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タイトルのキーワードは前半に置くべきか、理由は順位ではなく「切れる位置」

記事タイトルのキーワードを前半に置く理由は、順位ではなく検索結果で切れる位置と読まれ方です。公式ドキュメントによればタイトルは端末の幅で省略されるため、後半の語は読まれる前に消えます。位置を変えて動くのはクリック率までです。

この記事のまとめ

記事タイトルのキーワードを前半に置く理由は、順位ではなく「切れる位置」と「読まれ方」です。 Google公式にはタイトルは端末の幅に合わせて省略されると書かれており、後半に置いた語は表示される前に消えることがあります。さらに読む人は左から順に見るため、前半だけで「自分向けか」を判断して次の結果へ移ります。一方で「キーワードを前に置くと順位が上がる」と言える公式情報は確認できていません。位置を変えて動くのはクリック率までで、順位に対してCTRが低いページ以外は、並べ替えても増える余地がありません(期待CTRはAI Overview補正後で4位 3.15%、8位 1.52%)。

「タイトルのキーワードは前半に置いたほうがいい」とよく言われます。結論から言うと、前半に置くのは正しいです。ただし理由が違います。

理由は順位ではありません。検索結果でタイトルが切られる位置と、人が左から読むという読まれ方の問題です。後半に置いた語は、読まれる前に消えることがあります。逆に言えば、位置を入れ替えても順位が動くとは言えません。

なお、そもそもどの記事のタイトルを直すべきかを先に絞りたい場合はその判定だけを自動でやる手もあります。ただ、先に「なぜ前半なのか」を分かっておかないと、直しても並べ替える基準がありません。

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キーワードの位置が効くのは、順位ではなく「切れる位置」

ここが記事の芯です。検索結果に出たタイトルが読者に届くまでに、関門が2つあります。後半に置いた語は、この2つのどちらかで落ちます。

関門何が起きるか後半の語はどうなるか
① 表示の関門タイトルが表示幅に収まらない分だけ省略されるそもそも画面に出ない
② 読解の関門読む人は左から順に見て、途中で判断を打ち切る出ていても読まれる前に次へ移られる

①は仕様の話です。Googleの公式ドキュメントには、タイトルリンクは必要に応じて省略され、通常は端末の幅に合わせて切られると書かれています。文字数で切っているのではなく、幅で切っています。

②は人間の話です。同じドキュメントには、タイトルは「どの結果をクリックするかを決めるとき、人が使う最も主要な情報であることが多い」とも書かれています。検索結果には10件が縦に並んでいて、読者は1件あたり一瞬しか見ません。その一瞬で見えているのは、タイトルの前半だけです。

出典はGoogle公式「検索結果のタイトルリンクに影響を与える」です。ただし、この文書に「タイトル内の語の位置が順位に影響する」という記述はありません。後述します。

同じ語でも、前半と後半では検索結果での見え方が変わる

実際に並べてみます。同じ語を、同じ本数だけ使ったタイトルです。違うのは順番だけです。

同じキーワードを含む2つのタイトルを比較した図。前半に置いた場合は省略されても狙う語が残り、後半に置いた場合は省略されて狙う語が消える
置き方書いたタイトル省略されたときの見え方
前半リライトの頻度はどれくらい?同じ記事を直す間隔の決め方リライトの頻度はどれくらい?同じ記事を直す…
狙う語が残る
後半同じ記事を直す間隔の決め方|ブログのリライトの頻度はどれくらい?同じ記事を直す間隔の決め方|ブログのリラ…
狙う語が途中で消える

後半に置いた側は、検索した語が検索結果に出てきません。読者から見ると「自分が探しているものかどうか判断できない」状態になります。

しかもどこで切れるかは、こちらから決められません。幅で切られるので、端末の画面サイズや文字の種類で位置が変わります。だからこそ、切れる位置を当てにいくのではなく、どこで切れても意味が通る順番にするしかありません。

この記事は「順番」だけを扱います。何文字あたりで切れるか、サイト名の分をどう勘定するかという長さの話は記事タイトルの文字数は何文字が適切かに分けて書いています。あちらが「長さ」、こちらが「位置」の担当です。

「前半に置くと順位が上がる」とは書けない

ここを混同している解説が多いので、正面から分けます。タイトル内のキーワードの位置が検索順位に効く、と言える公式情報は確認できていません。

上で引用したGoogleの公式ドキュメントに書かれているのは、「幅で切られる」ことと「クリックの判断材料になる」ことまでです。語の並び順と順位の関係については触れられていません。

主張公式ドキュメントで確認できるか
タイトルは表示幅に合わせて省略される確認できる
タイトルはクリックを決める主要な情報である確認できる
タイトルは書き換えられることがある確認できる
同じ語を何度も入れる必要はない確認できる
タイトル内の語の位置が順位に影響する確認できない

「確認できない」は「効かないことが証明された」という意味ではありません。根拠が無いので、この記事では主張しないというだけです。

実務上はこの区別に意味があります。順位が動く前提で語順を直すと、順位が動かなかったときに「効かなかった」と誤って判断します。位置を入れ替えて動くのは、同じ順位のままでのクリック率までです。そこを見ていれば、効いたかどうかを正しく確かめられます。

