この記事のまとめ
アメブロや note から WordPress へ移るとき、検索の評価が引き継げるかは、旧記事のURLから新しい記事のURLへ転送(リダイレクト)を置けるかで話が分かれます。Google のサイト移転のガイドは、旧URLから新URLへのリダイレクトを置くところから始まっているからです。ところが、ameblo.jp・note.com・hatenablog.com の記事URLから自分のドメインへ記事ごとに転送する設定は、私が読んだ各サービスのヘルプ(2026年10月9日に確認)には書かれていませんでした。そのため、この記事では「引き継げる」とは書きません。
転送できないときに取れる手は3つです。旧記事を残して新しい記事へのリンクを置く、旧記事を消すか非公開にして新しいURLで出し直す、書き直して新しい記事として出す。旧記事の側に rel=canonical を記事ごとに書く項目は、3サービスのヘルプでは見つからなかったので、選択肢に入れていません。記事の中身は、note ならWordPress形式(WXR)で、はてなブログならMT形式でエクスポートできるとヘルプにあります。移す前に Search Console で、どの記事に検索の表示が出ているかを控えておくと、移す順番と選択肢を記事ごとに決められます。
アメブロや note で何年か書いてきて、WordPress に移りたい。でも「移ると検索の評価がゼロになる」という話を見て、手が止まっている。旧記事は消すべきか、残すべきか。記事はどうやって持っていけばいいのか。そんな人に向けて書いています。
先に答えを書くと、引き継げるかどうかは、旧記事のURLから新しいURLへ転送できるかで決まる部分が大きく、その転送を置けるかはサービスの機能しだいです。読み終えるころには、アメブロ・note・はてなブログのヘルプの原文で、転送・独自ドメイン・記事のエクスポートについて何が書かれているかを確かめたうえで、転送できないときにどの手を取るかを記事ごとに選べるようになるはずです。法律や規約の話はしません。
移る前の検索の数字から、どの記事を書き直すかを機械に選ばせる方法もあります。それは記事の最後に書きます。
Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。
結論: 引き継ぎは旧URLからの転送が前提で、無料ブログでは置けるかが分からない
Google の「URL の変更を伴うサイト移転」は、旧URLから新URLへのサーバーサイドのリダイレクトを置くことを前提に書かれています。転送の期間についても、次のように書いています。
リダイレクトをできるだけ長く保持します(一般的には 1 年以上)。この期間、Google は古い URL を指している他のサイト上のリンクの再クロールや再割り当てなどを行い、すべてのシグナルを新しい URL に転送できます。
つまり、旧URLに集まっていたシグナルを新しいURLへ移す道筋として書かれているのは、リダイレクトです。正規URLの選び方のページ(rel="canonical" などを利用して正規 URL を指定する方法)も、「リダイレクト: リダイレクト先が正規ページになるべきことを強く示すシグナルです。」と書いています。
ここで問題になるのが、旧URLを動かしているのは誰か、です。自分のドメインどうしの引っ越しなら、旧URLの側も自分のサーバーなので、転送は自分で置けます。その場合の Search Console の作業はサイト移転でサーチコンソールは何をする?に、301 で評価がどう扱われるかは301リダイレクトのやり方に書いたので、ここでは繰り返しません。
一方、ameblo.jp・note.com・hatenablog.com のURLを動かしているのはサービスのサーバーです。そこから自分のドメインの記事へ、記事ごとに転送する設定は、私が読んだ3サービスのヘルプには書かれていませんでした。転送を置けるとヘルプで確かめられない以上、Google のガイドが書いている引き継ぎの道筋に乗れるとは言えません。だから私は「引き継げる」とは書きませんし、逆に、転送が無いと順位がどうなるかを書いた Google の記述も、私が読んだ3ページには見つからなかったので「ゼロになる」とも書きません。言えるのは、転送が無い移転は、Google のガイドが想定している移転とは別のものになる、というところまでです。
転送を置けた場合でも、Google は「サイトの大幅な変更があった場合は、Google がサイトを再クロールしてインデックスに登録し直す間にランキングが変動することがあります。」と書いています。どちらにしても、移った直後の順位は揺れることがある前提で考えておきます。
