本文へ移動
リライトレーダーRewrite Radar
メニュー

公開

ブログのリライトを月初にやる、続かないのは間隔ではなく合図が無いから

リライトが続かないのは頻度の設定ではなく、開始の合図が無いからです。月1回と決めても日付が決まっていないと毎日が候補日になり先送りできます。合図を外から来るものにすると判断は月1回に減ります。Search Consoleの月間メールはデータが3か月以上ないと届かず、英語版は「届くことがあります」と留保を付けています。

この記事のまとめ

リライトが続かないのは頻度の設定が悪いからではなく、開始の合図が無いからです。「月1回やる」と決めても、月のどの日かが決まっていないと毎日が候補日になります。

毎日が候補日の状態は、毎日先送りできる状態と同じです。判断が毎日発生するので、そのたびに他の予定に負けます。月初である必要はありません。効くのは日付が決まっていることと、合図が外から来ることです。月初を既定に挙げているのは、月が変わる区切りが分かりやすいからです。

対処は、外から届くものを合図に固定することです。Search Consoleの月間パフォーマンス メールが届いたら開く、という形にすると、思い出す作業が要らなくなります。ただし公式によれば、このメールはデータが3か月以上たまっていないと届きません。英語版は「届くことがあります」と留保を付けているので、条件を満たしても必ず届くとは限りません。届かない場合はカレンダーの繰り返し予定でも同じことができます。

月1回のリライトが始まらないのは、間隔の決め方ではありません。始める日が決まっていないことです。

この記事は、定期的にやろうと決めたのに気づくと数か月やっていない、という状態を繰り返している人に向けて書いています。

読み終えると、毎月の作業を自分の意志ではなく合図で始められる形に組み替えられます。

次に直す記事を自分のデータで調べる

Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。

間隔より開始の合図を決めると、思い出す作業が要らなくなる
図は左右にスクロールして読めます。

「月1回やる」は、日付を決めていない

頻度を決めたのに実行されない理由は、決めた内容の中にあります。「月1回」は間隔の指定であって、いつ始めるかを指していません。

日付が決まっていないと、月のあいだずっと「まだやっていない」という状態が続きます。どの日でも実行できる代わりに、どの日でも翌日に回せます。毎日「今日やるか」という判断が発生し、そのたびに目の前の予定と比べられます。

比較すると、たいてい目の前の予定が勝ちます。リライトは締め切りが無く、今日やらなくても何も起きないためです。判断の回数が多いほど、実行されない確率は上がります。

日付を固定すると、判断が月1回に減る

日付を決めると、判断が発生する回数が変わります。

「月1回やる」だけ決めた始める日も決めた
判断が発生する回数毎日月1回
先送りしたとき何も起きない。翌日も候補日のままその月をとばしたと分かる
思い出す手段自分で覚えている必要がある合図が来る

真ん中の行が効きます。日付が決まっていないと、やらなかったことに気づく瞬間がありません。気づかないので、修正も起きません。

既定を月初に置くと、迷いが1回減る

日付はどこでも構いませんが、どこにするかで迷うなら月初を既定にしておくと早く済みます。月が変わる区切りは、自分で思い出そうとしなくても目に入るからです。

数字を見るときにも都合がつきます。月初を起点にすると、前の月がそのまま1か月分として区切れます。月の途中を起点にすると見る期間が月をまたぐので、前回と比べるときに期間の取り方を毎回決め直すことになります。

ただし月初という日付そのものに効果があるわけではありません。効いているのは、日付が決まっていることと、次に書くとおり合図が外から来ることです。

合図は、自分の外から来るものにする

日付を決めても、その日に思い出せなければ同じです。思い出す作業を自分の記憶に任せないほうが、運用は崩れません。

使えるのは、Search Consoleの月間パフォーマンス メールです。届いたら開く、と決めておけば、日付を覚えておく必要がなくなります。

ただし条件があります。公式ヘルプは「このメールを受け取るには、サイトが登録済みで、Search Console で 3 か月以上データが収集されていることが必要です。」と書いています(検索における月間パフォーマンス、2026年9月22日取得)。開設して3か月たっていないサイトには届きません。また同じページの英語版は「月間メールが届くことがあります(you might receive)」と留保を付けているので、条件を満たしていても必ず届くとは限らないものとして扱ってください。

