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リライトに競合調査は必要か、タイトルは不要、本文だけ必要な理由

リライトに競合調査が必要かは、直す場所で決まります。タイトルと説明文は自分のCTRと順位別の期待CTRの差だけで判断でき、競合を見る必要はありません。本文の不足を埋めるときだけ、上位5ページの見出しから自分に無いものを数えます。

この記事のまとめ

リライトに競合調査が必要かどうかは、直す場所によって答えが変わります。タイトルと説明文を直すなら、競合調査は要りません。自分のCTRを、その順位の期待CTR(AI Overview補正後で8位なら1.52%、4位なら3.15%)と比べるだけで判断できるからです。一方本文の不足を埋めるリライトは、上位に出ているページを見ないと何を足せばいいか決まりません。順位は他のページとの相対評価で決まり、サーチコンソールに出るのは自分のサイトの数字だけだからです。目安は4〜10位ならタイトル、11位以下なら本文。そして競合調査のやり方は、順位を追うのではなく上位ページの見出しを書き出して、自分の記事に無いものを数えるだけで足ります。

リライトに競合調査は必要か。この質問には、そのままでは答えが出ません。「リライト」という一語が、まったく別の2つの作業を指しているからです。

先に結論だけ書きます。タイトルと説明文を直すなら、競合を見る必要はありません。サーチコンソール(Search Console)の自分の数字だけで判断できます。本文の不足を埋めるなら、競合を見ないと決まりません。何が足りないかは、自分の数字のどこにも書かれていないからです。

このうち前者(競合を見ずに判断できるほう)は機械にやらせられますが、まずは切り分けのほうを書きます。ここを飛ばすと、直しても動かないページに時間を使うことになります。

次に直す記事を自分のデータで調べる

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リライトに競合調査は必要か — 判断材料がどこにあるかで決まる

必要かどうかを分けているのは、作業の重さでも、記事のジャンルでもありません。判断に使う材料が、自分の手元にあるかどうかです。

タイトルの判断材料は、自分の数字の中にある

CTR(クリック率)は、すでに他のページと同じ検索結果に並んだ状態で測られた数字です。自分の記事が8位に出て、上に7本、下にも何本かある。その中で選ばれた割合がCTRです。

そして「その順位なら、平均でどれくらいクリックされるか」は実測値があります。リライトレーダーが使っているのは seoClarity の2021年の調査(日本市場)で、8位の生の実測値は1.78%です。ここに AI Overview によるクリック減の順位別の補正を掛けた1.52%を、判定の期待値として使っています。

つまり比較の相手は、すでに数字の側に用意されています。自分のCTRが期待値を大きく下回るなら、同じ枠に並んだ他の記事より選ばれていないということです。相手のページを1枚も開かずに、そこまでは分かります。

⚠️ ただしこの期待CTRは市場全体の平均であって、あなたが狙っているキーワードの競合状況を測った数字ではありません。指名検索が混ざっているページでは実CTRが高く出ますし、その逆もあります。限界は推定の根拠と限界に全部書いています。

本文の判断材料は、自分の数字の中に無い

順位のほうは事情が違います。順位は他のページとの相対評価の結果で、自分が15位だという事実は「自分より上に14本ある」ことしか教えてくれません。その14本に何が書いてあるかは、自分のデータには含まれていません。

サーチコンソールに出るのは、自分が所有権を確認したサイトの数字だけです。他サイトの中身は、当然ながら入っていません。だから「何を足せばいいか」は、外を見る以外に決めようがありません。

ここを自分の数字だけで決めようとすると、「表示回数が多いから需要はあるはず」「順位が低いから文字数が足りないのだろう」といった推測になります。推測で本文を足すと、時間だけ溶けます。

競合を見なくてもできるリライトと、見ないとできないリライト

直す場所判断に使うもの競合を見る必要
タイトル・説明文自分のCTR と 順位別の期待CTRの差不要
本文(見出し・網羅性)上位ページに有って自分に無い見出し必要
公開・更新の判断(表示回数不足)そもそも判断材料が足りていない見ても決まらない
タイトルと説明文のリライトは自分のCTRと期待CTRの差だけで判断でき競合調査は不要、本文のリライトは上位ページの見出しと比べないと決まらないという切り分けの図