3つのサービスのヘルプで確かめたこと
移る前に知りたいのは、旧記事から転送できるか、記事を持ち出せるか、旧記事を消したり隠したりできるかの3つです。2026年10月9日に、各サービスのヘルプで確かめた結果を表にしました。「書かれていない」は、私がたどった範囲のヘルプに記述が見つからなかった、という意味で、できないと書かれていたわけではありません。
| アメブロ | note(通常) | はてなブログ | |
|---|---|---|---|
| 記事URLから外部の記事へ、記事ごとの転送 | 書かれていない | 書かれていない | 書かれていない |
| 記事のエクスポート(書き出し) | 扱うページが見つからなかった | あり(WXR形式=WordPress形式のXMLと画像など) | あり(MT形式。記事本文とコメントのテキストのみ) |
| 記事を消す・隠す | 削除、または非公開(下書き)にできる | 削除・非公開にできる。URLは変わらないが第三者はアクセスできなくなる | 公開済みの記事を下書きに戻せる |
| Search Console | 連携できる(PC版でのみ設定) | 独自ドメインでないと使えない | 連携できる |
出典は各サービスの節に書きました(いずれも2026年10月9日に確認)。
アメブロ: ブログURLは変えられず、エクスポートのページは見つからなかった
Amebaヘルプの「アメーバID・ブログURLを変更できますか?」は「アメーバIDの変更はできません。また、アメーバIDの文字列を含むブログURLも変更できません。」と書いています。「アメブロからアメブロへの引越しはありますか」にも「現在、アメブロからアメブロへ引越しいただく機能はありません。」とあります。
アメブロから外へ出る方向について、私は Amebaヘルプのよくある質問とクイックガイドの一覧を分類ページまでたどり、108ページの題名を見ました。そこには、記事のエクスポート(書き出し)、ほかのサイトへの転送、独自ドメインを扱うページは見つかりませんでした。「お引越し」の分類はありますが、どれもほかのブログからアメブロへ入ってくる向きの注意点です。ヘルプ内の検索は使えなかったので、一覧に出ていないページがある可能性は残ります。アメブロの独自ドメインについて見つけられなかったことはアメブロはSEOに弱い?自分で設定できる項目と確かめる数字の FAQ でも書いていて、今回たどった範囲でも同じでした。
旧記事の扱いについては、「記事を削除・非公開にしたい」に「自身のブログに投稿した記事については、以下の操作で削除または非公開(下書き)にすることが可能です。」とあり、「記事を削除した場合は、完全に削除されるため復旧等の対応は行えませんのでご注意ください。」と注意があります。ブログ全体については「ブログの非公開機能はありますか」が「ブログを一時的に非公開にする等の機能はありません。」と書いています。
note: WordPress形式でエクスポートできるが、記事URLからの転送は見つからなかった
note には記事のエクスポート機能があります。「エクスポート機能について」はこう書いています。
noteのエクスポート機能とは、noteで書いた記事をZip形式のファイルで出力できる機能です。WXR形式(*)のXMLファイルと、記事にアップロードした画像などのファイルが含まれます。
*WXR形式とは、WordPress形式のことです。
ただし同じページに「なお、ほかのサイトなどにデータをインポートする方法は、インポート先によって仕様が異なるため、サポート対象外となります。」とあります。「エクスポート機能の仕様」によると、書き出されるのは「自分の記事」にあるすべての記事を1つのXMLファイルにしたもので、記事を選んで書き出すことはできません。記事に対するコメントやスキ、目次・ハッシュタグ・価格などの note 固有の設定は書き出されません。WordPress 側でどう読み込むかは、この記事では確かめていません。
一方、通常の note の記事URLから外部のサイトへ転送する設定は、note ヘルプを「リダイレクト」「転送」で検索しても見つかりませんでした。出てきたのは note pro の独自ドメインや note ID の変更の話です。note ID については「記事を非公開にした後再度公開した場合、URLは変わりますか?」に「※ クリエイターがnote IDを変更した場合は、URLのnote IDの部分も変更になります(記事のURLが変わります)が、リダイレクトはされませんのでご注意ください。」とあります。note pro で独自ドメインを使う場合の URL の扱いはnoteはSEOに強い?自分のドメインに書く場合との違いは2つに書きました。