前半に出す語を、どうやって決めるか

「前半に置く」と決めても、次の問題が残ります。複数ある語のうち、どれを前に出すのかです。

ここで使うのがサーチコンソール(Search Console)です。自分が狙ったつもりの語ではなく、実際に表示されている語を見ます。

候補前半に出すか理由
自分が狙ったつもりの語そのままでは出さない実際にその語で表示されているとは限らない
サーチコンソールで表示回数が最も多い語出すいま実際に届いている読者が探している語だから
表示回数は多いが、記事の中身と合っていない語出さないクリックされても読まずに戻られる。数字だけ動いて成果が増えない
サイト名・ブランド名後ろ指名検索は前に無くても見つかる。全記事が同じ書き出しで並ぶ副作用もある
【2026年版】などの装飾後ろ一番効く場所を、検索した語ではない文字が占めることになる

表示回数の多い語を見るには、検索パフォーマンスの「クエリ」を開きます。ただし、画面から落とすCSVでは、クエリとページを結び付ける列がありません。画面上でページを絞ってからクエリを見る、という手順になります。

この制約と回避のしかたはサーチコンソールのクエリとページの違いに書いています。

順番が決まったら、並びはこうなります。

  1. 実際に拾っている検索語 — 切れても残る位置に置く
  2. その記事だけの結論・具体的な条件 — クリックする理由になる部分
  3. 補足・言い換え・サイト名 — 消えても意味が壊れない部分

確かめ方は単純です。タイトルを前半だけで区切って読み直し、それだけで何の記事か分かるかを見ます。分からなければ、語順のほうを直します。

位置を入れ替えても数字が動かない場合

並べ替えが効かないページもあります。先に知っておかないと、直したのに動かず、原因を取り違えます。

  • 表示回数が100回未満 — クリック率が偶然で大きく振れるので、変化があっても位置のせいか判断できません
  • すでに順位相応のCTRが出ている — 期待CTR(AI Overview補正後)は4位で 3.15%、8位で 1.52% です。8位でCTRが1.2%なら平均どおりで、語順を直しても増える余地はほとんどありません
  • Googleにタイトルを書き換えられている — 公式ドキュメントのとおり、タイトルリンクは複数の情報源から自動で決められます。書き換えられていれば、こちらで並べ替えても検索結果の表示は変わりません
  • 掲載順位が20.5位より下 — そもそも見られていないので、タイトルの問題ではありません

つまり「語順を直す価値があるページ」は、全記事のうちの一部です。全記事のタイトルを機械的に並べ替えるのは、たいてい時間の使いどころを間違えています。

位置以外の観点も含めたタイトルの点検はクリックされるタイトルの付け方にまとめています。この記事は「位置」だけ、あちらは点検項目全体の担当です。

直す価値のあるページを先に出すツールも作ったので、記事本数が多いなら使ってください。詳しくは記事の最後に書きます。

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よくある質問

キーワードを前半に置くと検索順位は上がりますか

上がるとは言えません。Googleがタイトル内の語の位置を順位に使うと明言した公式情報は確認できていません。前半に置く理由は順位ではなく、タイトルが表示幅で省略されることと、読む人が前半だけで判断することの2つです。したがって、位置を変えて確かめるべき数字は順位ではなくクリック率です。 CTRと順位の関係そのものについてはCTRを上げれば検索順位は上がるのかに、公式情報で確認できたことだけを書いています。

キーワードを前と後ろの両方に入れれば安全ではないですか

おすすめしません。Googleの公式ドキュメントにはキーワードの詰め込みを避けること、同じ語やフレーズを複数回登場させる理由は無いことが明記されています。繰り返しに使った幅のぶん、クリックする理由になる具体的な情報を置けなくなります。狙う語は1回で足ります。

すでに順位が付いている記事のタイトルを、並べ替えても大丈夫ですか

語順を変えても含まれる語そのものは変わりません。ただし変更の影響を確かめるには時間が要ります。直した直後に順位やCTRを見ても判断できません。変えるなら1記事ずつ、順位とCTRを控えてからにしてください。複数を同時に変えると、どれが効いたのか分からなくなります。

まとめ

  • キーワードを前半に置く理由は順位ではなく「切れる位置」と「読まれ方」
  • Google公式にはタイトルは端末の幅に合わせて省略されると書かれている。後半の語は表示される前に消えることがある
  • 「位置が順位に効く」と言える公式情報は確認できていない。位置を変えて確かめる数字はクリック率
  • 前半に出す語はサーチコンソールで表示回数が最も多い語。狙ったつもりの語ではない
  • 表示回数が少ないページ、すでに期待CTRに達しているページは並べ替えても動かない

タイトルは前から読まれ、前から表示されます。後半は、残ればおまけくらいに考えておくと崩れません。


ここから先は、私が作ったツールの話です。

語順の直し方が分かっても、どの記事から手を付けるかは別の問題として残ります。そこを判定するツールを作りました。 Search Console のエクスポートをZIPのまま入れるだけで、順位に対してクリックを取りこぼしている記事が、改善余地スコアの多い順に出ます。解凍もファイル選びも要りません。判定と候補3記事の改善余地スコアの確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料で、残りの診断カードが2,980円(税込)の買い切りです。月額課金も自動更新もありません。ログインも不要です。

CSVファイルそのものはブラウザの外に出ませんが、診断カードを出すときは、選んだ1ページぶんの数値(URL・キーワード・掲載順位・表示回数・CTR)を送ります。現在のタイトルを取得するボタンを押した場合は、最大10件のURLを送ります。

⚠️ ただし判定できるのは、掲載順位4.0〜20.5位で表示回数100回以上のページだけです。表示回数が少ないブログでは、1件も出ないことがあります。その段階なら、タイトルの語順を入れ替えるより記事を増やすほうが先なので、このツールは向きません。

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この記事を書いた人

みやこし

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noteQiitaZenn

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