どちらに当たるかの目安は掲載順位です。4〜10位はタイトル側、11位以下は本文側で見ます。 1ページ目に入っていれば、検索結果に自分の文字は出ているので、選ばれるかどうかの勝負になっています。 2ページ目にいるなら、まだその勝負の土俵に上がっていません。

帯ごとの細かい閾値(何%下回ったら直す対象か)はブログのリライトが効果ない本当の理由にまとめてあります。タイトルの直し方そのものはクリックされるタイトルの付け方に書きました。

切り分けを間違えると、どう空振りするか

多いのが「順位が低いページのタイトルを直す」という手です。伸びしろが大きく見えるので、そこから手を付けたくなります。

これがなぜ空振りするか、順を追うと分かります。

  1. 15位のページのタイトルを直す
  2. 順位はほとんど動かない。狙っている語をタイトルに残す限り、順位への影響は小さいので
  3. 順位が変わらないので、表示回数も増えない
  4. 2ページ目はそもそもクリック率が低い帯なので、率が多少上がってもクリック数はほとんど動かない
  5. 3週間後に数字を見て「リライトは効果がない」と結論する

⚠️ タイトルの変更が順位に一切影響しない、という意味ではありません。影響しうる範囲と、下がった場合にどれだけ損をするかは 記事タイトルの変更で順位は下がるのかに計算まで書いています。

逆のパターンもあります。6位で十分クリックされているページに、競合調査をして本文を足すケースです。こちらは空振りというより、順番が損です。タイトル1行の書き換えで済んだかもしれないページに、半日かけることになります。

2ページ目でクリック率がどうなっているかの実測値は11位以下のCTRはなぜ横ばいなのかに出しました。

やる作業を決める前に、どちらの問題かを決める。順番はこれだけです。

この切り分け(順位と表示回数とCTRの差から、タイトル側か本文側かを分ける作業)は CSVから機械的にできるので、自動でやるツールも作りました。詳しくは記事の最後に書きます。以下は、本文側だと分かったあとの話です。

直す記事と作業内容を決める

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競合調査は「自分の記事に無い見出し」を数えるだけでいい

本文側だと分かったページにだけ、競合を見ます。このとき順位を追う必要も、被リンクを調べる必要もありません。必要なのは「自分に無い見出し」の数だけです。

  1. そのページが出ているキーワードで検索する。サーチコンソールの「クエリ」で、表示回数が一番多いものを1つ選びます
  2. 上位5ページを開く。広告と、自分のページは飛ばします
  3. 見出し(h2/h3)だけを書き出す。本文は読みません。ここが肝で、読み始めると1ページ10分かかります
  4. 3ページ以上に共通して出てくる見出しに印を付ける。1ページにしか無いものは、そのサイト固有の事情なので無視します
  5. 印が付いた見出しのうち、自分の記事に無いものを数える

見出しだけなら、5ページで15分ほどで終わります。数えた結果の読み方はこうです。

足りない見出しの数読み方
0〜1個網羅性は足りている。本文を足しても変わりにくいので、原因は別のところ
2個足す価値はある。ただし優先度は他ページと比べて決める
3個以上読者が知りたいことの一部に答えていない状態。ここから手を付ける

なぜ見出しだけで足りるのか。検索した人が何を知りたいかは、見出しの単位で表に出るからです。 5ページ中4ページに「料金」の見出しがあって自分だけ無いなら、その検索をする人は料金を知りたいという推定が立ちます。本文を1文字ずつ読み比べても、この推定の精度はあまり上がりません。

見出しを数えても分からないこと

この方法には限界があります。先に書いておきます。

  • 足りない見出しを埋めれば順位が上がる、とは言えません。順位の決まり方は公開されていませんし、中身以外の要因も動いています。埋めるのは「明らかに足りていない状態を解消する」ためです
  • 上位が公式ドキュメントや大手メディアばかりのキーワードでは、見出しを揃えても届かないことがあります。その場合は、そのキーワード自体を狙い直すほうが早いことがあります
  • 見出しを真似ることと、文章をコピーすることは別です。後者は著作権の問題になります
  • そもそも表示回数が少ないページでは、この作業をしても効果が測れません。リライトレーダーが判定の対象にしているのも表示回数100回以上のページだけです

