本文へ移動
リライトレーダーRewrite Radar
メニュー

公開

個人事業主のホームページで集客できない原因の見分け方、表示回数・掲載順位・CTRで直す場所を分ける

個人事業主のホームページで集客できないとき、まずSearch Consoleの表示回数と掲載順位で段階を分けます。表示回数100回未満は狙う語、11〜20.5位は本文が候補です。4.0〜10位の上位帯はCTRと順位別の期待CTRの差も使い、タイトル修正と様子見を分けます。

この記事のまとめ

個人事業主のホームページから問い合わせが来ないとき、検索結果からクリックされるまでの段階なら、まずSearch Consoleの表示回数と掲載順位で段階を分けます。上位帯でタイトルを直すかどうかは、CTRと順位別の期待CTRの差も使って決めます。

表示回数が判定に足りなければ狙う語の段階です。掲載順位4.0〜10位(正確には11位未満)で、CTRがその順位の期待値の半分を下回っていればタイトルが候補になります。期待値は下回っていても、その差が期待値の半分に満たなければ、今は変更せず様子を見る帯です。11〜20.5位なら本文の見出しと中身、20.5位より下はこれらの指標では直す場所を決められません。

リライトレーダー(当サイト)の実測でも、135本公開時点でページ単位では最も多いページで28日間に32回、100回を超えるページが1本もありませんでした。表示回数が全ページで2桁以下の場合は、記事修正ではなく狙う語の再選定やインデックス確認が先になります。

問い合わせが0件のホームページで、フォームの送受信に問題がないことを確認したあとに最初に見るべきは、記事を増やすことでも制作会社への相談でもなく、Search Consoleの表示回数と掲載順位で段階を分けることです。上位帯はCTRと期待CTRの差も見ます。

この記事は、ホームページを作ったものの「集客できない」(問い合わせが月0件のまま止まっている)と悩む個人事業主(士業・サロン・一人社長など)に向けて書いています。本業が忙しく、記事を書く時間が取れない状況を前提にしています。

読み終えると、自分のサイトで触るべきなのがタイトルなのか本文なのか、それともまだ別の段階なのかを、無料の管理画面1つで判断できるようになります。

次に直す記事を自分のデータで調べる

Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。

表示回数・掲載順位で段階を分け、上位帯はCTRと期待CTRの差も使う
図は左右にスクロールして読めます。

表示回数・掲載順位で段階を分け、上位帯はCTR差も使う

「ホームページから集客できない」という悩みには、読者が離脱している場所の異なる状態が混ざっています。まずSearch Consoleの表示回数と掲載順位で段階を分け、上位帯ではCTRと順位別の期待CTRの差も使います。

表示回数・掲載順位とCTRの状態読者はどこで離れているか先に触る場所
表示回数が100回に届かない数が小さく、順位の良し悪しを偶然と区別できない狙っている語。そもそも載っているかの確認も要る
掲載順位が4.0位より上離れていない。その語では取れている触らない。この判定の対象外
掲載順位4.0〜10位で、CTRが期待値以上離れていない。順位相応に選ばれている触らない。タイトル変更で順位やCTRを下げるリスクを避ける
掲載順位4.0〜10位(11位未満)で、CTRがその順位の期待値の半分を下回る1ページ目で見えているのに選ばれていない検索結果での見え方。ただし原因がタイトルとは限らない
掲載順位4.0〜10位で、期待値は下回るが差が半分に満たない選ばれてはいる。差を偶然と区別できない今は変更せず様子を見る。このサイトのツールも同じ判定を出す
掲載順位11〜20.5位クリック率で取り返せる幅が小さい本文の見出しと中身
掲載順位20.5位より下期待CTRとの比較で判断できない帯これらの指標では決められない。本文を厚くして順位を上げるか、狙う語を見直す

打ち手を取り違えると効きません。表示回数が足りない段階で中身を磨いても、見る人がいません。2ページ目より下でタイトルを磨いても、見え方を変える相手がいません。

なぜ11位以下では本文から直すのか、順位帯ごとの理由と4箇所の詳しい線引きは リライトはどこから手をつけるか、何を直すかは順位帯で決まるにあります。

表示回数とクリック数は別の列

Search Consoleの検索パフォーマンスには、表示回数とクリック数という別々の列があります。検索結果に出ること(表示回数)と、クリックして選ばれること(クリック数)は、読者の行動段階が異なる別の出来事だからです。公式ヘルプはそれぞれをこう定義しています。

