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検索順位を上げる方法は順位帯で変わる、4〜10位だけタイトルが効く

検索順位を上げる方法は、いまの順位で変わります。圏外はまず載せる、21位以降と11〜20位は本文の中身、4〜10位だけタイトルと説明文が効きます。3位以内は触りません。4〜10位なら順位を上げなくてもクリックを増やせます。

この記事のまとめ

検索順位を上げる方法は、いま自分が何位にいるかで変わります。全員に同じ手が効くわけではありません。サーチコンソール(Search Console)の平均掲載順位で5つの帯に分けると、やることが1つに決まります。 ①圏外・表示がほぼ0なら、まず検索結果に載せること。 ②21位以降なら本文の中身。③11〜20位も中身で、1ページ目に入るかどうかが分岐です。④4〜10位だけは、タイトルと説明文が効きます。 ⑤3位以内は触らないほうが無難です。そして④の帯では、順位を上げなくてもクリックを増やせます。期待CTR(AI Overview補正後)は4位3.15%、 6位2.05%、10位1.19%で、実CTRとの差に表示回数を掛けた数が「取りこぼしているクリック数」になります。

「検索順位を上げる方法」を調べると、やることが20個くらい並んだ記事が出てきます。内部リンク、見出しの整理、タイトルの見直し、画像の圧縮、被リンク。間違ってはいませんが、上から順にやっても順位はあまり動きません。

理由ははっきりしています。効く手が、いまの順位帯によって違うからです。30位のページと6位のページでは、詰まっている場所がそもそも別です。まず自分の帯を決めて、その帯の手だけをやる。これが本題です。

なお、いま挙げたリストのうち被リンク、いわゆるドメインパワーが低いから何をしても無駄では、と止まっているならドメインパワーが低いとリライトは無駄か、代わりに見る2つの数字を先に読んでください。あの数値がSEOツール各社の独自スコアで、測っても次の一手が変わらない理由と、代わりに掲載順位と表示回数をどう見るかを書いています。

帯の判定と、直す順番を出すところだけ機械に任せる手もありますが、先に考え方を書きます。ここが分かっていないと、出てきた並び順の意味が分かりません。

次に直す記事を自分のデータで調べる

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検索順位を上げる方法が、人によって食い違う理由

まず、順位そのものは直接いじれません。触れるのは記事のほうで、順位はその結果として動きます。そして最終的に欲しいのは順位ではなく、クリック数のはずです。

クリック数は、次の掛け算で決まります。

クリック数 = 表示回数 × CTR

  表示回数 ← 掲載順位 と 検索需要 で決まる
  CTR     ← 掲載順位 と タイトル・説明文 で決まる

この2つの項は、順位帯によって足りていないほうが入れ替わります。

  • 下の帯(2ページ目より下)は、表示回数が足りていない。 CTRをいくら磨いても、掛ける相手が小さいままです
  • 上の帯(1ページ目)は、表示回数はもうある。足りていないのはCTRのほうで、ここはタイトルと説明文で動きます

やることリスト型の記事が効きにくいのは、この入れ替わりを無視して、全員に同じ順番で手を出させるからです。 20位のページのタイトルを何度書き直しても数字が動かないのは、だいたいこれが理由です。

なお「なぜ上がらないのか」という原因の切り分けはブログの順位が上がらない理由に書いています。あちらが原因の見分け方、この記事は帯ごとの打ち手という分担です。

サーチコンソールで自分の順位帯を確かめる

使うのはサーチコンソールの「検索パフォーマンス」だけです。「ページ」のタブに切り替えて、平均掲載順位と表示回数を出します。期間は直近3か月くらいが扱いやすいです。

必要な数字はこの2つだけです。記事ごとに、平均掲載順位と表示回数をメモしてください。

⚠️ 帯の判定が実感とずれるときは、平均掲載順位が何の平均なのかを疑ってください。仕組みは 平均掲載順位とはに書いています。

順位帯は5つ。検索順位を上げる方法は帯ごとに違う

平均掲載順位で5つに分けます。自分の記事がどこに入るかを見て、その行の手だけをやってください。

帯状態効く手
① 圏外・表示がほぼ0検索結果にそもそも出ていない載せること。インデックスの確認と記事を増やすこと
② 21位以降出ているが3ページ目より下本文の中身。タイトルは後回し
③ 11〜20位2ページ目本文の中身。1ページ目に入れるかが分岐
④ 4〜10位1ページ目に出ているタイトルと説明文。ここだけ効く
⑤ 3位以内上位を取れている触らない
平均掲載順位を5つの帯に分け、それぞれで効く手を並べた図。圏外はまず載せる、21位以降と11〜20位は本文の中身、4〜10位だけタイトルと説明文が効き、3位以内は触らない

