この記事のまとめ
記事タイトルの適切な文字数は、Googleが文字数ではなくピクセル幅で切っているため、「何文字まで」と決めることができません。日本語は全角で幅を取るので、目安として30文字前後で省略されることが多いという程度の見当しか付きません。さらにGoogleはタイトルを書き換えることがあるので、書いた通りに検索結果へ出るとも限りません。したがって効くのは文字数を守ることではなく、切れる位置より前に、狙う語と要点を置くことです。
「SEOのタイトルは何文字がいいですか」という問いには、正確な数字で答えることができません。Googleが文字数で切っていないからです。
代わりに使える基準はあります。検索結果に何が表示され、どこで切れるかから逆算することです。文字数を守るより、切れる位置より前に要点を置くほうが効きます。
なお、タイトルを直す価値があるページを先に絞りたい場合はその判定だけを自動でやる手もあります。ただ、先に「どこで切れるか」を分かっておかないと、直しても表示が変わりません。
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Googleは文字数ではなく「幅」で切っている

まずここが出発点です。検索結果のタイトルは、決められた表示領域に収まらない分が省略されます。判定しているのは文字の個数ではなく、描画したときの横幅です。
だから同じ文字数でも、切れる位置が変わります。
| 文字の種類 | 1文字あたりの幅 | 同じ文字数のときの見え方 |
|---|---|---|
| 全角(ひらがな・カタカナ・漢字) | 広い | 早く切れる |
| 半角英数字 | 狭い | 同じ文字数でも切れにくい |
| 半角の記号・スペース | さらに狭いことが多い | ほとんど幅を食わない |
日本語の記事タイトルはほぼ全角です。つまり日本語は、他の言語より早く切れる側にいます。よく言われる「日本語は30文字前後」という目安は、ここから来ています。
ただしこれは目安であって仕様ではありません。Googleは切り取る幅の閾値を公開していません。表示領域は端末の画面幅やフォントによっても変わるため、「◯文字までなら絶対に切れない」という線は引けません。
もう一つの前提 — Googleはタイトルを書き換える
文字数の話より先に、こちらを知っておく必要があります。検索結果に出るタイトルは、あなたが書いたtitleタグとは限りません。
Googleは、より適していると判断した場合にタイトルリンクを別の文言に差し替えます。差し替え元は本文中の見出しや、ページ内の目立つテキストなどです。仕様はGoogle公式のタイトルリンクの解説に書かれています。
ここが「文字数を数えても当たらない」理由の核心です。書いた文字列がそのまま出る保証がないのに、その文字列を28文字に整えても、意味のある作業になりません。
書き換えが起きやすいのは、たとえばこういう場合です。
- 長すぎて、表示領域に対して情報が余っている — 切るより組み直したほうが良いと判断される余地が生まれます
- キーワードを詰め込んでいる — 同じ語の繰り返しや羅列は、内容の説明として扱われにくくなります
- 中身とタイトルがずれている — 本文の見出しのほうが実態を表していれば、そちらが採られる余地があります
逆に言えば、短く・重複が無く・中身と合っているタイトルは、そのまま使われる可能性が高くなります。文字数を削ることに意味があるとすれば、それはこの副次的な効果のほうです。
サイト名の分を勘定に入れる
もう一つ、文字数の計算からよく抜け落ちるものがあります。検索結果には、あなたのタイトルの他にサイト名が並ぶことです。
多くのCMSやブログテーマは、titleタグを「記事タイトル | サイト名」の形で自動生成します。このとき、記事タイトルが30文字あれば、そこにサイト名と区切り記号の幅が上乗せされます。
つまりタイトル本体が短くても、出力されるtitleタグは長いことがあります。文字数を数えるなら、実際に出力されているtitleタグを見る必要があります。管理画面の入力欄の文字数ではありません。
確認は、ページのソースを開いて <title> を探すのが確実です。ここで「サイト名が2回入っている」といった事故が見つかることもあります。
この区切り記号に限らず、タイトルに置いた記号もその分の幅を使います。【】などの記号にクリック率を上げる効果があるのか、全角の括弧が切れる位置をどれだけ手前に動かすのかはタイトルの記号・括弧【】に効果はあるか、公式記述と、切れる位置への影響で、検索セントラルを実際に読んで確かめた結果をまとめています。
だから、文字数ではなく「順番」を設計する
ここまでを踏まえると、やるべきことは1つに絞れます。切れる位置より前に、要点を置くことです。
切れる位置が正確に分からない以上、どこで切れても意味が通る順に並べるのが唯一の安全策になります。文字数を28に合わせても、切れる位置が26だったら意味がありません。
| 置く要素 | 置く位置 | 理由 |
|---|---|---|
| 狙う検索語 | 前方 | 切れても残る。検索した語がそのまま見えると、自分向けだと分かる |
| 記事の結論・具体的な数字 | 前〜中盤 | クリックする理由になるのはここ。後ろに置くと消える |
| 補足・条件・言い換え | 後方 | 消えても意味が壊れない。残ればおまけ |
| サイト名 | 最後 | 前に置くと、全記事のタイトルが同じ書き出しで並ぶ |