旧記事は、削除も非公開もできます。同じページに「※ 非公開・削除した場合、URLは変わりませんが、既存購入者以外の第三者はアクセスできなくなります。」とあり、「記事を削除する (消す)」には「※ 削除した記事は、ダッシュボードの一覧に表示されなくなります。それまでのページビューや売上も、集計から外れます。」とあります。有料記事を売っていた場合は、消す前にこの注意を読んでおいてください。
はてなブログ: MT形式でエクスポートでき、独自ドメインの話は別の記事に
はてなブログのヘルプ「記事データをエクスポート(バックアップ)する」には「はてなブログでは、ブログの記事データをテキストファイルでエクスポートすることができます。記事本文とコメントを、MT(Movable Type)形式のブログデータとして書き出します。」とあります。注意として「エクスポートできるのは、記事本文とコメントのテキストデータのみです。写真やイラストなど、ブログに掲載した自身のコンテンツは、それぞれ個別にバックアップしてください。」とも書かれています。ほかのサービスへの読み込みは「各ブログサービスのヘルプページなどを参考に、注意点や制限事項などをご確認ください。」という案内です。
hatenablog.com の記事URLからほかのサイトへ記事ごとに転送する設定は、ヘルプを「リダイレクト」「移転」で検索しても見つかりませんでした。出てくるのは、独自ドメインの設定や、はてなの中での移行の話です。独自ドメインのヘルプ(独自ドメインを設定する)には、サブドメインで使っていた独自ドメインをネイキッドドメインに変える場合の節に「※旧ドメインから新ドメインへのリダイレクトは行われません。必要な場合は、ご自身で設定をお願いいたします。」とあります。はてなブログのまま独自ドメインに移す場合に確かめることははてなブログはSEOに弱い?GSCで分ける3つの確認と設定できる項目の「URL やドメインを変える前に確かめること」にまとめたので、ここでは WordPress へ移る場合だけを扱います。
旧記事は、「記事の公開と更新、下書き保存」のとおり「公開済みの記事を非公開に戻し、下書き状態にできます。」。
転送できないときの3つの選択肢
転送を置けないとき、旧記事に対して取れる手は、ヘルプで操作を確かめられた範囲では次の3つです。どれも記事ごとに選べるので、ブログ全体で1つに決める必要はありません。
| 選択肢 | 旧URLを開いた人 | 検索での扱いについて分かること | 向いている記事(私の考え) |
|---|---|---|---|
| 1. 旧記事を残し、新しい記事へのリンクを置く | 旧記事を読める。リンクで新しい記事へ移れる | Google はリンクを移転の知らせと受け取る場合があるが、頼るなとも書いている。同じ本文が2か所に残る | いま検索で表示が出ていて、外からリンクもされている記事 |
| 2. 旧記事を消すか非公開にして、新しいURLで出し直す | 記事を読めない | 旧URLと新URLを転送でつなぐ道筋は無くなる。新しい記事は新しいURLとして扱われると私は考えている | 検索の表示がほとんど無く、旧URLに来る人が少ない記事 |
| 3. 書き直して、新しい記事として出す(旧記事は残す) | 旧記事を読める | 別の内容の別の記事になる。旧記事は旧記事のまま検索に出うる | 情報が古く、どのみち書き直したい記事 |
1. 旧記事を残し、新しい記事へのリンクを置く
Google の「リダイレクトと Google 検索」には、リダイレクトを置けない場合の項目(Crypto リダイレクト)があります。
他のリダイレクト方法を実装できない場合でも、ページやそのコンテンツが移転したことをユーザーに知らせる必要があります。これを行うための最も簡単な方法は、新しいページへのリンクと、簡単な説明を追加することです。