よくある質問

リライトのために有料の競合調査ツールは必要ですか

タイトルと説明文を直す段階では、要りません。判断に使うのは自分のCTRと順位別の期待CTRの差で、どちらもサーチコンソールと計算だけで出ます。本文の不足を見る段階でも、上の手順(上位5ページの見出しを書き出して数える)なら費用はかかりません。有料ツールを否定しているのではなく、必要になる段階まで待てるという話です。1人で数十本を運営していて、まだ判断の型が固まっていないなら、先に切り分けを覚えるほうが投資対効果は高いと思っています。

競合より文字数を増やせば順位は上がりますか

文字数を目標にするのはおすすめしません。私が確認できた範囲で、文字数そのものが評価されるという一次情報はありません。上の手順で数えているのも文字数ではなく見出しの数です。足りない見出しを埋めた結果として文字数が増えるのは自然ですが、順序が逆になると、同じことを言い換えただけの記事になります。それは読者にとって読みにくくなるだけです。

何位のページから競合を見ればいいですか

11位以下のページからです。4〜10位のページは、検索結果に自分のタイトルが出ている状態なので、まず自分のCTRと期待CTRの差を見てください(AI Overview補正後で、4位なら3.15%、6位なら2.05%、10位なら1.19%が目安)。差が小さければ、そのページに競合調査をしても得るものは多くありません。なお表示回数が100回未満のページは、順位帯にかかわらず後回しで構いません。クリック1回でCTRが大きく振れるので、差そのものが信用できないからです。

まとめ

  • 「リライトに競合調査は必要か」は、直す場所で答えが変わる
  • タイトル・説明文なら不要。自分のCTRと順位別の期待CTRの差だけで判断できる(補正後で8位なら1.52%)
  • 本文の不足を埋めるなら必要。何が足りないかは、サーチコンソールの自分の数字には書かれていない
  • 目安は4〜10位はタイトル、11位以下は本文。順位が低いページのタイトルだけ直すと空振りする
  • 競合調査は上位5ページの見出しを書き出し、自分に無いものを数えるだけ。 3個以上なら本文から手を付ける
  • ただし見出しを埋めれば順位が上がる、とは言えない。明らかな不足を解消する作業だと考える

競合調査そのものが不要なのではなく、必要になるページとならないページがあるという話です。全部のページに同じ手間をかけないための切り分けだと思ってください。


ここから先は、私が作ったツールの話です。

この記事でいう前半(競合を見ずに判断できるほう)を自動でやります。Search Console のエクスポートをZIPのまま落として渡すだけです。解凍もファイル選びも要りません。掲載順位4.0〜20.5位・表示回数100回以上のページを対象に、改善余地スコア(表示回数 × 期待CTRとの差)の大きい順に並べます。CTRの差が大きい順ではありません。差が小さくても表示回数が多いページは上に来ます。判定と候補3記事の改善余地スコアの確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料で、残りの診断カードが2,980円(税込)の買い切りです。月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。 CSVファイルそのものはブラウザの外に出ませんが、診断カードを出すときは、選んだ1ページぶんの数値(URL・キーワード・順位・表示回数・CTR)を送ります。タイトル取得ボタンを押した場合は、最大10件のURLを送ります。

⚠️ このツールは競合ページの中身を見ていません。使っているのは、あなたのCSVに入っている順位・表示回数・クリック数・CTRだけです。なので「上位ページに何が書いてあるか」を知りたい用途には向きません。本文の不足を埋める作業は、この記事に書いた手順で自分の目で見てください。加えて、表示回数が100回未満のブログでは、判定できるページが1件も出ません。4.0位より上と20.5位より下のページも対象外です。まずは記事を増やす段階なら、このツールは向きません。

Search ConsoleのZIPで無料判定する

Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。

この記事の内容をツールにしています

Search Console の「ページ」CSVを貼ると、改善余地のある記事を順番に出します。 判定とご自分の記事1件分の診断カードは無料です。ログイン不要。CSVファイルはアップロードせず、ブラウザ内で解析します。

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この記事を書いた人

みやこし

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noteQiitaZenn

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