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サーチコンソールで表示回数が0のとき、表示されない原因を3つに切り分ける

サーチコンソールで表示回数が0、または一覧に記事が出てこないときの切り分け方です。一覧に無い理由はインデックス未登録だけでなく、クエリの匿名化や1,000行のエクスポート上限、正規URLへの集計もあります。インデックス済みで0なら原因はキーワード選定側にあり、打ち手は4つです。

この記事のまとめ

サーチコンソールの「表示回数が0」と「一覧に出てこない」は別の状態です。一覧に無い理由には、インデックス未登録のほかに画面からのエクスポートは1,000行までという上限・正規URLへの集計があります。インデックスされているのに表示0なら、欠けているのは「誰かがその語で検索する」か「その人が自分のページが載った検索結果ページを開く」のどちらかで、これは技術ではなくキーワード選定の側の問題です。打ち手は語を変える・記事を統合する・待つ・何もしないの4つで、タイトルのリライトはこの段階では効きません。

結論から書きます。表示回数が0のページは、リライトの対象ではありません。直すべきものが無いのではなく、直しても数字が動かない場所を触ろうとしている状態です。

そしてもうひとつ。「一覧に出てこない」ことは、表示回数が0であることの証明になりません。この2つを混ぜたまま原因を探すと、インデックスの確認に何時間も使って空振りします。

表示回数が足りているページから直す順番を出す道具も作りましたが、0のページはそもそも判定に載りません。先に切り分けの話を書きます。

次に直す記事を自分のデータで調べる

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表示回数0とは何を意味する数字か

サーチコンソールの表示回数0とは、選んだ期間のあいだ、そのページがユーザーが実際に開いた検索結果ページに一度も掲載されなかったことを示す数字です。「Googleに登録されていない」という意味ではありません。

カウントの条件はGoogleの公式ヘルプに書かれています。

表示回数は通常、現在表示されている検索結果ページに項目が掲載されていればカウントされます。その項目が画面に表示されるまでスクロールされたかどうかは関係ありません。(中略)ユーザーがクリックして検索結果の続きを表示する必要がある場合(そのリンクを表示するには「もっと見る」をクリックしなければならない場合など)は除きます。

読むべきなのは後半です。「載っていた」だけでは足りず、その検索結果ページが実際に開かれている必要がある。ここが、あとで説明する「インデックスされているのに0」の入口になります。

出典:クリック数、表示回数、掲載順位のデータ(Search Console ヘルプ)

「0」と「一覧に出てこない」を先に分ける

画面やCSVでページを探して見つからなかったとき、分かったのは「そのページの行が無い」ということだけです。行が無い理由は1つではありません。

  • インデックスされていない。検索結果に載らないので、行も生まれません
  • クエリが匿名化されている。Googleは2〜3か月のあいだに数十人を超える人からは実行されていない検索語をプライバシー保護のために表から外しています。表からは消えますが、グラフの合計には含まれます(クエリで絞り込んだ場合を除く)
  • 行数の上限で切られている。画面からエクスポートできるのは1,000行までです。ただしGoogle自身が「大半のプロパティには影響しない」と書いており、個人ブログの規模で効くことはまずありません
  • 正規URLの側に集計されている。レポートのデータは正規URLのもので、重複URLのものではありません。自分が探しているURLが正規でなければ、その行は現れません

つまり「一覧に無いからインデックスされていない」とは言えません。逆向きも同じで、クエリの一覧に検索語が出てこないことは、表示回数が0の証拠になりません。匿名化で消えているだけの場合があります。

匿名化と行数上限で合計がどうずれるかはサーチコンソールの合計とCSVの合計が合わない理由に分けて書きました。

切り分けは3つ、順番も決まっている

表示回数0をURLが一覧にあるか、インデックス済みか、検索語と記事が合うかの順で切り分ける図解

原因を探す順番を先に決めてしまうのがいちばん早いです。上から順に確認します。

確認すること見る場所そうだったときの意味
① インデックスされているかURL検査登録されていなければ、表示回数は0のままにしかならない
② 登録されているのに0回か「ページ」の一覧 / CSV技術ではなくキーワード選定の問題。この記事の後半の話
③ 期間が短すぎないか期間の選択直近は暫定値で、あとから増える。公開直後なら判断が早すぎる