続けて、こうしたリンクを Google が移転の知らせとして受け取ることがある、と書いています。ただ、日本語版はそこを「認識できるようになります」と言い切っていますが、英語版は "Google may understand this as a crypto redirect"(そう受け取る場合がある)で、すべての検索エンジンが正式なリダイレクトとして扱うとは限らないとも書いています。さらに「ほかに方法がない場合を除き、コンテンツを移転したことを検索エンジンに伝えるために crypto リダイレクトを使用しないでください。」とあります。無料ブログから移る場合、ほかの転送の方法がヘルプで見つからなければ、この「ほかに方法がない場合」に近い状況です。ただ Google は、crypto リダイレクトを使う前に「ホスティング プロバイダにお問い合わせください」と書いています。ブログサービスの問い合わせ窓口に、記事ごとの転送ができないかを先に聞いておくのが順番です。そのうえで、リンクを置けば評価が移る、という意味ではありません。
この手のいちばんの利点は、旧URLに来た人が行き場を失わないことです。ブックマークや SNS、ほかのブログから旧記事に来た人も、リンクで新しい記事にたどり着けます。気をつけたいのは、旧記事の本文を全部残したまま新しい記事に同じ本文を載せると、ほぼ同じページが2つのURLにあることになる点です。旧記事の側から「新しいほうが正規です」と伝える手(リダイレクトや rel=canonical)が無いので、どちらが検索結果に出るかをこちらで決められず、旧記事のほうが出続けることもありえます。私なら、旧記事は要点だけに縮めて、冒頭に「この記事は新しいブログに移しました」とリンクを置きます。
2. 旧記事を消すか非公開にして、新しいURLで出し直す
アメブロは削除または非公開(下書き)、note は削除または非公開、はてなブログは下書きに戻す操作が、それぞれのヘルプにあります(上の各節)。消せば、同じ本文が2か所にある状態は無くなります。
その代わり、旧URLに来た人は記事を読めなくなり、旧URLと新しいURLを転送でつなぐ道筋は無くなります。新しい記事が検索でどう扱われるかを書いた Google の記述は、私が読んだ範囲にはありませんでしたが、転送でつながっていない以上、新しいURLの新しいページとして見つけてもらうところから始まる、と私は考えています。アメブロのヘルプのとおり、削除は「完全に削除されるため復旧等の対応は行えません」。迷うなら、先に非公開(下書き)にしておく手もあります。はてなブログは下書きを再編集して「新たに公開することができます」とヘルプにあり、note のヘルプにも「記事を非公開にした後再度公開した場合」のURLについての答えがあります。アメブロは、非公開(下書き)にした記事を戻す手順まではヘルプで確かめていません。
3. 書き直して、新しい記事として出す
移すのをきっかけに、古くなった記事を書き直すこともできます。旧記事は残したまま、新しいブログには内容を改めた別の記事を出します。中身が違えば、同じ本文が2か所にある状態にはなりにくく、旧記事に冒頭のリンクを足せば、旧記事から来た人を新しい記事へ案内できます。手間はいちばんかかりますが、移した記事が古い情報のまま新しいブログに並ぶ、ということを避けられます。
rel=canonical を選択肢に入れていない理由
重複したページのどちらを正規にするかを伝える手として、rel=canonical もあります。正規URLのページは「rel="canonical" link アノテーション: 指定された URL が正規ページになるべきことを強く示すシグナルです。」と書いています。ただし、この link 要素は旧記事の HTML の head の中に置く必要があります。
旧記事ごとに head へ rel=canonical を書く項目は、3サービスのヘルプでは見つかりませんでした。はてなブログには「詳細設定」に「head 要素に、metaタグやスクリプトを追加できます。」という項目がありますが、これはブログ全体の設定で、記事ごとに別のURLを書く項目ではありません。なので、この記事では選択肢に入れていません。canonical の仕組みそのものはcanonicalタグの使い方、重複コンテンツと、指定が効かない理由に書きました。
どの記事から移すかは、移る前の Search Console の数字で決める
3つの選択肢のどれを取るかは、記事ごとに、いま検索でどれだけ表示が出ているかで決めるのがいちばん迷わないと私は考えています。表示が出ている記事ほど、旧URLに来ている人が多く、選択肢1(残してリンク)や3(書き直す)を選ぶ理由があります。表示がほとんど無い記事なら、選択肢2(消して出し直す)でも失うものは少なめです。
そのための数字は、ブログサービスごとに見られる場所が違います。
- アメブロ: Search Console と連携できます(ブログをSearch Consoleに登録する。「※PC版でのみ設定が行えます。」)