サイトへのリンクが Google で閲覧された頻度です。結果タイプによっては、スクロールや展開によってリンクが見える状態になる必要があります。…

Google からサイトへのリンクがクリックされた頻度です。…

前者が表示回数、後者がクリック数の定義です。表示回数、掲載順位、クリック数とはのヘルプから引用しました(2026年9月19日取得)。

2つが別の列になっているのは、検索結果に出ることと、選ばれることが別の出来事だからです。表示回数が0のときに何が欠けているのかは、原因が3つに分かれます。切り分けの手順は サーチコンソールで表示回数が0のとき、表示されない原因を3つに切り分けるにまとめました。

「記事を増やす」が効く段階と、本数だけでは抜けられない理由

個人事業主のホームページは固定ページ数枚+ブログ数本という小規模な構成が多く、そもそもサイト全体の表示回数が不足しやすい状態にあります。だからこそ、やみくもに記事を増やすのではなく、まず既存のページに表示回数がついているかを確かめる必要があります。

記事を増やすという打ち手が効くのは、表示回数が判定に足りていない段階です。拾える入口を増やす作業だからです。すでに表示回数があるページの問題は、本数では解けません。

ただし、本数を積めばその段階を抜けられるとは限りません。このサイトは2026年8月10日から約1か月で135本を公開しましたが、2026年9月13日に直近28日間(8月14日〜9月11日)を見たところ(サイト全体の表示回数は合計367回、クリック9回)、ページ単位では最も多いページでも32回で、100回を超えるページは1本もありませんでした。本数をどれだけ増やしても、狙う語が合っていなければ表示回数は増えない極端な検証例です。135本書いても、まだ判定に使える材料が無い段階にあたります。

本数を積むこと自体は、この段階を抜ける保証になりません。この段階でやることは、狙っている語で勝てるのかの見直し、記事を増やすこと、インデックスされているかの確認の3つです。本数と数字の関係は 100記事書いてもアクセスがないのはなぜ?135本公開して分かった増える数字と増えない数字に書いています。

直す記事と作業内容を決める

Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。

掲載順位4.0〜10位で選ばれていないとき

掲載順位が4.0〜10位で、CTRがその順位の期待値の半分を下回るほどクリックが少ない場合は、検索結果に並んだときに選ばれていません。このとき読者が見ているのは記事の中身ではなく、検索結果に出ているタイトルの一行です。

ただし、選ばれない原因がタイトルとは限りません。指名検索が混ざっている場合や、検索結果の見た目そのものが影響している場合があります。直す前に確かめることは 表示回数は多いのにクリックされない?タイトルを直す前の3チェックにまとまっています。

掲載順位が11位以下のとき

表示回数があって掲載順位が11〜20.5位なら、直すのはタイトルではなく本文の見出しと中身になります。4位から10位は1段違うだけで期待CTRが大きく動きますが、このサイトが使っている期待CTRの表では11位以降がほぼ平らになるためです。ただしこの平らな値は実測そのものではなく、順位を落とすほどスコアが上がる並びを避けるために敷いた床の値です。加えて2ページ目にあるページは、利用者が2ページ目を開くまで表示回数に載らないので、掛ける母数も小さくなります。どちらの理由でも、見え方を整えて取り返せる幅は小さく、順位そのものを動かす作業が先になります。この帯の詳しい扱いは 11位以下のCTRはなぜ横ばいなのか、2ページ目のクリック率の実測値にあります。

このサイトのツールでも、掲載順位が4.0〜20.5位の範囲にあるページのうち11位以下のものは、本文の確認候補として扱い、タイトルの候補には出していません。

20.5位より下は、これらの指標では直す場所を決められません。期待CTRとの比較が効かない帯だからです。この帯でやるべきことや、2ページ目圏外からの引き上げ方は 検索順位20位以下の記事はどう直すか、2ページ目より下では判定できない理由に書きました。

行動する前に切り分ける:ありがちな対応の対比

問い合わせが来ないと焦り、手当たり次第に動いて時間を失うケースが目立ちます。動く前に、判断基準を整理します。

項目成果が出にくい対応(Before)指標で切り分けた対応(After)
問い合わせ0件への初動とにかくブログ記事を毎週増やそうとする表示回数があるか確認し、無ければ狙う語を見直す
順位がついた記事の修正本文全体を最初から書き直そうとして挫折する4.0〜10位ならタイトル(CTRが期待値の半分未満の場合。差が半分未満なら様子見)、11〜20.5位なら見出し1箇所に絞る
成果の測定直した翌日に順位を確認して一喜一憂する2〜4週間後の確認日を先に決め、それまで触らず待つ