以下、帯ごとに中身を書きます。自分の帯のところだけ読めば足ります。

① 圏外・表示がほぼ0 — まず検索結果に載せる

サーチコンソールに順位が出ない、または表示回数が数回しかない状態です。この帯では、記事を直す作業はほぼ効きません。直す対象が検索結果に出ていないからです。

やることは2つです。

  • インデックスされているかを確認する — 登録されていなければ、どんな中身でも検索結果に出ません
  • 記事を増やす — 判断できるページが1本も無い段階では、リライトより新規のほうが効きます

インデックスの確認手順はサーチコンソールでインデックスを確認する方法にまとめています。URL検査の表示ごとに次の一手が違うので、そちらを見てください。

なお表示回数が100回に満たないページは、数字での判断ができません。クリック1個で評価がひっくり返るからです。この段階での進め方は 表示回数が少ないブログでどう決めるかに書きました。

② 21位以降 — 本文の中身。タイトルは後回し

検索結果には出ているが、3ページ目より下にいる状態です。この帯でタイトルを書き換えても、増えるクリック数の上限が小さいままです。

理由は上の掛け算です。タイトルと説明文が動かすのはCTRのほうで、掛ける相手である表示回数は、順位と検索需要で決まります。表示回数が小さいまま率だけ上げても、出てくる数は小さいままです。

この帯で手を入れるのは本文です。検索した人が知りたいことに答えているか、答える順番になっているか。抜けている論点を足すほうが、言い回しを整えるより効きます。

本文をどう直すかの手順はブログのリライト手順に5工程で書いています。工程ごとに詰まる点も書いたので、そちらを参照してください。

③ 11〜20位 — 1ページ目に入るかどうかが分岐

2ページ目です。やることは②と同じく本文の中身ですが、この帯には知っておいたほうがいい性質があります。

この帯では、順位とCTRが素直に対応しません。リライトレーダーが判定に使っている期待CTR(AI Overview補正後)は、 11位で0.93%、20位で0.90%です。15位を13位にしても、期待できるクリック数はほとんど変わりません。

いっぽう1ページ目に入ると景色が変わります。 10位の期待CTRは1.19%、6位は2.05%です。この帯の目標は「少し上げる」ではなく「1ページ目に入る」になります。中途半端に2〜3位ぶん動かしても、数字ではほぼ見えません。

⚠️ 上の11位・20位の値は、ツールが判定に使うために床を入れて均した値です。出典の実測値はこの帯で横ばいではありません(むしろ17〜20位で上がります)。なぜ床を入れているかは11位以下のCTRはなぜ横ばいなのかに書きました。

④ 4〜10位 — ここだけタイトルと説明文が効く

1ページ目に出ている状態です。表示回数はもうあるので、足りていないのはCTRのほうです。そしてCTRは、順位を動かさなくてもタイトルと説明文で動きます。

この帯だけは、順位を上げなくてもクリックを増やせます。検索順位を上げる方法を探している人が見落としがちなのが、この道です。

判断のしかたは、実CTRを順位ごとの期待CTRと比べるだけです。絶対値では判断できません。1位と10位ではクリックされる確率がそもそも違うからです。

掲載順位期待CTR(AI Overview補正後)
4位3.15%
5位2.49%
6位2.05%
8位1.52%
10位1.19%

差に表示回数を掛けると、取りこぼしているクリック数が出ます。6位・表示1,000回・実CTR0.8%なら、期待2.05%との差が 1.25%。1,000回に掛けて約12クリックです。これが順位を1つも動かさずに取れる可能性のある分になります。

直す順番は、この数の大きい順です。 ⚠️ ここを間違える人が多いのですが、「CTRの差が大きい順」ではありません。差が小さくても表示回数が多いページのほうが、取りこぼしの絶対数は大きくなります。差3%・表示200回(6クリック)より、差0.5%・表示3,000回(15クリック)が先です。

期待CTRの出どころは seoClarity「2021 CTR Study」の日本市場のデータです。調査全体で7,500億表示・300億クリック・170億キーワードという規模ですが、日本単体の標本規模は公開されていません。補正前の実測値は1位13.94%で、上の表はそこに AI Overview によるクリック減を織り込んだ値です(1位なら9.90%)。実測値と、ツールが使う補正後の値は別物です。限界も含めて推定の根拠と限界に書いています。

⑤ 3位以内 — 触らない

この帯は放置が正解になりやすいです。上げられる幅が最大2つぶんしかなく、手を入れて下がったときの損のほうが大きくなります。

リライトレーダーも、掲載順位4位より上のページは判定に載せていません。「もう取れている」側として外しています。直す先を探すなら、④の帯から見るほうが早いです。

結局、どの帯から手をつけるか

記事が数十本あるなら、④の帯を先に見てください。理由は3つです。

  • 結果が出るまでが短い — 順位が動くのを待たずに、CTRだけで変わります
  • 作業が軽い — 本文の書き直しではなく、タイトルと説明文です
  • 取れる数を先に計算できる — 差×表示回数で、上限が事前に出ます