- はてなブログ: 「Google Search Console の導入方法」に「はてなブログはGoogle サーチコンソールと連携させることが可能です。」とあります
- note: 「SEOに関するよくあるご質問」に「Google Search Console は、Googleアナリティクスの有料オプションを契約しなくても利用できます。ただし、独自ドメインでないと利用できません。」とあります。通常の note では Search Console の数字が使えないので、note のダッシュボードで記事ごとの読まれ方を見て決めることになります
Search Console が使えるなら、移る前に検索パフォーマンスの「ページ」の表を書き出して、記事ごとの表示回数・クリック数・掲載順位を控えておきます。書き出し方はサーチコンソールのCSVエクスポート手順にあります。移ったあとで新しいブログの数字と見比べるときにも、この控えが基準になります。旧記事を消した後で控えようとしても、どの記事にどれだけ表示が出ていたかを思い出すのは難しくなります。
控えた表で表示回数の多い順に並べると、上のほうの記事が、旧URLに人が来ている記事です。私なら上から順に、選択肢1か3で移し、下のほうの表示がほとんど無い記事は、まとめて選択肢2にします。何十本もあると、どれを書き直すかを選ぶところで手が止まりがちです。そこを機械に並べさせる話は記事の最後に書きました。
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よくある質問
アメブロから WordPress に移ったら、順位は上がりますか
上がるとも下がるとも言えません。比べたデータを私は持っていませんし、上で書いたとおり、転送を置けない移転について順位がどうなるかを書いた Google の記述も、私が読んだ範囲にはありませんでした。アメブロに残ったままでも Search Console の記事ごとの数字は使えるので、移るかどうかを決める前に、記事の側を直して数字が動くかを見る手もあります。
旧記事を JavaScript や meta refresh で転送できませんか
Google のサイト移転のガイドは「サーバーサイドのリダイレクト設定が不可能な場合は、最終的な解決策としてクライアントサイドのリダイレクトを設定できます。」と書いています(英語版も "as a last resort")。ただ、旧記事ごとにそうした転送のタグやスクリプトを置けるかは、私が読んだ3サービスのヘルプでは確かめられませんでした。確かめられないことを前提に移る計画を立てるのは避けたほうが安全です。
WordPress から note へ移るときは、どうなりますか
向きが逆で、旧URLの側が自分のドメインなら、転送は自分で置ける側です。note のヘルプも、運営しているサイトを note pro に変える場合について「リダイレクトの設定をすることでSEOの効果は引き継がれると一般的にはいわれています。」「そのためnoteでも、そのような要望がある際は、貴社側で旧サイトからnoteへリダイレクトをしていただくようお願いしています。」と答えています(「貴社側で」とあるとおり、サイトを note pro に変える事業者からの質問への回答で、続けて「ただし、検索順位はGoogle側のアルゴリズムにより常に変わるため、順位変動があった際の原因特定は弊社では難しいことをご了承ください。」とも書かれています)。転送を置いたあとの Search Console の作業は、上でリンクしたサイト移転の記事のとおりです。
旧ブログは、いつまで残しておけばいいですか
Google の「一般的には 1 年以上」は、リダイレクトを保持する期間の話で、転送の無い旧記事をいつまで残すかの話ではありません。私が読んだヘルプにも、その目安は書かれていませんでした。私なら、少なくとも新しいブログの記事に Search Console で表示が出始めたのを確かめるまでは、旧記事を残しておきます。
はてなブログで先に独自ドメインにしてから移るのはどうですか
記事のURLが自分のドメインの下にあれば、あとで WordPress に移るときも、旧URLの側を自分で扱える余地ができます。独自ドメインの利点はそこにある、という話はブログの独自ドメインのメリットは?順位より、URLを持ち運べることに書きました。ただし、hatenablog.com のURLで書いてきたブログに独自ドメインを設定したとき、元のURLから転送されるかは、今回読んだ「独自ドメインを設定する」と「はてなブログPro(有料プラン)」のヘルプにも書かれていませんでした。設定したら、元のURLを開いてどこに行き着くかを自分で確かめてください。