そのメールの数字をどう扱うかは サーチコンソールから毎月届くメールの見方、合計が下がっても直す記事があるとは限らないに書きました。合計の増減で判断しないことが要点になります。

メールを止めている場合や届かない場合は、カレンダーの繰り返し予定でも構いません。必要なのは、自分が思い出さなくても向こうから来ることです。

直す記事と作業内容を決める

Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。

公式も、確認は毎月と書いている

月に1回という間隔そのものについては、Google公式の記述があります。

毎月定期的に Search Console のダッシュボードをご確認ください。

ウェブサイト所有者向けの Search Console の基本的な使い方から引用しました(2026年9月19日取得)。

ただし、ここで書かれているのは確認の頻度であって、リライトの頻度ではありません。公式が月1回のリライトを勧めている、とは読めません。同じ記事を続けて直す場合の間隔には別の理由があるので、 リライトの頻度はどれくらい?同じ記事は3〜4週間空ける理由を参照してください。

その日にやることを、事前に決めておく

合図が来ても、開いてから何をするか考える形だと止まります。やることは前もって決めておきます。

  1. 合図が届いたら、Search Consoleの「ページ」を開く
  2. 表示回数の多い順に並べて、100回以上あるページがどこまでかを見る
  3. 掲載順位4.0〜20.5位・表示回数100回以上で、実際のCTRがその順位の期待値を下回っているページから、直す対象を1本だけ選ぶ
  4. その1本を直して、終わりにする

2番目の並べ替えは、3番目の条件に届くページを絞り込むためのものです。表示回数の多い順そのものは、取り返せる余地の順ではありません。余地の順を手作業で出す式は 取りこぼしクリックの計算と、リライトの優先順位をスプレッドシートで出す手順にまとまっています。

3番目で1本に絞ると、その日の作業量が着手前に決まります。複数選ぶと、どこで終わるかがその日の気分で変わります。作業を見積もれる形にする考え方と、3番目の条件の使い方は ブログを更新する時間がないときどうするか、空き時間には既存1本の1箇所だけを入れるにまとめました。ここでの1本は、0本の月をなくすための最小単位であって、直してよい本数の上限ではありません。

この条件に当てはまるページが無い月は、直さずに終わりにしてください。合図で決めているのは着手の日であって、直すかどうかではありません。対象が無いのに周期に合わせて触ると、直す必要のないページに手を入れることになります。見て、対象が無いと確認して終わり、で構いません。

週ごとに見る項目と、月1回に回してよい項目の切り分けは サーチコンソールで毎週チェックする項目は4つだけ、月1でいいことと分けるにまとまっています。

この記事が当てはまらない場合

開始の合図はあるのに、開いてから何をするか決まらない場合は別の問題です。表示回数の多い順に並べ替えること自体は画面でできますが、それだけでは直す対象は決まりません。並べる軸が要る理由は サーチコンソールの数字を見ても次にやることが決まらないのは、比較する相手がいないからに書きました。

毎日データを見る必要がある規模のサイトでは、月1回の運用は粗すぎます。この記事は、サイト全体の表示回数が3桁前後までの個人サイトを前提にしています。なお上の手順も、後で紹介するツールも、1ページあたり表示回数100回以上を条件にするので、その規模だと対象が1本も出ないこともあります。

よくある質問

月初でなければいけませんか

月初でなければいけない理由はありません。効いているのは、日付が決まっていることと、合図が外から来ることです。それでも既定として月初を挙げているのは、月が変わる区切りが分かりやすく、前の月を1か月分として区切れるからで、日付そのものに効果があるわけではありません。メールを合図にするなら、実際に届いた日で構いません。届く時期について、公式ヘルプに記述は見つかりませんでした(確認したのは「検索における月間パフォーマンス」の日本語版と英語版です)。

月1回では少なくないですか

回数の適否はサイトの規模によります。ただし、表示回数が少ないうちは短い期間で見ても数字が偶然で動くため、判断できる材料が揃いません。この記事が1本にしているのは、いま0本の月が続いている人が最初に置く1回を確実にするためで、本数の上限を示したものではありません。続けられるなら、サイト全体では週1〜2本(毎回別の記事)まで増やせます。その根拠は リライトの頻度はどれくらい?同じ記事は3〜4週間空ける理由に書きました。