着手前のセルフチェック

Search Consoleを開く前に、次の点だけ確認してください。無駄な手戻りを防げます。

  • 問い合わせフォームの送受信テストを済ませたか(壊れているだけのケースを先に除外する)
  • Search Consoleの集計期間を「過去12か月」に切り替えたか(既定の3か月では個人サイトの数字が足りない)
  • 直す対象を「1ページの1箇所だけ」に限定する準備ができているか

本業が忙しい個人事業主が、最初に触る1本の選び方

全ページを見直す必要はありません。判断に使えるデータがあるページは、実際にはごく一部です。

  1. Search Consoleの検索パフォーマンスを開き、期間を過去12か月にして表示回数の多い順に並べ替える。何もしなければ既定の過去3か月が選ばれていて、個人サイトでは次の絞り込みで全部落ちます
  2. 表示回数が100回以上あるページだけを見る。どれも2桁以下なら、まだ狙う語の段階です
  3. そのページの掲載順位を見る。4.0位より上ならすでに取れているので触りません。20.5位より下も、CTR比較では判断できない帯です。タイトルではなく本文の見直しに進むか、狙う語の確認に戻ります
  4. 残った4.0〜20.5位のうち、掲載順位11.0〜20.5位は本文の見出しと中身が先です。CTRの比較には入りません
  5. 残る4.0位以上11位未満のページだけ、CTRをその順位で期待される値と比べる。期待値の半分を下回っていればタイトルが候補です。期待値を上回っている場合と、期待値は下回っていてもその差が期待値の半分に満たない場合は、今回は触りません
  6. 直すのは1本の1箇所だけにする

2番目から5番目を飛ばさないでください。表示回数が最も多いページでも、順位とCTR次第では触る対象になりません。各順位の期待CTRを手作業で算出して差を比べる手順は 取りこぼしクリックの計算と、リライトの優先順位をスプレッドシートで出す手順に書きました。

1回の作業にどれだけ時間がかかるかを先に決めておく方法は ブログを更新する時間がないときどうするか、空き時間には既存1本の1箇所だけを入れるに書きました。

この記事が当てはまらない場合

公開から数か月以内で、どのページも表示回数が1桁という段階なら、ここで書いた仕分けはまだ使えません。判定に足りるデータが貯まっていないためです。

検索以外の経路、たとえば紹介や地図アプリからの来店が中心の業種でも、この手順では読まれ方を測れません。Search Consoleの検索パフォーマンス(検索結果)レポートが数えているのはGoogle検索の結果に出た分だけで、紹介・SNS・地図アプリからの訪問は入りません。

表示回数もクリックも出ているのに問い合わせが0件という場合も、この仕分けでは場所を決められません。ここで扱ったのはクリックされるまでの段階で、クリックされた後(フォーム・ページの中身・提示している条件)はこの2列に出てこないためです。先にフォームの送信テストをしてください。

よくある質問

Search Consoleを入れていません。何から始めればいいですか

まずSearch Consoleにサイトをプロパティとして追加します。公式ヘルプは「Search Console アカウントにプロパティが追加されるとすぐに、そのプロパティが確認される前でも、データ収集が開始されます。」と書いているので、所有権の確認で詰まっている間もデータは貯まっています(ウェブサイトまたはプラットフォームのプロパティを Search Console に追加する、2026年9月22日取得)。ただし、追加より前にさかのぼって収集されることはありません。また、管理画面にデータが反映されるまでのラグや、判定に必要な表示回数が蓄積されるまでには一定の期間(サイトのアクセス規模に応じて数週間程度)が必要です。

制作会社やSEO会社に頼んだほうが早いのではないですか

外注するかどうかは金額ではなく、判定に使えるデータ(Search Consoleの表示回数など)が手元にあるかで決まります。データが無い段階で依頼しても費用が現状調査に消えるため、まずは自社サイトの数字を確認してから判断することをおすすめします。判断の詳しい基準は SEOコンサルの見積もりは何を見るか、発注前に確認する3点にまとめました。