まとめ
- Google のサイト移転のガイドは、旧URLから新URLへのリダイレクトを置くことを前提にしている。シグナルを新しいURLへ移す道筋として書かれているのはリダイレクト
- ameblo.jp・note.com・hatenablog.com の記事URLから自分のドメインへ記事ごとに転送する設定は、私が読んだヘルプには書かれていなかった。だから「引き継げる」とも「ゼロになる」とも言えない
- 記事の持ち出しは、note がWordPress形式(WXR)、はてなブログがMT形式でエクスポートできる。アメブロはエクスポートを扱うページが、たどった範囲では見つからなかった
- 転送できないときの選択肢は3つ。旧記事を残してリンクを置く/消すか非公開にして出し直す/書き直して新しい記事として出す。旧記事ごとの rel=canonical は、ヘルプで設定項目が見つからないので選択肢に入れていない
- どれを選ぶかは記事ごとに、移る前の Search Console の表示回数で決める。移る前に「ページ」の表を書き出して控えておく
この記事で引いた公式のページは、Amebaヘルプ5ページ(アメーバID・ブログURLを変更できますか?/記事を削除・非公開にしたい/ブログの非公開機能はありますか/アメブロからアメブロへの引越しはありますか/ブログをSearch Consoleに登録する)、noteヘルプ5ページ(エクスポート機能について/エクスポート機能の仕様/記事を非公開にした後再度公開した場合、URLは変わりますか?/記事を削除する (消す)/SEOに関するよくあるご質問)、はてなブログのヘルプ6ページ(記事データをエクスポート(バックアップ)する/独自ドメインを設定する/はてなブログPro(有料プラン)/詳細設定/記事の公開と更新、下書き保存/Google Search Console の導入方法)、Google 検索セントラル3ページ(URL の変更を伴うサイト移転/リダイレクトと Google 検索/rel="canonical" などを利用して正規 URL を指定する方法)です。2026年10月9日に本文を取得し、Google のページは日本語版と英語版の本文を、引用は原文と照合しました。エクスポートしたファイルの中身や、WordPress 側での読み込みは確かめていません。ブログサービスの機能は変わることがあるので、移る前に各サービスのヘルプも開いて確かめてください。
移る前に控えた Search Console の数字は、どの記事を書き直して持っていくかを選ぶ材料にもなります。ここからは、私が作っているツールの宣伝です。
サーチコンソールのエクスポートをZIPのまま置くだけで、掲載順位が4.0〜20.5位のページを拾い、表示回数100回以上は通常判定、30〜99回は参考判定、30回未満は本文中心の監査に分けて、同じ区分の中ではCTR機会差(表示回数 × (期待CTR − 実CTR)で出す「回相当」の数)の多い順に並べます。 判定と候補3記事のCTR機会差の確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料です。有料は2,980円(税込)の買い切りで、無料の1件を除いた3記事分の診断カードが対象です。3記事分が揃うとき(判定に出た候補が4件以上のとき)だけご案内します。生成の利用期限は購入から7日間で、月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。 CSVファイルそのものはブラウザの外に出ませんが、診断カードを出すときは選んだ1ページぶんの数値(URL・キーワード・順位・表示回数・CTR)を、タイトル取得を押したときは最大10件のURLを送ります。
⚠️ このツールは、移転の影響や、どの記事から移すべきかは判定しません。読み込むのは Search Console のエクスポートだけなので、Search Console が使えない通常の note では使えず、アメブロやはてなブログでも連携していなければ使えません。並べるのは旧ブログの中で書き直す候補で、移したあとの順位を予測する機能も、新旧のブログを比べる機能もありません。掲載順位4.0〜20.5位に入るページが無いと候補が0件になることがあり、順位やクリック数が上がることを約束するものでもありません。
Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。