「切れても意味が通るか」は、自分で確かめられます。タイトルを前から25文字ほどで区切って読み直し、それだけで何の記事か分かるかを見てください。分からなければ、順番のほうを直します。
よくある失敗が、結論を後ろに置くことです。「〜を検証してみた結果、効果は限定的でした」というタイトルは、切れると「〜を検証してみた結果」で終わります。読者が知りたい部分だけが消えます。
それでも短くする価値がある場面
「文字数は気にしなくていい」という話ではありません。短くすることに実利がある場面は2つあります。
- 書き換えられにくくなる — 表示領域に収まっていれば、Googleがわざわざ組み直す動機が減ります
- 詰め込みが自然に減る — 枠が決まると、優先順位を付けざるを得なくなります。結果として、狙う語が前に出ます
つまり短さ自体が評価されるのではなく、短くすると順番が整うという関係です。目的と手段を取り違えないでください。30文字に収めたのに要点が後ろにあるタイトルは、短いだけで効きません。
直す前に、直す価値があるかを見る
ここまでは「どう書くか」の話でした。ただしタイトルを直しても数字が動かないページもあります。
判断材料はSearch Consoleにあります。順位に対してCTRが低いページだけが、タイトルを直す対象です。順位ごとの期待CTR(AI Overview補正後)は、たとえば4位で3.15%、8位で1.52%です。8位でCTRが1.2%なら、平均どおりなので、タイトルを何文字にしても増える余地はほとんどありません。
Search Console の数字の読み方はサーチコンソールの見方に、タイトルだけを直したときに増えるクリック数の上限はタイトルだけのリライトに効果はあるかに書いています。この記事は「どこで切れるか」だけを扱い、効果の大きさはあちらの担当です。
その判定を自動でやるツールも作ったので、順番待ちのページが多いなら使ってください。詳しくは記事の最後に書きます。
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よくある質問
タイトルは何文字までなら切れませんか
断言できる文字数はありません。Googleは文字数ではなく表示幅で省略しており、閾値を公開していないためです。日本語は全角で幅を取るので30文字前後で切れることが多いという目安はありますが、端末の画面幅や文字の種類で変わります。文字数を合わせるより、前方に要点を置くほうが確実です。
短いタイトルは不利になりますか
短いこと自体が不利になるわけではありません。問題は短さではなく、情報が足りているかです。検索した人が「これは自分の探しているものだ」と判断できる語が入っていれば、短くて構いません。逆に、説明が足りないとGoogleがタイトルを書き換える余地が生まれます。
書いたタイトルが検索結果に出ているか、どう確認しますか
検索窓に site: に続けてそのページのURLを入れて検索すると、実際に表示されているタイトルが見られます。書いたものと違えば、Googleに書き換えられています。反映には時間がかかるので、直した直後に確認しても分かりません。待つ期間の目安はリライトの効果はいつ分かるのかに書いています。
まとめ
- Googleは文字数ではなく表示幅でタイトルを切る。「◯文字まで」という線は引けない
- 日本語は全角で幅を取るため目安として30文字前後で省略されることが多い。あくまで目安で、仕様ではない
- Googleはタイトルを書き換えることがある。書いた文字列がそのまま出る保証はない
- サイト名の分を勘定に入れる。数えるのは管理画面の入力欄ではなく、出力された titleタグ
- 効くのは文字数合わせではなく順番。狙う語と結論を前に、補足を後ろに置く
- 前から25文字ほどで区切って読み直す。それで何の記事か分からなければ、順番を直す
文字数は結果です。切れる位置より前に要点を置けているなら、何文字でも構いません。
なおタイトルを変えると順位が下がるのではないかという不安については、記事タイトルの変更で順位は下がるのかに分けて書いています。この記事は書き方、あちらは変更に伴うリスクの話です。
ここから先は、私が作ったツールの話です。
タイトルの書き方が分かっても、どの記事のタイトルから直すかは別の問題として残ります。そこを判定するツールを作りました。 Search Console のエクスポートをZIPのまま落とすだけで、順位に対してクリックを取りこぼしている記事が順に出ます。判定と候補3記事の改善余地スコアの確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料で、残りの診断カードが2,980円(税込)の買い切りです。サブスクではなく、月額課金も自動更新もありません。ログインも不要です。CSVファイルそのものはブラウザの外に出ません(診断カードを出すときに選んだ1ページのURL・数値・入力したキーワードを、「ページタイトルを取得する」を押したときに判定に出たページのURLを最大10件送ります)。
⚠️ ただし判定できるのは、掲載順位4.0〜20.5位で表示回数100回以上のページだけです。表示回数が少ないブログでは、1件も出ないことがあります。表示が少ないうちは、タイトルの文字数を詰めるより記事を増やすほうが先なので、その段階ならこのツールは向きません。
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