①のやり方はサーチコンソールでインデックスを確認する方法に、表示ごとの意味まで書いてあります。ここでは手順を繰り返しません。

③は見落としやすい落とし穴です。直近のデータは暫定で、通常あとから増える方向に動きます(サーチコンソールのデータはいつ反映されるか)。期間の選び方そのものは「ページ」CSVはどの期間で落とすかにまとめました。

インデックスされているのに表示0になる構造

ここがこの記事の中心です。

表示回数が1回発生するには、3つの条件が同時に成立する必要があります。インデックスはそのうちの一部でしかありません。

① 誰かがその語で検索する          … 需要
② その検索結果に自分のページが載る  … インデックス + 順位
③ その人が、自分のページが載っている
   検索結果ページを実際に開いている  … 何ページ目にいるか

表示回数 0 = ①②③のどれかが欠けている

URL検査で確認できるのは②の一部だけです。登録されていることと、表示回数が付くことは別の話になっています。だから「登録されています」と出たのに0回、という状態は矛盾ではありません。

欠けているのが①なら、狙った語が検索されていないということです。月に数回しか検索されない語なら、1位でも表示回数は月に数回です。これは記事の出来の問題ではなく、狙う語を選んだ時点で決まっていた結果です。

欠けているのが③なら、順位が深すぎるということです。公式の書き方に戻ると、ユーザーがクリックして続きを表示しなければ届かない位置は表示回数にカウントされません。検索結果の5ページ目にいるページは、そこまで進む人がいない限り0のままです。

①と③は、自分でも大まかに区別できます。その語をGoogleで検索して、自分のページが何ページ目に出るかを見るだけです。数ページ目に見つかるなら③寄り、探しても見つからないか、そもそも競合が数件しか無いような語なら①寄りです。

⚠️ 検索結果は地域やログイン状態で変わるので、これは目安の確認です。「何位」を測る道具として使わないでください。

表示0のページには「取りこぼし」が定義できない

リライトで直せるかどうかは、実は計算で決まります。取りこぼしているクリック数は、こう出します。

取りこぼしクリック = 表示回数 × (期待CTR − 実CTR)

表示回数が 0 のとき → 答えは必ず 0

表示回数が0なら、掛ける相手が0なので答えも0です。タイトルがどれだけ悪くても、そこで失っているクリックは0件。だから直しても増える余地がありません。

実CTRのほうも同じです。CTRは「クリック ÷ 表示回数」なので、表示回数が0だとそもそも計算できません。平均と比べる土台が無い、ということです。

検索流入を増やす道は表示回数を増やすか、CTRを上げるかの2つしかなく、表示回数が0のページはそのうちCTR側が最初から閉じています。2つの道の中身と、自分のブログではどちらから手を付けるべきかの決め方は検索流入を増やす方法は2つしかない、表示回数を増やすか、CTRを上げるかにまとめました。

私が作った判定も、この理由で表示回数100回以上・掲載順位4.0〜20.5位のページだけを対象にしています。自分のCSVでその条件に届くページが何本あるかはZIPをそのまま入れて確かめるのが早いです。0本なら0本と出ます。

直す記事と作業内容を決める

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表示回数が2桁まで出ているページは、また別の判断になります。そちらは表示回数が少ないブログでリライトする記事をどう決めるかに書きました。

0のときの打ち手は4つある

切り分けが終わったら、次はどれを選ぶかです。「何もしない」も選択肢に入ります。

  • 語を変える。①が欠けていた場合の本命です。同じ内容でも、実際に検索されている語に寄せてタイトルと見出しを組み替えると、表示が付き始める余地があります。中身を書き直すより、狙いを直すほうが先です
  • 記事を統合する。近いテーマの薄い記事が複数あって、どれも0のときです。 1本にまとめて厚くするほうが、それぞれを磨くより見込みがあります。仕分けの基準はリライトか、統合か、削除かにまとめました
  • 待つ。公開直後で、URL検査が「登録されています」を返しているなら、これが正解になることがあります。順位が付くまでには時間がかかります
  • 何もしない。もともと需要が小さい語で、意図して書いた記事(自分の記録・事例・告知)なら、0でも問題ありません。全ページを検索流入で評価する必要はありません