1年以上更新が止まっています。まず全記事を新しくすべきですか

全記事を同時に相手にする必要はありません。ただし料金・営業時間・連絡先のページは、検索経由の露出に関係なく先に確認してください。これらはナビゲーションや直接アクセスから読まれるので、表示回数が0でも実害が出ます。止まったサイトをどこから戻すかは 1年放置したブログの復活は何から?料金・連絡先を先に直し、残りは検索結果に出ている順に戻すにまとめました。

記事を増やすのは無駄ということですか

無駄ではありません。表示回数が判定に足りていない段階では、拾える入口を増やす意味があります。効かないのは、すでに表示回数があるページの問題です。ただし本数を積むこと自体が、判定に使える材料が貯まる保証にはなりません。狙っている語で勝てるのかの見直しと、インデックスの確認も並行して要ります。

問い合わせフォームが壊れている可能性もありますか

あります。表示回数もクリックも出ているのに問い合わせが0件のときは、フォームの送信テストを先にやってください。この記事で扱ったのは、クリックされるまでの段階です。

まとめ

  • クリックされるまでの段階なら、まずSearch Consoleの表示回数と掲載順位で段階を分け、上位帯はCTRと期待CTRの差も使う
  • 表示回数が100回に届かなければ、判定に使える材料が無い段階。直しても効果を偶然と区別できない
  • 掲載順位が4.0位より上ならすでに取れているので触らない
  • 4.0〜10位でCTRが期待値以上なら、順位相応に選ばれているので触らない
  • 4.0〜10位(11位未満)で、CTRがその順位の期待値の半分を下回っていればタイトルが候補になる。ただし原因がタイトルとは限らない
  • 4.0〜10位でも、期待値との差が半分に満たなければ今は変更せず様子を見る
  • 11〜20.5位なら本文の見出しと中身。20.5位より下はこれらの指標では決められない
  • このサイトは135本公開しても100回を超えるページが0本で、まだ狙う語の段階だった

自分のサイトで仕分ける手が止まる場合

ここからは、私が作っているツールの宣伝です。上でやった仕分けは、記事数が増えるほど各順位の期待値との突き合わせや計算が負担になります。Search Consoleの「ページ」CSVを貼ると、掲載順位と表示回数から候補を絞り、そのページで先に触るのがタイトルなのか本文なのか、それとも今は変更せず様子を見る段階なのかまで出すツールを作りました。

判定に出るのは、掲載順位4.0〜20.5位・表示回数100回以上で、かつ実際のCTRが順位ごとの期待値を下回っているページだけです。候補は改善余地スコア(表示回数 × 期待CTRとの差)の大きい順に並びます。このスコアは確認する順番を決める目安であり、クリック数の増加を保証するものではありません。候補が0本になることもあり、理由は表示回数の不足とは限りません。すでに4.0位より上を取れている場合、掲載順位が20.5位より下で期待CTRとの比較が効かない場合、CTRが期待値を上回っている場合も0本になります。画面ではどの理由で何ページ外れたかの内訳が出ます。そのうち「表示回数100回以上のページが1本も無い」だった場合は、まずSearch Consoleの期間を過去12か月(または16か月)に延ばして出し直してください。同じページの表示回数が積み上がって条件に届くことがあります。それでも届かないなら、この道具の出番はまだありません。記事を増やすべきかどうかは、ページ単位のCSVだけでは決められません。

判定と候補3記事の改善余地スコアの確認、そのうち1記事分の診断カードまでは無料です。有料は2,980円(税込)の買い切りで、無料の1件を除いた上位3記事分の診断カードが対象です。3記事分が揃うとき(候補4件以上)だけご案内します。生成の利用期限は購入から7日間で、月額課金や自動更新はありません。ログインも不要です。

Search ConsoleのZIPで無料判定する

Search ConsoleのZIPを読み込むと、候補の判定と1記事分の診断カードを無料で確認できます。登録は不要です。ZIPが無い場合は、診断カードの見本を確認できます。

この記事の内容をツールにしています

Search Console の「ページ」CSVを貼ると、改善余地のある記事を順番に出します。 判定とご自分の記事1件分の診断カードは無料です。ログイン不要。CSVファイルはアップロードせず、ブラウザ内で解析します。

リライトレーダーで無料診断する

関連する記事

この記事を書いた人

みやこし

ブログのリライトで「どの記事を直すか」を数字で決めるSEOライター向けツールを作っています。 掲載順位ごとの平均クリック率、AI Overviewによるクリック減の補正、タイトルの直し方など。

noteQiitaZenn

ブログの一覧に戻る