を見て直せることと、URLを自分で持ち続けられることでした。
そのうえで note にも、リライトのやり方や陥りやすい罠を1回1テーマにした連載を出していて、各回の本文からこのサイトの記事へリンクしています。note には note の中で読まれる経路があり、検索から読まれるまで時間がかかる自分のドメインとは、人が来る経路が違うからです。note に出す文章は、このサイトの記事をそのまま貼るのではなく、別の切り口で書いています。
note の記事がどれだけ検索から読まれているかは、上に書いたとおり「記事の流入元」の「Google」で開かれた回数まで見られます。どの検索語で読まれているかを見て直すのは、Search Console が使える自分のドメインのほうでやっています。
よくある質問
無料の note の記事も Google にインデックスされますか
noteヘルプセンターの「SEOに関するよくあるご質問」には「noteでは、sitemap.xmlを自動発行しており、robots.txt 経由でGoogleに通知しています。」とあります。ただし、通知された記事を登録するかどうかを決めるのは Google で、通常の note では Search Console が使えないので、記事ごとに登録されたかを Search Console で確かめることはできません。ダッシュボードの「記事の流入元」に「Google」が出ていれば、Google の側から開かれたことは分かります。
note pro にして独自ドメインにすれば、検索順位は上がりますか
note 自身が「独自ドメインの設定有無によってSEOの効果が上がるとは、弊社としては断定できません。」と答えています。独自ドメインで検索に関わって変わるのは、Search Console が使えるようになることと、URLが自分のドメインの下になることで、順位が上がるとは書かれていません。AI検索について note が書いている note.com の傾向も、「独自ドメイン機能をご利用の場合、検索エンジンやAIからの評価基準が異なる可能性があるため、現時点では上記と同様の流入優位性は確認できておりません。」と注記されています。
note の記事を、あとから自分のブログに移せますか
文章を自分のブログに書き直して公開することはできますが、note の記事のURLから新しいURLへ転送する設定は、私が見たヘルプ6ページには書かれていませんでした。移すと決めたら、新しいURLで出し直すことになると考えておくのが安全です。最初から長く検索で読まれたい記事は自分のドメインに置き、note には別の切り口で書いてリンクする、という分け方なら、移す必要がそもそも出ません。
note で検索から読まれているかは、どこで分かりますか
ダッシュボードの「アクセス状況」のいちばん下にある「記事の流入元」です。経路ごとの内訳に「Google」や「search.yahoo.co.jp」が出ていれば、検索エンジンの側から開かれています。数えているのは記事のページが開かれた回数(ページビュー)で、どの検索語だったかは出ません。
まとめ
- note の記事も note.com のページとして Google の検索結果に出ることがある。note は sitemap.xml を自動で出し、robots.txt 経由で Google に知らせているとヘルプに書いている
- note 自身は「独自ドメインの設定有無によってSEOの効果が上がるとは、弊社としては断定できません。」と書いている。AI検索に強いという回答も「note.com」ドメイン全体の傾向という注記付きで、1本の記事の順位を約束するものではない
- 自分のドメインとの違いは検索のデータを自分で見られるかと、URLを自分で持っているか。通常の note では「記事の流入元」で Google から開かれた回数までは見られるが、検索語と順位を見る Search Console は note pro かつ独自ドメインのアカウントだけ
- 通常の note の記事URLから別のサイトへ転送する設定は、私が見たヘルプ6ページには書かれていなかった
- note の中の検索(キーワードページなど)は note の仕組みで、Google の検索とは別に数えられる
- 置き場所は、検索のデータを見て直したいか・URLを持ち続けたいか・note の中の読者に届けたいかで決める。両方使うなら、記事本体を自分のドメインに置き、note には別の切り口で書いてリンクする
ここからは、私が作ったツールの話になります。
自分のドメインに書く利点として挙げた「検索語と順位を見て直せる」を、直す記事の選び方まで進めるツールを作りました。サーチコンソールのエクスポートをZIPのまま置くだけで、4.0〜20.5位のページを、表示回数100回以上は通常判定、30〜99回は参考判定、30回未満は本文中心の監査に分け、この順に、同じ区分の中ではCTR機会差の多い順に並べて出します。 判定と候補3記事のCTR機会差の確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料です。有料は2,980円(税込)の買い切りで、無料の1件を除いた3記事分の診断カードが対象です。3記事分が揃うとき(判定に出た候補が4件以上のとき)だけご案内します。生成の利用期限は購入から7日間で、月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。 CSVファイルそのものはブラウザの外に出ませんが、診断カードを出すときは選んだ1ページぶんの数値(URL・キーワード・順位・表示回数・CTR)を、タイトル取得を押したときは最大10件のURLを送ります。
⚠️ 読み込むのは Search Console のエクスポートだけなので、Search Console が使えない通常の note の記事は判定できません。note の「記事の流入元」も読み込みません。自分のドメインのブログ(または note pro で独自ドメインを適用し、Search Console を登録したもの)が対象です。並べ替えるだけで、順位やクリックが増えることを約束するものではなく、掲載順位4.0〜20.5位に入るページが無いブログでは、候補が0件になることがあります。直したあとの数字を追いかける機能もありません。
Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。