この4つに「タイトルのリライト」は入っていません。入るのは、表示回数が付いてからです。新規記事を書くほうが先なのかどうかはリライトと新規記事はどっちを優先すべきかで扱っています。

よくある質問

表示回数0と、インデックスされていないことは同じ意味ですか

違います。表示回数0は「ユーザーが実際に開いた検索結果ページに一度も載らなかった」という結果で、インデックス未登録はその原因のひとつにすぎません。登録されていても、その語が検索されていなければ0のままですし、順位が深くて誰もそのページ目まで進まなければ、やはり0のままです。まずURL検査で登録状況を確かめて、登録されていたなら原因は狙った語の側にあります。

インデックスされているのに表示回数が0です。記事をリライトすべきですか

タイトルのリライトは、この段階では効きません。取りこぼしクリックは「表示回数 ×(期待CTR − 実CTR)」で出すので、表示回数が0なら答えも必ず0です。増える余地がゼロという意味です。この段階で効くのは、狙う語を変える・近い記事を統合する・待つ・何もしないの4つです。

「ページ」のCSVに記事が出てきません。表示回数0と考えていいですか

そう決めることはできません。CSVから分かるのは「その行が無い」ことだけで、理由はCSVに書かれていません。画面からのエクスポートは1,000行までという上限があり、データは正規URLに集計されるので、探しているURLが正規でなければ行は現れません。 0かどうかを確かめたいなら、CSVではなく画面でそのURLを絞り込んで見るほうが確実です。

まとめ

  • 表示回数0とは、選んだ期間にそのページが「ユーザーが実際に開いた検索結果ページ」に一度も載らなかったことを示す数字。インデックス未登録と同じ意味ではない
  • 「一覧に出てこない」は表示0の証明にならない。クエリの匿名化・画面からのエクスポートは1,000行までという上限・ 正規URLへの集計でも行は消える
  • 切り分けは①インデックス(URL検査)→②登録されているのに0か→③期間が短すぎないかの順に見る
  • 表示回数が付くには①需要 ②載ること ③その検索結果ページが開かれることの 3つが必要。インデックスは②の一部だけなので、「登録済みなのに0」は矛盾ではない
  • 表示0のページには取りこぼしクリックが定義できない(表示回数 × 差 = 0)。だからタイトルを直しても増える余地が無い
  • 打ち手は語を変える・記事を統合する・待つ・何もしないの4つ。タイトルのリライトが入るのは、表示回数が付いてから

ここから先は、私が作ったツールの話です。

Search Console のエクスポートをZIPのまま落とすだけで、掲載順位4.0〜20.5位・表示回数100回以上のページを拾い、改善余地スコア(表示回数 × 期待CTRとの差)の大きい順に並べます。解凍もファイル選びも要りません。判定と候補3記事の改善余地スコアの確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料で、残りの診断カードが2,980円(税込)の買い切りです。月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。CSVファイルそのものはブラウザの外に出ません(診断カードを出すときに選んだ1ページのURL・数値・入力したキーワードを、「ページタイトルを取得する」を押したときに判定に出たページのURLを最大10件送ります)。

⚠️ ただし、この記事を読んでいる人の多くには、まだ向きません。表示回数が0のページは判定に載らないので、 0が並んでいる段階のブログでは候補が1本も出ません。そのときに必要なのは道具ではなく、狙う語を選び直すことです。インデックスされているかどうかの判定もできません(ページCSVにその情報が入っていないためです)。

Search ConsoleのZIPで無料判定する

Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。

この記事の内容をツールにしています

Search Console の「ページ」CSVを貼ると、改善余地のある記事を順番に出します。 判定とご自分の記事1件分の診断カードは無料です。ログイン不要。CSVファイルはアップロードせず、ブラウザ内で解析します。

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この記事を書いた人

みやこし

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noteQiitaZenn

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