合図が来ても忙しくてできない月があります

とばした月があること自体は問題になりません。日付が決まっていれば、とばしたことに気づけます。気づける形になっていることが、続けるうえでの条件です。

毎月同じ記事を直してもいいですか

同じ記事を続けて直すと、前回の変更の効果が測れなくなります。間隔の考え方は リライトの頻度はどれくらい?同じ記事は3〜4週間空ける理由を参照してください。

まとめ

  • 「月1回やる」は間隔の指定で、いつ始めるかを含んでいない
  • 日付が決まっていないと毎日が候補日になり、判断が毎日発生して毎日先送りできる
  • 日付を決めると判断は月1回に減り、とばしたことにも気づける
  • 月初である必要はない。既定として月初を挙げているのは、月が変わる区切りが分かりやすく、前の月を1か月分として区切れるから
  • 思い出す作業は自分の記憶に任せず、外から来る合図に固定する
  • 合図に使えるSearch Consoleの月間パフォーマンス メールは、公式によればデータが3か月以上たまっていないと届かない(英語版は「届くことがあります」と留保を付けている)。届かないならカレンダーの繰り返し予定でも同じことができる
  • 公式が毎月と書いているのは確認の頻度であって、リライトの頻度ではない
  • その日にやることは事前に決めておく。対象は掲載順位4.0〜20.5位・表示回数100回以上でCTRが順位ごとの期待値を下回るページから1本に絞り、この条件に当てはまるページが無い月は直さずに終わる
  • 表示回数の多い順は、取り返せる余地の順ではない。並べ替えは条件に届くページを絞り込むために使う

合図が来た日の作業を短くする

ここからは、私が作っているツールの宣伝です。上の手順の2番目と3番目、つまり絞り込みと1本の選定をまとめて済ませるものを作りました。Search Consoleの「ページ」CSVを貼ると、改善余地スコア(表示回数 × 期待CTRとの差)の大きい順にページが並び、そのページで先に触る場所まで出ます。同じ順は先に挙げたスプレッドシートの手順でも出せるので、違うのは毎月かかる時間のほうです。この数は確認する順番を決めるための目安で、直せばその分クリックが増えるという意味ではありません。

月次メールを送る機能や、こちらから通知を出す機能はありません。開始の合図はご自分で用意することになります。ただし診断カードには、14日後と28日後の確認日をGoogleカレンダーの登録画面に渡すボタンが付いています(保存はご自分の操作です。56日後にはありません)。出しているのは、開いた日の作業内容と、次に見る日を予定にするところまでです。候補になるのは掲載順位4.0〜20.5位・表示回数100回以上で、実際のCTRが順位ごとの期待値を下回っているページだけです。表示回数100回以上のページが1本も無いサイトでは、候補が1件も出ません。その場合はまずSearch Consoleの期間を過去12か月(または16か月)に延ばして出し直してください。同じページの表示回数が積み上がって、条件に届くことがあります。それでも届かないなら、この道具の出番はまだありません。記事を増やすべきかどうかは、ページ単位のCSVだけでは決められません。候補が0件のときは、どの理由で何ページ外れたかの内訳が出ます。

判定と候補3記事の改善余地スコアの確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料です。有料は2,980円(税込)の買い切りで、判定に出た候補のうち今月確認する上位3記事分の診断カードが対象です。月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。

Search ConsoleのZIPで無料判定する

Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。

この記事の内容をツールにしています

Search Console の「ページ」CSVを貼ると、改善余地のある記事を順番に出します。 判定とご自分の記事1件分の診断カードは無料です。ログイン不要。CSVファイルはアップロードせず、ブラウザ内で解析します。

リライトレーダーで無料診断する

関連する記事

この記事を書いた人

みやこし

ブログのリライトで「どの記事を直すか」を数字で決めるSEOライター向けツールを作っています。 掲載順位ごとの平均クリック率、AI Overviewによるクリック減の補正、タイトルの直し方など。

noteQiitaZenn

ブログの一覧に戻る