②③の本文リライトは効きますが、時間がかかります。先に④で取れる分を回収してから、腰を据えて②③に入るほうが、 1人で回すには現実的です。

ただ、この仕分けを手でやると、1記事ごとに順位を見て、期待CTRを引き当てて、差を出して、表示回数を掛けるという作業になります。記事が50本あれば50回です。

同じ仕分けを自動でやるツールも作ったので、面倒なら使ってください。詳しくは記事の最後に書きます。

ツールそのものを見比べたいならリライトツールは無料で足りるか、SEOツールの比較は4工程で分けるが、①直す記事を選ぶ②どこを直すか決める③直す④効果を測るという工程ごとに、どれを自動化する道具なのかで整理しています。この記事でやっている帯の仕分けは①にあたり、そこは無料でも回せます。

直す記事と作業内容を決める

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よくある質問

自分がどの順位帯にいるかは、どこで分かりますか

サーチコンソールの「検索パフォーマンス」→「ページ」タブです。平均掲載順位と表示回数の2つを表示すれば、記事ごとの帯が決まります。期間は直近3か月ほどが扱いやすく、表示回数が100回に満たないページは数字での判断ができません。 CTRが偶然で大きく振れるためです。

順位を上げないと、アクセスは増えませんか

4〜10位にいるページなら、順位を上げなくても増やせます。この帯は表示回数がすでにあるので、タイトルと説明文でCTRを動かせば、掛け算の結果であるクリック数が増えます。たとえば6位・表示1,000回で実CTRが0.8%なら、期待CTR2.05%との差は 1.25%。順位が同じままでも、約12クリックぶんの余地があります。一方11位以下では、この道は細くなります。

記事は全部直したほうがいいですか

いりません。帯によっては直しても数字に出ないためです。 3位以内は伸びしろが小さく、表示回数が少ないページはそもそも比べる材料がありません。まず全記事を帯に分けて、④の帯だけを直すところから始めるのが、 1人で運営している場合はいちばん減りが少ないやり方です。

まとめ

  • 検索順位を上げる方法はやることリストではなく、順位帯で決まる
  • 圏外はまず載せる、21位以降と11〜20位は本文の中身。この帯でタイトルを直しても、掛け算の元が小さいまま
  • 11〜20位は順位とCTRが対応しない。少し上げるのではなく、1ページ目に入るかどうかが分岐
  • 4〜10位だけタイトルと説明文が効く。順位を上げなくてもクリックは増やせる
  • 直す順番は(期待CTR − 実CTR)× 表示回数の大きい順。CTRの差が大きい順ではない
  • 3位以内は触らない。表示回数100回未満は判断できない

全部やろうとすると、どれも中途半端になります。帯を1つ決めて、その行の手だけをやるほうが、結局は早いです。


ここから先は、私が作ったツールの話です。

この記事に書いた仕分けを自動でやるツールを作りました。サーチコンソールのエクスポートをZIPのまま落とすだけで、クリックを取りこぼしている記事が(期待CTR − 実CTR)× 表示回数の大きい順に並びます。解凍もファイル選びも要りません(ZIPの中から「ページ」のCSVを自動で選びます。 Excelで開いて保存し直したShift_JISのファイルも読めますが、.xlsx は読めないのでCSVで出し直してください)。判定と候補3記事の改善余地スコアの確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料で、残りの診断カードが2,980円(税込)の買い切りです。月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。 CSVファイルそのものはブラウザの外に出ませんが、診断カードを出すときだけ、選んだ1ページぶんの数値(URL・キーワード・順位・表示回数・CTR)を送ります。タイトル取得ボタンを押した場合は最大10件ぶんのURLを送ります。

⚠️ 向かない場合をはっきり書いておきます。判定に載るのは掲載順位4〜20.5位で、表示回数が100回以上のページだけです。つまりこの記事でいう①の帯(圏外・表示がほぼ0)と②の帯(21位以降)、 ⑤の帯(3位以内)は、そもそも出てきません。まだ記事が少なくて表示回数が積み上がっていない段階なら、このツールでは0件になります。その場合は記事を増やすほうが先です。

Search ConsoleのZIPで無料判定する

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この記事の内容をツールにしています

Search Console の「ページ」CSVを貼ると、改善余地のある記事を順番に出します。 判定とご自分の記事1件分の診断カードは無料です。ログイン不要。CSVファイルはアップロードせず、ブラウザ内で解析します。

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この記事を書いた人

みやこし

ブログのリライトで「どの記事を直すか」を数字で決めるSEOライター向けツールを作っています。 掲載順位ごとの平均クリック率、AI Overviewによるクリック減の補正、タイトルの直し方など。

noteQiitaZenn

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